日本ダービー2025レース回顧！クロワデュノール世代最強の証明！

【日本ダービー（東京優駿）2025レース回顧】東京芝2400mで行われた3歳頂上決戦・GⅠ日本ダービー！勝ったのは1番人気のクロワデュノール！好位追走から早め抜け出しの横綱競馬で快勝！2着には3番人気のマスカレードボール、3着には伏兵のショウヘイが入った。皐月賞馬ミュージックマイルの敗因は？クロワデュノールは凱旋門賞へ！？

 

クロワデュノール世代最強の証明！

完勝でダービー制覇！

 

 

いやー、クロワデュノール強かったねー！

ナニが起きるか分からんのが競馬だが、

正攻法の競馬で全てを捻じ伏せての完勝劇！

馬券はハズレたが、

強い馬が強い競馬をした至極のレースだったと思う。

簡単にレースを振り返っておこう！

 

■日本ダービー2025結果

単勝は210円、馬連は560円、三連複は2990円。本命党の皆さんが大儲けしたレースでしたな。穴党にはちょっとどうしようもない結果だったわけだが、これはこれでいいのだ。競馬は堅く収まることの方が圧倒的に多いのであり、ましてや世代最強を決める一戦なんでね。クロワデュノールの完勝で納得だったし、良いレースを見せてもらったと思うからね。これでいいのである。今回大儲けした本命党の方たちには・・・来週の安田記念でも本命サイドにぶっ込んで貰えばそれでいいのだ（お）！

 

■日本ダービー2025レース映像

■日本ダービー2025レース回顧

スタート！出遅れたのはファウストラーゼン、トッピボーン。エリキングもスタート悪かったな。好スタートを切ったのはファンダム。さて、行くのはどの馬だ？

 

行ったのはサトノシャイニング武豊！この馬が行く可能性あるぞー！と予想でも書いていたが、やっぱり行ったか～！しかし武豊は押すことも促すこともなく、馬也のままバイーンとスピードを上げて先頭に立って行ったわけだが、どんなマジックを使ったんだ？こんなに行きっぷり良かったっけ？まあもともと前進気勢の強い馬だけに押さえなければこのくらいのダッシュが可能なのかもしれない。しかしこれでレースが動いたのは間違いなく、今年のダービーの影の主人公はこの馬だったと思う。

 

しかし武豊にも誤算があった。単騎で楽に行くはずが、ホウオウアートマンが1コーナー手前から競りかけて来たのである！せっかく落ち着きかけていたサトノシャイニングだが、これでややエキサイトしてしまったのだ！しかしさすがは武豊。瞬時に2番手の競馬に切り替えてスピードを落とし折り合いに専念。

 

3番手にルメール騎乗のショウヘイ。好枠を活かして絶好位を確保。そしてその後ろの外にいるのがクロワデュノール！この馬は外目の枠であったが予定通りと言わんばかりに好位の外をキープ。

 

その後ろのインにいるのが6番ファンダムだが・・・ご覧の通り、ガッツリ掛かってしまったね。これは皮肉な話だが「好スタート」を切ってしまったが故にこうなってしまったのだと推察する。好スタートを切ってしまったがゆえに、後方に下げて折り合いに専念するという選択肢がなくなり、好位のインを取りに行っちゃったんだよね。選択としては間違ってなかったと思うが・・・2400ｍのダービーでこれは致命傷だったね。

その外にいるのがファイアンクランツ佐々木。一見するとクロワデュノールをマークするような位置取りであるが・・・同じ勝負服（サンデーレーシング）なんでね。これはもしかしたらクロワデュノールの護衛だったかもしれない。皐月賞では道中マクって行ったファウストラーゼンの影響でかなりゴチャ付いたわけだが、この位置にファイアンクランツがいればクロワデュノールが不利を受ける可能性はかなり減るわな。あるいはマスカレードボールやミュージアムマイルといった馬が外から差してきた場合は、この馬の外に行かねばならんわけで距離ロスも発生するしね。これは私の妄想ではあるが、ノーザンFからそういう指示が出ていた可能性は無きにしもあらず。

間にいるのがエムズ。この馬もクロワデュノールをマークする位置。最後はキレ負けしたが良い競馬したね～。

 

中団のインにリラエンブレム。外にいるピンク帽がマスカレードボール。間にいるのがジョバンニ。今回私の◎はこの馬だったわけだが・・・どうやらレース前から入れ込んでいたらしい。

 

鶴首でチャカチャカしており、発汗もあったんだよね。ただ、逆に言えば気合十分とも取れるし、皐月賞の時も結構チャカチャカしてたからなあ。この辺の判断は非常に難しいわけだが、どうやら今回は気合いが入りすぎて消耗してた模様。まあ敗因がわかればスッキリするんでね。また秋に期待したいと思う。

その後ろにいるのがレディネス。ノリさんは何か仕掛けてくるかと思ったが今回無手だったなあ。

外にミュージアムマイル。レーンのことだからもしかして好位のインを取ってくるかと思ったが・・・逆に下げて外へ。これはこれで差し脚に賭けるのなら悪くないポジションだったと思う。ただ、今回ファウストラーゼンが行かなかったからなあ。予定より遅い流れになったのは痛かったか。

 

中団後方にカラマティアノス、エリキング、ニシノエージェント。エリキングはここにいたのか・・・もっと前の位置を取るかと思ったけどね。

 

後方にドラゴンブースト、トッピボーン。

 

最後方にファウストラーゼンだが・・・ミルコ！おまえ・・・なんで動かんかったんじゃ！勝ち負けになるかどうかは置いておいて、この馬はそうやって結果を出してきた馬だし、そういう個性の馬だろう！それを信じてこの馬の馬券買ってたファンも沢山いるだろうし、私もそうだが「ファウストラーゼンが向こう正面で動く」ということを展開予想の前提にしていたファンは多いと思う。いや、やることやって負けたらそれは致し方ないが、やることやらんで負けると腹が立つ～！アホー！ミルコのアホー！

 

ラップタイムはこう。

 

馬場は一応良馬場だが、回復したのは直前の10Ｒから。ただ、その10Ｒでは1800ｍで1：44.6の時計が出ており、急速に馬場が乾いて結構時計の出る馬場だったと思われる。これ・・・パンパンの良馬場だったらとんでもない時計が出てたかもね。

前半3Ｆは35.7。

そして1000ｍは60.0ジャスト。

これはホウオウアートマンのラップでね。3～4馬身離れたサトノシャイニング以下は60.5～60.6くらいのラップだったと思う。まあ、馬場を考慮してもほぼ平均的な流れだったか。

しかし1000ｍ過ぎはややスローだったと思う。というのも・・・今回ファウストラーゼンが仕掛けなかったのでね。1000ｍ過ぎは12.1-12.1-12.5のラップだが・・・ホウオウアートマンとサトノシャイニングの差はジリジリと広がって3コーナーに入るところでは5～6馬身差になっとるわけでね・・・やはり向こう正面～3コーナーは息が入る感じのスローだったと思う。

 

実質ペースをコントロールしてたのは馬群の先頭にいた武豊サトノシャイニング。

 

これを早仕掛けで潰しに行ったのがクロワデュノール！来るなら来やがれ！って感じの強気の競馬！

 

さあ直線！逃げる逃げるホウオウアートマン！序盤は脚を使ったが中盤脚を溜めたサトノシャイニング！これに並びかけていくクロワデュノール！外からファイアンクランツ！その後ろにいるのがマスカレードボールとミュージアムマイル。ショウヘイは終始インベタを回っていたが直線に向いたところでインを離れて馬場の真ん中へ！

 

残り400！これから坂！さあ抜け出すのはどの馬だ！

 

ここで右鞭一発！瞬時にギアを上げて加速するクロワデュノール！

 

残り300！ショウヘイをあっという間に交わし、サトノシャイニングを捻じ伏せ、一気に先頭に立つクロワデュノール！外から伸びてきたのはマスカレードボールとミュージアムマイル！

 

残り200！堂々先頭のクロワデュノール！強い！焦点は2～3着争い！サトノシャイニング粘れるか？マスカレードボールとミュージアムマイルは届くかどうか？一旦交わされたショウヘイも食らいついて追ってくる！

 

残り100！一気に伸びてきたのはマスカレードボール！ミュージアムマイルはこれに突き放されてしまう！さあ交わせるかどうか？

 

残り50！止まらないクロワデュノール！これは届かない！

 

3/4馬身まで詰め寄られたものの抜かれる感じはなく、最後は余裕を持ってゴール！早仕掛けで直線手前からスパートし、坂でギアを上げて一気に抜け出し、最後の200ｍも止まることなく府中の直線を走り抜けてみせた！

 

そのスピードを持続させる能力は超一級品！

強い競馬だったと思う！

勝ちタイムは2：23.7。

上がり3Ｆは34.2。

おめでとうクロワデュノール！

良かったな友一！

最盛期で大怪我して大変だったろうに・・・

ホント良かったなー！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったクロワデュノールはノーザンF生産のキタサンブラック産駒。栗東・斉藤崇厩舎。騎手・調教師ともにダービー初勝利。キタサンブラック産駒はこれまでイクイノックス、ソールオリエンスと惜しい2着があったが4世代目の産駒でダービー初勝利。現在社台スタリオンSで種付け料最高額2000万円となっているが、この勝利でさらに評価が上がりそうだね。しかし、今回、テン良し・中良し・終い良しの完璧な横綱競馬でね。ホント文句なしの強い競馬だったと思う。

もうどこそこで話題になってるが、クロノジェネシスの時と同じコンビ「北村友一×斉藤崇」での初ダービー制覇も良かったよね。昨今の競馬は良くも悪くも「乗り替わりが当たり前」となっており、大舞台ともなれば容赦なく短期免許の外人やS級騎手に乗り替わるわけだが、このコンビはデビュー以来一貫して変わらず。皐月賞で負けた時は「すわ、ルメールかレーンに乗り替わりでは？」という噂も流れたし、ノーザンFの上層部では「ちょうどいい！この機会にルメールを乗せよう」なんて話もあったんじゃないかと思われるが（邪推）、そこは多分、斉藤センセが「いや、友一で行きます！勝ってみせますので！」とツッパリハイスクールロケンロールしたんじゃないかと思う（想像）。

いやね。我々競馬ファンからするとやっぱり「武豊×ディープインパクト」とか「福永×コントレイル」とか「池添×オルフェーヴル」とか古くは「岡部幸雄×シンボリルドルフ」みたいな最初から最後まで同じ騎手で最強馬！そして強いまま引退！みたいなストーリーを期待するわけだが、陣営からすれば今後の種牡馬ビジネスに直結するダービーは確実に勝ちたいわけでね。ちょっとでもその確率を上げようとするのは分からんでもない。しかしやっぱり私は「ずっと同じコンビ」という馬を応援したくなってしまうわけでね。その点でも今回の「北村友一×クロワデュノール」の勝利にはジーンと来るものがあったわけよ。友一が泣いたら私も貰い泣きする！と思ってたが、笑顔のインタビューでこれも良かったな！

さて、問題は今後だが・・・すでに凱旋門賞への登録は済ませてあるという。皐月賞を勝っていればこの選択肢はなかっただろうが（三冠が優先されちゃうからね）、今更菊花賞に出て2冠馬になっても種牡馬価値は変わらないし、天皇賞・秋は来年出たっていいし、長く長く脚を使う持久力タイプなだけに、欧州の芝適正さえあれば十分勝負になるのではないか。凱旋門賞の3歳は斤量の恩恵デカいしなあ。国内に残ればGⅠの1つや2つ勝てそうだが・・・夢を追うか？それともイクイノックスのように現実路線を行くか？さて陣営がどういう判断を下すか楽しみだねー。

マスカレードボールはベストの競馬をしたと思う。大外枠だったが、瑠星はスタート後にグイッと内に寄せて馬群の中に入れててね。距離ロスを最小限に押さえて1コーナーに突入。道中の折り合いも完璧だったし、クロワデュノールを前に見て位置取りも完璧。しっかり脚は溜まってたし、追い出しのタイミングも完璧。本来なら鮮やかな差し切り勝ち！となるところだったが、今回は一頭だけ前に強い馬がいた感じ。ドゥラメンテ最後の世代だし、姉にマスクトディーヴァがいる超良血。なんとしてもGⅠを取らねばならんが・・・さて秋はどうするかな？クロワデュノールのいない菊花賞なら勝つ確率高いと思うが・・・適正的には東京の方が良さそうなんだよねえ。やっぱり天皇賞・秋かな？

ルメール騎乗だが伏兵扱いだったショウヘイが3着。馬券的にはこの馬にヤラれたという方も少なくないと思うが、今回確かに色々と恵まれた好走だったと思う。何と言っても枠が良かったし、展開的にも向いたし、ルメールの騎乗も完璧。特に最後の直線では勝ちに行くというより着を拾いに行くような騎乗でね。ワンテンポ追い出しを遅らせたのが最後の伸びにつながったんじゃないかと思う。しかし能力がないとこの舞台で3着には来れないからね。菊花賞に上位2頭が出ないのであれば・・・十分チャンスだろう。

4着はサトノシャイニング。武豊渾身のマジック逃げをホウオウアートマンに邪魔されたわけだが、競馬は相手があることなんで仕方なし。しかし瞠目すべきは、掛かり気味になりながらも道中は2番手でシッカリ折り合い、直線も粘りに粘ってあわやの競馬が出来たこと。見せ場十分だったし、世代上位の力を改めて示したレースだったと思う。気性的な危うさはあるが、スタミナ十分だし、単騎で行ければ折り合いは付きそうなんでね。是非菊花賞でもう一回逃げを打って欲しい。あ、でも次は西村に手が戻るんかな？

5着にエリキング。スタートで首を下げた時にゲート開いたんでね。1馬身ほど出遅れ。しかしそれは想定内という感じでポジションを下げ、道中は後方のイン。シッカリ脚を溜め、直線は馬場の真ん中から外に出して上がり最速。最後の最後にミュージアムマイルを交わしての5着。確かにラストは凄い脚を使ってるわけだが（画面切れて見えなかったけど。JRAのカメラワークはほんとどうにかして欲しい。もっと全体が見えるように映せないのかな？）、これをどう見るかだね～。ポテンシャルはやっぱりGⅠクラス！と見るのか？あるいは単純に世代5番手位の馬と見るのか？個人的には・・・調教的に前走から上積みがあるのか疑問だったんでね。もう馬券からはぶった斬ったわけだが、このデキでもこの競馬が出来るのか！という感想。しかし私と同じような感想を持つ方は多いと思うんで、秋は人気になるでしょうな。この馬も菊花賞かな？

さて、2番人気ミュージアムマイルの敗因は何だったのか？巷では「距離」という意見が多く見られますな。その意見は私も否定しないが、一応・・・今回マスカレードボールに次ぐ上がり3位34.1で上がってるのである。距離に問題ある馬がダービーの舞台で上がり3位で上がれるのかどうか？しかし皐月賞の弾け具合からすると物足りなかったのも事実。では他に考えられる敗因は？展開面？馬場？東京適正？前走はモレイラマジックだった？色んな可能性があるが、個人的にはやはり皐月賞がデキのピークでね。目一杯の競馬したことで見えない疲れがあったのではなかろうか。まあこの辺は馬に聞いてみないと分からんわけだが、今後は2000m以下のレースに使われそうだね。秋は天皇賞・秋からマイルCSかな？

◎ジョバンニの敗因は上で書いた通り。入れ込みがキツく、消耗した状態でレースに臨んだものだと思われる。私はパドック的には素人だし、入れ込みと気合ノリの区別もあまりつかんわけだが、発汗していたのは私も気になってたんでね。これは今後のジョバンニを見る際に注意して見れたらと思う。しかしそれでも上がり5位の34.3を使っており、そう差のない8着だったんでね。秋の巻き返しに期待したい。

あと、ファンダムの敗因は明らかで序盤出して行ったことで掛かってしまったこと。騎手の判断としては間違って無かったと思うが、掛かってしまったのは致命傷だった。では折り合いがついていれば好走出来たのか？というとそれは分からんが、とりあえず直接的な敗因は距離ではないと思う。しかし秋は距離縮めて来るだろうね。毎日王冠とかかな？

 

以上レース回顧終わり。

来週は安田記念！

それから新年度のPOGの案内もする予定なので・・・

お楽しみに！

 

 

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というわけで、今回はカスリもせずにハズレ。でもね。上でも書いた通り、堅い時は本命党の方たちに儲けて貰えばいいのである。競馬で毎回当てるのは不可能だし、荒れた時に大穴馬券を取れればそれでいいのだ！今回・・・ホント沢山の毒者が買ってくれてね。過去最高の金玉を更新！めっちゃ嬉しかったし、大きな励みにもなったぜー！みんなありがとうねーーー！来週の安田記念も穴狙って行くんでまたよろちんこ！

 

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