夏の新馬戦データ分析!新馬戦は儲かるのか?

【夏の新馬戦データ分析】夏の新馬戦(6~8月)は馬券的に儲かるのか?買わない方がいいのか?データを調べてみると人気馬がかなり強い?馬体重は?夏の新馬が得意な騎手は福永?ルメール?厩舎別に見ると手塚?中内田?友道?堀?血統で見るとディープインパクト!穴で狙いたいのはエピファネイア!レイクヴィラFはノーザンFと同じ扱い?

 

馬券を買う上で大事なのは、

「馬の選択」の前に「レース選択」

我々穴党の場合はまず

「荒れやすいレース」を探さねばならん。

 

誰が見ても堅い銀行レースで

穴馬を狙うのは無駄というより無謀である。

 

まあ、無謀が好きか嫌いかと言えば・・・

嫌いじゃないんだけど(笑)。

 

 

ここでちょっと

見えそうで見えない

スカートの中身について考えてみよう。

 

 

じゃなかった(笑)、

 

ここでちょっと、

知ってそうで知ってない

「新馬戦」について考えてみよう。

 

ダービーが終わり、6月に始まる2歳新馬戦。

昨今は早期デビューの馬が増えてるわけであるが、

さて夏の新馬戦(6~8月)

馬券的に買いなのか?

 

JRAは

「夏の2歳単勝払い戻し5%up!」

とかキャンペーンやってくるわけであるが、

 

 

果たしてこれはお得なのか?

 

夏の新馬戦が得意の騎手は?

 

夏の新馬戦で狙いの種牡馬は?

 

ちょっと調べてみたので参考になれば幸いだ。

※データは過去5年。2021年7月調べ。

 

■夏の新馬戦データ分析、人気別成績

ご覧の通り、夏の新馬戦は1番人気がめちゃくちゃ強い。勝率・連対率・複勝率すべてにおいて平均より5~6%上だ。特に複勝率71%ってのは結構驚異的な数字。2~4番人気も平均より高く、夏の新馬戦は基本的に人気サイドが強い!と言っていい。つまり、夏の新馬戦はそれ自体・・・穴党が手を出すべきではないのである。「単勝の払い戻し5%up」というのはJRAの罠と思っていい。本命党にとっては嬉しい施策だろうけどね。

 

■夏の新馬戦データ分析、オッズ別成績

次、オッズ別に見てみよう。新馬戦では時々とんでもなく人気になる馬が出現しますな。まだ走ったことないのによくそんなに人気になるな・・・と思うわけだが、実際単勝1.0~1.4倍になるような新馬は相当強い。勝率は60%。連対率は80%を越え、複勝率は90%を越える。これは全体の平均とほぼ一緒。「新馬なのに過剰人気過ぎじゃね?」と思ってしまうが、新馬の超人気馬も超強いのである。まあ、逆に言えば10回に1回は飛ぶんだけど(笑)。

同じ1倍台の超人気でも1.5~1.9倍になると極端に数字が落ちる。ただし、この数字も全体の数字と変わらない・・・いや、むしろいいくらいなので「新馬だから飛ぶんじゃね?」というのは希望的観測で、やっぱり強いのである。ただ、これだけ強くても5回に1回は飛ぶんだよね。この辺が確率の面白いところで・・・10回に1回と5回に1回は大違いなんでね。ぶっ飛びチャレンジをするなら1.0~1.4倍より1.5~1.9倍の方だ。

 

■夏の新馬戦データ分析、馬体重別成績

2歳新馬戦だけに馬格がない馬も相当いるわけだが、やはり馬格があった方が全体の成績がいい。

 

■夏の新馬戦データ分析、枠番別成績

これはコースとか芝ダートとか全部無視して出してるから意味は薄いわけだが、全体的に真ん中より外の方が成績が良いんだよね。これは夏の新馬戦がワンターン戦(1200~1600m、一部1800m)をメインに行われることが多いのが影響していると思われる。あとは単純にゴチャつかない外の方が好成績ってことなのだろう。馬込みは訓練や経験で克服して行くわけだが、新馬はその経験がないわけだからね。

 

■夏の新馬戦データ分析、騎手別成績

おういえー!夏の新馬戦で最も信頼がおける騎手は福永。感覚的に「新馬はいっくん」と思ってる人は多いと思うが、データにもハッキリ現れてますな。続いてルメール、ミルコ、川田。この4人が新馬戦での成績が抜けてる感じ。あとは武豊、田辺、北村友、岩田康あたりか。

 

■夏の新馬戦データ分析、調教師成績

なんと夏の新馬戦で一番勝ち星を挙げてるのは手塚厩舎だったんですな。各数字も文句なし。超有名厩舎に比べると人気になりにくく回収率もめっちゃいい。夏の新馬戦は手塚厩舎が面白いぞー!それから驚異的な複勝率を誇るのが、木村哲66%、中内田69%、友道77%・・・そして83%!!これらの厩舎の馬が夏の新馬戦に出てくる時はもう勝ち負け出来る仕上がりだと見ていい!

 

■夏の新馬戦データ分析、騎手×調教師成績

「ルメール×藤沢」は誰もが知るゴールデンコンビで成績も半端ないんだが、もうどうやっても人気になるので買う価値ナシ。「川田×中内田」のラインも有名なんで人気になっちゃうね。面白いのは「石川×相沢」。石川は相沢厩舎所属なんだが夏の新馬戦では驚異的な成績。これは覚えておいて損はないかも。鉄板コンビは「福永×藤原英」「福永×斎藤」「福永×友道」「外人×堀」

 

■夏の新馬戦データ分析、種牡馬別成績

ディープインパクトが断然。まあ、このデータが使えるのも来年まで?だけど。あとダイワメジャーの成績が良く・・・ロードカナロアは意外と低い数値。いや、相対的に見れば十分高い水準の数字なんだが、ディープインパクトに匹敵するくらい高いかと思ってたんだよね。カナロアはそもそもが2歳夏・・・というタイプじゃないのだと思われる。人気になることが多い種牡馬なんでちょっとこの点は気をつけたい。

で、激アツなのがエピファネイアである。まだ3世代しかいないわけだが、ご覧の通りの好成績。そして・・・この点が知られていないのか?それとも2歳夏って感じがしないのか?あまり人気にならないのだ。思い返せば去年の新馬戦ではエピファネイア産駒がバンバン穴を開けてたようなー。以下、スクリーンヒーロー、ヨハネスブルグ、モーリスにも注意。

 

■夏の新馬戦データ分析、脚質別成績

新馬戦は、後のオープン馬と未勝利馬が一緒に走るレース。能力の違いで前後に分かれるケースも多く・・・当然「逃げ・先行」の成績がいい。・・・と言っても新馬戦では脚質予想が出来ないけどね。で、大事なのが上がりの瞬発力だ。上がり1~2位がとんでもなく強い。新馬戦で上がり6位以下の成績はもう壊滅的だ。血統や調教から瞬発力上位の馬を選ぶべし。

 

■夏の新馬戦データ分析、生産者別成績

ダービーや桜花賞といったクラシックを最大目標にしているノーザンFは、他の牧場に比べて格段に仕上がりが早い。なので当然2歳夏の新馬戦の成績も半端なく、同じ社台系の社台Fと比べてもご覧の通りの圧倒的な差だ。もう「ノーザンF生産のディープインパクト産駒ダントツ1番人気」なんてのは逆らっちゃダメなパターンだ。

しかし調べて面白いデータもあったね。レイクヴィラFの成績が半端ないのである。なんで?と思って調べてみると・・・このレイクヴィラFは経営破たんしたメジロ牧場の後を引き継いだ牧場でね。現在はノーザンFから経営・技術両面での支援を受けているのである。つまりノーザンFと経営方針が一緒ってこと。これで納得。というわけで、今後レイクヴィラFを見つけたらノーザンFと同じ扱いにしよう。

 

■夏の新馬戦データ分析まとめ

・人気馬がかなり強い
・福永、ルメール、ミルコ、川田
・手塚、木村、中内田、友道厩舎
・ディープインパクト、エピファネイア
・ノーザンF、レイクヴィラF

 

まとめると、夏の新馬戦は人気馬がかなり強い。中でもノーザンFのディープインパクト産駒といった良血馬が強く、騎手・厩舎も上位有名どころが強いので・・・穴党は基本的にスルーするのが吉

ただし、新馬の穴条件が揃った時には買うのも面白いかもしれない。例えば「福永×藤原英」の鉄板コンビでレイクヴィラFのエピファネイア産駒・・・とか、田辺×手塚厩舎×コスモビューF×スクリーンヒーローとかね。さらに調教が良ければ心強し。

 

まあ・・・

不確定要素が多い新馬戦なんぞより、

条件戦のローカル短距離ハンデ戦の方が

よっぽど荒れる確率高いわけだが、

どうしても新馬戦を買いたい時は・・・

この記事が参考にしてくれい。

 

では股!

 

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