ホープフルS2023レース回顧！牝馬のレガレイラ勝利！

【ホープフルS2023レース回顧】中山芝2000ｍで行われた2歳GⅠホープフルS！勝ったのは紅一点の牝馬レガレイラ！ホープフルS史上初の快挙となった！2着には超良血シンエンペラー！3着には超大穴のサンライズジパングが入り、三連系は荒れる結果となった！さて、どん詰まりとなったミスタージーティーは来年のダービー馬？

 

紅一点のレガレイラ、

牡馬を蹴散らしホープフルS制す！

 

 

いやー、レガレイア強かったね。

調教見た時点でヤバい馬だと思ったわけだがしかし、

ココまで強いとは！

まあ、それはいいとして、

馬券的には非常に残念な結果となった。

渾身の予想だったんだけどねー・・・

 

瑠星のアホー！

 

■ホープフルS2023レース結果

人気の一角であったゴンバデカーブースが出走取り消しとなった影響で2強オッズになったんだよね。その2強で決まったわけだが、単勝は310円、馬連は530円・・・これは穴党にゃどもならん結果。しかし3着には超大穴のサンライズジパングが入ってワイドや三連系は荒れた。

このサンライズジパングは調教チェックでも調教爆穴に挙げていた通り、デキはめっちゃ良かったのよ。能力もかなり高そうに見えたわけだがしかしさすがにこのローテは前代未聞だし、前走ダートで15着だし、芝適性も分からんかったしねー。かなり難しい穴馬だったと思う。

本命党やルメ党の方たちも単勝や馬連勝負の方はガッツリ取ったかもだが、三連系で勝負した方は皆爆死だったのではなかろうか。

 

■ホープフルS2023レース映像

 

■ホープフルS2023レース回顧

スタート！ゲート内で暴れていたタリフラインが出遅れ。この馬、このあと競走中止となったんだが残念なことに大怪我だったようで・・・予後不良となった。ほか、テンエースワン、レガレイラ、大外のミスタージーティーも出遅れ。

 

さあ先行争い！行くのはどの馬だ？内からヴェロキラトプルとアンモシエラ。サンライズジパングも積極的に前へ。ウインマクシマムは内の様子を伺っているが・・・今回行く気はなかったようで控えちゃったね。いや、ここは行くべきだったんじゃないのー？松岡よー？

 

並走する形でヴェロキラトプルとアンモシエラが先頭。外から上がってきたのは掛かってしまったショウナンラプンタ。押さえ切れずにイッてしまったわけだが・・・最終的にはこの馬が3番人気だったんだよね。これはちょっと謎だったなあ。なんでこんなに人気になったんだ？？？続いて積極的に前に行ったサンライズジパング。好位のインにシンエンペラー。

 

ごった返す中団にタリフライン、インザモーメント、ウインマクシマム、シリウスコルト、ディスペランツァ、センチュリボンド。

 

後方にアドミラルシップ、ミスタージーティー、レガレイラ。最後方にテンエースワン、ホルトバージ。

察しの通り、今回私の本命◎はミスタージーティーだったわけだが、3コーナー手前のここで・・・ミスタージーティーはレガレイラの外に居たのである！なんだよもう・・・マクって行くには絶好の位置じゃん！だけんどもしかし、レガレイラはここから外に持っていき、ミスタージーティーは内に行ってしまう。

どういうこっちゃぁぁぁ！

 

ラップタイムを見てみよう。

1000ｍ通過はちょうど60.0。

もっと緩いペースになるかと思っていたが、

これはホープフルSとしてはかなり速いペース。

2022年は61.5。

2021年は60.1（逃げ馬が後続を離していた）

2020年は61.9。

2019年は60.9。

2018年は62.5。

馬場の差こそあれ、例年と比べてかなり速いペースだったのがわかると思う。これは掛かったショウナンラプンタが前の2頭を突付いたことも関係しているかもしれない。600～800ｍの地点で12.5のラップで落ち着きそうになったんだが、800～1000ｍのところで12.1とペースが上がってるんだよね。

 

そして後半の1000ｍが60.2。

緩むところがあまりないタフなレースだったわけだ。

 

そしてポイントとなったのが、

残り600ｍからの12.4。

これは前の馬が苦しくなったことを示しており、

ペースが落ちたココで上がって行ったルメールはホントお見事な騎乗だったわけだ。

それに比べて瑠星は・・・

 

戻ろう。

 

残り800を切って3コーナー。淀みない流れで淡々と進む。

 

残り600ｍを切って3～4コーナー中間地点。ここで先頭のペースが12.4に落ちたわけだが、ここでルメールが仕掛けて行く。瑠星はここでルメールに付いていけば良かったのだが・・・

 

残り400！あっという間に先団の後ろまで進出して外に持っていくルメール！対照的に・・・位置取りを上げずに馬群の中に取り残された瑠星。まあしかし、ここまでは悪くない。リスクはあるが、ここから馬群を割れれば距離ロスは最小に押さえられるし、何と言っても手応えグンバツ！これまで全く脚を使っておらず、この地点での手応えは出走馬中一番良かったと思う！

この時、好位のインにいたシンエンペラーは早めに仕掛けて先頭に並びかけて行く！

 

コーナリングで力強く先頭に立つシンエンペラー！外に持っていったルメール・レガレイラだが、この地点では前の馬が膨れて壁。しかしココで慌てないのがルメール。一旦追い出しを待ち、カニ歩きで大外に持って行くのだ。そして瑠星ミスタージーティーは・・・遠心力で膨れて開いたポッカリ開いた外目のスペースを狙えば良かったのに・・・ここから狭い内に突っ込んでしまうのだ。

 

 

おいィィィィィィ！

内はアカンやろー！

 

THE・どん詰まりpartⅠ。瑠星ミスタージーティーはシリウスコルト（黄帽）の内を突こうとするも、インを回してワープして来たアドミラルシップ（黒帽）にスペースを取られてどん詰まり！うげー！し、しかし、まだシリウスコルトの外が空いてる！（初めからココを狙ってればぁぁぁ！）

 

残り200！後続を突き放すシンエンペラー！そして、切り返してシリウスコルトの外を狙った瑠星ミスタージーティーだが・・・そのビクトリーロードはものの数秒で閉じ、

THE・どん詰まりpartⅡ！

全く進路が失くなってしまったのだ・・・あああ、なんと勝利の女神の逃げ足の速いことよ・・・。その頃、大外に出したルメール・レガレイラは前後左右に馬がいないのびのびとした大外でレガ加速装置発動！

 

残り100！後続に3馬身差を付けたシンエンペラーが押し切りを図る！しかし外からスンゴイ脚で追い込んで来たルメール・レガレイラ！届くか！？そして・・・どん詰まり状態のまま何も出来ず・・・一頭だけ棒立ち状態の瑠星ミスタージーティー。あああっ。

 

 

いくら何でもあんまりだあ。

 

残り50ｍ！シンエンペラーに襲いかかるレガレイラ！そして・・・やっと前が開いて追い出した瑠星ミスタージーティー。しかし、時、すでに遅過ぎし。

 

ルメール・レガレイラがシンエンペラーをきっちり差し切ってゴール。3着には大穴サンライズジパング。

 

レガレイラ強し！

これはウオッカの匂いがする～！

 

 

 

 

くうううう、憎たらしいがやっぱりルメールは上手い。

 

 

勝ったレガレイラはノーザンF生産のスワーヴリチャード産駒。美浦・木村厩舎。鞍上はルメール。イクイノックスが引退したと思ったらまた木村厩舎からスター候補が現れたねえ。牝馬でのホープフルS勝利は初めての快挙。阪神JFには見向きもしなかったことから相当自信があったのだろう。血統を見れば母系はディープインパクトと同じウインドインハーヘアの一族。父はハーツクライ系なので距離はさらに伸びて良さそうだし、成長力も期待出来るからねー。陣営が「皐月賞を選択肢に」というのも納得。ただ、今回の瞬発力を見る限り阪神マイルも普通に対応出来るだろう。なんせ今回はラスト12.0-11.5の流れを差し切っちゃったからね。問題はスタートか。これまで3戦全て出遅れており、かなり下手くそなので阪神マイルだとこれが致命傷になりかねんわな。というわけで、牡馬にとっては脅威の牝馬が出現。ウオッカ以来、牝馬のダービー制覇あるかもよ？

シンエンペラーは惜しい2着だった。一貫したタフな流れを好位で進め、器用に立ち回って直線入り口では先頭の横綱競馬。後続を突き放した時には圧勝かと思われたが、今回一頭バケモノ牝馬がいた感じだね。しかしこの馬・・・ラスト100ｍを切ってレガレイラが迫って来た時、急激に斜行してぶつかる寸前だったんだよね。

苦しくなってヨレたのか、あるいはレガレイラが来たから併せに行ったのかはわからんが、相当な斜行。真っ直ぐ走っていればあるいはこの馬が1着だったかもしれない。あと、この斜行の煽りを食らったのが、赤い帽子のサンライズジパング！ちょうどレガレイラと併せる形で伸びて来てただけに・・・これはさすがに審議の対象にしていいと思うけどねえ（制裁もなし？）。まあでもシンエンペラーも強い競馬をしたと思う。この後は・・・皐月賞直行かな？

そのサンライズジパングが3着。映像を見返すと・・・これ相当な不利を受けてるね。不利がなかったとしてシンエンペラーに先着出来ていたか？それは私にはわからんが、可能性は十分あると思う。むしろレガレイラすら交わしていたかもしれない。なぜ、審議にすらならんかったのか謎だ。しかしこの馬ね。4コーナーで内にいたショウナンラプンタが外に膨らんだせいで相当外を回されてるわけよ。それから距離ロスを挽回しつつしぶとくしぶとく伸び、外からレガレイラが来たらもう一回チンコに火がついたわけ。かなりの勝負根性の持ち主で、不利さえなければ際どい勝負だったのは間違いないと思う。謎な戦績となっているが、間違いなく芝馬だし、シンエンペラーと同等の評価が必要な馬。陣営は地方のダートに使うとか言ってるが（ファ？）、クラシックローテで行って欲しい！

4着はアドミラルシップ。この馬ねー。後方に居たはずなのにいつの間にか上位に食い込んでいたわけだが・・・父のゴールドシップを彷彿とさせる中山ワープを使ってたのよ！ドイルの騎乗がもう見事過ぎたわけだが、2戦目でこの競馬が出来たのは大収穫だろう。疲れがなければ1月の中山で是非2勝目を上げておきたいところ。そして弥生賞3着くらいで本番に出てきて欲しい。今後の成長次第だが・・・穴候補。

 

 

さて、

 

 

5着は・・・

 

 

我が◎のミスタージーティー。

 

 

まあ・・・

 

 

あの場面じゃ仕方なかったよな瑠星・・・

 

 

運も悪かったし、

 

 

ちんポジも悪かった。

 

 

よくやった。

 

 

よくやったよ・・・

 

 

なんて、

 

 

 

アホー！瑠星のドアホー！

 

師匠の矢作師も大変ご立腹である。

 

「完全に騎乗ミス。勝ちまであった。ひどい競馬です。将来性はすごいものがあるし、かなり能力は高いです。これからも追いかけていただきたいです」

 

「完全に騎乗ミス」

「勝ちまであった」

「ひどい競馬」

 

世界の矢作師がこれだけ言うのは珍しい気がするんだが、

きっと我ら以上に怒髪天だったのだろう。

天をつく髪はあんまりないわけだがしかし、

私の言いたいことを全部言ってくれた感じで

この優しい言葉に救われたというファンは少なくなかったと思う。

（瑠星自身も救われただろう）

 

ほんとヒドイ競馬だったのである。

なんせ、しっかり追えたのは最後の50ｍのみ。

脚を余したとか言うレベルではなく、

残り50ｍまでずっと馬なりだったのである。

 

3～4コーナーでルメールの後に付いて外に行っていればたられば。

直線に向いたところで内じゃなく外に行っていればたられば。

 

そもそも、

ミスタージーティーの鬼脚を信じていれば！

こんなことにはならなかったと思うのだ。

 

仮に、どん詰まりにならなかったとして、

上位に食い込めていたか？

それは神のみぞ知るところだが、

個人的な意見を言わせていただければ、

レガレイラとの勝ち負けだったと思う。

 

3～4コーナーでレガレイラと一緒に外に行っていれば・・・

どっちに転んだかわからんが、

直線に向いたところで馬群をスルリと抜けていれば・・・

勝っていたと思う。

（この場合、外に行ったレガレイラは距離ロスが痛い）

 

それだけに・・・ほんと勿体ない競馬だった。

 

瑠星よ。

 

この借りは、

 

来年のダービーで返してくれ！

 

頼むぞ！

 

以上、怒りのレース回顧終わりｗ。

 

これで2023年の中央競馬も終わり。

 

だけんどもしかし。

 

競馬は巡るよいつまでも。

 

来年もまた金杯から競馬が始まるんでね。

 

変わらぬご支援・ご声援・ごチン援を頂けたら幸いである。

 

金杯のデータ分析、お楽しみに！

 

勝春お疲れ様！ええ引退式やった！今度は調教師でいい馬作ってくれ！楽しみにしてるぞ！柴山もお疲れ様！

 

【答え合わせ】

→ホープフルS2023浅次郎予想note（現在無料）

今回相手も完璧、三連単も買っていただけに・・・返す返す悔やまれる瑠星どん詰まり×2となった。予想を買ってくれたみんなも・・・直線白目剥いたと思う。めちゃくちゃ手応え良かったからなあ。あのまま抜けていれば、ほんと勝ってたと思う。だけんどもしかし、なんもかんもで競馬。競馬は色んなことが起きるし、だからこそ面白いのである。全て受け入れる度量がなければ馬券は買ってはいけない・・・と私は思うし、来年も競馬は続いて行くからね！瑠星には来年リベンジしてもらおう！予想を買ってくれたみんな本当にありがとうー！平日にも関わらず沢山買ってくれて本当に嬉しかった！来年も股買ってくれな！

 

★第7期モッコリ万馬券倶楽部、新入部員募集！