【アルゼンチン共和国杯2025データ分析】東京芝2500mで行われるハンデGⅡアルゼンチン共和国杯!今年はスティンガーグラス、ホーエリート、ローシャムパークが人気になりそうだが当然大穴狙いで逝く!データでは外枠優勢?脚質は差し→差し?年齢・ハンデ・馬体重・騎手・血統・前走ローテ・上がり3F最速馬は?穴馬候補は・・・
今週はGⅠの谷間なんだが、
東京ではハンデGⅡのアルゼンチン共和国杯が行われるぞー!
■アルゼンチン共和国杯2025予想オッズ
※netkeibaより抜粋
予想オッズ段階ではレーベンスティールが1番人気となっているのだが、
現時点で騎手欄が空白。
調べてみると・・・どうやらココは登録だけ。
レーン騎乗でマイルCSに行くみたいですな。
2200の重賞を2つ勝ってる馬だが、
本質はマイラー(ベストは1800)という陣営のジャッジなんだろうね。
まあ、明らかに東京2500タイプではないし、
ハンデも59.5だし・・・
あ、ハンデを確認するためだったのかもしれんね。
というわけで、
順次繰り上がって・・・
1番人気はルメール騎乗のスティンガーグラスか?
ローシャムパークにルメールが乗ってりゃこの馬で確定だと思うが、
今回の鞍上はプーシャン。
ハンデも59.5kg背負うからなー。
確かにこのくらいの人気になっちゃうかも。
しかしこのスティンガーグラスは中山2500や札幌2600で結果出してるスタミナタイプのキズナ産駒。
確かに東京2500はスタミナが必要な舞台だが、
同時にキレも必要な舞台。
先週の東京を見るに速い上がり適正は必須だろう。
東京実績も重賞実績もなく・・・
鞍上がルメールでなければこんな人気にはならん馬だと思うねー。
いや、この馬が弱いとか来ないとか言ってるわけではないよ。
穴サイドなら十分検討の価値ある馬だと思う。
しかし人気になるなら・・・

ばっさり斬ルメ剣で。
こりゃ面白くなりそうだねー!うっしっし!
さて、いつも通り過去データ見てみよう!
■人気別成績

ぐぐぐ。1番人気強いねえ。2番人気はイマイチだが、3番人気がかなり馬券に絡む感じで・・・馬券内の8割が5番人気以内となっとるな。二桁人気の大穴も過去10年で2頭だけ。全く荒れないわけではないが、基本的には人気サイドが強いレースと言っていいだろう。
荒れる確率は・・・20%
しかし今年は荒れる気がする・・・のは私だけではあるまい。
■年齢別成績

4歳が強い。3歳が出てくれば要注意だが今年は不在。5歳と6歳はほぼ互角かな。高齢馬にも注意が必要。
■ハンデ別成績

さてハンデ戦だけにこのデータが重要なわけだが、一昨年前にハンデの改定が入ってるのでね。ざっくり見ていこう。まず重ハンデだが・・・これはやや苦しいと言って良さそう。率で言えば悪くないがこれらのほとんどが重賞勝ち馬。それでいて58kgは【1.1.0.9】。58.5kgは【1.0.0.3】。今年で言えばローシャムパークが58.5kgに該当(実際のハンデは59.5kg)するわけだが、これは怪しいんじゃないの~?あとはシュトルーヴェが58kgに該当(実際は59kg)。
実際に馬券に絡む数が多いのは56kgと55kg(今年で言えば57kgと56kg)。軸馬はこの辺から探した方がいいかもね。では、軽ハンデ馬はどうかというと、54kg(同55kg)は要注意。53kg(同54kg)以下はやや苦しく、割引が必要だね。ただし、馬券的な妙味は十分有り。
まとめると・・・狙いたいのは56~57kg。ヒモ穴に軽ハンデ馬。重ハンデ馬は押さえるかどうか悩むなー!?って感じかな。
■馬体重別成績

馬体重は出来れば460kg以上欲しいところ。馬体の増減は馬体増が圧倒的に優勢。特に二桁増の成績がいい。何でだろうね~。
■枠番別成績

東京芝2500mは、東京芝2400mからスタートを100m後ろにしただけであるが、直線の坂下スタートとなるため・・・そのイメージ以上にスタミナが必要なコース。東京2400とは似て非なるコースだね。で、東京2400は圧倒的に内枠が有利なのだが、ご覧の通りこのレースはそうでもない。むしろ真ん中より外目の方が優勢。
■騎手成績

このレースもルメール(スティンガーグラス)要注意ですなあ。それから戸崎の馬券率半端なし(ホーエリート)。あと、関東の騎手が強いのも特徴の一つ。穴は関東のB~C級騎手。
■種牡馬成績

やはりスタミナ長距離タイプの種牡馬が並んでいるね。ハーツクライ、オルフェーヴル、スクリーンヒーローあたりは好相性。逆に相性最悪なのがディープインパクト。出走数はダントツだが【1.1.0.25】という成績。これを見ても、このレースがスタミナ寄りのタフなレースであることがわかるね。
■間隔別成績

休み明けでも問題なし。というか主流。間隔詰まってる組は割引き。4週(中3週)が優秀だが、これはほとんどが六社S。
■前走成績

注目ローテは・・・準オープンの六社S(6頭)。ただ、このレースは2024年から5月に移動しており(要らんことすなJRA!)、現在は注目ローテとして機能していない。あとは見事にバラバラだが、春のGⅠ組(6頭)と秋のGⅡ組(6頭)が強い。ただ、ハンデ戦らしく、六社Sを筆頭に準オープンからもかなり馬券に絡む(合計10頭)。あとはその他のオープン特別やGⅢなど。前走距離はほとんどが2000m以上。前走着順は基本好走条件だが、GⅠ~GⅡであれば惨敗OK。ただし、二桁惨敗からの巻き返しは厳しい。
【激アツローテ馬】
・ローシャムパーク(宝塚記念15着)
・ホーエリート(オールカマー5着)
・シュトルーヴェ(札幌記念7着)
・ボルドグフーシュ(京都大賞典10着)
・メイショウブレゲ(京都大賞典14着)
・スティンガーグラス(札幌日経賞1着)
・ニシノレヴナント(オクトーバーS1着)
・ミステリーウェイ(丹頂S1着)
・ハギノアルデバラン(日本海S4着)
今年は春のGⅠ組がローシャムパークのみ。秋のGⅡ組も掲示板に載ってるのはホーエリートのみ。そして準オープン組も1頭しかおらず・・・必然的にオープン特別組に注目が集まりますな。
■1番人気の前走成績

GⅠ~GⅡからのローテで1番人気になれば信頼度高し。今年はスティンガーグラスが1番人気になるとしたら・・・怪しさ満点ばーい!
■脚質別成績

先行タイプが5勝と強いが、逃げ馬は全滅。やはりスタートの坂でダッシュするのは見た目以上にダメージ食らうのだろう。数的には差し・追い込みが圧倒的に多く、上がり上位馬も強い。
■位置取り・上がり3F

脚質パターンは・・・「差し(追い込み)→差し」「先行→差し」。この2パターンがほとんど。馬単や三連単で買う場合は、このいずれかのパターンで買うといいかもしれんね。33秒台の上がり勝負になりやすい東京2400と違い、東京2500は34~35秒かかるイメージ。上がり最速馬はもちろん強いが、中団あたりから上がり4~6位くらいで差してくる馬も多く馬券になっているぞ。
穴馬の脚質は、差し・追い込み。
先行馬が穴を開けることもあるが、圧倒的に多いのは後ろ!
■1番人気の位置取り・上がり3F

1番人気の脚質は差しが多いねー。上がり上位を使えてる馬は馬券にも絡んでいる。
■上がり最速候補

上がり最速候補は・・・
・スティンガーグラス
・ディマイザキッド
・ニシノレヴナント
・ボーンディスウェイ
・ワイドエンペラー
・セレシオン
この中に大穴がいるような気がする~!
■重馬場適性

週中から土曜まで東京は晴れ予報。ただ、日曜日は降水確率50%となっており、もしかしたら雨が降る可能性あるかもしれん。先週も先々週もあれだけ降って稍重止まりだったからね(ダートは不良)。多少降っても全然変わらんと思うが、一応道悪適性の高そうな馬を挙げておこう。簡単に。
【重馬場が得意そうな馬】
・セレシオン【1.1.0.0】
・ニシノレヴナント【1.0.0.1】
・ホーエリート【1.0.0.0】
・ローシャムパーク【1.0.0.2】
・ワイドエンペラー【2.0.2.2】
逆に苦手そうな馬は、ギャラクシーナイト、サスツルギ、ショウナンアデイブ、ボーンディスウェイ、メイショウブレゲ。
■厩舎・生産者・血統

東西互角。社台系鬼強。血統的にはサンデーサイレンスの中長距離系、もしくはキングカメハメハ系。そしてこの東京2500というのは年に2回しか使われないコース!すなわちこのレースと目黒記念のみ!当然活躍するのはリピーターだ!東京2500適性は最重要だぞ!
■データケツ論。
・春のGⅠ組vs秋のGⅡ組vsその他
・差し(追い込み)→差し、先行→差し。
・東京2500適正重要
スティンガーグラスはノーザンF生産のキズナ産駒。美浦・木村厩舎。鞍上はルメール。姉に阪神JF勝ちのダノンファンタジー、弟に京都新聞杯2着のエムズがいる良血。姉は父ディープインパクトで1400~1600で活躍したが、こちらは父キズナで長距離スタミナタイプに出た。これまでの戦績は【5.1.0.3】。圏外はいずれも重賞であるが・・・スプリングS6着(0.8秒差)、セントライト記念5着(1.1秒差)、目黒記念11着(1.0秒差)といずれも完敗の着差。関東馬だが東京実績は2つだけ。3歳春の1勝クラス2着(1.9倍のダントツ人気)、そして2走前の目黒記念。この時もルメール騎乗でね。ほぼ完璧に乗ったと思うが直線伸びを欠いての11着。この時のハンデが56.5kg。そして今回は57.0kg。上がりのかかるタフなレースが得意で・・・中山2500なら面白そうな馬だけどねー。人気になるならバッサリ斬鉄剣!一応調教と枠順確認してからの判断するが、まあ来たらゴメンちゃいですな。
ホーエリートは社台・白老F生産のルーラーシップ産駒。美浦・田島厩舎。鞍上は武史から戸崎にスイッチだが、もともと戸崎がメインに乗ってた馬なので問題なし。これまで何度か◎を打ってきた馬でね。現在の戦績は【2.3.1.7】。2勝しかしてないわけだが、重賞の2着が3回。特に強調出来るのは今年の目黒記念の2着。今回と同じ格・同じコースで菊花賞3着のアドマイヤテラ相手に熾烈な追い比べ!最後はクビ差振り切られたが、後続には3馬身の差を付けたからね。相当強い競馬だったし、当然、東京2500適正、重賞実績は今回のメンバーでもトップクラス!前走のオールカマーでは強敵相手に5着に敗れたものの、3コーナーから動く馬多数でね。インにいたこの馬は動くに動けず後方に押しやられちゃったからねー。それでも最後は脚を伸ばしていたし、全く悲観する内容じゃなかったと思う。ハンデも目黒記念から0.5kg増えただけなんでね。この馬はまあ押さえなアカンと思っている。ただ、負ける時はコロッと負ける馬なのでその点は注意。
ローシャムパークはノーザンF生産のハービンジャー産駒。美浦・田中博厩舎。鞍上はプーシャン。母系はエアグルーヴの牝系で近親には活躍馬多数。これまでの戦績は【6.4.1.7】。重賞は函館記念とオールカマーの2勝。GⅠは大阪杯の2着、昨年のアメリカBCターフの2着もあり、間違いなくポテンシャルは最上位。GⅠレベルの馬だと思う。ただ・・・この馬には重大な問題があるんだよね。それは折り合い面(精神面)。好走と凡走を繰り返すのはそれが理由であり、ハマれば多少折り合いを欠いてもなおGⅠで好走出来る能力の持ち主だ!ナニを隠そう・・・去年の有馬記念で◎(7着)、今年の宝塚記念でも◎(15着)を打った馬なんでね。当然負けた分を取り返したい(←)という熱い思いはあるが、今回そこそこ人気になりそうだし、なんで天皇賞秋に出なかったんじゃ?という疑問もあるし(ノーザンFの使い分け?)、東京2500がベストの舞台とは思えんし、鞍上は謎外人のプーシャンなんでね。今回はちょっと判断難しい。圧勝しても不思議ないが、ボロ負けしても不思議なし。ここで4~5着くらいに好走して貰ってからの有馬記念で狙いたい(え)。

その隙間に手を入れてもよかですか?・・・と思った貴方に大穴候補を挙げておこう!
まず挙げたいのはボルドグフーシュ。社台F生産のスクリーンヒーロー産駒。栗東・宮本厩舎。鞍上は武史。武史かあ。うーん。3歳秋には菊花賞で2着、そして暮れの有馬記念では上がり最速をマークしてイクイノックスの2着に来た馬。ポテンシャルが高いのは間違いないのだが、4歳春に腱周囲炎を患ってね。約1年7ヶ月の長期休養を余儀なくされたわけだが、復帰してから以前の輝きを放てず・・・4着、4着、8着、10着と来て前走の京都大賞典は見せ場も濡れ場もなく10着に惨敗。一見もう終わってるんじゃないかと思ってしまうわけだが、前走も最後は差を詰めて着順ほど負けてないし(勝ち馬から0.6秒差)。3走前の大阪杯だって勝ち馬から0.6秒差。3着の馬からは僅か0.1秒差だったのである。確かにもう終わってるのかもしれん。でも、そうじゃないかもしれんじゃないか。故障明けで5戦目。そろそろ本領を発揮しても不思議ないぜー!
次に、ボーンディスウェイ。社台F生産のハーツクライ産駒。美浦・牧厩舎。鞍上は木幡巧。これまでの戦績は【5.4.5.16】。重賞勝ちはなく、これまでの最高順位は中山金杯の3着。上記馬たちに比べるとワンチンコ半ほどの格下感は否めないわけだが、奥手のハーツクライ産駒で成長曲線は緩やか。そして前走のオクトーバーSではこれまでの「先行粘り込み」の脚質を転換し、後方待機から大外ぶん回しで追い込む競馬!最後は同じく後ろから追い込んだニシノレヴナントに突き放されたが、このレースはハンデ戦でね。2kgほどボーンディスウェイの方が重いハンデだったのである。このニシノレヴナントが今回4~5番人気になりそうな馬。単純比較で言っても逆転は十分可能。一発あって不思議なしだ!懸念材料は距離。東京の高速馬場には対応出来ると思う。
それから、軽ハンデ組からハギノアルデバラン!浦河・村下さん生産のジャスタウェイ産駒。栗東・佐藤厩舎。鞍上は原。ハンデはなんと52kg!それもそのはず、この馬まだ準オープンの身分なのである。じゃあ全然ノーチャンスの馬かと言えばそうでもないんだよね。仮に、菊花賞4着のゲルチュタールがこのレースに出走すれば相当な人気になると思うが、前走の日本海Sを勝ったのがこのゲルチュタール。完勝と言える内容ではあったが、この馬から僅か0.4秒差の4着だったのがハギノアルデバラン。この時は58kgだったが今回は6kg減って52kg。これならまさかの激走があっても不思議ないと思うねー。三連系のヒモ穴に一考。
他、密かにオールカマーで上がり2位をマークしているワイドエンペラー。前走のオクトーバーSは55kgのハンデで4着であったが、今回のハンデも据え置きで55kg。オールカマーで見せた脚が使えれば一発あるかもよ。それから、セレシオン。約1年ぶりの実戦を叩いて今回明け2戦目となるんでね。当然調教は要チェックだが、血統的にも鞍上(好調の極)的にも注意したい馬だ。
というわけで、
例年堅めの重賞であるし、
過去データからも穴狙いは厳しい模様。
だけんどもしかし!
今年はなんか違う結果になりそうな。
そんな気がするのは私だけではあるまい!
スティンガーグラスはチクビ吸うだけ吸ってとんでくれーい!
最終予想は日曜日の予定!
お楽しみに!

【浅次郎のひとりごと】
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マスカレードボールはジャパンカップか!まあ有馬記念よりこっちだよねえ。
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