【安田記念2018レース回顧】東京芝1600mで行われた春のマイル王決定戦GⅠ安田記念を制したのは連闘策のモズアスコット!2着には4歳牝馬アエロリット!1番人気のスワーヴリチャードは3着に敗れ、他ペルシアンナイト・サングレーザーも馬券に絡めず。さて人気馬の敗因はなんだったのか?簡単に回顧する。

 

モズアスコット、驚愕の連闘勝利!

 

 

いやー。驚いたね。

 

20年以上競馬やってるが、

 

連闘でGⅠ勝った馬なんてのは全く私の記憶になく・・・

 

(※私の記憶からは消えていたが・・・1998年にスティンガーが阪神3歳牝馬Sを連闘で勝っている。1989年に連闘で安田記念を勝ったバンブーメモリーを含めて・・・グレード制導入以降連闘でGⅠを勝利したのは3頭のみ)

 

正直、モズアスコットは1秒も考えなかった。

 

ま、軸にした香港のウエスタンエクスプレスが10着だから、

馬券的にはもう全然全くドモナラズだったけどね!

 

 

ま、

 

個人的には、

 

こんなもんはもう、

 

交通事故

 

の類だと思っている。

 

今後も「連闘でGⅠ」なんて馬は買わないし、買うつもりもない。

 

将来、今回のモズアスコットのように

全てがハマって勝つ馬が現れることもあるだろう。

 

しかしそれは10年に1頭くらいの割合なんでね。

考える必要もないし、考えなくていいと思う。

 

あ、一応言っとくが、

モズアスコットが弱いとか言ってるわけじゃないけんな。

 

あくまでローテの話である。

ローテ的に連闘でGⅠってのは・・・相当厳しいってこと。

 

さて、簡単に安田記念を回顧しておこう。

 

■安田記念2018結果・着順

いやあ・・・9番人気とはいえ、モズアスコットの単勝は1,570円。相当売れていたと思う。騎手買い(ルメール買い)してた人が多かったんだろうか?それとも何か情報が流れてたんだろうか?私の感覚では即切りの一頭。単勝50倍以上の大穴だけどな。

 

■安田記念2018レース映像

 

■安田記念2018レース回顧

スタート!内のサトノアレスが結構な出遅れ。それからペルシアンナイトとブラックムーンも出負けして後方から。ただ、これら3頭は元々出遅れ癖があり、想定内の範囲だったと思われる。

 

好スタートだったのはレーヌミノル。外のウインガニオンが押して押して前へ。

 

アエロリットが好位のイン。その外にキャンベルジュニア。スワーヴリチャードは五分のスタートからある程度気合を付けて前へ。外のピンク帽はポジションを取りに行ったサングレーザー。

 

間を割って、香港のウエスタンエクスプレスが上がって行く。そして・・・そのインから出遅れた5番ペルシアンナイトもポジションを上げて行ってるのだ。

 

この時・・・川田は出遅れを挽回しようとしたのか?それともポジションを取ろうとしたのか?それともスワーヴリチャードをマークしようとしたのか?・・・私には分からんが、

 

前に行く必要があったのかどうか?

 

いやね。そもそも前に行く馬なら話はわかる。しかしペルシアンナイトは鋭い脚を長ーーく使えるのが長所であり、昨年のマイルCSだって後方待機から長く脚を使って鮮やかに差し切った馬じゃないか。大阪杯だって中団待機から上がり最速でスワーヴリチャードに迫った馬じゃないか。

 

肝据えて、

後ろで脚を溜めていれば良かったんじゃないの?

 

と、浅次郎は思ってしまうのである。

 

結果・・・重心の高いフォームになって、

持って行かれ気味の川田。

 

最後の直線の話は後でやるが・・・

今回の騎乗に関しては最低レベルだったと思う。

 

その後ろにダッシングブレイズ、モズアスコット、リアルスティール。モズアスコットは・・・チグハグなペルシアンナイトとは逆に・・・好スタートからここまで位置を下げているのである。ルメールはポジション争いには興味なく、最初から直線勝負に賭けていたんだろう。※この後接触したか挟まれたかしたらしく・・・1~2馬身後ろに下がっている。

 

中団後方にヒーズインラブとリスグラシュー。後ろから3頭目がサトノアレス。

 

後方にレッドファルクス、最後方にブラックムーン。

 

ラップタイムがどうだったかというと、

 

 

600m通過34.2はまあ普通だとしても、

1000m通過56.8は超ハイペースと言っていいだろう。

 

3コーナーから4コーナーに掛けては

ペースが若干落ちるのが普通だからだ。

 

ただ、同日の2歳新馬戦で1:33.6が出る超高速馬場。

 

10Rの1000万条件(これは1400mだが)の1000m通過が57.4だったんでね。

 

馬場を考慮すれば・・・

 

実は、そこまで速いペースじゃなかったのかもしれん。

 

 

11秒前半のラップが淡々と刻んでウインガニオンが行く。

 

前の馬も手応え良く見える。

 

注目はこのシーン。一番右に見える黄色い帽子がモズアスコットなのだが・・・3~4コーナーは内ラチ沿いピッタリを回ってるんですな。

 

そしてコーナーリングで前進し、ピタッと・・・白い帽子のスワーヴリチャードの直後に付けるのである!

 

残り400m!モズアスコットはスワーヴリチャードの真後ろに付けてスリップストリーム態勢に入る!そして無理に交わそうとするのではなく、前が開くのをジッと待つのである。

アエロリットは決して手応え良くは見えなかったのだが・・・ここから猛烈な粘り腰を発揮。

 

残り300m!ウインガニオンが一杯になり、アエロリットが先頭へ!大外ブン回しでサトノアレス!馬場の真ん中から追ってくるのがサングレーザー!そしてスワーヴリチャードが抜け出しに掛かるんだが・・・ここで大きく外へヨレるのである!

 

残り200m!パックリ前が開き、モズアスコットの前にビクトリーロードが出現!スワーヴリチャードが何故外に行ったのかは不明だが、あるいは追い込んできたサングレーサーと併せに行ったのか?それとも苦しくなったのか?それとも・・・また悪い癖が出たのか?

 

残り100m!粘る粘るアエロリット!一旦外に行ったスワーヴリチャードだが、内からモズアスコットが伸びてくると・・・今度はモズアスコットの方へ寄っていく!この馬・・・右回りだともたれる癖があるって言われてたわけだが・・・その前に、

 

馬に寄っていく癖があるんじゃね?

 

確か有馬記念の時もそんな感じだったような・・・。まあ、私には詳しいことは分からんが、今回は・・・

 

外からサングレーザーが来たらサングレーザーの方へ

内からモズアスコットが来たらモズアスコットの方へ・・・

 

寄って行ってるように見える。

 

まあ、他馬に寄って行って並んで走りたがるのは馬の基本的な習性ではあるが、特にこの馬はそれが強いよな気がするな。

 

しかしこの右往左往は当然距離損となるわけで・・・

 

真一文字に突っ込んできたモズアスコットに馬体を併せようとするも、ちょっとずつ引き離されてしまう!そして最後の50mでアエロリットが止まり・・・

 

グイッとモズアスコットがクビ差抜け出したところがゴール。

 

モズアスコット、

まさかの連闘で完全勝利!

 

タイムは、安田記念レコードタイの1:31.3。

モズアスコットの上がりは最速の33.3。

 

【安田記念レース後コメント】モズアスコット C.ルメール騎手ら

 

勝ったモズアスコットは、昨年6月にデビューしたフランケル産駒の4歳馬。モズカッチャンらでお馴染み「モズ」のキャピタル・システムの持ち馬である。他に、「ヨキニハカラエ」「イクラトロ」「アユツリオヤジ」と言ったユニークな名前の馬もいるんで、今後要注目の馬主である。

今まで散々「連闘で勝利!」と書いてきたが、私だってこの馬が連闘じゃなく、マイラーズCから直行で来ていたら当然注目していた馬で・・・連闘だったからこそ無視しちゃったんだよね。しかし、この馬の成長力には目を瞠るものがあるな。先週の安土城Sも「ハードな調教」と考えればむしろパワーアップの材料だったのかもしれん。「馬を一番強くするのは調教じゃなくレース」って、どっかの調教師が言ってたのを思い出す。

今回、ノーマークだったし、理想的な競馬が出来たのは確かだが、相当強い競馬してるからね。まだまだ強くなりそうな感じもあるし、もしかしたら今後のマイル界はこの馬中心に回っていくことになるのかもしれん。秋が楽しみですな。

 

2着のアエロリットにも軽視してゴメン!と言わねばならん。このペースで先行して・・・最後の最後に脚色が衰えるまで一貫して11.3~11.4位の脚でマイルを乗り切ったんだからスゴイ(最後の最後だけ11.7)。なんだか毛色・父的にもホエールキャプチャを彷彿とさせる馬で。高速馬場の東京1600~1800がベスト。秋は府中牝馬Sに出てくれば確勝級じゃなかろうか。

 

さて、3着は1番人気に支持されたスワーヴリチャードだったわけだが、この結果はどう受け止めたらいいんだろうね。敗因の第一はやはり「距離不足」だと思う。マイルの流れにはちゃんと対応出来ていたと思うが、最後の最後モズアスコットに差されてしまったのも、アエロリットに届かなかったのも「マイル適正」の差だと思う。最後の直線で右に行ったり、左に行ったりしなければ・・・とも思わんでもないが、この馬とて最内枠からスムーズな競馬出来てるからね。むしろ外枠引いて、中団から差しに回っていた方が勝ち目はあったのかもしれん。しかしまあ、精一杯頑張っての3着だったと思う。

 

4着サトノアレスは、後方待機から大外ブン回しで上がり最速タイ33.3を繰り出して迫ったが・・・惜しくも届かず。自分の競馬に徹した感じでね。これもまた実力通りの結果だったのではないだろうか。この馬が後方から大外ブン回しでココまで追い上げてるし、今回は展開的な紛れが少ない・・・ガチンコ勝負だったんじゃないかな。

 

5着サングレーザーはいつもより前目のポジションを取りに行って先行集団の中。直線は真ん中の馬場を切り裂くように伸びて来たが、最後の最後脚色が鈍ったのは、序盤に脚を使ったせいだったか?この点、競馬は生き物であるからして良いも悪いもない。勝つ為に取ったポジションだったと思う。しかし結果論で言えば、後方で脚を溜め、直線に賭けていれば・・・あるいは馬券圏内もあったかもしれん。まあしかし実力は発揮していると思う。

 

さて。問題は6着だったペルシアンナイト。今回の鞍上は川田だったわけだが・・・しかし下手に乗ったねえ。いや、川田が下手と言ってるわけじゃないよ?どんなジョッキーだって上手く行く時と失敗する時があるのであり、今回の川田は失敗騎乗だっただけのこと。序盤の失敗はすでに述べたが・・・まず、出遅れ。次に、出遅れたのに前に行ってしまったこと。そして掛かり気味になってしまったこと。

しかしそれでも・・・

直線に入った時、ペルシアンナイトにはまだ手応えが残っていたのである。

位置取りはスワーヴリチャードの右後方。しかしキャンベルジュニアとウエスタンエクスプレスにブロックされており、外に出る隙間がない。ここからインに行こうとするのだが、一瞬先にモズアスコットが入られてしまい・・・行く所を失ってしまう。

で、一頭分だけ開いた外に行こうとするんだが、その隙間に入ろうとした時に・・・スワーヴリチャードが外へ斜行。その煽りでキャンベルジュニアも外に振られ・・・無残にも開いた扉は閉じてしまう。これは運もなかった。

 

キビシー!

 

進路を確保出来たのは残り250m地点。モズアスコットが加速して行った後のビクトリーロード。つまり・・・勝負どころの「残り500~250m」を全く追うことが出来なかったのである。正味追えたのは残り200m位で、トップスピードに乗ることなく、脚を余して負けてしまったのである。

 

レース後の騎手コメントで川田はこう言っている。

「直線で道を作ることが出来ず申し訳ない競馬になりました。すみませんでした」

 

おそらく、川田は最初、外に出したかったのである。しかし、ジッとしていられず、内に行って詰まり・・・外に行って詰まり・・・そして最後は内に行くことに。もしかしたら、久しぶりの騎乗だったんでね。馬の能力を信じ切れていなかったのかもしれんね。

 

前が開くのを信じて待っていたルメールとは対照的な騎乗であった。

 

あと・・・リアルスティールは直線全く伸びずの15着。敗因は全然分からんなあ。調教を見る限りデキが悪かったとは思えんのだが。リスグラシューも勝負とは関係のない8着。調教後の馬体重が+18kgで、レースは-2kg・・・。輸送で20kg減った計算でね。これは疲れがあったのかもしれん。

 

私の◎ウエスタンエクスプレスは最後ズブズブの10着。全然ダメであったが、やはりアウェイの不利が大きかったかな。

 

以上、回顧終わり。

 

多くの馬はこれから休養に入ると思うが、

 

秋競馬がまた楽しみやね。

 

これはモズの社長かな?ダンディー。

 

【浅次郎のひとりごと】

絶賛募集中の浅次郎POGだが・・・あっという間に定員の40名に達したんで50名に増やしたのよね。しかしそれまたあっという間に埋まりそうで。うーむ。60名にするかな。すんごい大所帯になりそう(笑)。でも、今回からnetkeibaのPOGツールが改良されてるんでね。みんな同じグループで管理出来るんで楽ちーん!まだ大丈夫なんで参加される変態な方はどぞ!→浅次郎POG2018~2019