洋芝に強い血統は?洋芝適正と種牡馬について。

【競馬コラム】洋芝に強い血統、洋芝適正が高い種牡馬は?函館・札幌の芝レースで重要となるのが「洋芝適正」。洋芝が得意な種牡馬、苦手な種牡馬は?洋芝に強いのはハービンジャー、ロードカナロア、ルーラーシップ、ヨハネスブルグ、オルフェーヴル。苦手なのはディープインパクト、キングカメハメハ、クロフネ、ディープブリランテ。

 

夏競馬もたけなわであるが、

ちょっと今日は

「若奥様と水着」について書こうと思う。

 

 

・・・じゃなかった(むふー)、

 

「洋芝に強い種牡馬」について書きたいと思う。

 

 

知ってるようで知らない洋芝とはなんぞや?

洋芝が得意な血統は?

あの種牡馬の洋芝適正は?

 

野芝と洋芝の違い

ご存知の通り、JRAの競馬場で「洋芝」を採用しているのは「函館競馬場」「札幌競馬場」である。洋芝は「寒さに強い」という特徴があるため、気温の低い北海道で採用されてるんですな。しかし、野芝に比べ水分を含みやすく、芝丈が長くなりやすく、力が必要な馬場となりやすいため「時計が掛かる」という特徴もある。

北海道以外の競馬場で採用されている芝は「野芝」。日本で一般的に自生しているのが野芝で(いわゆる天然芝)、耐久性に優れ、軽く堅い路盤になりやすく「タイムが出やすい」のが特徴。また、寒さに弱く、冬は枯れてしまう(茶色く見える)・・・ので、冬は野芝の上に洋芝をオーバーシードすることが多いようである(主に見た目の問題である)。

芝の状態はJRAの「馬場情報」で確認出来るぞ。

 

 

では、早速、洋芝に強い種牡馬を見てみよう。

 

■洋芝における種牡馬成績(過去5年)

 

勝鞍1位はディープインパクト。しかしこれは「産駒数」「絶対能力の高さ」によるものであり、これをもって「ディープインパクトは洋芝が得意」とは言えない。実際、ディープインパクトの野芝での勝率・連対率・複勝率は15.2%・27.3%・38.0%、洋芝が12.5%・23.8%・32.5%なので・・・むしろ「ディープインパクトは洋芝が苦手」と言える。

 

では、

洋芝が得意な種牡馬はどの馬か?

 

比較するために、野芝での成績も見ておこう。

 

■野芝における種牡馬成績(過去1年)

野芝(東京・中山・京都・阪神・中京・福島・新潟・小倉)の過去1年間(2018年8月~2019年7月)の種牡馬成績である。調査範囲を1年間にしたのは、1年間でも十分膨大なデータ量になること。それから範囲を広げると比較的新しい種牡馬のデータが埋もれてしまうこと・・・を考慮した。

 

野芝のデータと比較しながら・・・

洋芝が得意な種牡馬を見つけた行こう。

 

■洋芝が得意な種牡馬2019

ハービンジャー
洋芝の勝鞍ランキングでもディープインパクトに次ぐ2位。野芝の勝率・連対率・複勝率が8.4・15.8・25.5%なのに対し、洋芝では11.1・19.1・29.4%と上昇。自身が欧州での活躍馬であり、洋芝では積極的に狙いたい種牡馬である。ただ・・・これはもう世間一般にバレちゃってんだよねえ。

ロードカナロア
最も驚異的なのがロードカナロア。まだ3世代の産駒しかいないのに野芝のランキングで2位。これも驚きなのだが、実は洋芝の鬼なのである。野芝12.7・24.7・33.0%なのに対し、洋芝は18.4・32.0・40.8。出頭頭数が100を超える馬で複勝率が40%を超えてるのはこの馬だけである。ロードカナロア産駒が総じて走るのはもう周知の事実だが、「ロードカナロアは洋芝>野芝」ってのはまだほとんど世間には知られていないと思うゾ。

ルーラーシップ
ロードカナロアに次いで洋芝の鬼なのが、同じくキンカメ系のルーラーシップ。野芝は10.1・19.3・28.4%だが、洋芝は12.4・24.1・37.2%。ロードカナロアに匹敵する複勝率であり、野芝より大きく数字が伸びているのが分かると思う。この事実もあまり知られていないからね。洋芝では積極的に狙いたい。

ヨハネスブルグ
そしてモッコリ穴党は是非憶えておいて欲しいのが「洋モノ好きのヨハネスブルグ」。その馬券率はディープインパクト以上でルーラーシップとどっこいどっこい。なにより野芝→洋芝の上昇率がハンパない。野芝だと6.0・8.7・15.3%だが、洋芝だと13.2・22.8・33.3%にジャンプアップ。ヨハネスブルグと聞くとダートを思い浮かべる方も多いと思うが、洋芝のヨハネスブルグは全く別モノを考えておいてOK。見つけたら積極的に馬券に入れておきたい。

オルフェーヴル
うっしっし。そして、これまた世間に知られてないのが「オルフェーヴルは洋芝の鬼」である。野芝だと7.7・16.7・24.4%だが、洋芝は11.6・26.7・36.0%・・・と、ハンパない勃起率。これはもう明らかに洋芝は鬼!と言っていいだろう。思い返せば、この馬自身、洋芝の凱旋門賞で連続2着だったわけで。洋芝適正が高いのは当然っちゃ当然なのかもしれん。

 

上位で「洋芝が得意」と言えるのはこの5頭。

下位に行けば他にもいるけど分母が少ないと信頼度は低いからね。

・・・暇な人はウォーリーのパンツを探す感じで探しておくんない。

 

では、逆に「洋芝が苦手」な種牡馬も調べてみよう。

 

■洋芝が苦手な種牡馬2019

ディープインパクト
上でも書いたが、ディープインパクトは洋芝の勝鞍1位である。複勝率も30%を超えているし(複勝率が30%を超えてる種牡馬は数えるほどしかない)、洋芝が大きくマイナスになるというわけではない。ただ、野芝に比べると大きく成績が落ちるのも事実。改めて書いておくと、ディープインパクトの野芝での馬券率は15.2%・27.3%・38.0%、洋芝が12.5%・23.8%・32.5%。複勝率で5%以上落ちるんだよね。

キングカメハメハ
この馬もディープインパクトと同じパターン。総合能力が高いがゆえに洋芝でも十分走るんだが、野芝に比べると若干成績が落ちる。複勝率で見ると野芝31.5%→洋芝27.3%。

ディープブリランテ
ディープインパクト産駒のディープブリランテだが・・・実はかなりの洋芝下手。野芝だと8.4・15.7・23.9%なのだが、これが洋芝になると2.5・8.6・14.9%。121頭の出走回数があって3回しか勝っていない。これはもう間違いなく洋芝が苦手なのだ。洋芝でディープブリランテ産駒を見つけたら問答無用で切ってしまっていいかもしれない。

クロフネ
圧倒的にダートでの勝鞍が多い種牡馬であるが(2018年は芝11勝、ダート64勝)、たまに芝でキレキレの馬を出すんだよね。・・・で、野芝の成績は7.2・16.3・22.2%に対し、洋芝は6.2・11.9・17.6%。うーん。パワー型産駒は多いけど、何故か洋芝は苦手・・・という結論。あるいは、クロフネは「芝のキレキレ系」か「ダート馬」のどっちか・・・ということかもしんない。

他、比較が難しいが、ゼンノロブロイブラックタイドあたりも苦手っぽいね。

 

これらの馬は・・・

洋芝ではちょっと割引して考えた方がいいのかもしんないよ。

 

しかし・・・

 

最近の若奥様はほとんどが完全防備。

 

 

水に濡れても大丈夫な服を開発したヤツを恨みたいところだが、

 

寒さに強い野芝・・・なんてのも開発されないことを祈る。

 

函館と札幌はずっと洋芝でお願いしまっす!

 

参考まで。