連闘馬の成績データ!連闘馬の買い条件は?

【競馬コラム】連闘馬の成績ってどうなの?過去5年(2014年~2019年)のデータを元に解析!連闘馬の勝率・連対率・複勝率は?人気別の成績は?前走の着順は?昇級連闘は買い?馬体重は関係ある?連闘に強い騎手・調教師・種牡馬は?連闘に合った脚質は?連闘で買いの条件とは?昇級連闘、安田厩舎!逃げ・先行を狙え!

 

「連闘馬の実際の成績ってどうなの?」

「連闘って割引だよね?」

「でも、勝負掛かりの連闘もあるよね?」

 

おそらく・・・みんなこんな感じの適当なイメージで

「連闘馬」の取り扱いをしていると思う。

何を隠そう私もそうだ(笑)。

 

以下は「具体的な数字」を持って連闘馬を分析したのものである。

壇蜜先生の写真集のように、

 

 

これで連闘馬が丸裸に・・・なるわけではないが、

ちょいとした参考にはなると思う。

 

※このデータは2014~2019年の5年間のものであるが、私がネットで調べた限りここまで詳しい連闘馬のデータはない。先々も使えるデータだと思うので参考にして頂ければ幸いである。

 

早速行くぜー!

 

■連闘馬の全体成績

この通り、連闘馬の全体成績は非常に悪い。勝率4.9%、連対率10.1%、複勝率16.0%。そして単勝回収率は50%、複勝回収率は60%しかない。つまり、連闘馬を買っても全然儲からないということであり、

基本的に連闘は大幅割引!

でオッケーだ。ただし、これは均等に連闘馬を買った場合の話であり、データを紐解くと色んなことが分かってくるぞ。

 

■連闘馬の人気別成績

連闘馬を人気別に見てみよう。驚くべきなのが1番人気の成績である。これは通常の1番人気の成績より良い数字で、複勝率は68.6%に達する(通常は64.5%)。回収率に至っては90%に達しており・・・回収率的にも優秀であることが分かる(普通人気馬の回収率は80%前後である)。2~3番人気の複勝率・回収率も総じて高め。つまり、基本的に、連闘でも人気になるような馬は「勝負の連闘」と考えてOK。

逆に、8番人気以下の人気薄になると極端に馬券率・回収率が落ちる。この辺は当たって砕けろ的な連闘馬が多いのかもしれない。なんとなく・・・「人気の連闘馬は買いたくない」と思ってしまう浅次郎だが(笑)、データ的には逆である。

連闘でも人気になる馬は買い。

ただし、当然単勝回収率100%を超えるわけではない。あくまで通常よりも馬券になりやすい・・・といったレベルである。

 

■連闘馬の前走着順

連闘馬の前走着順を見てみよう。前走1着馬ってのは昇級しちゃうんで馬券率が落ちるのはしょうがないとしても・・・回収率は高め。単勝回収適正値が113%。そして平均オッズが45.3倍とかなり高い。つまり、一番の狙い目は、

昇級連闘!

なのである。それから前走2着連闘の馬券率が48.9%と高いのも知っておこう。前走3着馬や4着馬と大きく差があるからね。前走6着以下の場合・・・かなり期待薄。回収率も低い。

 

■連闘馬の馬体重成績

当然・・・連闘馬は「馬体を減らす」方が多いんだが、成績が良いのは「馬体増」の方。これは「連闘でも疲れなく元気」という馬が多くなるからかもしれない。まあ若干の話ではあるが、連闘馬の馬体重に注目するのもアリ。

 

■連闘馬の騎手成績

これはあんまり意味ないデータかもしれんが参考までに。しかしこれを見ると・・・ルメール、ミルコ、モレイラが乗ると「勝負の連闘」と言っていいのかもしんないね。

 

■連闘馬の調教師成績

逆にコッチは重要なデータ。安田厩舎は少ない出走馬で高い勝率。つまり「勝負連闘」を仕掛ける調教師であると言える。逆に、矢作厩舎はガンガン連闘をするタイプの調教師で馬券率は高くない。ほかに勝負連闘を仕掛けるタイプの調教師は、斎藤誠・藤原英・梅田・須貝・池添兼といったところか。厩舎によって方針が全然違うので注意したい。

つまり・・・連闘馬はまず「厩舎の確認」が大事である。ガンガン連闘させてくる厩舎(矢作厩舎、西村厩舎、山内厩舎、伊藤厩舎、牧厩舎など)だと問答無用で斬ってしまってもいいのかもしれない。ちなみに、連闘で安田記念を勝ったモズアスコットは矢作厩舎である。もちろんこういった例外もあるので鵜呑みにしないように。

※分母が少ない場合の回収率は、一発大穴がくれば跳ね上がるのであまり気にしなくていいと思う。

 

■連闘馬の種牡馬別成績

このデータもあまり参考にならんかもしれんが・・・もしかしたら種牡馬的な傾向があるかもしれん・・・と思って調べてみたぞ。ま、予想通り明確な傾向が出ているわけではないのだが、驚くべきはロードカナロアである。これを書いてる時点でまだ3世代しか居ないわけだが、それでもこの成績。

ロードカナロアの連闘要注意である。

 

■連闘馬の脚質別成績

これはコースによって大きく変わるだろうから乱暴な話ではあるが・・・連闘馬でも「逃げ・先行」だと回収率が100%オーバーなんですな。つまり、

連闘馬は逃げ・先行馬だけを狙え!

 

■連闘馬の生産者別成績

連闘が得意な生産牧場とかあるのかな?と思ったが、明確な傾向はなさそうですな。社台Fはあんまり得意じゃなさそうだけど。

 

■連闘馬の成績まとめ

・基本的に連闘は大幅割引!
・連闘でも人気になる馬は買い!
・昇級連闘は激熱!

・前走6着以下の連闘は大割引!
・馬体重は増えてる方がいい!
・デムルメが乗った連闘馬には注意!
・厩舎によって連闘馬の成績は大きく変わる!
・ロードカナロア注意!
・連闘は逃げ、先行馬を狙え!

 

これだけ知っておけば連闘馬に対する扱いもかなり楽になるだろうと思う。

あなたのティンコの役に立てて貰えれば嬉しい。

 

ちなみに、

 

私は連闘不可能である。

若い頃は2連闘でも3連闘でもいけたのだが。

 

ちゃんちゃん。