エリザベス女王杯2022レース回顧!新女王にジェラルディーナ!

【エリザベス女王杯2022レース回顧】重馬場の阪神芝2200で行われた牝馬頂上決戦GⅠエリザベス女王杯!勝ったのは良血ジェラルディーナ!2着同着にウインマリリン、ライラックが入り波乱の決着となった。1番人気デアリングタクト、2番人気スタニングローズ、3番人気ナミュールの敗因はなんだったのか?

 

ジェラルディーナ、

雨の仁川で女王戴冠!

 

 

いやー。ジェラルディーナ強かったね。

 

馬券的には◎ピンハイでドモナラズであったが、

タフな馬場にタフな展開で、いいレースだったと思う。

簡単に振り返ってみよう。

 

■エリザベス女王杯2022レース結果

勝ったジェラルディーナは4番人気、2着同着の1頭ウインマリリンは5番人気とそこそこの人気馬だったが・・・もう1頭の2着ライラックは13番人気の大穴!この馬から買えたらカッコ良かったんだけどねえ。三連複は9万馬券かあ。ちなみに・・・anatubeを見てくれた方はご存知と思うが、ライラックは調教爆穴の2頭目に挙げていたのである。私も当初はヒモで狙う気満々だったのだが、道悪になって・・・他に買いたい馬が増えて・・・最終的には斬ってしまった。この馬、道悪は未経験だったが・・・実際は鬼だったね。

 

■エリザベス女王杯2022レース映像

 

■エリザベス女王杯2022レース回顧

ほぼ揃ったスタート!さてどの馬が行く?

 

行ったのは予想通りローザノワール。2番手に海外からの刺客マジカルラグーン。

 

好位にウインキートス、ウインマイティー。その後ろにスタニングローズ、内からピンハイ。ま、前に行ったかあ・・・。その後ろにウインマリリン。結果から言うと・・・今回先行勢はほぼ全滅。唯一残ったのが・・・先行勢を見る位置だったウインマリリンで、この馬は相当強い競馬をしたと思う。

 

中団にデアリングタクト、外からテルツェット、中にナミュール、内からクリノプレミアム。

 

中団後方にアンドヴァラナウト、外にジェラルディーナ。その後ろにイズジョーノキセキ、ルビーカサブランカ。ホウオウエミーズ。

 

後ろから2頭目にライラック!こんなところにいたんだねー。最後方はアカイイト。この馬も4着まで追い込んで来る。

 

ラップタイムはこう。

1000m通過は60.3。

馬場を考えると速めのペースだったと思われる。

 

その後も緩むことなく12秒台前半のラップ。

そして・・・阪神内回りらしく、

残り800mからのロンスパ勝負!

 

厳しいラップで3コーナーに突入。馬場を見てみると・・・やはり内目の馬場は黒ずんで荒れているように見える。阪神は基本内有利バイアスが続いていたが・・・雨が降って馬場傾向が一変。外が伸びる馬場となった。今回内に閉じ込められた馬たちは辛かったと思う。

 

4コーナー!早めにスパートし、後続を突き放しにかかるローザノワール!内の馬はみんな手応えが悪い!逆に・・・大外にいるピンクの帽子ジェラルディーナは絶好の手応え!先行勢を見ながら外を回していたウインマリリンの手応えもいい!そしてジェラルディーナの影に隠れて見えないが・・・ライラックが猛然とマクッて来る!

 

さあ直線!逃げる逃げるローザノワール!先行勢を交わして伸びてきたのがウインマリリン!その外からテルツェット!そしてジェラルディーナ!大外からライラック!内の先行勢はもうズブズブ!スタニングローズはもうこの地点で手応えなし。デアリングタクトは馬場の真ん中に出して追撃態勢に入るが・・・手応えはどうだ?

 

残り200!ここでローザノワールは一杯!いやしかしこの馬、大健闘だったね。2200は確かに長かったが2000くらいまで持つんじゃないの?あと、良馬場でやりたかったね。

馬場の真ん中を通って抜け出すウインマリリン!これに襲いかかるジェラルディーナ!さらに外からライラック・アカイイトが豪然と伸びてくる!デアリングタクト・ナミュールは5分所から併せ馬で前を追う!

 

残り100!抜け出したウインマリリンを交わして前に出るジェラルディーナ!若かりし頃の私のナニのように勢いが違う!外からライラック!届くか???デアリングタクト、ナミュールは伸びない!

 

1着で駆け抜けるジェラルディーナ。2着は珍しい同着となった。

 

重馬場の勝ちタイムは2:13.0。

勝ち馬の上がりは35.4。

 

暴姫ジェラルディーナ、強し!

新女王に君臨!

 

 

 

 

 

 

 

勝ったジェラルディーナはノーザンF生産のモーリス産駒。母は名牝ジェンティルドンナ。父モーリスはこれでピクシーナイトに続くGⅠ勝ち馬を輩出。父も奥手で古馬になってから大成したが、ジェラルディーナも4歳にして本格化。昇り龍のGⅠ制覇となった。個人的には「重馬場だと怪しいんじゃね?」と思って斬ってしまったのだが、完全なる間違いだった。お母さんのジェンティルドンナが重い馬場は苦手だったからねえ。うーん。しかし娘は道悪を全く苦にしなかったなあ。完全に本格化した印象だが、今回上位は外枠勢が占めていたからね。馬場バイアスが有利に働いたという点も否めない。しかしこれだけタフな競馬でね。最後までシッカリ伸びて突き抜けたから強い競馬だったと思う。次は有馬記念でオネシャス!

2着同着のウインマリリンは一時期の不振を脱して完全に復調。今回調教も絶好だった。鞍上にレーンを迎え、正攻法で勝ちに行く競馬をしたが、1頭強い馬がいた感じ。しかし今回前に行った馬は全滅で、完全に差し・追い込み有利の流れ。そんな中、中団前目から早め抜け出しの競馬で2着だったのだから相当強い競馬をしたと思う。惜しかった。この馬も有馬記念でお願い!

同じく2着同着のライラックは秋華賞10着からのローテで驚いた方も多かったろうと思う。しかし秋華賞は入れ込んで力を出せなかっただけで、紫苑Sでは鋭く追い込んでスタニングローズと0.1秒差だったし、フェアリーSではスタニングローズを差し切っている馬。決して能力が足りないわけじゃなかったんだよね。私もそのことは重々承知していて、秋華賞では◎を打ってたんだが・・・今回は無印。調教がいいのも分かっていたんだけどなあ・・・うーん。軸には出来なかったけど印は回すべきだった。反省。さてこの馬・・・この後はどうするんだろうね。有馬記念は・・・賞金足りないか?

離された4着に昨年の勝ち馬アカイイト。最後方待機から大外ブン回しで突っ込んで来たわけだが・・・最後の坂を登ったところで勢いが無くなってしまった。底力は示したが、前の3頭とは2~3馬身離されての4着。いい競馬はしたけどねー。ワンチンコ足りず。しかし・・・是非、また来年もこのレースに出走して盛り上げて欲しい。あ、来年は京都開催か。

5着に人気の一角だったナミュール。中団から馬場の真ん中を突いてジリジリと伸びたが・・・今までのこの馬が駆使してきた鋭い脚は見られなかった。敗因を挙げるならやはり馬場だろう。まあ、それでも5着に来てるのだから立派だと思う。あ、そうそう。ハービンジャー産駒は道悪得意と言ってる競馬評論家が多いけど、それは単なるイメージで・・・データ的にはそうでもない(むしろ良馬場の方が得意)。この馬も切れるハービンジャーだと思う。

1番人気デアリングタクトの敗因はなんだったのか?一つには馬場。内はかなり荒れて力の要る馬場となっており・・・今回内枠勢は全滅。2枠4番だったこの馬も終始インを走らされ・・・直線は上手く馬場の真ん中に出したがジリジリとしか伸びなかった。最後はバテて力尽きる感じで6着。次に考えられるのは能力減。前走のオールカマーも怪しい内容だったが、今回も馬場の悪いところを走らされたとはいえ2年前のこの馬ならなんとかしたのではないか?問題は今後。今回の結果を受けて陣営がどういう判断をするのか。とりあえず有馬記念出てこい!

2番人気のスタニングローズは今回4コーナーですでに手応えがなかった。悪化したインを走らされたのが直接的な敗因だと思うが、それにしてもズブズブの負け方だった。もしかしたら秋3戦目で見えない疲れがあったのかもしれない。強い馬でも負ける時は負ける例。

私の◎ピンハイは・・・絶好のスタートを切って前へ。おいおいちょっと前過ぎじゃね?と思ったわけだが、その懸念の通り・・・いいポジションを取ったのが仇となった。外に出すタイミングは全くなく、終始馬場の悪いインを走る羽目になり、直線に向いた時はもう余力が残っていなかった。それでもさほどは負けておらず、道悪が全然ダメだったわけではないと思う。うーん、内が伸びる良馬場だったら・・・あるいは外枠だったらまた全然違う結果になっただろうけどなあ。しかしホント運がないなこの馬。次は愛知杯希望。来年のエリザベス女王杯でリベンジしたい。

 

以上、回顧終わり。

 

次週はマイルCSですな。

エリ女は全然ダメだったが、

なんとなく好調なので来週も期待したい!乞うご期待!

 

まさみちゃん素敵!

 

【答え合わせ】

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