【天皇賞秋2025データ分析】東京芝2000mで行われるGⅠ天皇賞秋!今年は3歳のマスカレードボール、ミュージアムマイルが人気になりそうだが当然大穴狙い!週末は雨?重馬場適正は?データでは大外枠不利?年齢・馬体重・騎手・血統・前走ローテ・脚質・上がり3F最速は?穴馬候補はメイショウタバル、ジャスティンパレス、ソールオリエンス!
今週は秋の中距離王決定戦!天皇賞秋!
これぞGⅠというメンバーが揃ったねえ!
■天皇賞秋2025予想オッズ

※netkeibaより抜粋
ロードデルレイが回避してMAX14頭。
ちょいと淋しい頭数になったがコレでいいと思う。
フルゲートじゃないのでね。
理論上は格下の馬でも出走は可能なわけだが、
数合わせの馬は必要なし。
私見だが、
GⅠは出走に必要なラインを明確に決めるべきだと思う。
例えば、
・2年以内にGⅢ以上の勝鞍
・前哨戦で3着以内(優先出走権制度にする)
・収得賞金5000万円以上
といった感じで
いずれかの条件を満たさないと出走できないルールにする。
ちなみに、これは今回の天皇賞秋の収得賞金一覧。

収得賞金というのはレースで1着、あるいは重賞で2着以上に入ると加算される賞金のことでね。今回一番少ないエコロヴァルツで5150万。このくらいのラインは引いていいと思う。
これがジャパンカップや有馬記念といった高額賞金の大レースなら
さらに条件を上げて、
GⅡ以上の勝鞍、収得賞金8000万円以上とかにする。
こういった出走ラインを決めておかないと・・・
言っちゃ悪いけど記念出走的な馬が出てきたり、
明らかに力の劣る馬が出てきたり、
もしかして・・・特別出走奨励金目当て?
みたいな馬が出てきたりして
ファンの目からするとちょっと白けたりするからね。
ちなみに、
一般的な賞金は5着までなんだけどね。
実は6着以下も賞金って出るんだよね。
(重賞だと10着まで。なので・・・重賞が9頭立て以下になることはあまりない)

今回の天皇賞秋の1着賞金は3億円なので・・・
6着なら8%で2400万円。
10着でも2%・・・つまり600万の賞金が出るわけ。
これって所有頭数の少ない個人馬主とかからすると相当デカいよね。
さらに、
特別出走奨励金ってのがあってね。

GⅠだと11着以下でも参加賞が貰えるわけよ。
これは1着とのタイム差関係無しなので無事ゴールすれば貰えるお金。
天皇賞秋だと200万だね。
まあ、コレ目当てで出走する馬がいるかどうかは知らんが、
JRAの方針としては、
「GⅠは参加賞出すからとにかく出走してね!」
ということなんだと思う。
GⅡやGⅢなら頭数合わせの出走があってもいいと思うけど、
GⅠはやっぱり最強馬決定戦だからさ。
出走するための条件は厳しくして欲しいなと思う。
さて、
話が長くなったが、
いつも通りデータ分析行ってみよう!
■人気別成績

なんじゃこりゃー!1番人気がべらぼーに強い!2番人気もまあ強く・・・1着は全て3着以内というガチガチレース!ただし!ヒモ荒れはそこそこ期待出来るレースでね。2~3着は穴狙いも可能!しかし二桁人気の大穴は過去10年で2頭のみ・・・大穴狙いはヤメといた方がいいかもね。
ヒモ荒れる確率は・・・50%!
ヒモ荒れ狙い推奨のレースだ!
■年齢別成績

3歳がめちゃくちゃ強いかと思ったがそうでもないねー。4歳、5歳が中心。6歳以上は馬券例なし。
■馬体重別成績

最低ラインは460kg。馬体の増減は互角。
■枠番別成績

神枠は4枠?内外はそんなに差がない印象だが、大外枠だけは割引か。ちなみに、今週からBコースだ。
■騎手成績

ル、ルメール無双・・・これは先週の菊花賞と同じパターンか?
■種牡馬成績

ロードカナロアの2勝はいずれもアーモンドアイ。それからキタサンブラックの2勝はイクイノックス。まあ普通にサンデーサイレンスかキングカメハメハが有力。面白いのはディープインパクトの成績【0.7.3.40】。今年のディープインパクト産駒はジャスティンパレスだけだが・・・この馬の2着固定とか面白いかもね。
■間隔別成績

休み明けOK。というか今やそれが主流。天皇賞の前に一つ叩くというのはもう過去の話になりつつある。間隔詰まってる組では3週(中2週)が結構馬券になっているが、これはほとんどが毎日王冠。しかしここ5年で見ると1頭しか馬券になっておらず(去年のホウオウビスケッツ)、間隔詰まってる馬は割引で考えていいかもしれない。
■前走成績

注目ローテは・・・宝塚記念(7頭)、毎日王冠(5頭)、安田記念(5頭)、札幌記念(4頭)、ダービー(3頭)。前走は全てGⅠ~GⅡ。例外なし。前走距離は1600~2400m。前走GⅠなら着順不問。GⅡなら好走条件とする。
【激アツローテ馬】
・メイショウタバル(宝塚記念1着)
・ジャスティンパレス(宝塚記念3着)
・ソールオリエンス(宝塚記念6着)
・アーバンシック(宝塚記念14着)
・タスティエーラ(クイーンエリザベス2世C1着)
・マスカレードボール(ダービー2着)
・ホウオウビスケッツ(毎日王冠2着)
・ミュージアムマイル(セントライト記念1着)
今年は安田記念組、札幌記念組の出走ナシ。構図としては宝塚記念組vs3歳という感じか。人気の一角になりそうなシランケドはGⅢ新潟記念からのローテで該当せず。
■1番人気の前走成績

1番人気はめちゃくちゃ強いわけだが、負けたのは・・・休み明けとはいえ約7ヶ月の間隔が空いたリバティアイランド。同じく7ヶ月近くの休み明けだったコントレイルも2着に敗れており、休み明けOKと言っても半年を超えるような期間の場合は割引が必要かも。それから適距離に戻ったはずのスワーヴリチャードも大敗してるね。しかし、マスカレードボールはダービー2着からのローテでイクイノックスを彷彿とさせますな。
■脚質別成績

前後は互角か。上がり最速は強いっちゃ強いが鋭く差して2着のイメージ。これはディープインパクト産駒が2着ばかりなのと無関係ではあるまい。
■位置取り・上がり3F

脚質パターンは・・・「差し→先行(逃げ)」「先行→差し」「差し→差し」。上がりは良馬場なら33秒台。馬場が良ければ32秒台もある。時計は1分57秒台。展開次第で56秒台もありそう。瞬発力必須!しかしこうやって見るとやはりヒモは結構荒れてるねえ。
穴馬の脚質は、逃げ・差し。
今週からBコース変わり・・・という視点もあるしね。逃げ馬を狙うのも一つか。
■1番人気の位置取り・上がり3F

どちらかと言えば先行タイプの方が安定感あるか。
■上がり最速候補

上がり最速候補は・・・
・クイーンズウォーク
・シランケド
・ジャスティンパレス
・ソールオリエンス
・マスカレードボール
・ミュージアムマイル
面白そうなのは宝塚記念組かー。
■重馬場適性

今週末の東京は金曜・土曜が雨予報。日曜は晴れ予報となっており、馬場がどうなるか全くわからない。予報通りなら一旦悪くなって乾いていく感じか。しかし先週も結構な雨量があったにも関わらず芝は稍重だったからなあ(ダートは不良)。多少雨が降っても当日晴れなら速攻で回復しちゃうかも。まあとりあえず重馬場適性見ておくか。※【かっこ】内の数字は重馬場以上+馬場指数6以上の馬場の成績。
【重馬場が得意そうな馬】
・クイーンズウォーク【1.0.0.0】
キズナ×Halington。かなり重い馬場だった今年の金鯱賞でホウオウビスケッツを破って快勝。血統からも重馬場は大得意と見ていいだろう。
・シランケド【1.1.0.0】
デクラレーションオブウォー×ディープインパクト。成績は条件戦時代のものだが、いずれも出遅れ最後方から上がり最速。道悪は苦にしないタイプと見ていいだろう。
・ソールオリエンス【1.1.0.2】
キタサンブラック×Motivator。重馬場の皐月賞を勝ち、宝塚記念で上がり最速の2着。圏外の2つも上がり最速の4着と5着。展開の助けが必要なタイプだが、重馬場は滅法得意だ。
・タスティエーラ【0.1.0.0】
・サトノクラウン×マンハッタンカフェ。ソールオリエンスが勝った皐月賞で2着。父のサトノクラウンは道悪の鬼であったし、馬場が重くなる分は大歓迎だろう。
・ホウオウビスケッツ【0.2.0.1】
マインドユアビスケッツ×ルーラーシップ。かなり重い馬場だった今年の金鯱賞で2着。道悪になったらプラスと考えていいだろう。
・メイショウタバル【1.0.0.1】
ゴールドシップ×フレンチデピュティ。重馬場だった毎日杯で衝撃の6馬身差圧勝。稍重の神戸新聞杯1着、宝塚記念1着。血統からしても間違いなく道悪は鬼だろう。
逆に苦手そうなのは・・・ジャスティンパレス、ミュージアムマイル。マスカレードボールは適正不明。
■厩舎・生産者・血統

東西互角。社台系特にのノーザンFが鬼のように強く、現在7連勝中。もう勝ち馬はノーザンFから探すべきか?血統的には普通にリーディング上位のサンデーサイレンス系あるいはキングカメハメハ系。面白いのがフレンチデピュティ(クロフネ)の血。この血統はダート向きのパワーを伝えることが多いわけだが、マレに東京でキレキレの馬を出すんだよね。
■データケツ論。
・宝塚記念組vs3歳。
・瞬発力必須
・ノーザンF、主要血統
マスカレードボールは社台F生産のドゥラメンテ産駒。美浦・手塚厩舎。鞍上はルメール。二つ上の姉にマスクトディーヴァがいる良血。この馬が1番人気になるのか?いや、この馬が弱いとか言うつもりは1㍉もないが、仮に鞍上がダービーの時と同じ坂井だったら1番人気になるか?みんな・・・馬じゃなくて屋根ばかりを見てないか?いやいや、GⅠはルメール!それでええのよ!という声はわからんでもない。わからんでもないが、これが古馬とは初対戦。しかもブッツケである。過去10年でこのレースを勝った3歳馬はイクイノックスとエフフォーリアの2頭だが、マスカレードボールがこの2頭と同様のレベルにあるのかどうか?もう一つ気になるのは今年の3歳の世代レベルである。分かり易いのがサトノシャイニング。皐月賞5着・ダービー4着のこの馬が毎日王冠では3着までだったんだよねー。いやいや、ダービーの上位2頭はレベルが違うよ!という意見は私も同意したい。同意したいが、今年の3歳はレベルが低い疑惑があるのも事実。まあ、このレースが終われば全て明らかになるだろうけどね。この馬を買うかどうかは購入済のエロ動画を全部見終わってから考えようと思う。
ミュージアムマイルはノーザンF生産のリオンディーズ産駒。栗東・高柳厩舎。鞍上はクリスチャン。今週から短期免許かー。うーん。今年の皐月賞馬。ダービーは6着に敗れたものの、秋緒戦のセントライト記念を快勝。菊花賞ではなく、こちらに駒を進めてきたわけだが・・・これまたみんな、馬じゃなくて屋根ばかり見てないか?この馬も3歳なわけだが、セントライト記念で僅差の2着だったヤマニンブークリエは先週の菊花賞で16着に大敗。戦績からしても東京の瞬発力勝負より中山のタフな持久力戦が向くタイプ。いくら戸崎からクリスチャンに鞍上が変わるからって人気し過ぎじゃね?あと、時計の掛かる馬場だった弥生賞で4着に敗れているように道悪は歓迎ってタイプじゃなさそうなんだよねー。まあ馬場が悪くなったらスカートめくりかなあ・・・
タスティエーラはノーザンF生産のサトノクラウン産駒。美浦・堀厩舎。鞍上はレーン。今回香港のクイーンエリザベス2世C1着から6ヶ月の休み明けだが、去年も天皇賞春以来の6ヶ月振りで2着に来てるんだよね。もちろん調教を見てからの判断になるが、前走もプログノーシス相手に完勝だったしなー。状態に問題なければ上位争い必至だろう。この馬は押さえが必要かなー。

3歳のマスカレードボールとミュージアムマイルが怪しいなら谷間チャンスじゃね?と思った貴方に大穴候補を挙げておこう!
まず、宝塚記念馬のメイショウタバル!浦河・三嶋牧場生産のゴールドシップ産駒。栗東・石橋厩舎。鞍上は武豊!前走の宝塚記念を3馬身差で圧勝した馬であるが、折り合い面に不安があり、お世辞にも安定しているとは言えぬ馬。言うならピンパータイプで勝つ時は強い勝ち方をするが、負ける時は派手に負けるタイプ。ただ、それでも宝塚記念馬に鞍上は武豊である。1番人気とは言わなくとも2~3番人気なって然るべき馬。しかし今回おそらくjあまり人気になるまい。その理由は「東京適性」だろう。これまで一度も東京は走ってないわけだが(ダービーは出走取消)、父はスタミナタイプのゴールドシップ。これまで33秒台の脚を使ったことがなく、好走の多くは逃げがハマった時。東京の瞬発力勝負は向かないんじゃね?という理由。その理由は同意するが、天皇賞秋で穴を開けるのは「逃げ馬」であるのも事実。去年のホウオウビスケッツ然り、3年前のパンサラッサ然り。この馬、母父はフレンチデピュティなんでね。東京で走っても何ら不思議ないぞ!
次に、これも宝塚記念組からジャスティンパレス!ノーザンF生産のディープインパクト産駒。栗東・杉山晴厩舎。鞍上は団野。兄に先だって輸入された種牡馬のパレスマリス、それからステイヤーズS勝ちのアイアンバローズがいる良血。天皇賞秋はこれまで2度出走して2着、4着。この馬、春の天皇賞を勝ってる馬だけどね。適正は長距離ではなく中距離。そして東京2000はベストの舞台だと思う。惜敗続きで前走は10番人気まで落ちたが、今回も人気にならんのは鞍上のせいだろう。いや、団野が悪いわけではないが、ルメールかレーンが乗ってりゃ普通に上位人気になる馬だと思う。今年で引退するそうなんで走るとしてもあと2つか3つ。しかし陣営の狙いは最も適正の高いココだろう!メイチの仕上げを期待したい。あと、馬場は稍重くらいまでだね。
それから、大穴になりそうなソールオリエンス。社台F生産のキタサンブラック産駒。美浦・手塚厩舎。鞍上は丹内!おお、GⅠでこういう馬が回って来るようになったか!改めて戦績を見れば・・・2023年の皐月賞馬でダービーは2着、菊花賞は3着!その後は惨敗が続いたが、宝塚記念では後方から大外ぶん回し上がり最速をマークして2着に好走!その後また惨敗が続いてるわけだが・・・ここ3戦は京都記念・大阪杯で上がり最速。そして前走の宝塚記念でも上がり2位をマークしており、展開や馬場次第でいつ走ってもおかしくないレースをしているのである。で、今回はやや馬場が渋りそうな東京芝2000m戦。メイショウタバルがそこそこ飛ばしていくようなら・・・展開的にも向きそうな感じで条件はピッタリ!?復活あるかもよ~!
他、去年の3着馬ホウオウビスケッツ。実力・適正があるのは間違いない。今年は単騎逃げとはいかんかもしれんが、鞍上が岩田パパってのがまた不気味。あと、人気がないのであれば、昨年の菊花賞馬アーバンシック。この馬も長距離GⅠ勝ち馬だが、本質は中距離だよね。東京2000とか実は合うんじゃね?問題はデキ。
というわけで、
データ的には亀頭はカチンコチンに硬いレースだが、
今年はガチで怪しい気がするねー。
まあ・・・またルメール。あるいはクリスチャン。
ってことになるのかもしれんけどね。
いつも通り大穴狙って行こうと思う!
調教チェック、最終予想お楽しみに!

【浅次郎のひとりごと】
「逃げると決まってるわけでもない」か・・・もう戦いは始まってる感じするねえ。
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