有馬記念2023レース回顧!ドゥデュース復活のグランプリV!

【有馬記念2023レース回顧】中山芝2500mで行われた暮れのグランプリGⅠ有馬記念!勝ったのは武豊騎乗のドウデュース!2着にはスターズオンアース、3着にはタイトルホルダーが入り、人気最後の決着となった。ジャスティンパレス、スルーセブンシーズ、タスティエーラの敗因はなんだったのか?

 

ドウデュース、

捲土重来のグランプリV!

 

 

いやー、ドウデュース強かったね!

 

個人的には秋3戦目なのと中山2500適性が謎だったんで斬ったんだけどね。

むしろ叩いて良くなってた感あるし、

中山2500はむしろ得意な感じあるね。

何と言ってもマクって行く時の脚がハンパなかった!

しかし武豊(54歳)はほんと千両役者やなー!

 

さて簡単に回顧しておこう。

 

■有馬記念2023結果

単勝で見ると2番人気-7番人気-6番人気の組み合わせだけど、複勝で見ると3番人気-4番人気-7番人気の組み合わせだったんだねー。馬連の2,730円はこの組み合わせにしてはついた・・・と結果だけ見れば思ってしまうわけだが、人気サイドはどの組み合わせも似たようなオッズ(20~30倍くらい)だったんだよね。馬券取った方も「当たったけどチョイプラ」「一応押さえておいた」という方が多いのではなかろうか。ドウデュースを狙って馬単とか三連単でガッツリ取った方は相当上手い!まあ、穴党からすれば、ちょっとこれはどうしようもない配当だったと思う。

 

■有馬記念2023レース映像

 

■有馬記念2023レース回顧

スタート!好スタートを切って素早く前に行ったのが大外枠のスターズオンアース!対照的にドウデュースはソロっと出て出負けした感じ。大きく出遅れた馬はいなかったが、タイトルホルダーのスタートダッシュがイマイチで和生が押して押して前へ。

 

3コーナーに入る前にハナを取りきったタイトルホルダー。前付けして大外枠の不利を消しに掛かったルメールが番手で並んでいく。

 

前に馬を置けなかったからか、それとももう最後のコーナーと勘違いしたのかw・・・ピンク帽のスルーセブンシーズが掛かり気味に上がって行く。溜めて末脚を爆発させたいこの馬にとってはこれが致命傷となってしまった。

 

後方に控えたドウデュースも前向きな面を見せて行きたがってるね。武豊はガッチリ手綱を引いて我慢させている。実際のところこれはギリギリの攻防だったのではなかろうか。

 

締まった流れでスタンド前を過ぎていく。

 

1~2コーナーで後続を引き離しに掛かるタイトルホルダー・・・に見えたが、実際は2番手のスターズオンアースがペースを落としたのかもしれない。なんせ1~2コーナー付近のラップは12.2-12.5なんだよね。タイトルホルダーがスピードを上げたわけではなかったのだ。

 

単独2番手に収まったスターズオンアース。老獪なルメールはここでペースを落として息を入れる!前との差がジリジリ開くが、この辺も計算づくだろう。続いてプラダリア。

 

好位の4番手のインにシャフリヤール。今回私の◎はこの馬だったわけだが・・・もうこれ以上ないくらい理想的な位置取りだったんでねー。私と同じくこの馬から買ってた方はチンコを持つ手に力が入ったのではなかろうか。続いてハーパー。外にスルーセブンシーズ。青い帽子がアイアンバローズ。この馬が番手に行かなかったのはちょっと計算外で、ルメールは楽になっただろうね。その後ろにウインマリリン。

 

中団にタスティエーラ。その外にヒートオンビート。内で控えるのがソールオリエンス。ディープボンドは序盤の行きっぷりが悪くこの位置。今回はやっぱり状態イマイチだったと思う。

 

ディープボンドの外にいるのがドゥデュース。残り1000mを切ったところでじわじわと上昇開始。後方にホウオウエミーズ、ライラック・・・戸崎よ。

 

最後方にジャスティンパレス。いやー。この馬が最後方から行くとは思わなかったなー。中団の外だと思ってたが・・・うーん。東京ならまだしも中山2500でこの位置は辛い。武史は良くも悪くもこういう極端なレースをすることが多いね。

 

ラップタイムはこう。

これはほぼほぼタイトルホルダーのラップなわけだが、

緩んだところがほとんどない見事な一貫ラップ。

2番手に控えたスターズオンアースは5~6馬身ほど後ろであったので、

後続はもうチョット楽なペースではあったが、

今年の有馬記念は、

締まった流れのハイレベルなレースだったと思う。

 

3~4コーナー。単騎で逃げるタイトルホルダー!そしてスターズオンアースが若干ペースを落としたことで後続はギュッと馬群が詰まる!そしてこのタイミングで動いていった馬がいる!ドウデュースだ!ここから動いて行って持つのか?

 

残り600を切ったところで先団の外まで上昇したドウデュース!スターズオンアースはまだまだ脚を溜めている。この辺で闇雲に前を追わないところがルメールだね。

 

迫力満点の4コーナー!抜群の手応えであっという間にドウデュースがこの位置まで上昇!しかしタイトルホルダーの逃げ脚も全く衰えていないし、ココからスターズオンアースもスパート開始!

 

さあ直線!逃げる逃げるタイトルホルダー!溜めた脚を開放して追うスターズオンアース!これに並びかけて行くドウデュース!シャフリヤール以下の先行勢は突き放されてしまう!

 

残り200!急坂を迎えてまだまだリードを保つタイトルホルダー!いやーこの馬から買ってたファンはもう握った金玉が熱かっただろうねー!併せ馬で前を追うスターズオンアースとドウデュース!内からは一旦置き去りにされたシャフリヤールが盛り返す!外からはジャスティンパレスの追い込み!

 

残り100!見応えのある攻防!さて勝つのはどの馬だ!

 

残り50!粘るタイトルホルダーを捕まえ前に出るドウデュース!後ろからはシャフリヤールとジャスティンパレスの猛追!

 

スターズオンアースとの競り合いを制し、タイトルホルダーを交わし、長く長く脚を使ってドウデュースが1着!4着には後方から追い込んだジャスティンパレス、5着には最後までしぶとく脚を伸ばしたシャフリヤールが入った。

 

ドウデュース、

復活のグランプリ制覇!

あんた強かったよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウデュースはノーザンF生産のハーツクライ産駒。栗東・友道厩舎。鞍上は武豊。昨年のダービーでイクイノックスをガチバトルで負かした馬だが、その後に歩んだ道は対照的だったんだよね。3歳は秋は国内に残って無敵道をひた走り、今年文句なしの最強馬に上り詰めたイクイノックスに対し・・・夢を追ってフランスに渡り、打ちのめされ、春はドバイで出走取り消し(跛行)、秋も天皇賞秋7着、ジャパンカップ4着と完敗道を歩んでいたのがドウデュース。今まで、こういう形で夢を追って落ちぶれて行くダービー馬を沢山見てきたわけだが、この馬は違った。見事な復活劇だったと思う。しかも、中山2500を早めに動いて勝ち切ったわけでね。今後の選択肢が大幅に広がったと思う(マイラー説が流れていたがこれで払拭されるだろう)。例えば天皇賞春や大阪杯・・・からの宝塚記念も普通に狙えるし、秋は天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念連覇!なんてのを狙っていいと思う。しかし、陣営は春はドバイで忘れ物を取りに。秋はもう一度フランス美人の夢を見るという。全力で応援したい。

スターズオンアースはほんと凄い馬だね。まさか大外枠から出して行って2番手のポジションを取るとは思わんかった。なんという操縦性!そしてペースを落として脚を溜め、直線もキッチリ伸びた。いつもルメールの悪口ばっかり言ってるが今回ばかりはちょっと脱毛だ。ドウデュースには交わされてしまったが、今回はちょっと相手が強すぎただけだと思う。来年はどうするんだろうね。やっぱりドバイかな?

ラストランだったタイトルホルダーが3着。あ、今回はドゥラメンテ産駒が2着・3着だったんか。しかしいい競馬したねー。最近はちょっと行き脚がつかなくなってたが、今回はこの馬らしい素晴らしい逃げが見れたと思う。これで引退となるが・・・本当に貴重なドゥラメンテの後継なんでね。いい子を出して後世に血を繋げて欲しいと思う。しかしこの馬の引退式は良かったね。オーナーのスピーチが素晴らしかった。比べても詮無いことだが、クラブ馬の引退式とは一味違ったね。

4着は1番人気に押されていたジャスティンパレス。馬連やら三連系のオッズを見ると・・・どうやらこの馬が上位7頭の中でも抜けて売れてたみたいでね。掲示板を見ると武史バッシングがヒドイわけよ。まあこの馬からガッツリ買ってたんだろうし気持ちは分かるw。今回脚を余した印象だけに勿体ない競馬になったのは間違いないわな。さすがに最後方はポジション辛かったし、あの位置ならドウデュースより先に動くくらいの思い切りの良さが必要だっただろう。しかし一発に賭ける競馬としては悪くなかったと思うけどね。あと50mあれば差し切ってたと思うし。まあ、1番人気でこれやっちゃあかんか。この後どうするんだろうね。春天連覇目指すのかな?

5着は・・・私の本命馬でもあったシャフリヤール。上位7頭とは大きく差のある8番人気だったわけだが、惜しい競馬だったと思う。というのもこの馬・・・一旦直線で突き放されながらも、坂を登ってからグイグイ伸び、前の3頭との差を詰めてたんだよね。全くバテておらず、この馬も脚を残してしまった印象。前走のブリーダーズCもそうだったが、器用で立ち回りの巧さはあるものの一瞬の脚がなく、ダラダラと長く脚を使うんだよね。以前は東京で切れる印象だったが、年を取って馬が変わって来てるのかも。つまり、もうちょっと早く仕掛けて4角でスターズオンアースに並びかけるようなレースをしていたら・・・もっといい勝負が出来ていたかもしれん。あるいは、せめて最終追い切りをトレセンで行うことが出来たら、もうちょっと違う結果だったかも。まあ、かもかも言っても仕方ないのだが、間違いなくTOPクラスの馬だよね。あと1年現役でお願い!大阪杯、宝塚記念あたりなら十分チャンスあると思う!

スルーセブンシーズの敗因は・・・上で書いた通り、道中力んで掛かってしまったことだろう。外枠で前に馬が置けなかったし、内に入れるタイミングもなかった。スタンド前の大歓声がこれまた毒だったかもしれない。クラブの規定で来春には引退が決定している馬。もう走れるレースはないはずだが・・・引退という声が聞こえて来ない。もしかして・・・ドバイに行くのか??ギリギリ行けるか???

人気の一角となっていたタスティエーラの敗因はなんだったのか?この馬、実は直線で大きな不利を受けていたのである。

外から来たジャスティンパレスが内に切れ込んで来たため、進路を塞がれて・・・ジョッキーが立ち上がるほどの不利。しかし審議にもなっていないし、制裁もなし。これで大きく減速してしまったのだが・・・実はこの後、カメラには映ってないが、立て直して猛然と脚を伸ばし、6着まで来てるんだよね。これはもしかして不利がなければタラレバ?まあ、仮に不利がなかったとしても・・・馬券圏内まで来ていたか?というとちょっと厳しいと言わざるを得ない(勢いはジャスティンパレスの方が上だったから挟まれてしまった)。しかし実力を発揮出来なかったのも確かである。来年の巻き返しに期待したい。

 

以上レース回顧終わり。

 

ちょっと穴党にはドモナラズな結果であったが、

いいレースだったと思う。

来年の有馬記念は荒れて欲しいw

 

ええ顔やー!まさみー!(ソッチカイ)

 

【答え合わせ】

有馬記念2023予想note

いやー、シャフリヤールもうちょいだったけどね。馬券はハズレたわけだが、今回穴を狙うならこの馬しかなかったわけだし、予想で書いた通りの競馬してくれたし、ドキドキしながらレースを見れたのでその点は満足。今後も懲りずに穴を狙って行きたい。予想を買ってくれたみんな!本当にありがとうー!今回、沢山の毒者達が買ってくれて・・・過去最高の人数!本当に嬉しかった!今年もあと1日あるけど・・・気合入れて予想するんでね。股買ってくれると嬉しいー!

 

【浅次郎のひとりごと】

2歳中距離王決定戦・ホープフルS、暮れのダート王決定戦・東京大賞典

昨年大荒れだったホープフルS!今年も分からんぜー!東京大賞典はもうレース見るのが楽しみでたまらんが・・・馬券的には堅いかなあ。

 

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