秋華賞2022レース回顧。スタニングローズ薔薇の花咲かす！

【秋華賞2022レース回顧】阪神芝2000ｍで行われた3歳牝馬秋の頂上決戦・GⅠ秋華賞！勝ったのはスタニングローズ！2着にナミュール、3着にスターズオンアースが入り堅い決着となった。穴党にはドモナラズな結果だったわけだが、強い馬が強いレースをしたいいレースだったと思う。浅次郎の◎ライラックは後方一気に賭けるも不発。

 

スタニングローズ、

星を背に秋の薔薇咲かす！

 

 

いやあ、いいレースだったね。

 

馬券はどうにもならんかったけど、

こういう堅いレースも必要だからね。

穴党はドモナラズと呟いてチンコの皮を伸ばしておけばOK。

 

さて、

今回は回顧の必要ないかもしれんが、

あとから振り返って読み返すこともあるからね。

簡単に回顧しておこう。

 

■秋華賞2022レース結果

スタニングローズを頭にして絞って勝負出来た方が勝てたレースだね。あるいはとりあえず押さえて的中という方も多いかもしれん。粗品が馬券的中してドヤッてたが、三連単35点購入して69倍。馬券倍率にしたら約2倍なんで、あんまり褒められたもんじゃないというか単勝の方が良かったよねｗ・・・まあ、頭固定での的中はお見事だったけどね。しかし強がりでもなんでもなくこんな配当、私は要らない。貴族の方たちや本命党の方たちが儲かればOKじゃい！

 

■秋華賞2022レース映像

■秋華賞2022レース回顧

レース前にサウンドビバーチェが放馬するアクシデントがあったが・・・無事スタート！しかしここでさらなるアクシデントが起こる！一番人気のスターズオンアースが躓いた上に左右から挟まれて、大きく出遅れることになったのだ！しかし鞍上のルメールは慌てず騒がずに馬を落ち着かせて後方へ。この辺がルメールの恐ろしい所・・・この後、終始インを回して逆襲することになる。

 

ウォーターナビレラが行く構えを見せるも・・・外からブライトオンベイスが被せてハナへ。続いてサウンドビバーチェ。スタニングローズ・アートハウスは好位に付け、ナミュールは馬群の中。

 

行ったのはブライトオンベイス。番手にサウンドビバーチェ。予想通り。

 

好位にウォーターナビレラとアートハウス。川田は積極的な競馬で勝ちに行ったねー。

 

好位の後ろにスタニングローズとタガノフィナーレ。その後ろにエグランタイン。

 

中団にメモリーレゾン、ウインエクレール、ナミュール。良い位置にいるなあ。

 

後方グループにストーリア、ラブパイロー、エリカヴィータ、スターズオンアース、プレサージュリフト。

 

最後方にポツンとライラック。私の本命◎はこの馬だったわけだが、追い込みに賭ける思い切った騎乗。今回残念ながら大外一気のスカートめくりは不発だったが（一応上がり2位はマークしている）、人気馬を負かすにはこういう思い切った騎乗が必要でね。納得の敗戦。もっともっと上がりの掛かる競馬になって欲しかったけどね。しょうがなし。

 

ラップタイムはこう。

 

前半の1000ｍが59.7。後半が58.9。

 

前半ややスローから、

後半800のロンスパ勝負。

 

この前後半のラップタイムを見て・・・

「前有利だったんじゃね？」

「スタニングローズは展開に恵まれた」

「もうちょっと流れればスターズオンアースorナミュールが勝っていた」

と言ってる方もおられる。

 

ルメールも

「もう少し普通に流れれば」とコメントしているしね。

それはそれでまあ一理あるかもしれん。

 

しかし阪神2000ｍはスタート直後に急坂を登るレイアウト。

これが京都2000ｍとは大きく違う点であり、

先行争いが激しくならなければ・・・

前半は落ち着いたペースになりやすいんだよね。

 

その代わり、

3コーナー過ぎから激流のロンスパ合戦になりやすいわけ。

そうなると当然要求されるのは、

機動力や持久力。

長く脚を使う能力が試されるわけで、

今回の秋華賞は、

あまり展開の有利不利はなかったように思う。

（ただ、さすがに後方一気は厳しかった）

 

ちなみに、前日に行われた2勝クラスは、

1000m通過が61.5で、

トータルが2：00.7。

これはさすがに超スローだったわけだが、

秋華賞は2秒以上速い。

レースレベル的にもまあまあだったのでは？

 

今回上位に来た馬達は、そのままオークスの上位馬。

当然、瞬発力も上位だったが、

ロンスパ勝負にも対応出来る持久力も持ち合わせていたわけで。

正直、上位3頭と4着以下は大きな差があったと思う。

 

3コーナー入り口での隊列がこう。ここからペースが上がり急流となる。

 

4コーナー。サウンドビバーチェが仕掛けて先頭。馬なりでアートハウスが並びかけて行く。その真後ろにいる青い帽子がスタニングローズ。ナミュールは外に出して追撃態勢！そして・・・スターズオンアースは後方のイン！これはルメールをしてイチカバチカの賭けだったと思う。

 

さあ直線！内のブライトオンベイスを交わして前に出るサウンドビバーチェ！その外から絶好の手応えアートハウス！さらにその外からスタニングローズ！さらにさらにその外からナミュール！スターズオンアースは馬群のまっただ中！

 

残り300を切ったところでアートハウスがGOサイン！しかし・・・イマイチ伸びない！

 

残り200！グイグイと力強く差を詰めてきたのはスタニングローズ！前走の紫苑Sの時とは反応がまるで違う！さらに外からナミュールが末脚を伸ばす！内のサウンドビバーチェも頑張る頑張る！そして、スターズオンアースはほとんど詰まることもなくスルスルと馬群を縫って伸びてくる！さあ、ここから最後の急坂！

 

残り100ｍ！ここでサウンドビバーチェが捕まり、スタニングローズが堂々先頭！しかし坂を登って脚色が若干鈍る！外からナミュール！内からスターズオンアースが迫る！

 

最後は2頭の急追に遭うも・・・半馬身残したところがゴール！

 

秋の華は薔薇色だった！

スタニングローズ強し！

 

勝ちタイムは1：58.6。

勝ち馬の上がり34.3。

この馬の特性を活かしたいいレースだったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったスタニングローズはノーザンF生産のキングカメハメハ産駒。栗東・高野厩舎。鞍上は坂井。坂井はこれがGⅠ初勝利！おめでとう！いまや若手のエース格であるが、この勝利は大きい。ノーザンFの良血馬で勝ったのも大きいが、やはり「GⅠを勝ったことが有る騎手」と「勝ったことがない騎手」では、今後の大レースでの騎乗鞍が大きく変わって来るからだ。しかし今回の坂井の騎乗は完璧だったね。位置取りも仕掛け所も文句なし！特に仕掛けのタイミングは・・・遅すぎても早すぎても後ろの2頭の餌食だったかもしれない。キレないがバテない強みを十分に活かしたと思う。この後はエリザベス女王杯かな？この舞台もこの馬には合いそうだねー。ただ、さすがに人気になるか。

2着のナミュールも完璧な競馬をしたと思う。外を回した分届かなかった・・・という意見もあるみたいだが、競馬はそんなに単純ではなく、内には内のリスクがあるし、外は遠心力を使って加速しやすいというメリットがあるからね。今回はスムーズな競馬をして目一杯追えたわけで（外にモタれたらしいがよく分からん）、これで負けたらしょうがなしだろう。しかし、着差はわずか半馬身だったんでね。展開や舞台が変われば入れ替わる程度の差だった。＋20kgは成長分だったみたいだね。個人的には不安材料と見ていたんだけどｗあと・・・マイラーっぽい体型も気にしなくていいみたいやね。むしろ中距離の方があってるのかも。次はどうするんだろ？マイル路線に行く手もあるが・・・？

3着のスターズオンアースは出遅れが痛恨だった。あの位置から馬群を縫ってよく3着まで来たと思う。今回一番強い競馬をしたのはこの馬・・・というのは衆目の一致するところだろう。しかし逆の見方をすれば、出遅れて後方からの競馬になったお陰で、ずっと内ラチ沿いを走ることが出来たし、3～4コーナーもインベタを回して馬群に突っ込んだため（これはリスク高かったがほぼほぼ詰まることはなかった）・・・実際に走った距離は上位2頭より少なかったと思う。つまり、出遅れは確かに痛かったが、かなり上手いことリカバーしたのである。

じゃあ・・・

出遅れなければどうなっていたか？

おそらくスタニングローズの後ろ、ナミュールの前の位置取りだったと思うわけだが、そうなるとまた仕掛け所とかが変わって来るかもしれず何とも言えんわけだが・・・やっぱり勝ち負けだったと思う。今回仕上げ的にも万全というわけではなかったと思われるし、むしろこちらの方が評価を挙げたかもしれんね。次はエリザベス女王杯でリベンジマッチと行きたいがこれまた人気になるだろうね。

競馬なので・・・勝った負けたということになるわけだが、この上位3頭はほとんど能力差はないと思う。しかし後々の為に敗れた馬たちも見ておこう。

 

離された4着に突っ込んできたのがメモリーレゾン！anatubeで「調教爆穴」に挙げていた馬でね。私もヒモ穴で狙っていたんだが、アートハウスを最後に交わして4着に上がったのだから立派。あっと驚く激走だったね。もし仮に・・・スターズオンアースが4コーナーで大外を回していたら・・・この馬が3着だったかもしれない。デビューは年明けだったし、まだまだ成長途上の馬。次は自己条件から出直しということになるが、早いとこオープンに上がって来て欲しい。

アートハウスは、積極的にポジションを取りに行き、4角では先頭に並びかけていく強気の競馬。堂々勝ちに行く競馬をしたが、最後は力負けの5着。川田も清々しく敗戦を認めていたが、現状の力は出し切ったと思う。この後はどうするんだろう？エリザベス女王杯にも出れると思うが・・・ちょっと辛いかな。

それから、次走是非マークしておきたいのがエグランタイン。もともと狙っていた馬だが、今回仕上がり的に厳しいと見ていたんだよね。しかし、勝ち馬の外からジリジリと脚を使って僅差の6着。ガツンと来ることはなかったがバテることもなかった。これ、絶好調ならもっと直線伸びたんちゃうかなあ。次は2勝クラスからの出直しだけど普通のデキなら確勝だろう。

あとはやっぱり、この馬にも言及しておかねばなるまい。レース前に放馬したサウンドビバーチェだ。もう直線見せ場十分の内容で「あれ？まだ粘ってる？残っちゃうのか？」と思った方多数だと思う。もし、放馬しなかったら・・・どうだったろうね？この馬ね。anatubeにも挙げていた通り、調子は絶好だったと思う。ただ、逃げ馬にとって大外枠は厳しい・・・と見て私は軽視したんだよね。だけんどもしかし・・・大外枠発走で、放馬してなおこの競馬が出来るわけで・・・放馬してなかったらもしかして馬券に絡んでいたかもしれん。

他、ウォーターナビレラはやっぱり距離だろう。ウインエクレールは期待したが力負けですな。

 

以上、レース回顧終わり。

 

今回カチンコチンコな結果であったが、

来週も懲りずに大穴を狙って行きたい。

今年の菊花賞は主役不在だしねえ（うっしっし！）。

 

おめでとう瑠星！厩務員さんは泣いておられたな。

 

【答え合わせ】

→秋華賞2022予想note

ドモナラズな結果であったがそれでも今回沢山の毒者が買ってくれて嬉しかった！みんなほんとに有難う！菊花賞も懲りずに大穴狙いで逝く！

 

【浅次郎のひとりごと】

→【次回注目馬】桜、樫で善戦したピンハイが“重賞級”の能力を披露しオープン入り…田中克典調教師「この時計で勝てたのは素晴らしい」 

ピンハイ強かったねえ。53kgだったとはいえ1：44.3の時計は文句なしに速い。しかもまだ余裕があったように見えた。秋華賞でも勝負になったんじゃないのー？？？？？悔しい～！

 

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