重馬場・道悪が得意な種牡馬のデータ考察

【重馬場が得意な種牡馬データ考察2019】重馬場が得意な種牡馬って?良馬場と道悪馬場との比較から得意な種牡馬を割り出す。勝率・連対率・複勝率・回収率は?実際のデータはイメージと違う?ディープインパクト・ロードカナロアは?ステイゴードル・ハービンジャーは?最も得意なのはダイワメジャー?母父で得意な種牡馬は?

 

今日は芝レースにおける

「種牡馬×道悪」の考察をしようと思う。

 

結構レアなパンテラデータなんで

秘密のフォルダに保存しておくといいかもしんない。

 

目を凝らして・・・凝らして・・・見えん!(←バカ)

 

さて、今回の「道悪」の定義は、

JRAが発表する「重」「不良」馬場とする。

 

良馬場や稍重でも重い馬場になることがあるのは百も承知である。

ただ、データ上それらを集めることは難しいからね。

 

また、「稍重」を道悪に分類する考察法もあるだろうけど、

「稍重」は良馬場と大して変わらんケースが多いので省かせて頂く。

(最近の馬場は水ハケが良いんだよ)

 

早速行ってみよう!

 

■道悪得意な種牡馬データ(過去10年)

1位はディープインパクト。勝率・連対率・複勝率ともに抜群の数字。「切れる瞬発力型」のイメージが強いディープインパクトだが、重馬場・不良馬場でもこんなに強いんですな。ただ、この数字は「ディープインパクト×パワー系大型輸入牝馬」が大きく寄与しているんじゃないかと思っている(初期は明らかに苦手だったもんなあ)。最近のディープインパクトの活躍馬ってこのパターンが多いからね。

それから・・・この数字をもって「ディープインパクトは道悪が得意!」と結論付けているサイトが結構あるんだが、それは他馬との相対的な話で、個体的に道悪が得意かどうかは「良馬場」と比較しないと分からないよね。というわけで、良馬場の数字も出してみたぞ。

 

■良馬場の種牡馬データ(過去10年)

ディープインパクトの良馬場の勝率・連対率・複勝率は13.8%・25.8%・36.1%。道悪のそれは12.9%・24.4%・32.8%。大きく落ちているわけではないが、良馬場の方が成績が良いのは間違いない。回収率も79%→68%と大きく落ちており・・・ディープインパクトは良馬場の方が買いやすいのである。ま、とはいえ道悪で割引する必要はないけどな(もちろん個体によるぞ)。

というわけで、結論その1。

ディープインパクトはズルイ男。

 

2位のキングカメハメもディープインパクトと似たような傾向で道悪の方が若干成績が悪くなるんだよね。もちろん全体的に見れば道悪が苦手ってわけじゃないんだけど・・・どっちかと言うと良馬場の方がいい種牡馬だと言える。

そして注目が「道悪得意」の代名詞とも言えるステイゴールド。データで見ると・・・良馬場より道悪の方が若干良くなるものの・・大したことないのである。道悪の鬼だったオルフェーヴルやゴールドシップのイメージが強烈過ぎるのかもしれんね。特に、ステイゴールド産の牝馬やマイラーは良馬場で切れる馬が多く、あまり「道悪は鬼」のイメージを持たない方がいいかもしれん。これは晩年のステイゴールドに良血牝馬が集まったことも関係しているかもしれん。ステイゴールドって最初は一流とはとても言えない肌馬ばかりと交配していたからね。

結論その2。

ステイゴールドの道悪は小鬼。

 

そして・・・今日ココに来た人みんなにお土産だ!これだけ憶えて帰って欲しい!そう!4位のダイワメジャーこそ道悪の鬼なのである。ダイワメジャーの良馬場の勝率・連対率・複勝率は8.9%・18.5%・27.5%。これが道悪になると・・・11.4%・21.6%・30.5%まで上昇するのである。そして単勝回収率は66%→170%!これはもう明らかに「道悪が得意」なのであり、重馬場・不良馬場の芝でダイワメジャー産駒を見つけたら取り敢えず馬券に入れておけ!レベルなのである。

結論その3。

ダイワメジャーこそ道悪の鬼!

 

以下、ハーツクライマンハッタンカフェジャングルポケットあたりはあまり変化なく特記事項なし。面白いのは道悪が得意そうなイメージの・・・シンボリクリスエスネオユニヴァースゼンノロブロイハービンジャー。いずれも道悪では若干数字が落ちており・・・イメージと違って道悪は別に得意じゃないのである。

特にハービンジャーは欧州馬だけに「道悪が得意」と言ってる専門家も多く、そういうイメージを持ってる方も多いと思うが・・・実はそうでもないのである。「彼女とならやっていける!」と感じるのは大概思い込みであることが多いわけが(笑)、それと同じで「ハービンジャーの道悪得意説」も思い込みなのである。もちろん複勝率24.7%が示す通り、道悪が苦手ってわけじゃないぞ。良馬場の方が得意って話。

結論その4。

ハービンジャー道悪得意説は思い込み。

 

下位で道悪得意な・・・道悪ケツ種牡馬を挙げておこう。

まずもってメイショウサムソン。道悪時の数字はダイワメジャーやディープインパクトに匹敵。複勝率が30%を超えてるのはこの3頭のみである。回収率も半端なく高く、「道悪時のメイショウサムソン産駒はディープ産駒並みのウタマロ」と憶えておくといいだろう。

結論その5。

道悪時のメイショウサムソンはウタマロ!

 

それからダートっぽいイメージが強いヨハネスブルグ。上位で勝率が10%を超えてるのは上記3頭とこの馬だけ。芝の道悪では頭で狙いたい種牡馬である。以下、コンデュイットオレハマッテルゼディープスカイあたりも道悪ケツ種牡馬なんで要注意である。

 

「浅次郎さん、ロードカナロアの道悪適正はどうなの?」

 

うむ。これは私も知りたい。道悪35位以下の成績を見てみよう。

 

 

ロードカナロアは・・・現時点で49位。道悪時の馬券率は10.0%・26.0%・30.0%。まだサンプルが少ないので何とも言えんが・・・めちゃくちゃ高い数字。しかし・・・この数字でも良馬場より劣るんだよね。まあ、ディープインパクトと同じように総合能力が高いってことだろうけど・・・現時点では良馬場の方が買い。大きく割り引く必要はないと思う。他馬が気にするようならむしろプラス。

結論その6。

ロードカナロアはズルイ男2。

 

おまけのデータを載せておこう。

 

■道悪の母父データ(過去10年)

これは興味津々なデータだねー。サンデーサイレンスは置いておいて(笑)、道悪得意な母父として有名なのは、フレンチデピュティ(クロフネ)StormCatダンシングブレーヴといったノーザンダンサー系なんだけど・・・

トニービンの成績めちゃくちゃええやんか!サンデーサイレンスより馬券率が高く、しかも該当馬が多いので再現性も高い!知らんかったなあ。それからエルコンドルパサーも半端なくいい!この2頭は母父としての道悪適正かなり高いゾ!

ほか、昨今注目されているDanehill!これも間違いなく道悪適正高し!あと意外なところでマイネルラブ。複勝率35.5%はダントツと言っていい数字である。道悪競馬の時に母父マイネルラブを見つけたら・・・こっそりパンツの上から握りしめるべし(なにを)。

 

というわけで、

 

道悪が得意な種牡馬の考察をしてみたが、

いかがだっただろうか?

 

まあ、道悪適正なんてのは個体差が大きいわけで、

種牡馬による考察は「得意かも?」というレベルの話でしかない。

 

最も大事なのは、

その馬自身の「道悪実績」であり、

好きになった女性の男性遍歴を気にするが如く、

その馬の道悪実績は徹底して調べなければならない。

 

それでも判別つかない場合には・・・

 

思い切って、

「前の彼氏はどんな人だった?」

と聞いてみよう。

 

・・・じゃなかった(笑)、

 

血統による重馬場の巧拙を考慮したらいいと思う。

 

「道悪のダイワメジャーは黙って買い!」

「メイショウサムソンは重馬場ウタマロ!」

「母父マイネルラブの道悪は激熱ヌレヌレ!」

 

なんてことを憶えておくと、

 

大穴馬券が取れる!

 

・・・とは限らんが(笑)、

 

予想の幅は広くなると思う。

 

参考まで。