芝の重馬場・道悪が得意な騎手のデータ考察

【芝の重馬場が得意な騎手の考察】良馬場で行われることが多い競馬だが、重馬場・不良馬場が得意な騎手って?苦手は騎手は?これを憶えておくと重馬場の時に穴馬券が取れる?芝の道悪が鬼なのは武豊・横典・岩田。穴騎手は太宰・柴田大。苦手なのは福永・ルメール・ミルコ・川田・北村友。特に苦手なのが戸崎・田辺!

 

グズついた天気が続いているが、

今日はちょっと「道悪と騎手」について考察しようと思う。

 

血統面から「道悪が得意・下手」ってのは分かるわな。

これは「持って生まれた適正」の問題であり、

「芝が得意か?ダートが得意か?」というのと同じ話である。

 

しかし乗ってる騎手はどうだろうか?

やはり「得意・不得意」があるのだろうか?

 

今日は芝のデータを見てみよう。

(過去10年のデータ)

 

■芝の重馬場・不良馬場における騎手成績2019

1位は武豊!このデータは過去10年のものであり、全盛期の武豊じゃないことを考えると(ココ10年はリーディング5位~20位の間である)かなり驚異的な数字であることが分かる。勝率の18.0%はデムルメを除けばダントツ。連対率29.9%、複勝率39.1%も文句なしの数字。回収率もまあまあ。ちなみに、良馬場の武豊の勝率・連対率・複勝率は11.9%・23.7%・34.4%である。各数字とも大幅に上昇しており、確信を持って言うことが出来る。

武豊はディープキスが好き。

武豊の道悪は2割増しと思っておいてOK。

 

 

で、2位の福永もまあまあの数字だよね!・・・と思ってしまうわけだが、これは、2人しかいない事務員のどっちかを好きになってしまう新入社員と同じ罠。福永の良馬場の数字は16.7%・32.1%・43.1%。道悪だと良馬場より大きく数字が落ちるのである。ちなみに、良馬場の単勝回収率は90%。つまり道悪の福永はむしろ割引なのだ。

同じことがデムルメにも言える。ルメールの良馬場の数字は、25.0%・42.6%・54.9%。ミルコは、23.3%・39.7%・50.4%。いずれも大きく数字を落としており、道悪はあんまり得意じゃないことが分かる・・・といっても、あくまで「良馬場と比べて信頼性が落ちる」という話で。他騎手との相対的な成績で言えばこの両名が抜けているんだけどね。

 

じゃあ、

 

武豊の他に「芝の道悪が得意な騎手」はいるのか?

和田・岩田・横山典・蛯名・太宰・柴田大。ベテラン勢が多いですな。特に横典は道悪の芝だと豹変するんで注意が必要。岩田・蛯名にも注意。そして・・・是非、モッコリ穴党に憶えておいて欲しいのが、

「雨酔拳の太宰」

この男、良馬場だと、3.4%・7.3%・11.3%とショボショボなのに、道悪になると7.1%・11.8%・19.4%と豹変するのである。普段大人しくて全然目立たないのに、酒が入ると豹変するみたいな?雨が降れば降るほど強くなる・・・道悪の太宰は3割増し・・・いや、5割増しで考えていいかもしれん。あと柴田大も要注意。時々大穴を開けるゾ!

 

 

逆に、「芝の道悪が苦手な騎手」は?

福永、デムルメを筆頭に・・・川田・田辺・戸崎・北村友・松山。現在のリーディング上位を占める騎手が並んでますな。ということは・・・彼ら自身が「道悪苦手」というより「道悪だと不確定要素が増す」ということなのかもしれん。あるいは人気ジョッキーは「切れる瞬発力タイプの馬」に乗る機会が多いから、道悪だと沈みやすい・・・ということかもしれん。

 

だけんどもしかし。

 

そんな言い訳が通用しないのが田辺戸崎!どっちも酷いんだが、特に戸崎!この男の良馬場の数字は15.7%・30.6%・41.4%。非常に素晴らしいのであるが、道悪になると各数字が10%近く落ち込むのである。しかし、そんなことは知らない競馬ファンはやっぱり戸崎から買うわけで。回収率も酷いことになってますな。というわけで、

 

「道悪の戸崎は土下座」

 

 

と憶えておくと、道悪の時に人気になってたらサクッと切ることが出来るかもしれんね。あと、芝の道悪は田辺もドゲセンなんで要注意だ。

 

一応、良馬場の騎手成績をアップしておこう。

 

■芝の良馬場における騎手成績2019

※良馬場のデータは膨大なので過去5年間のものとした。

 

■芝の重馬場・道悪馬場の騎手データまとめ

・武豊はディープキス。
・太宰は雨酔拳の使い手。
・戸崎は土下座。

沢山あると憶えられんから、この3つでいいんじゃないかな(笑)。

 

以上、何かの参考になったら嬉しい。