重馬場・道悪が得意な種牡馬のデータ考察

【重馬場が得意な種牡馬データ考察2021】※2021年6月更新。重馬場が得意な種牡馬って?良馬場と道悪馬場との比較から得意な種牡馬を割り出す。勝率・連対率・複勝率・回収率は?ディープインパクトは?ロードカナロアは道悪苦手?ハービンジャーは?最も得意なのはキズナ?オルフェーヴル?ドリームジャーニー?母父で得意な種牡馬は?

 

今日は芝レースにおける

「種牡馬×道悪」の考察をしようと思う。

(2021年6月更新)

 

結構レアなパンテラデータなんで

秘密のフォルダに保存しておくといいかもしんない。

 

目を凝らして・・・凝らして・・・見えん!(←バカ)

 

さて、今回の「道悪」の定義は、

JRAが発表する「重」「不良」馬場とする。

 

良馬場や稍重でも重い馬場になることがあるのは百も承知である。

ただ、データ上それらを集めることは難しいからね。

 

また、「稍重」を道悪に分類する考察法もあるだろうけど、

「稍重」は良馬場と大して変わらんケースが多いので省かせて頂く。

(最近の馬場は水ハケが良いんだよ)

 

早速行ってみよう!

※データ量が多いので過去5年

 

■道悪の芝・種牡馬ランキング(過去5年)

1位はディープインパクト。勝率・連対率・複勝率ともに抜群の数字。「切れる瞬発力型」のイメージが強いディープインパクトだが、重馬場・不良馬場でもこんなに強いんですな。ただ、この数字は「ディープインパクト×パワー系大型輸入牝馬」の増加が大きく寄与しているんじゃないかと思う(初期は明らかに苦手だったからね)。

それから・・・この数字をもって「ディープインパクトは道悪が得意!」と結論付けているサイトが結構あるんだが、それは他馬との相対的な話で、個体的に道悪が得意かどうかは「良馬場」と比較しないと分からないよね。というわけで、良馬場の数字も出してみたぞ。

 

■芝の良馬場・種牡馬ランキング(過去5年)

ディープインパクトの良馬場の勝率・連対率・複勝率は13.6%・25.4%・35.8%。道悪のそれは13.4%・22.6%・31.8%。大きく落ちているわけではないが、良馬場の方が成績が良いのは間違いない。しかし回収率は75%→146%と道悪の方が回収率が上がっているから・・・むしろ人気が落ちる道悪の方が買いだったりする。これは巷の競馬解説者が「ディープインパクトの道悪は割引」という発言を繰り返しているからかもしれない。

というわけで、結論その1。

ディープインパクトはズルイ男。

道悪でも買い。

 

2位のハーツクライは良馬場と重馬場の成績はあまり変わらない。良馬場も走るし、道悪もこなすタイプが多いわけだが、特記事項はない。

 

3位はダイワメジャー。道悪得意なパワー系SSであるが、ここ1年で結構傾向が変わってるのか・・・そこまで差異がなくなってるんだよね。良馬場の勝率・連対率・複勝率は8.3%・18.1%・27.4%。これが道悪になると・・・10.4%・17.7%・27.1%。勝率こそ高いものの複勝率は逆に落ちている。これは肌馬の質の変化があるのかもしれんね。もちろん回収率は148%と高いし、この馬が道悪を得意としてるのは明らか。上位で勝率が10%を越えてる種牡馬は4頭だけだしね。

結論その2。

道悪のダイワメジャーは狙い目!

 

4位のロードカナロアだが・・・実はこの馬、道悪だと成績が落ちるのである。良馬場の勝率・連対率・複勝率は11.8%、21.5%、30.3%なんだが、これが道悪になると9.6%、20.3%、26.3%。これはあまり知られてないデータだと思う。まあ、これでも優秀な数字であるが、道悪はちょっと割り引いた方がいいかもしれない。

 

5位のルーラーシップは道悪は鬼かと思ってたがそうでもないんだな・・・つか良馬場の方が成績ええやんけ。6位のキングカメハメハは良・重あんまり変わらないね。

 

それから、面白いのがハービンジャー。欧州馬だけに「道悪が得意」と言ってる専門家も多く、そういうイメージを持ってる方も多いと思うが・・・実はそうでもないのである。良馬場と比較すると・・・勝率・連対率・複勝率全て落ちており、むしろ良馬場の方が得意なのだ。

「彼女となら結婚してもやっていける!」と感じるのは大概思い込みであることが多いわけが、それと同じで「ハービンジャーの道悪得意説」も思い込みなのである。もちろん中には道悪が得意な馬もいるわけだが、全体的にはハービンジャーの道悪は割引なのだ。

結論その3。

ハービンジャー道悪得意説は思い込み。

 

ほか、上位種牡馬で、道悪で割り引きたいのはエピファネイア(複勝率30.3%→23.6%)、ヴィクトワールピサ(24.6%→21.0%)、マンハッタンカフェ(同25.1%→17.4%)。ジャスタウェイ(同24.7%→21.6%)。エピファネイアとジャスタウェイは自身が道悪得意だっただけに産駒も得意だと思い込みがちだが・・・実際は逆だ。特にエピファネイアは良馬場の成績が抜群にいい。

 

で、ココからが本番。

 

 

大事なのは「みんなが知らない情報」であり、

それが一番お金になるのである。

 

以前はメイショウサムソンを道悪の鬼・筆頭に挙げていたのだが・・・残念ながら現役の産駒はかなり減っており、データ的にも分母が少なくなっちゃったんだよね。

 

というわけで、

今回新しく判明した新データを加えて行くぞ!

 

ズバリ、道悪の鬼種牡馬はこれらの馬だ!

まずもってキズナ。道悪時の勝率・連対率・複勝率は14.2%・21.3%・30.5%。父ディープインパクトに匹敵する数字であり、回収率も163%と半端なく高く、再現性も高い上に、あまり知られていないのだ。ちなみにキズナの良馬場の勝率・連対率・複勝率は11.1%・20.3%・29.1%。良馬場での成績もかなり良いのだが、道悪になると割増して考えていい。

結論その4。

キズナは道悪の鬼の壱!

 

それから・・・昨年調べた時は20位だったオルフェーヴル!一気に勝ち星を増やし8位にランクイン。ただ、連対率・複勝率は高いのだが勝率は普通。2~3着に来ることが多いので、道悪の時はヒモで入れておきたい種牡馬だね。良馬場と比べると複勝率24.5%→29.6%と跳ね上がるぞ。

結論その5。

オルフェーヴルは道悪の鬼の弐!

 

そして・・・

ドリームジャーニー!全弟であるオルフェーヴルや極めて血統構成が似ているゴールドシップの影響で産駒数が激減しているわけだが、道悪は鬼。なんせ勝率・連対率・複勝率全てにおいてダントツトップ。ディープインパクトの複勝率は31.8%なんだが、この馬の複勝率は38.5%だからね。おそらくこの事実はほとんどの競馬ファンが知らない。というわけで、

結論その6。

ドリームジャーニーは2代目ウタマロ!

道悪の時はとりあえずドリームジャーニー産駒を探したい。

 

おまけのデータを載せておこう。

 

31位以下の芝の道悪・種牡馬ランキング

下位で面白そうなのはコンデュイット、リオンディーズ、Frankel、ディープスカイ。サンプルは少ないが・・・リオンディーズはもしかしたら道悪の鬼かもしれんね。

 

も一つおまけの母父データ。

 

■道悪の母父データ(過去5年)

これは興味津々なデータだねー。道悪得意な母父として有名なのは、フレンチデピュティ(クロフネ)StormCatサドラーズウェルズ系といったノーザンダンサー系なんだけど・・・

最も多く馬券になっとるのはアグネスタキオンだったのである。馬券率も高いし、回収率も高いので・・・道悪になったら母父タキオンを探すのも一つ。他、上位はだいたい想像通りだが・・・

マンハッタンカフェ、マイネルラヴ、ロージズインメイ、Gallileo、Mr.Gleeleyあたりにも注意したいね。マイネルラヴ、ロージズインメイも面白いけど・・・特にGallileoはやばいね。ドリームジャーニー×Gallileo牝馬とかだともう99%道悪の鬼だろうw

 

というわけで、

 

道悪が得意な種牡馬の考察をしてみたが、

いかがだっただろうか?

 

まあ、道悪適正なんてのは所詮

個体差が大きいわけで、

種牡馬による考察は

「得意かも?」というレベルの話でしかない。

 

最も大事なのは、

その馬自身「道悪実績」であり、

好きになった女性の男性遍歴を気にするが如く、

その馬の道悪実績は徹底して調べなければならない。

 

それでも判別つかない場合には・・・

 

思い切って、

「前の彼氏はどんな人だった?」

と聞いてみよう。

 

・・・じゃなかった(笑)、

 

血統による重馬場の巧拙を考慮したらいいと思う。

 

「道悪のキズナは黙って買い!」

「ドリームジャーニーは重馬場ウタマロ!」

「母父Galilleoの道悪は激熱ヌレヌレ!」

 

なんてことを憶えておくと、

 

大穴馬券が取れる!

 

・・・とは限らんが(笑)、

 

予想の幅は広くなると思う。

 

参考まで。