【とりあえず逃げ馬馬券術】よくやってしまう馬券の落とし穴に「逃げ馬軽視」がある。競馬は、強烈な末脚を持つ馬や、先行チョイ差しの器用な馬が人気になりやすいからだ。しかし、大穴を開ける確率が高いのは圧倒的に逃げ馬であり、統計データによると「逃げ馬の単勝を買っとけば儲かる」のである。しかも圧倒的に儲かるのである!
最強の逃げ馬。
と言えば、
管理人の中ではサイレンススズカである。
見たことない方は是非このレースを見て欲しい。
重賞ですぞ?これ。
つか、アナウンサーが、
ゴールのはるか手前で
「サイレンススズカ4連勝です!」
って言っちゃいかんだろ!
気持ち分かるけどな!
ってわけで、
私は逃げ馬が大好きである。
特に、
ぶっ飛ばして逃げる馬が大好きだ。
駆け引きも競馬だが、
駆け引き無しで逃げ・・・そのまま先頭でゴール!
そこにシビれる!あこがれるぅ!
のである。
で、今回の記事はその
「逃げ馬に関する考察」である。
朝から日課のマンガの立ち読み・・・
に行くのを我慢して書いた記事なので、
是非最後まで読んで頂きたい。
(書いてから立ち読み行けや!)
・・・ゲフン。
さて、これを見てる皆も、
「確かに逃げ馬は穴を開ける印象あるけど、実際逃げ馬ってどーなのよ?」
と思ってる方が多いだろうと思う。
(ま、マグロ美女はなんなんだよ!)
これは2017年の宝塚記念の直前に書いた記事だが、
とりあえずこの稿では、
京都競馬場の中長距離の話をしよう。
ご存じの方も多いと思うが、
京都外回りの中長距離戦は逃げ馬要注意である!
何故かといえば、
・直線が長い為、差しが届きやすい(と騎手が思う)。
・ので、逃げ馬がノーマークになることがある。
・淀の坂の下りでスピードに乗れる。
・直線に坂がないのでバテにくい。
からである。
有名な話だと、
ブエナビスタが3着に負けた2009年のエリザベス女王杯。
何回見てもこのイッタイッタは伝説だなー。
(馬連10万馬券)
ちなみにこのレースの1000m通過は60.5。
決してスローじゃなかったわけで、
クイーンスプマンテとテイエムプリキュアは、
12秒チョイのラップを刻んで
上がり32.9のブエナビスタに完勝したのである。
(つまり展開に恵まれたのではなく、後ろがスロー過ぎた)
この時、私もクイーンスプマンテはガン無視してたわ。
それから、天皇賞春だとやっぱりこれ。
イングランディーレが勝った2004年の天皇賞春。
ハンパねー大逃げ(笑)。
で、ゼンノロブロイ相手に7馬身の圧勝である。
(単勝7100円)
気持ちいーわ!
もちろん私もイングランディーレはガン無視してたが、
きっと皆もガン無視してたと思う。
で、さっきのコレ。
そう。
勝率、連対率、複勝率を見れば一目瞭然!
逃げ馬は「大穴」「滅多に来ない」ってイメージなんだが、
意外と来るのである!
先行、差しと遜色無いほどに来るのである。
逃げ馬は1レースに1頭しか居ないため
必然的に分母が小さくなるので、
馬券になる回数は確かに少ない!
(だから当たらないような気がしてしまう!)
しかし!
他の脚質と遜色ない確率で、
馬券になるってことだ。
「そりゃ、京都外回りの中長距離戦だからじゃね?」
と、ウシジマ君みたいなことを言うヤツもいるだろう。
・・・
だけんどもしかし!
このデータを見れば
ウシジマ君の細い目も丸くなるはずだ!
これはある一定の期間の逃げ馬の成績である!
■逃げ馬の勝率、連対率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率
「逃げ」の京都外回り中長距離
勝率9.1%、連対率13.6%、複勝率22.7%
「逃げ」の芝レース全体の成績
勝率14.0%、連対率24.4%、複勝率33.0%
って・・・
京都外回り中長距離戦より、
芝レースの全体平均の方が高いやんか!
あれ?
ってことは、
「京都の外回り中長距離戦は逃げ馬注意」ってのは単なるイメージで、実はこのコースは逃げ馬には厳しいコースだってこと。きっと大穴馬券のイメージが強すぎるんだろうね。
この、
「逃げ」の芝レース全体の成績【勝率14.0%、連対率24.4%、複勝率33.0%】って数字は、3頭に1頭は馬券に絡み(複勝圏33%)、4頭に1頭は連対し(連対率24%)、10レースに1~2頭は勝ってしまう数字なのであり、
3~4番人気の馬に匹敵する数字なのである。
(人気馬の勝率・連対率についてはこちら)
ちなみに、ダートだとさらに信頼性が増す。人気馬の成績はこう。
ダートなら2~3番人気の成績に匹敵しますな。
つまり、
芝であれ、ダートであれ、
「逃げることが出来た」だけで、
かなりの勝率・連対率が期待出来るのである。
で!
ジェロニモが超人かどうか?
と同じくらい肝心要の話!
(ジェロニモはどっちでもええわ!)
馬券において何より大事な話!
逃げ馬の回収率はどうなの?
これが想像以上におったまげ!である。
ジェロニモは実は人間だった!
のと同じくらいおったまげ!である。
(それもどーでもええわぁぁぁぁ!)
・・・
さっきの京都のデータを元にするぜ?
好走率は、逃げ・先行・差し共に遜色無し。
で回収率はというと?
ドギャーン!
単勝回収率740%!複勝回収率264%!
あ、
圧倒的じゃないか!
いやね。
もちろん、このデータは極端だし(京都だからね)、
いつもそうとは限らんよ?
しかし、
馬券において、
逃げ馬の回収率は、
他の脚質に比べ圧倒的に高い!
というのは、
男塾の油風呂は熱い!
というのと同じくらいの真実なのである。
(いや、熱いとかいうレベルじゃないよ?富樫くん?)
・・・
全体の数字を見ればそれは明らか!
さっきの全体のデータをもう一回見てみよう。
逃げ馬の単勝さえ買っときゃ、170%の回収率!
(ダートに限れば213%だ)
単勝の控除率は約20%であるわけだから、
本来回収率は80%前後になるのが当たり前。
170%はまさに驚異的。
だと断言出来る。
馬券においてこれほど単純な結論があろうか?
結論。
富樫源次の根性はスゴイ!
じゃなかった(笑)、
逃げ馬だけ勝ってりゃ、
馬券は勝てる!
・・・これを、
「とりあえず逃げ馬馬券術!」
と勝手に名付ける!
耳を澄ませば、
すげえ!
今回の記事は役に立ったわ!
言われてみればその通り!
てか、油風呂は根性じゃどもならんだろ!
という絶賛の声が聞こえてくるが、
この馬券術にも一つ問題がある。
「どの馬が逃げるか?」
は、レースにならんと分からんのである。
さっきのデータは「後出しじゃんけん」みたいなもんで、
結果的に「逃げた馬=4角先頭の馬」の成績。
(おそらく逃げ馬の定義はそうであると思う)
つまり結果論である。
実際に、出馬表の段階で、
「4角先頭の逃げ馬」
をピッタリ当てるのは容易ではない!のだ。
逃げ馬候補が複数いる時もあるし、
逃げ馬が出遅れることもあるし、
枠順や調子や騎手や馬場によっても変わるだろうし、
意外な馬がハナに立つことだってあるしな。
ま、勝ち馬を当てるよりは簡単なので・・・
「あれ、このレースの逃げ馬はどの馬だ?」
と予想時に考えておくのはヒジョーに大事!
(なんせ逃げ馬は33%の確率で馬券に絡むのである!)
小学校2年生で習った九九!
が人生に必要なのと同じくらい
逃げ馬予想が重要なのである。
そして、予想した逃げ馬を
ヒモ穴に加えるなり、
頭にして大穴を狙うなりすると・・・
馬券で勝てるようになる!
・・・とは限らんが、
たまには、
マグロに美女が乗って
回ってくるお店に行けるかもしれんよ?
(そんな店があったら俺も行きたいわ!)
ま、
メイン競争(主に重賞)の逃げ馬予想に関しては、
だいたいこのブログでも毎週やってるので、
気になる人は
マメに見に来てくれな!
この記事があなたの馬券の役に立つことを祈る。
(終わり)
おまけ。逃げ馬が特に活躍するコース。
参考まで。