スプリンターズS2022レース回顧。◎ジャンダルムが見事1着！

【スプリンターズS2022レース回顧】中山芝1200ｍで行われる秋の短距離王決定戦GⅠスプリンターズS！勝ったのは7歳の老雄ジャンダルム！浅次郎の本命もこの馬で見事単勝的中！2着のウインマーベルは無印だったけど（笑）。さて、ジャンダルムの今後は？メイケイエール、ナムラクレアの敗因はなんだったのか？

 

いえーい！

◎ジャンダルムが見事勝利！

馬券は、単勝ゲッツ！

予想買ってくれたみんな！ありがとうーー！

 

 

いやー。

 

ジャンダルム強かった！

 

・・・というより

 

内枠を利用して上手く乗られたなー・・・

 

という意見が多いと思うんだけど、

能力がないとこのメンバーで勝ち切る事など出来はしないし、

枠順や展開や馬場バイアスや運も含めて、

なんもかんもで競馬である。

1番最初にゴールを駆け抜けた馬が、その中で一番強い馬なのだ！

 

とは言え・・・

ちょっと今回は不公平過ぎる馬場だったと思うけどね。

 

さて簡単に回顧しよう。

 

■スプリンターズS2022結果・着順

ジャンダルムの単勝は20.3倍。正直、30倍以上は付くと思っていたんだが、意外と売れてたね。複勝なんて5番人気だからな。結構大口が入っていたのだろう。馬連は153.4倍の万馬券！これは取りたかったなあ。しかし三連複はこれ安くねえ？人気サイド全ぶっ飛びだったんから10万馬券でも良さそうだけどねー。

 

■スプリンターズS2022レース映像

 

■スプリンターズS2022レース回顧

スタート！逃げ馬候補のテイエムスパーダが出遅れるアクシデント！ジャンダルムは好スタートからスッと前へ。

 

ジャンダルムは内を閉めることなく、テイエムスパーダが来るのを待ってからその後ろへスッポリ。想定通り！押してファストフォース。ダイアトニックは控える感じ。

 

外からメイケイエール、ナムラクレア。内からメイショウミモザ。

 

先行勢を見る形でヴェントヴォーチェ。そしてここにウインマーンベル。

 

中団後方にエイティーンガール、トゥラヴェスーラ、シュネルマイスター。

 

後方にナランフレグ、タイセイビジョン、マリアズハート。

 

最後方にラヴィングアンサー。

 

ラップタイムはこう。

テイエムスパーダが出遅れたにもかかわらず、

前半3Fは32.7となかなか速いラップになったんだよね。

しかし後半がかなり掛かっており・・・35.1。

 

特にラスト1Fは12.3掛かっているのだ。

このラップは当然早め先頭に立ったジャンダルムの時計だが・・・

にも関わらず、

ジャンダルムは差されることなくゴール板を駆け抜けた。

つまり他の馬もラストはバテ気味だったということだね。

 

中間の隊列がこう。短距離戦にしては結構縦長であった。

 

3～4コーナー。まだ余裕の手応えに見えるテイエムスパーダ。しかし絶好の手応えでジャンダルムが前との差を詰めていく。この時点で「あ、こりゃジャンダルムにやられたわ・・・」と思った方も多かったのではなかろうか。真後ろにいるメイショウミモザの手応えも良く・・・その横にはメイケイエール。その後ろにナムラクレア。全部持ってるぅぅぅ！しかし出来ればメイショウミモザかもーん！と思ったのは秘密だｗ

 

馬なりのままテイエムスパーダの外に出すジャンダルム！メイケイエールは外へ。さらに外に行ったのがナムラクレア。これが・・・この2頭の敗因だったのかもしれない。外は伸びない。伸びないのだトキよ。

 

直線に向くと・・・ジャンダルムがあっさりテイエムスパーダを交わして先頭に躍り出る。そして勢い十分に後続を突き放しに掛かる！粘る粘るダイアトニック！外からメイショウミモザ（一瞬夢見た）、その外からナムラクレア。メイケイエールは・・・手応え悪し！そして、馬群の中に突っ込んで来たのがウインマーベル。最内を突いて追い込んできたのが赤い帽子のエイティーンガール。これもインに行って詰まったのがトゥラヴェスーラ（涙）。

 

残り200！最後の急坂！ジャンダルムの脚色は衰えず・・・！後続にはまだ2馬身の差がある！頑張れぇぇぇジャンダルムぅぅぅ！ココから馬群の間をすり抜けて来るのがウインマーベル。内からエイティーンガール。外からナムラクレア。3着に突っ込んでくるナランフレグはこの時まだメイケイエールと同じ位置。

 

残り100！坂を登ってまだ2馬身差ある！しかしここでジャンダルムの脚が止まる！

 

猛追するウインマーベル！そして火の出るような勢いでナランフレグが追い込んでくる！

 

しかしクビ差凌いだところがゴール。ウヒィィィ！痺れたぁぁぁ！3着は後方から突っ込んできたナランフレグ。4着には粘りに粘ったダイアトニック。ナムラクレアはいいレースをしたんだが・・・ダイアトニックさえ交わせずの5着。密かに惜しかったのが内のエイティーンガール、それから内で詰まったトゥラヴェスーラ。

 

ジャンダルムよく頑張った！

7歳にして初ＧⅠ制覇！

なんか、盛りを過ぎたオッサンとしては、勇気もらったネ。

 

勝ちタイムは1：07.8。

勝ち馬の上がりは34.6。

 

 

 

 

 

重賞ハンターの池江調教師も・・・久しぶりのGⅠ勝利。

 

勝ったジャンダルムは米国産のKitten’sJoy産駒。母は短距離女王のビリーヴ。この母はアメリカで繁殖生活を送っており、その末っ子がジャンダルム。珍しい母子でのスプリンターズS制覇となった。ずっと追いかけていた馬なので個人的にもとても嬉しい。2歳時から一線級の活躍をしていた馬だが、若い頃はクラシックに出走したため中距離。古馬になってからはずっと1600メインで使われてたんだが、今になってはもう明らか。この馬はスプリンターだったのだ！もしかしたら・・・若い頃からスプリント路線を歩んでいたら、とっくにGⅠ勝ってたのかもしれんね。しかし7歳となった今、おそらくこれがラストチャンスのGⅠを勝った意義は大きい。これで堂々と種牡馬になれる。血統は申し分ないし、2歳時から活躍出来そうだから、結構頭数集まるんじゃない？いや、良かった良かった！単勝勝負も良かった！あとは・・・香港スプリントで引退でいいんじゃない？

2着はウインマーベル。怪しい匂いがする3歳馬だったが・・・調教がよく見えなくて軽視してしまった。失敗。しかし馬群を縫って鋭く追い込んで来たなあ。今回は勝ち馬に完璧な騎乗をされてしまったが、あとクビ差ということろまで追い詰めて見せた。この後はどうするんだろう？徹底してスプリント路線が良さそうだねー。

ナランフレグは後方の内で脚を溜め、直線は馬群に突っ込み、とても届かないようなところから最後鬼脚を繰り出して3着まで押し上げて見せた。ブッツケであったが、仕上がりも良かったんだろうね。上手く乗ったが・・・今回は届かなかった。

ダイアトニックは前々で粘りに粘っての4着。内有利の馬場を最大限活かしての騎乗でね。あわや3着・・・というレース振りだった。やはり実力ある。

 

さて、1番人気メイケイエールの敗因は何だったのか？池添は「敗因は中2週くらいしか思いつかない」と発言しているが、私もおそらくそれが原因だと思う。正確には、中2週はあまり関係なく「敗因は状態面」だったと思う。時間がある方は調教チェックを見返して欲しいのだが、文面から浅次郎の不安が伝わると思う。最終追い切りはそこそこ良かったんだが、1週前がヌルヌルの時計。この時点でやはり状態面には不安があったのではなかろうか。前走はめっちゃ状態良かったので「仕上げすぎていた」のかもしれない。どんなに一流の馬でも状態面がイマイチだとこれだけ走らないのである。もちろん外を回したのも敗因の1つだろう。この日は外は徹底して伸びなかった。

同じく外を回したナムラクレアは絶好調の仕上がりだったと思う。位置取りも良かったし、仕掛けのタイミングも良かった。一瞬突き抜けるような勢いもあった。でも伸びなかった。これは内有利の馬場バイアスのせいだろう。あるいは、急坂で伸びが止まった感があるので・・・坂は苦手なのかもしれないね。

3番人気に支持されていたシュネルマイスターは見せ場なく9着まで。適正云々の話もあるかと思うが、仕上がり的にも完調手前だったと思う。枠的にもキツかった。やはりここは要らなかったね。次走はマイルCSだろうけど、状態上がってくれば巻き返し必至だろう。

それから、今回密かに惜しかったのがエイティーンガール。中団後方追走から4コーナーはインベタを回してワープ発動！絶好の手応えで伸びる内ラチ沿いを突いた！しかし、進路は狭く、鞭を入れると馬がヨレ・・・しっかり追えなかったんだよね。いつもは大外を豪快に伸びる馬だが、こういう狭い所を走るのは向いてないのかもしれん（人間だって車だって狭い所を走るのは怖いよね）。シッカリ伸びれば・・・というところだった。

同じく惜しかったのがトゥラヴェスーラ。この馬はエイティーンガールの後ろからインベタを回して直線へ。ラチ沿いにはエイティーンガールが行ったんでね。この馬は進路を探しながらとなったわけだが、一瞬開いたスペースには松山のウインマーベルが馬体をねじ込み、この馬は痛恨のどん詰まり。まあこれがイン突きのリスクであるが、手応え絶好だったからねー。仮にスペースがあれば・・・鬼脚炸裂していたかもしれない。

我々競馬ファンは「内が伸びるんだから内に行けよ！」と軽々しく言ってしまうわけだが、実際の競馬はそんなに簡単なものではない。内は詰まるリスクがあるし、狭い所に突っ込むのは恐怖心が伴うし、今回のエイティーンガールのように狭いところだと伸びない馬もいる。そもそも短距離戦で外枠から内に入れるのは至難の業である（極端に下げるか、序盤から押して前に行くかしなければならない）。

自分が買った馬券がハズレたからと言って、騎手を叩くのはあまりよろしくないですな。まあ、でも文句を言いたくなるのはよく分かるんでね（笑）。一言「◯◯のアホー！」とヤジっておしまいにしたい。

 

以上、レース回顧終わり。

 

今回の予想は◎ジャンダルムがビンゴでとても良かったと思う。

2着まで当てれたらもっと良かったんだけど、

かなり手広く買ったくせに・・・

ウインマーベルを買えなかったのは反省点（涙）。

 

浅次郎の予想はこうだった！

→スプリンターズS2022予想note（現在無料）

 

展開予想の所がもう完璧だったね。

予想買ってくれたみんな！本当にありがとうー！

また買ってくれなー！

 

荻野極騎手、GⅠ初勝利おめでとう！惨敗しても続けて乗せてくれてありがとうー！

 

【浅次郎のひとりごと】

凱旋門賞は直前に降った雨の影響もあってか・・・日本馬全滅。唯一タイトルホルダーは逃げて見せ場を作ったが、あとの3頭はもう見せ場もなく残念な結果であった。。。しかし、チャレンジし続けることが大事。来年もまた懲りずにチャレンジする馬が現れて欲しい。しかしせめて良馬場でやりたいね～～。あ、馬券はハズレですた。この結果だとわたしゃドモナラズと叫ぶほかなし。股来年！

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