東スポ杯2歳S2020データ分析!大穴馬を探せ?

【東京スポーツ杯2歳S2020データ分析】東京芝1800mで行われる2歳GⅢ東スポ杯2歳S。今年はダノンザキッド、ドゥラヴェルデ、ジュンブルースカイあたりが人気だが、穴馬狙いで・・・逝ける?データ分析では、1枠が神枠?脚質は差し?馬体重・騎手・前走ローテ・上がり3F最速馬は?大穴候補はプラチナトレジャー、モリノカンナチャン。

 

うーむ。

 

やっぱり・・・2歳戦は重賞増やし過ぎたんじゃね?

 

■東スポ杯2歳S2020予想オッズ

※netkeibaより抜粋

 

出世レースとして名高い東スポ杯2歳Sだが・・・

今年は登録が10頭。

レインフロムヘヴン、ヴェローチェオロは出てくればまあまあ有力だが、

中1週となるので馬の状態次第?

 

いずれにせよ少頭数確定。

これは「馬の消耗を避ける」という昨今の風潮と同時に、

「2歳戦の重賞が多すぎる」ということもあるのではないか?

 

カレンダーを見てみると・・・

・京王杯2歳S(11/7)

・デイリー杯2歳S(11/14)

・東スポ杯2歳S(11/23)

・京都2歳S(11/28)

と11月は毎週2歳戦の重賞があるわけ。

(この間、アルテミスS・ファンタジーSと牝馬重賞もある)

 

いや、これで頭数やメンバーが揃うのなら文句はないよ。

しかしどのレースも例年少頭数になりやすく、

さらに強い馬が抜けてるケースが多く(使い分け?)、

穴党馬券オヤジとしては、

 

 

つまらんっ!

 

と言いたくもなるわけよ。

正直つまらんレースは馬券を買う気が失せる。

つまらん女が付いた時のキャバクラと同じだ。

 

(チェンジ!チェンジ!早くチェンジ!)

 

 

とは言えない自分が情けない(笑)。

 

まあ、

馬主サイドから見れば賞金を稼ぎやすいのでいいのかもしれんが・・・

競馬の根本を支えているのは馬主ではなく、

「競馬ファン」

だということを忘れて頂きたくないですな。

 

個人的な意見を言えば、

京王杯はもうオープン特別に格下げ。

デイリー杯はGⅢに格下げ。

京都2歳Sもオープン特別に格下げ。

そんで東スポ杯2歳SをGⅡにしてレベルの高い馬を集める。

という感じでいいと思うけどな。

 

あ、東スポ杯は来年GⅡになるの?

そっかそっか。いいじゃん。

しかし格上げや重賞新設ばっかりじゃなく、

重賞の格下げもお願いしたい。

 

そんで重賞減った分はダートに回せば宜しい。

2歳戦のダート重賞を一つ二つ作る。

これはもうフルゲート確定の大混戦間違いなしだよね。

馬券的には絶対コッチの方が面白い!

(早熟ダート種牡馬の価値も上がる)

 

さて、今年の東スポ杯はつまらんキャバクラか?

データ見てみよう。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、人気別成績

ぐえっ・・・1番人気強っ!2~4番人気も馬券率が高く・・・連対馬の8割以上が1~4番人気。望みがあるとすれば3着ヒモ荒れくらいか・・・基本的に本命党向けのレースであり、穴党が手を出すべきレースではありませんな。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、馬体重別成績

2歳戦だが440kgは最低でも必要。馬体の増減は「馬体増」が優勢。ココは成長を促しつつ余裕目で出走してくるような素質馬が優勢だね。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、枠番別成績

わお・・・神枠がありますな。1枠。ま、そもそも東京1800は内枠有利だけどね。ただ。気になるのは今年の馬場。例年より内が痛んでるからなー。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、騎手成績

今年はコロナの影響でムーアもスミヨンもクリスチャンもいないわけだが・・・そうなると結構バラバラ。ルメールの成績が悪いのはタマタマかな。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、種牡馬成績

ディープインパクト強し!ただ、分母もデカいので回収率はイマイチ。面白いのは・・・結構「意外」な種牡馬が馬券になってるところ。バトルプランとかダノンシャンティとかね。2~3着にも結構意外な種牡馬が入っている。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、間隔別成績

重視するべきは間隔が詰まってる馬より、余裕あるローテの馬。1~2ヵ月間隔のローテが理想。休み明けでも全然OK。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、前走成績

注目前走は・・・新馬戦(8頭)、未勝利戦(7頭)、オープン特別(9頭)、GⅢ戦(4頭)。オープン実績が必要なレースではなく、素質があれば新馬・未勝利戦からの臨戦で全然OK。新馬・未勝利は当然1着条件。オープン以上だと2着以内条件。それ以外は全て斬りのデータ。人気の盲点になりやすいのは「未勝利戦」だ。

【激熱ローテ馬】
・ジュンブルースカイ(萩S2着)
・タイトルホルダー(新馬戦1着)
・ダノンザキッド(新馬戦1着)
・ドゥラヴェルデ(新馬戦1着)
・プラチナトレジャー(未勝利1着)

今年はオープン以上の組がひ弱な上に、新馬組も話題になるような超良血馬は不在。劇的に面白そうなのは・・・未勝利組のプラチナトレジャー。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、脚質別成績

差し・追い込み勢が強い。そして上がり1位馬が猛烈に強い。なぜこうなるかと言えば・・・「スローの瞬発力勝負」になることが多いから。上がり6位以下はもう壊滅。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、位置取り・上がり3F

馬券パターンは・・・「差し→差し(追い込み)」。これがほとんど。まれに「先行→先行」の前残り。しかし2013年くらいまでは15~16頭集まってて荒れる時は荒れてたんだよねー。16頭集まった2018年も荒れたし。やはり小頭数になると・・・ゴチャつくこともないし、ペースも落ち着いちゃうしで強い馬がそのまま勝っちゃう可能性高くなるよね。

穴馬の脚質も差し。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、上がり最速候補

上がり最速候補は・・・

・ドゥラヴェルデ
・ジュンブルースカイ
・ダノンザキッド
・プラチナトレジャー
・モリノカレンチャン
・ヴェローチェオロ

ドゥラヴェルデの末脚強烈に見えるが、PCI65.4なんで超スロー・・・しかも新潟でのものなんでちょっと信頼度は低いですな。面白いのはアルテミスSで上がり2位をマークしているモリノカンナチャン。それから不良馬場の東京でとんでもない脚を使った差し切ったプラチナトレジャー。

 

■東スポ杯2歳S2020データ分析、厩舎・生産者・血統

若干関東馬が優勢。東西問わず有名厩舎強し。社台系強いが意外と頭では来ない。血統的にはディープインパクトを筆頭にサンデーサイレンス系瞬発力型が強い。あ・・・今年はディープインパクト産駒いないじゃん!珍しいねー。母系はノーザンダンサー系かミスタープロスペクター系。

 

■東スポ杯2歳S2020データ結論。

・新馬、未勝利
・サンデーサイレンス系瞬発力型
・差し、追い込み

 

netkeibaの予想で1番人気に押されているダノンザキッドはノーザンF生産のジャスタウェイ産駒。ミッキーブリランテの下。1億円の高馬。6月の阪神新馬戦を快勝して以来5ヵ月振り。新馬戦は好タイム・好内容での楽勝だったため、ココでも人気になりそうなんだが・・・やはり休み明けの分は気になるし、新馬戦では直線に向いたところで大きく内に斜行する若さも見せた(接触はしてないがその煽りでラチに激突した馬もいた。個人的にこれは降着扱いの急斜行だと思う)。素質はかなり高そうだけどねー。

ドゥラヴェルデは下河辺牧場生産のドゥラメンテ産駒。新馬戦は結構大きく遅れたが、すぐにダッシュが付いて馬群に取り付き、直線は余裕タップリの手応えで内から中へ進路を切り替え、最後はズバっと抜け出した。能力も高いし、競馬センスもいい。ただ、上でも書いたが超スローだったし、レースレベルも決して高くなかったからね。ルメール騎乗で相当人気になりそうだし・・・買っても押さえまで。

ジュンブルースカイはノーザンF生産のドゥラメンテ産駒。甥にマカヒキがいる良血。前走の萩Sではインで脚を溜め4コーナーで差を詰めて行く競馬。直線は勝ち馬のシュヴァリエローズに食らい付いて行ったが・・・最後まで抜けなかった。とはいえ、好内容だったと思う。ただ・・・このレースのタイムが1:48.2。同日行われた2Rの未勝利戦が1:47.5。レースレベル的にどうだったのか?という疑問は残るねえ。

 

大穴カンナ候補を挙げておこう。

まず、未勝利勝ち組のプラチナトレジャー。日高・服部牧場生産のキングカメハメハ産駒。晩年のキングカメハメハは諸事情により種付け制限を行っており、2014年生まれ以降産駒数は激減している。2018年生まれの中央出走馬は現在わずか31頭であり、この馬はその中の1頭。世代交代が進んだこともありキングカメハメハ産駒の人気が最近急落しているのであるが・・・ここは狙い目ですな。前走の未勝利戦は不良馬場の東京1800。直線坂下まで後方のイン。誰がどう見ても届く位置ではなかったのだが、坂を登ってからエンジン点火。馬群を縫って鋭く伸び・・・勝ち寸前だったグアドループを捕えて1着。使った上がりが35.2。この日はドロドロの不良馬場だったわけだが、35.2はこの日の芝レース全てで最速であった。単なる道悪の鬼かもしれんが、そうじゃないかもしれん。人気薄になることを祈る。

それから、大穴にモリノカンナシャン。登別・青藍牧場生産のハービンジャー産駒。勝ち上がるのに3戦を要した上にアルテミスSで8着。底が割れた感があり、ここは全く人気ないだろうね。しかしその前走・・・実は結構な出遅れをかましており、さらにダッシュが付かず最後方からになったんだよね。しかしペースは上がらず団子・・・仕方なく大外を回し、上がり2位の33.5を繰り出すも届かずの8着。しかし2着のククナとは0.3秒差であり、このククナとの差はコース取りの差だったと思う。というわけで、潜在能力はククナと遜色ないと見る。なにより東京向きの脚質・瞬発力が魅力だ。

あとは出走馬が確定してからじゃないと何とも言えんが・・・百日草特別組が出てきたら検討せんといかんだろうね。

 

なんか今年のメンバーは昨年と違って薄そうだし、

顔は普通だけどすごくアゲアゲな子がいる感じで、

結構楽しめるキャバクラになりそうだ。

 

ケツ論は週末。

 

 

【浅次郎のひとりごと】

→有馬記念ファン投票2020

ええと。投票は11月19日からですな。毎年思うんだが、ファン投票は「1頭」でいいんじゃないの?有馬記念に出走出来るような馬を「10頭」選ぶとみんな似たり寄ったりになるよねー。つか、今年は人気投票の1~3位が出走しない確率大だし。

 

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