天皇賞秋2023レース回顧!イクイノックス最強の証明!

【天皇賞秋2023レース回顧】東京芝2000mで行われた秋の中距離王決定戦GⅠ天皇賞秋!勝ったのはイクイノックス!しかも衝撃のレコード1:55.2をマークしての圧勝!これは強かったね!2着には後方から追い込んだジャスティンパレス!3着も後方組のプログノーシス!ドウデュース・ジャックドールの敗因はなんだったのか?

 

イクイノックス最強の証明!

驚愕レコードで天皇賞秋制覇!

 

 

いやー。もう・・・脱毛。

イクイノックス、とんでもなく強かったねー。

1:55.2ってなんだよこれ?

確かにこの日は時計の出やすい馬場だったが・・・

こんなん初めて見たわ(アタリマエヤ)。

 

さて、レースを簡単に振り返ろう。

 

■天皇賞秋2023結果

単勝は130円。馬連は1,330円。3連複は2,180円・・・ちょっともう穴党にゃどうにもならん結果だったねー。まあでも強い馬が強い競馬をしたレース。馬券も大事だが、馬券だけじゃないのが競馬のいいところ。いいもん見せて貰ったと思う。

 

■天皇賞秋2023映像

 

■天皇賞秋2023レース回顧

ジャスティンパレスの出が悪かったが、比較的揃ったスタート!さあ、ジャックドールどうする?

 

ジャックドール行く気満々で2コーナーへ!内からガイアフォース!イクイノックスも前目!プログノーシス川田は最初から最後方待機の作戦だったんだろうね。ポジション取り合戦には参加せず・・・サッと引いて内に入れてた。

 

行ったのはジャックドール!しかもかなり速いラップで!誤算だったのは・・・ガイアフォース、イクイノックスが間隔を開けずに付いて来たこと。去年のパンサラッサのように引き離すことが出来なかった。これは・・・時計は速くてもそこまでムリ目な逃げではなかったのかもしれない。

 

2馬身ほど離れてガイアフォース。楽な感じで追いかけて行く。この馬が引くか追い掛けるかで・・・展開は大きく変わったと思う。

 

これも楽な感じで3番手につけたイクイノックス。この位置にこの馬がいるせいで・・・今年の天皇賞秋は全体的に前掛かりとなったわけだ。みんなこの馬を見てるわけだからねー。

 

イクイノックスの後ろにノースブリッジ、中にドウデュース、外にヒシイグアス。ん、ドウデュースはちょっと力んでるか。

 

その後ろに、エヒト、ダノンベルーガ、アドマイヤハダル。今回私の◎は・・・アドマイヤハダルだったわけだが・・・中途半端にポジション取りに行っちゃったなあ。毎日王冠みたいに後方待機から直線一気に賭ける競馬をして欲しかったのだが・・・

 

後方にジャスティンパレス、プログノーシス。そう・・・このプログノーシスの位置で競馬して欲しかったねー。しかし川田は肝が座ってるというか、淡々と前戯をするというか・・・あるいは最初から勝ちに行ってなかったのかもねw

ジャスティンパレス武史は出遅れてこの位置になったわけだが、最初は馬群(イクイノックス)を追いかけてたわけよ。まあ切れ味勝負じゃ分が悪い(と思われていた)からね。出来ればイクイノックスの近く(前)に行きたかったはず。しかし途中から後方で脚を溜める作戦にシフト。これが良かったねー。判断早いな武史。

 

ラップタイムはこう。

4F目から延々と11.4のラップが続く、

鬼ラップ!

単純な計算だと全てのラップを11.5で行くと1:55.0の時計になるわけ。

しかしこれは全力に近いラップで全ての区間を走破することを意味しており、

わかりやすく人間に例えるなら、

延々400m走のペースで3000m走り切るようなもん(ワカリニクイワ!)。

あるいは息継ぎなしで100m泳ぐようなもんであり(コレハワカリヤスイ)、

事実上不可能というか、

どこかで息継ぎをしないとバテてしまうのが普通。

 

だけんどもしかし!

 

 

それをほぼ完遂したのが今回のイクイノックス。

これはマジでハンパねえ・・・

一頭だけ異次元の競馬をしたのである。

 

その証拠に、

逃げたジャックドールはズブズブの最下位。

前に行った馬も全滅。

イクイノックスをマークして追いかけた馬も全滅。

唯一我関せずの後方で脚を溜めた2頭が最後に脚を伸ばして2着・3着。

 

戻ろう。

 

1000m通過は57.7!速い!しかし後方の2頭は先頭から10~11馬身くらい離れているので59.3くらい。なるほどこれなら直線で脚が使えるわな。

 

ペースの落ちやすい3~4コーナーでも一切妥協せず11.4のラップを刻むジャックドール。各々まだ手応えはいい。

 

さあ、直線!まだ手応えに余裕があるジャックドールにガイアフォースが並びかけて行く!そしてその後ろにいるイクイノックスはまだ持ったまま!ドウデュースは追い出し開始するも・・・イマイチ伸びない?

 

残り400m!溺れたようにバテたジャックドールの脚が止まり、坂下でガイアフォースが先頭に立つ。しかしイクイノックスはまだ持ったまんま。大外に持っていったプログノーシス川田はジャスティンパレス武史を巧みにブロックしつつ追い出し開始!このせいでジャスティンパレスはブレーキを踏んで外に出すロスが生じてしまう。ココで密かに駆け引きが行われてたんやね。

 

残り300!ここまで持ったままだったイクイノックスは・・・坂を登ったあたりでガイアフォースに並びかけると・・・ここで追い出し開始。ズ、ズルい!なんだそれ!余裕あり過ぎだろ!ドウデュースは伸びない!外からはアドマイヤハダルとプログノーシスが併せ馬で伸びてくる!

うおお!ハダル来い!

・・・と思ったのは一瞬でね(涙)。プログノーシスに競り負けて馬群に沈んでしまった(と言っても6着なんで頑張ったけどね)。

 

サクッと抜け出すイクイノックス。ここでもう大勢は決してしまった。あとは2~3着がどうなるかだが・・・なんとか食らいつくガイアフォース。外からダノンベルーガ、プログノーシス。そして追い出し遅れたジャスティンパレスがグイグイと伸びる!

 

残り100!後続を突き放してセーフティリードを取るイクイノックス。さて2着はどの馬?3頭併せで熾烈な追い比べ!

 

ゴール前はもう流す余裕のイクイノックス。熾烈な追い比べから抜け出してきたのはジャスティンパレス。3着はクビの上げ下げでプログノーシスだった。

 

イクイノックス、強すぎ!

勝ちタイムは1:55.2の驚愕レコード!

勝ち馬の上がりは34.2。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったイクイノックスはノーザンF生産のキタサンブラック産駒。美浦・木村厩舎。鞍上はルメール。昨年に続き天皇賞秋連覇。そしてGⅠ5連勝。世界レーティング1位の現役最強馬が想像以上のパフォーマンスで圧勝。従来のレコードを0.9秒短縮して1:55.2!しかも見た目にはまだまだ余裕が感じられたからねー。もうあれこれ書く必要はないんじゃないかと思う。ルメールが言ってた通り、全てを持ってる馬だね。次走はジャパンカップの予定。とにかく順調に当日を迎えてほしい。

2着はジャスティンパレス。この馬の激走には正直驚いた。いや、この馬が弱いとか言ってるわけではなく、舞台が合わないと思っていたのである。さらに仕上がりにも一抹の不安があったわけよ。それは杞憂だったわけだが、まさか東京2000のレコード決着でこの競馬が出来るとは!これは私だけではなく杉山調教師も「こういう脚を使えるイメージがなく、びっくりしています」と言っている。流れが向いたのは確かだが・・・ちょっと評価を変えないといけないね。この馬の目標は鬼の居ぬ間の有馬記念だと思ってたが・・・ジャパンカップの方が合うかも。

3着はプログノーシス。もちろん能力があっての話だが、好走要因の一番は川田の好騎乗だろう。最後方待機から追い込み決め打ち。これが展開とピッタリハマった感じでね。イクイノックスが前の馬も中団の馬も全部掃除した後に突っ込んできた。最後にジャスティンパレスに競り負けたのは今の実力か。特殊な馬場だった札幌記念以外ではまだGⅠクラスの馬との対戦がなく・・・また人気にもなっていたから買いにくかったけどねー。最高の競馬をしたと思う。ベストは2000mと調教師が言ってるんでね。この後は香港だろう。

4着はダノンベルーガ。もうキャラ通りの着順というかなんというか強い競馬はしてるんだけどねー。中団後方からジリジリとは伸びたんだが・・・3着争いが精一杯だった。ただ、一つわかったのは「堀調教師の泣きコメントは侮れない」ということ(知ってたけど)。いや、調子良かったんだと思うけどねー。この後はどうするんだろうね。2400は長いとジャッジしているっぽいからなー。やはり香港か。

前の4頭とは離されたが・・・今回のレコード決着の影の立役者だったのがガイアフォース。この馬がジャックドールを追いかけたからこそ・・・この時計になったと思う。イクイノックスに交わされたあとも粘りに粘っていたし・・・ペース次第では2着もあったんじゃないかなー。今回超絶レコード決着だったんわけだが、実は「中距離の超スタミナ勝負」だったと私は思っていてね。この内容なら・・・有馬記念に行っても面白いんじゃないかなーと思う。そしたら人気もあんまり出ないっしょw。というわけで有馬記念に出てこい!

私の◎アドマイヤハダルは6着。しかしこの馬でも1:56.5で走ってるんだよね。まあ、力が足りなかったわけだが、一瞬伸びてくるかというシーンはあったからね。よく頑張ったと思う。願わくば・・・プログノーシスの位置で競馬してね。追い込みに賭ける漁夫の利競馬をして欲しかったな。この後はどうするんだろうね。GⅡ~GⅢならすぐ勝てそうだけど。チャレンジCあたりかな。

 

さて、ドウデュースの敗因はなんだったのか?急遽、負傷した武豊から戸崎に変わったわけだが・・色んなところで指摘されているように、今回ドウデュースは道中力んで走っていたんだよね。これは戸崎が原因だったのか?それとも馬に問題があったのか?それは私には分からない。これが直接の敗因かどうかも分からない。分からないが直線全く弾けなかった通り、いつものドウデュースではなかったのは確かだろう。他に考えられる要因としては・・・「長期休み明けで中身が出来てなかった」「あまりにもペースが速すぎた」「金玉の裏が痒かった」という可能性もあると思う。いずれにせよ、次走の巻き返しに期待ですな。

あと、ジャックドールにも触れておこう。この馬に関しても色んなところで色んなことが言われているが、今回思い切って良く逃げたと思う。ただ、この日はおそらく超時計の出る馬場(裏読みすると・・・レコードが出るように仕込まれた馬場だったのかもしれない)。8Rの2勝クラス2400m戦で2:22.8なんてスンゴイ時計が出てるからね。なので、実際はそこまで速いペースではなかったのかも。それは、ガイアフォースやイクイノックスが楽々追走してたのを見ても明らかだろう。去年のパンサラッサの大逃走とは・・・1000m通過の時計はほぼ一緒だが、中身が違ったのである。

つまり・・・ハゲニイ本人にとってはいつも通りの逃げだったのかもw。まあでもこの馬がいなかったらこんな時計は出ていないし、今回のレースを盛り上げた一頭であることは間違いないだろう。我々競馬ファンにとって大事なのは次。まあ普通に考えれば香港だろうけど・・・仰天プランで有馬記念とか出てこないかなwそして今度こそぶっ飛ばして逃げるんだ!ハゲニイ!

 

以上、レース回顧終わり。

 

さて、来週は・・・重賞4つ!

さらに米国のブリーダーズCもあるし、

金曜はJBCもあるやんかー(これは予想しないけど)。

 

うへー。こりゃ大変だ!

調教チェック4レース分もブリーダーズCの情報集めも大変だが、

特に2歳戦はよく知らん馬が多いので、

全てのレース見てチェックせんといかんからなー。

 

というわけで、

2歳重賞の穴馬探しはお任せあれ。

 

と、言いたいところだが、

時間と労力と精力の関係でどのレースをどうやって挙げるかまだ分からん。

しかも今週は結婚記念日も控えてるんだよなー。

どうしよう結婚記念日・・・

(何も考えてないw)

 

 

【答え合わせ】

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イクイノックスが全てを掃除して突き抜けた後に・・・シレッと追い込む漁夫の利作戦!は良かったのだが、実践したのはプログノーシスとジャスティンパレスだったね。まあいずれにせよ能力的に足りなかったと思うけどよく頑張ったと思う。予想を買ってくれたみんな!本当にありがとうー!このところGⅠでは堅い結果が続いてるけど、今後も懲りずに大穴狙いで逝く!応援してくれるとうれしいー!

 

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