JRA種牡馬リーディング2021!穴種牡馬はこれだ!

【種牡馬リーディング】2021年の種牡馬リーディングはどうだった?芝・ダート、距離カテゴリー別の種牡馬の馬券率・回収率は?マクフィは芝の短距離?シルバーステートの狙い目は?ミッキーアイルは芝・ダート兼用?ドレフォンはダートで狙え?キズナ・オルフェーヴルはダートでも走る!エピファネイアはダートじゃ走らない?

 

毎年衰えていくばかりの我がムスコであるが(笑)、

種牡馬の世界は厳しく、

衰える種牡馬もあれば栄える種牡馬もあり。

 

長年王座に君臨したディープインパクトが急逝し、

時を同じくしてキングカメハメハもこの世を去った。

 

この2大巨根に変わる次世代の種牡馬は?

今後は大きく勢力図が変わっていくと思われるわけだが、

2021年の種牡馬リーディングはどうだったかな?

 

■JRA種牡馬リーディング2021

※netkeibaより抜粋

 

1位は10年連続でディープインパクト。出走頭数1位、勝利数1位、勝ち馬率.353。EI(アーニングインデックス※一頭あたりどれだけ稼ぐか?を数値にしたもの)は2.41とダントツの数字。そして重賞勝利数は23!とこれまたダントツ。当然獲得賞金もブッチギリで1位。コントレイル・グランアレグリア、ダノンキングリーらが引退となったが、ダービーを制したシャフリヤール、秋華賞を勝ったアカイトリノムスメ、そして2歳ではキラーアビリティがホープフルSを勝ち、若い世代の層も厚い。ただ、現3歳世代が実質ラストクロップ(2歳馬も6頭ほどいる)。今年まではリーディングサイアー確定だろうけどね。来年か・・・再来年にはディープインパクト帝国も終焉を迎えると思われる。

2位は昨年に引き続きロードカナロア。今年で6世代目となるわけだが、あっという間に産駒数が増え、出走頭数はディープインパクトに次ぐ430頭。勝利数は2位、勝ち馬率も高く、重賞勝利は10・・・と順調に「ポスト・ディープインパクト」の地位を固めつつあるだが、気になるのはアーモンドアイ、サートゥルナーリアに続く大物が居ないこと。2021年のGⅠ勝利はダノンスマッシュの高松宮記念だけ。多くはGⅢだった。IEが1.64→1.31と下がってるのも気になるところ。これまでは「サンデーサイレンスの血を持っていない」というアドバンテージが大きかったわけだが、サンデーサイレンスの孫・ひ孫世代が次々に種牡馬入りし、このアドバンテージが薄れつつあるのかもしれん。最近は「サンデーのクロス」を持った馬が活躍してるしね。種付け料は1500万円。今後どうなるか分からないぞ。

3位はハーツクライ。出走頭数はガクンと減って322頭。しかし安定した成績を挙げており、重賞は9勝。2020年は4勝だったのでかなり巻き返した感じだね。ドゥデュースが朝日杯FSを勝ち将来が楽しみなGⅠ馬も出た。一つ気をつけておきたいのは昨年の重賞活躍馬は「1600~2000」が多かったんだよね。ハーツクライと聞けば中長距離ってイメージする方が多いと思うが、もしかしたら傾向が変わって来てるのかもしれん。すでに種牡馬を引退しており、2021年生まれがラストクロップとなる。

4位はキズナ。出走頭数はそんなに多くないのだが、芝でもダートでも走り、距離の融通も効き、大物は出ないのだがアベレージがめちゃくちゃ高いのが特徴。意外にもアカイイトによるエリザベス女王杯がキズナにとってもGⅠ初制覇だった。今後は牡馬の大物出現に期待が掛かる。ディープボンドの春天あたりが一番現実的かな?父ディープインパクトの後継種牡馬は沢山いるんだが・・・跡目争いでは現在この馬が独走中!鳴り物入りで今春から種牡馬入りするコントレイルとの跡目争いが見ものだね。種付け料は1200万円。

5位はキングカメハメハ。すでに亡くなっており・・・現3歳世代がラストクロップ。アベレージは高いものの・・・2021年の重賞勝利は3に留まっている。すでにロードカナロアを筆頭にルーラーシップやドゥラメンテなど優秀な後継種牡馬が数多くおり、安心して天国から子孫の繁栄を見ていることだろう。

6位はエピファネイア。6位だがこの馬には触れておかねばなるまい。出走頭数268で勝ち馬頭数73、勝ち馬率は.272。IEは1.44。と上位陣の中では決して高い方ではない。ただ、この種牡馬は大物を出すのである。初年度産駒のデアリングタクトに続き、2021年はエフフォーリアという超大物を出した。それから現3歳世代では阪神JFをサークルオブライフが勝ち、今年の牝馬クラシック戦線の中心になりそうだよね。しかし、アベレージは決して高くないのである。そして是非覚えておきたいのが「ダートは走らない」ってこと。芝の勝利数76に対してダートは14だからね。もちろん母系の血統にもよるわけだが、基本的にダートは苦手と思っておいて良さそう。そして2022年の種付け料1位がこの馬。金額はなんと1800万円!

ポスト・ディープインパクトはこの馬なのか???

 

アーモンドアイ初子の父もエピファネイア。

 

以下、ルーラーシップ(種付料300万円)、オルフェーヴル(同350万円)、ダイワメジャー(プライベート)、ヘニーヒューズ(同500万円)と続く。注目はまだ3世代しかいないドゥラメンテ(不明)、モーリス(同700万円)あたりか。ゴールドシップ(同200万円)、リオンディーズ(同400万円)あたりも今後の産駒の活躍次第で上に行けそうだね。

 

しかしまあ、種牡馬リーディングは獲得賞金ベースのランキング。つまり馬主や生産者目線のランキングになるわけだが、馬券の役にはあまり立たないからね。ここでは馬券の役に立つデータを挙げておこう。

 

■種牡馬リーディング2021。勝率・回収率データ

勝率・連対率・複勝率。それから回収率ベースで見るとこうなる。ディープインパクトは馬券率も高いが、回収率もなかなかいい。過剰人気になりやすい種牡馬であるが、それでもこの成績だ。ロードカナロアはそこそこ。ルーラーシップとハーツクライは回収率ベースで見るとイマイチ。

優秀なのがキズナ。とにかくアベレージが高い種牡馬だが、それは回収率ベースでも同じ傾向。それからキングカメハメハ。馬券率はディープインパクトと同等。回収率が高くなっているのは、人気が落ちているからだと思われる。最近は大物が出ていないのもあり、一時期のような過剰人気ではなくなっている。

ダートで猛威を奮っているヘニーヒューズだが、回収率ベースで見るとかなりイマイチ。これは「ダートはヘニーヒューズ」という意識が浸透してしまったことを意味する。

以下、100%どころか、90%を超える種牡馬も滅多にいないわけだが、注目したいのがミッキーアイル(250万円)。馬券率は父のディープインパクトと遜色なし!それでいて回収率も100%超え。まだ良くわからない種牡馬であるが・・・もしかしたらこの馬が一番ディープインパクトのスピードを受け継いでいるのかも。

 

これは全体の話だが、

もうちょっと詳しく見てみよう。

 

■種牡馬リーディング2021。芝1000~1400データ

これは芝1000~1400の短距離ランキング。ロードカナロアやばいね!ダントツの72勝。全ての数値が半端ない上に回収率122%。想像以上だね。とにかく芝の短距離はロードカナロアをチェックすべし。以下、ダイワメジャー、ディープインパクトあたりは想像通りだねー。

要注意1頭目はリオンディーズ!短距離ってイメージは湧かない血統だが現実に短距離の成績がいい。それから劇的に面白いのがマクフィ!まだ正体不明でどんな種牡馬がか把握してない人が多いと思うが、芝の短距離が絶好の狙い目だ!それから今年種付け料が一気に上がったシルバーステート(600万円)、イスラボニータ(150万円)も優秀。

 

■種牡馬リーディング2021。芝1600~1800データ。

これは芝1600~1800のデータ。ダントツなのはやっぱりディープインパクト。馬券率、回収率ともに優秀。特に阪神や東京のこのカテゴリーはかなり強いぞ。

穴で面白いのはキタサンブラック!なんとなく中長距離をイメージしてしまうが・・・実際は1600~1800で好成績。まあ、まだデビューしたばっかりなんで長い距離はこれからだけどね。それから、ミッキーアイルイスラボニータはこのジャンルでも優秀!

 

■種牡馬リーディング2021。芝2000m以上

2000m以上を一括にしてみると・・・1位はやはりディープインパクト。全てが優秀な上に回収率も100%超え。人気でも逆らいにくいわね。

以下、優秀なのはオルフェーヴルエピファネイアドゥラメンテ・・・この辺は想像通りだが、モーリスもかなり走る。父のイメージだとマイル以下って感じあるけどね。他に、意外なところではクロフネシルバーステートの数字もヤバいね。3歳戦になって2000m以上は増えてくるし、是非狙ってみたい。

 

ダートも見てみよう。

 

■種牡馬リーディング2021。ダート1000~1400m

ダート短距離はもうヘニーヒューズがダントツ。馬券率も高くて優秀だが、回収率はイマイチ。ロードカナロアは・・・なんか昨年より成績落ちたみたいだね。

以下、優秀なのはモーリスミッキーアイルミッキーアイルはダート短距離でも走るんだ・・・。あと、気をつけたいのが新種牡馬のドレフォン!ジオグリフが札幌2歳を勝って注目を集めたが、産駒は総じてダート寄り。馬券率だけで見ればトップクラスだ。それからスズカコーズウェイの狙い所もこのカテゴリーだね。

 

■種牡馬リーディング2021。ダート1600~1700m

ダートは大きくわけて「短距離」と「中距離」に分かれるだけだが(長距離レースは少ない)、ここでは間の1600~1700の距離を挙げておこう。ここでも強いのはヘニーヒューズ。それからパイロも侮れない。で、特注がオルフェーヴル。馬券率は大して高くないのだが、とにかく頭で来る。ほか、ドゥラメンテマクフィモーリスにも注意。

 

■種牡馬リーディング2021。ダート1800m以上

ダート1800m以上で見ると・・・なんと1位はキズナ。ダートでも相当走るのは知っていたが、まさか1位とは。回収率も高く狙い目だ。ダート系種牡馬ではシニスターミニスターが超狙い目。この種牡馬はダートならどの距離でも走るが、このカテゴリーが一番狙えるぞ!

以下、意外なところでスクリーンヒーロー。それから半端ない成績になってるドレフォン。この種牡馬はもうダートで狙えだね。あと、ミッキーアイルはダート中距離でもやばい!これはおそらく殆ど知られていない!

 

狙い目の種牡馬まとめ。

・マクフィは芝の短距離!
・シルバーステートは芝の短・中距離!
・ミッキーアイルは芝ダート兼用!ダートで狙え!
・モーリスも芝ダート兼用!
・ドレフォンはダートで!
・キズナ、オルフェーブルはダートでも走る!
・シニスターミニスターはダート中長距離!

 

言うまでもないが、これは距離だけしか見てないわけで、各コースによってもかなり変わってくるからね。「だいたいの傾向」という感じで捕らえておくといいと思う。

ちなみに、モッコリ万馬券倶楽部では、全てのコースの種牡馬データを随時upしているぞ。もちろん、種牡馬だけではなく、「人気」「枠順」「騎手」「厩舎」「騎手×厩舎」「脚質」「生産者」といったデータもupしているぞ!これらのデータって競馬ソフト使って調べればすぐ分かるんだが、ソフト使うにもお金は掛かるし、面倒だし、1年経てばガラリと変わるし、ネット上にはほとんどないんだよねー。興味ある方は入部してから見てくれい。

 

さて、

 

毎年衰えていくばかりの我がムスコにも

そろそろブースターが必要かな?

と思っているところだが(笑)、

今回の記事がみんなの役に立てば幸いだ。

 

以上参考まで。

 

 

★第5期モッコリ万馬券倶楽部、新入部員募集!