JRA種牡馬リーディング2020!芝・ダート別回収率データ。

【種牡馬リーディング】2020年の種牡馬リーディングはどうだった?芝・ダート、距離カテゴリー別の種牡馬の馬券率・回収率は?ロードカナロアの狙い所は?キズナは芝中距離で買え?芝長距離はエピファネイアとオルフェーヴル?タートルボウルの狙い目は?ダート短距離で穴を開けるのはカレンブラックヒルとアジアエクスプレス!

 

さて、

今日はチン子のデカさと耐久性の関係について

考えてみたいと思う。

 

 

・・・じゃなかった(笑)、

 

昨年の種牡馬リーディングについて

データを交えて見てみようと思う。

 

まず、これが2020年の種牡馬リーディング。

 

■JRA種牡馬リーディング2020

※netkeibaより抜粋

 

1位は9年連続でディープインパクト。勝利数、勝ち馬数、重賞勝利数、獲得賞金ともにブッチギリである。EI(アーニングインデックス)は産駒数の関係でトップではないが、それでも2.72と素晴らしい数字。2020年は三冠馬となったコントレイルを筆頭に、短距離GⅠを3つ勝ったグランアレグリア、天皇賞春を勝ったフィエールマンなどが活躍。天上天下唯我独尊のスーパー種牡馬であるが、2019年に天に召されており・・・実質的に今年の2歳が最後の世代となる(2020年生まれの当歳も6頭ほどいるけど)。つまり・・・あと2~3年の内に必然的な形で首位陥落することになると思う。

2位はロードカナロア。ポスト・ディープインパクトの1番手はこの馬か?今年で5世代目となるが、産駒数もガンガン増えて2020年はディープインパクトに次ぐ402頭が出走。全てが超ハイアベレージの成績となっているね。2020年は重賞を12勝し、アーモンドアイがGⅠ9勝の偉業を達成(2020年はGⅠ3勝)。種付け料もトップの1500万円となり順風満帆かと思われるわけだが、気になるのはアーモンドアイ、サートゥルナーリアに続く大物が・・・3年目以降に出て来ていないこと。それから、産駒の傾向もかなりハッキリして来たよね。芝の平均距離は1565mと短距離~マイルの適正が高く、ダート適正も高い。これは「芝の中長距離」が重要視される日本の競馬において多少マイナス材料だと思われる。現に上位種牡馬の殆どは芝の中長距離志向だからねー。

3位はハーツクライ。全ての数字において安定した好成績。ただ、2020年は思ったより活躍馬が出ず・・・芝の重賞勝ちはサリオス一頭に留まった。毎年のように勝ってきたGⅠの勝利も無し。これはちょっとずつ減っている産駒数も影響してるかもしれん。2020年の種付け頭数は71頭とかなり減っており、年齢的な所が考慮されてるのかもしれんねー。ずっと大関クラスの種牡馬であった馬だが・・・今後はランクも落ちて行くことになりそう。晩年の大物・・・出ないかな。種付け料はプライベートとなっている。

4位はオルフェーヴル。初年度産駒からラッキーライラック、エポカドーロを輩出して順調なスタートに思われたが、産駒の気性の問題や当たり外れが多いことなどから・・・2019年は種付け頭数54頭まで激減してたんだよね(デビュー当初は250頭前後種付けしていた)。しかし、ラッキーライラックやオーソリティの活躍もあって2020年は重賞8勝。成長力があり、古馬になって強くなる馬も多く、血統的なポイントも分かって来たのか・・・2020年の種付け頭数は165頭と復活。サンデーサイレンスの孫世代では最高の4位となったが・・・今後はやはり牡馬の大物の出現が待たれるところ。種付け料は350万円。

5位はキングカメハメハ。晩年は種付け制限をしていたが・・・体調不良により2019年に種牡馬を引退。その夏、ディープインパクトの後を追うようにして亡くなっている。現2歳世代がラストクロップ。芝ダート兼用のスーパー種牡馬で2020年はチュウワウィザードでチャンピオンズCを勝った。後継のロードカナロア・ルーラーシップも種牡馬として大活躍しており、さらにドゥラメンテ・レイデオロといった大物もスタンバイ。この系統が続いていくことは間違いあるまい。

 

以下、ルーラーシップ、ダイワメジャー、キズナ、エピファネイア、ヘニーヒューズと続くわけであるが、注目はやはりキズナ(種付け料1000万円)とエピファネイア(同1000万円)でしょうなー。ただ、種牡馬リーディングは「獲得賞金ベース」のランキングなんで馬券の役にはあんまり立たないわけよ。というわけで、アナタのちん子の耐久性を上げそうなネタを挙げておこう。

 

■種牡馬リーディング2020。勝率・回収率データ

これは芝・ダート、距離問わず全てのレースのデータである。これを見ると、勝率10%を超えてるのはディープインパクト・ロードカナロア・キズナのみ。複勝率で30%超えてるのはディープインパクトのみ。そして回収率ベースで見ると・・・100%を超えてるのはキズナとシニスターミニスターのみ。これを見ると・・・キズナは馬券的にも優秀なことがわかりますな。

ただ、これでは好走条件が分からんからね。

もうちょっと詳しく見ていこう。

 

■種牡馬リーディング2020。芝・短距離データ

芝1000~1600mの種牡馬ランキング。ディープインパクトロードカナロアの2頭が抜けてるね。いずれも高めの回収率をマークしているが、それ以上に人気になりやすく・・・馬券的には微妙なところ。

面白いのは2020年デビューのドゥラメンテ。まだこれといった大物は出ていないのだが、かなりアベレージが高い種牡馬になりそう。まだ2歳戦のデータしかないので・・・これをもって「ドゥラメンテは短距離向き」とは言えないわけだが、適正は有りそうだねー。回収率が高いのは中長距離のイメージ強いんで穴になりやすいのかも。

あと短距離の大穴に同じキングマンボ系のキングズベスト。それからディープブリランテ、リーチザクラウン

 

■種牡馬リーディング2020。芝・中距離データ

芝1700~2000mの種牡馬ランキング。まあ、このカテゴリーはディープインパクト無双なわけだが、まあこの馬は置いておいて挙げたいのはキズナである。馬券率も高いのだが、回収率もかなり高い。まあこれだけ異常に高いと「超大穴の一発」があったと思われるわけだが、キズナは芝中距離で買い!で間違いないだろう。

で、面白いのがモーリス。マイルGⅠを4勝した馬であるからして何となく「短距離向きじゃね?」というイメージ持ってる方が多いと思うんだが、2020のデータでは中距離の方が成績いいんですな。これまたまだ目立った大物はいないんだが、これからの馬券の参考になるんじゃないかと思う。

芝中距離の大穴はタートルボウル。この馬って芝向きなのかダート向きなのか把握してないファンが殆どだと思うが・・・これはかなり激熱情報だと思う。ちなみに私の亀は不良馬場の高速ダート向きだ(笑)。

 

■種牡馬リーディング2020。芝・長距離データ

芝2100~3600mの種牡馬ランキング。分母がガクッと減ってしまうわけで、データとしての信頼度は落ちるわけだが、多くの芝重賞や重要レースが行われるカテゴリーだからやはり注意が必要である。目立つのはオルフェーヴル。ディープインパクトと同じ様な馬券率となっており、長距離に強いことが分かる。オルフェーヴルの狙い目はココですなー。

それから・・・異常と言える数字になってるのがエピファネイアロードカナロア。エピファネイアは中距離でも好成績であったが・・長距離だと複勝率44.9%とちょっと驚くべき数字になっている。エピファネイアの距離延長とかは大歓迎ってことだねー。そしてロードカナロアも凄まじい数字になってるんだよね。上でも述べた通り、ロードカナロアは基本短距離適正が高いわけだが、長距離で走る馬も結構いるってことだ。そしてその際は人気が落ちやすい。

あと芝長距離の大穴にゴールドシップキズナ。ゴールドシップはそのイメージ通り長距離に強い。キズナも結構穴を開けるので注意。

 

次、ダート。

 

■種牡馬リーディング2020。ダート・短距離データ

ダート1000~1400mの種牡馬ランキング。このカテゴリーは長らくサウスヴィグラスが1位だったわけだが、ついに陥落。2018年3月に亡くなっているため・・・これから産駒の数は減る一方となる。替わって首位となったのがヘニーヒューズ。回収率ではイマイチだが、高い馬券率で安定した成績となっているね。

2019年は高い回収率となっていたダート短距離のロードカナロアだが、2020年は回収率ガタ落ち。これはもうダートの短距離でロードカナロアが強いことが「バレた」んだね。こういうデータは世間に知られると使えなくなる。あとオルフェーヴルの成績が良くてビックリ。ダート短距離ってイメージは全くないけどねー。回収率は普通だが馬券率はかなり高め。

ダート短距離で面白いのは・・・カレンブラックヒル!それからアジアエクスプレス!いずれもヘニーヒューズを超えるような馬券率になっているにも関わらず回収率が鬼のように高い。つまりこれらの情報はまだあまり知られていないのである。特に・・・カレンブラックヒルはダイワメジャー産駒なんであんまり「ダート」ってイメージないよねー。アジアエクスプレスは朝日杯FS勝ち馬だが適正はダートだ。産駒が少ない中かなり頑張ってると思う。この馬はヘニーヒューズ産駒なんでね。ヘニーヒューズと同じように考えてもいいかもしれん。他、回収率が異常に高いシニスターミニスター、スウェプトオーヴァーボードなどは「大穴一発」で回収率が上がってるだけではないかと思う。

 

■種牡馬リーディング2020。ダート・中距離データ

ダート1500~1700mの種牡馬ランキング。ちょっとこういうククリで分けるのもどうかと思うわけだが、この距離でもヘニーヒューズが1位。このカテゴリーだとゴールドアリュールが強いイメージだが、この馬も2017年に亡くなってるからね。これからドンドン産駒数が減って行きますな。

しかしこのカテゴリーだと狙いたい種牡馬はあんまりいないねー。強いて挙げるならパイロハーツクライか。

 

■種牡馬リーディング2020。ダート・長距離データ

ダート1800~2400mの種牡馬ランキング。キングカメハメハが強いのはまあ想定通りであるが、キズナ・ディープインパクトといった芝のイメージが強い種牡馬が好成績ですな。特にディープインパクトはイメージと真逆なせいか大穴になることがあるようだ。ここでもゴールドアリュールは成績が落ちている。

ダート長距離で面白いのはエスケンデレヤ!短距離でも中距離でもランクインしてなかったのに、長距離では7位。馬券率は極めて高く、回収率も文句なし。まだデビュー3年目の種牡馬であるが、全く傾向が知られていないんだと思われる。ほか、ジャスタウェイパイロタートルボウルあたりも狙い目。タートルボウルは芝の中距離が狙い目だったが、ダートだと長距離がいい。

 

以上。これらはざっくりとした距離別のデータであり、当然「コース」によっても変わるからね。一概には言えないのであるが、大まかな馬券の参考にはなると思う。是非、2021年の馬券の参考にしてくれい。

ちなみに、モッコリ万馬券倶楽部では、JRAの全てのコース毎(例えば「東京ダート1600m戦」といった感じで)の最新データを随時更新しているぞ!種牡馬だけじゃなく「人気」「枠順」「騎手」「厩舎」「騎手×厩舎」「脚質」「生産者」といったデータを浅次郎のコメント付きで載せているんでね。かなり重宝すると思う。競馬界も移り変わりが早いからね。美味しい情報もあっという間に変わって行くぞ!

 

さて、

 

 

チン子のデカさと耐久性の関係については分からんわけだが、

馬っ気を出した馬を見ると

なぜか女の子は喜ぶ!

・・・ってことは言えるかもしれない。

 

普通に競馬場に行ける日が早く来るといいですな。

 

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