フェブラリーS2018レース回顧。ノンコノユメ輝く。

【フェブラリーS2018回顧】東京ダート1600mで行われたダート王決定戦フェブラリーS。勝ったのは復活したノンコノユメ。1番人気に支持されたゴールドドリームは2着。インカンテーションが3着であった。さてノンコノユメの勝因は?ゴールドドリーム・テイエムジンソクの敗因はなんだったのか?簡単に回顧する。

 

ノンコノユメ、復権V!

 

 

いやあ、ノンコノユメの脚すごかったね。

 

簡単に回顧しておこう。

 

■フェブラリーS2018結果、着順

 

■フェブラリーS2018レース映像

 

■フェブラリーS2018レース回顧

スタート!

好スタートはピンク帽のベストウォーリア、サンライズノヴァ。テイエムジンソクも好スタートから前へ。ゴールドドリームはちょいと出遅れ気味。

 

芝からダートへ。テイエムジンソクは控えて2~3番手。行ったのは内枠のニシケンモノノフとケイティブレイブ。続いてノボバカラ、ララベル。

 

ちょいと間が開いてベストウォーリア。私はこの馬から馬券を買っていたのであるが・・・直線全く伸びずのズブズブ(笑)。やはり前回の頓挫が響いたのだろうか。それとも年齢的なものか。続いてロンドンタウンとインカンテーション。

 

中団後方にサンライズノヴァ、アウォーディー、メイショウスミトモ。その後ろにレッツゴードンキ、その外にゴールドドリーム。

後方にサウンドトゥルー、ノンコノユメ、キングズガード。

 

これは3~4コーナー中間地点。14番ゴールドドリームをピッタリマークするノンコノユメ。

 

ラップタイムは、

 

600m通過が34.1。

1000m通過が58.3・・・こりゃ

 

超ハイペース。

 

このラップだと芝のマイル戦でもかなり速めのペースだよね。

 

こうなると消耗戦になるわな。

前の馬は次々にバテ、ラップもガタ落ち。

 

あ、一応言っておくが、

「だから、後ろが絶対有利」

というわけではないぞ?

 

もちろんそういう傾向になることが多いわけだが、

ハイペースでも前の馬が残ることは多々あるのであり、

貴方もそういうレースを何度も見たことあるはずだ。

 

特にダートの短距離の場合・・・

ハイペースの消耗戦が基本であり、

それでも前の馬が圧倒的に強いのである。

 

しかし・・・さすがにダートGⅠで11秒のラップ連発は厳しい。ニシケンモノノフはダート1200~1400を主戦場にしている馬であり、スピードはピカイチ。この馬が今回のハイペースを演出したわけだが、付いていったケイティブレイブやテイエムジンソクは、まともにこの鬼ペースに巻き込まれてしまったわけだ。

 

馬群を見るに・・・先頭のニシケンモノノフと中団の馬とは6~7馬身の差がある。後方に居たゴールドドリームやノンコノユメとは10馬身以上離れており、後ろの馬達からすれば平均ペース。十分脚が溜まっていたと思う。

 

それを証明するかのように・・・ゴールドドリームは外を回して早めに進出開始。Ⅳコーナーを回る時はもう中団まで上がって来ていた。狙いは当然テイエムジンソクだったと思う。ムーアの頭にはチャンピオンズCで粘るテイエムジンソクの姿があったはずだしね。しかしそのテイエムジンソクは・・・

 

全然伸びない!どころか、ここでもう止まってしまう!フルキチも言っていたが、このレースはコーナー1回のワンターン戦で、さらに超のつくハイペース。全く息を入れる暇がなかったのだ。こうなるとどんなに強い馬だってバテてしまう。キタサンブラックだって息を入れないとバテてしまうのであり、どんなに強い馬でも時に驚くような惨敗を喫するのだ。

 

しかしこれ・・・ムーアのゴールドドリームにとっては想定外の出来事。アッサリと先頭に立ってしまい、前の目標が失くなってしまう!

 

そのゴールドドリームに食らいついていったのがインカンテーション。このインカンテーションと併せ馬の形になったのがゴールドドリームにとって幸いしたのだが・・・ゴールドドリームからワンテンポ遅らせて追い出したノンコノユメが襲いかかる!タイミングバッチリだったねえ。

 

ノンコノユメが一気に差し切るかに見えたが、並ばれたゴールドドリームが差し返そうと踏ん張る!

 

しかし・・・ウチパクの激に応えたノンコノユメが最後にもうひと伸び!これ・・・差し返してたらカッコ良かったけどねえ。

 

ノンコノユメ、強し!

 

 

 

この方がオーナーの娘さんで「ノンコ」の名前の元になったのどかさん。

 

いやね。

 

ノンコノユメは去勢した途端に成績が落ちたものだから、

 

「タマ取ってノンコの夢も潰えたんじゃね?」

 

という意見が99%だったわけだが、

根岸Sで復活の狼煙を上げると返す刀でフェブラリーSも制覇。

 

これはもう完全復活と見ていいのではなかろうか?

 

ドバイワールドカップに行くという話もあるみたいだが、

多分2000mだと距離的な問題があるだろうね。

ゴドルフィンマイルとかでもいいので是非行って欲しいけどなあ。

 

2着のゴールドドリームは負けて強しの一戦。追い出しのタイミング一つでの敗戦であったが、鞍上を責めるのは酷だろう。この日ばかりはノンコノユメが一枚上手だったと思う。この馬はどうすんだろね?ドバイ行くのかな?この馬も2000mは長い気がすんなあ。やっぱフェブラリーSは2100にするべきだと思うね。

 

3着のインカンテーションは私も狙ってて◯を打っていたが・・・あ!結果論だが、この上位3頭・・・みんなフェブラリーS連対経験馬じゃんか!フェブラリーSはリピーターが多いレースであるが、来年はちゃんと覚えておこうっと(φ(..)メモメモ)。

 

4着にサンライズノヴァ・・・よく頑張ったと思うが、3馬身離された4着。位置取りも悪くなかっただけに上位3頭とはちょっと差があったかもしれない。

 

5着にビックリレッツゴードンキ。いや、デキはめちゃくちゃ良かったんでもしかしたら・・・とは思っていたが、内をついて猛然と伸びて5着。この馬、ダート能力もかなり高いね。この後どうすんだろ?高松宮記念直行?

 

以下、キングズガード、メイショウスミトモ、サウンドトゥルーと後方に居た人気薄馬が入線。前に居た馬は全滅であった。

 

テイエムジンソクの敗因は展開面に尽きると思う。かと言ってあそこで控える競馬は出来ないわけで。運がなかったと言えばそれまでだが・・・この馬に東京マイルは合わないような気もするね。コーナー2回のコースが合ってるんじゃないかな。次・・・乗り替わりないことを祈る。

 

以上回顧終わり。

 

今週もサッパリだったが、

 

来週も懲りずに大穴狙いで逝くぜ~~~!

 

 

【浅次郎のひとりごと】

小平奈緒、悲願の金メダル獲得

競馬でもよく「悲願の・・・」って言葉が使われるけどね。その多くは記者の語彙の少なさから来るもので。小平選手の金メダルは本当に悲願って言葉が似合うと思う。おめでとう。

 

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