
【2歳未勝利戦データ分析】2歳未勝利戦は馬券的に儲かるのか?データを調べてみると人気馬がかなり強い?馬体重は?2歳未勝利戦が得意な騎手はルメール・福永・川田。厩舎別に見ると清水、川村、国枝、友道、藤原英。血統で見るとキズナ、ドゥラメンテ、モーリス。ダートではシニスターミニスター、ダノンレジェンド!
去年のこの時期にね。
「夏の新馬戦」
におけるデータを分析してみたわけよ。
反響はあんまりなかったわけだが(笑)、
今見返すとなかなか面白くてね。
まあ、
結論を言うと、穴党は、
夏の新馬戦は買うべからず!
ってことなんだけどね。
JRAは「夏の2歳単勝キャンペーン」なんつって、
我々を煽ってくるわけだが、
騙されちゃいけない。
5%お得!
とかなんとか言っても全然お得じゃないからね。
ちょっと早い時間に行ったら料金割り引き!
というキャバクラと同じで全然お得じゃないのだ。
(どうせ延長することになるw)
じゃあ、
昼のソー◯はお得なのか?
じゃなかった(笑)、
じゃあ、
2歳未勝利戦はどうなのか?
という疑問がふと湧いたわけよ。
夏以降は、未勝利戦がズンズン増えてくるわけだが、
この未勝利戦のデータはどうなんだろう?
というわけで、
ちょっと調べてみたぞ!
馬券の参考になれば幸いだ!
※データが大量なので過去2年分のデータ
■2歳未勝利戦、人気別成績
なんと・・・数字的にはほぼ夏の新馬戦と同じ!めちゃくちゃ1番人気が強いのである。勝率・連対率・複勝率すべてにおいて平均より5~6%上!複勝回収率もかなり高いね(人気馬の複勝は高くなりにくい)。2~5番人気の成績もかなり良く、6番人気以降の成績はガクッと落ちる。
つまり、新馬戦と同じく・・・2歳未勝利戦も穴党が手を出すべきではないのである!まあ・・・考えてみればね。新馬戦で好走した馬が未勝利戦で人気になるわけでね。普通にそれら人気馬が好走する確率が高いわけだ。時々・・・新馬戦で惨敗した馬が2戦目で一変することがあってね。穴党はそれを狙いたくなってしまうわけだが、それはデータ上はレアケースなのである。あぅ・・・そうだったのか・・・w
■2歳未勝利戦、オッズ別成績
オッズを見ても同じ傾向。特に単勝1倍台に支持されるような馬は相当強い。
■2歳未勝利戦、馬体重別成績
2歳未勝利とはいえ、馬格はあった方がいい傾向。それから前走からの馬体の増減だが、若干馬体増の方が優勢。20kg以上の増減があった場合は大幅割り引き。
■2歳未勝利戦、枠番別成績
コースも距離も芝もダートも何もかも無視して出してるのであまり意味はないが・・・新馬戦は外枠の方が若干優勢だったんだよね。それに比べるとフラットかな。いや、若干内枠優勢か。これは、新馬戦ほどゴチャつくリスクが少ないのか?馬込みに対する慣れの問題かもしれない。
■2歳未勝利戦、騎手成績
2歳未勝利戦では、ルメール・福永・川田の成績がほんと凄い。この3人が乗ってる場合は逆らうべからず。あと、上位の回収率が軒並み100%超えてるのもポイント。つまり2歳未勝利戦では人気馬を駆った上位騎手が普通に来るってこと。大穴を開けているのは、幸・木幡巧・菱田・北村友。
■2歳未勝利戦、調教師成績
夏の新馬戦の1位は手塚厩舎だったわけだが、2歳未勝利戦の1位は清水厩舎!この清水厩舎・・・新馬戦では25位以内に入ってなかったからね。傾向としては「使いつつ経験を積んで未勝利で勝つ」という厩舎なのだろう。となれば前走凡走からの激走が多くなるわけで、実際あまり人気にならないからね。是非頭で狙いたい。2位タイの川村厩舎はもっと顕著だね。出走数がダントツの1位だから・・・ほんと「使いつつ」というスタイルで勝ち星を挙げているのだと思われる。寺島厩舎もなかなか狙い目だね。
それとは逆に・・・狙い澄まして確実に勝ちに来るのが、東の国枝厩舎・西の友道厩舎。馬券率も凄いが回収率もとんでもないことになっており・・・「2歳未勝利戦で国枝・友道狙い」というのはかなり効率のいい戦術になりそう。まあ、人気サイドが多いだろうけどね。あ、斉藤崇厩舎・藤原英厩舎も凄いな。
というわけで、このデータは厩舎の癖がわかって面白い。役に立つかも。
■2歳未勝利戦、騎手×調教師
「ルメール×藤沢」「川田×中内田」という世間的にも有名なゴールデンコンビを差し置き、1位は「木幡巧×牧」!まあ、木幡巧は牧厩舎所属であるからして騎乗数が多いのは自然のことだが、注目したいのは回収率。379%ととんでもない数字になってるがこれは穴サイドでの激走があったからだろう。上記ゴールデンコンビは確かにスンゴイ成績だが、いかんせん人気になってしまうので穴党の役には勃たない。それよりも大穴開けるコンビの方が役に勃つ。
他、「池添×池添」も再現性があって面白い組み合わせだが、これはひと目見て「あれ?親子じゃん!勝負鞍かな?」と思ってしまうファンが多いため人気になってしまうんだよね。ちなみに「武藤雅×武藤善」も親子であるが馬券率も回収率もイマイチ。あと新馬戦での成績が抜群だった「石川×相沢」も2歳未勝利戦ではイマイチな成績。
■2歳未勝利戦、種牡馬成績
これはなかなか面白いデータだねー。勝鞍1位はキズナ!馬券率は父ディープインパクトに次ぐ優秀さにも関わらず父ほど人気にならないので回収率が146%ととんでもないことになっているのだ。そのキズナに匹敵するのがドゥラメンテ。ただし回収率は
イマイチ。つまり、人気馬は走るけど、人気薄の激走はあまりないってことだろう。モーリスも優秀だが、傾向はドゥラメンテと一緒で回収率イマイチ。あと新種牡馬のドレフォンもかなり優秀だ。エピファネイアは新馬戦は良かったが未勝利戦だとイマイチ?
それからダートで注目したいのがシニスターミニスターとダノンレジェンド。明らかに優秀な成績となっているわけだが、これはおそらく世間には全く知られていない!特にダノンレジェンドは人気になりにくいため格好の狙い目だ!2歳未勝利戦では積極的に狙うべし!
■2歳未勝利戦、脚質別成績
新馬戦と同じく前優勢。これはもう能力の違いで前に行く馬が多いからだろう。
■2歳未勝利戦、生産者別成績
社台系が圧倒的に強いわけだが、狙いたいのはダーレー。それからコスモヴューファーム。それからそれからグランド牧場。
■2歳未勝利戦データまとめ
・新馬戦と同じく堅い傾向。
・ルメール、福永、川田
・清水、川村、国枝、友道。藤原英。
・芝はキズナ、ドゥラメンテ、モーリス、ドレフォン
・ダートはシニスタミニスター、ダノンレジェンド
まとめると・・・2歳未勝利戦もかなり堅い傾向。そして上位騎手が強く・・・一番人気のキャバクラ嬢と同じで、基本的には手を出さない方がいい。
ただし、好走条件が揃えば別。例えば・・・清水厩舎でグランド牧場生産のドゥラメンテ産駒!とか「木幡巧×牧厩舎」でダノンレジェンド産駒の人気薄!とかいうケースであれば狙って面白いかもしれない。新馬戦に比べると・・・まだ買う余地があるかな?
というわけで、
ほとんど知られていなかった2歳未勝利戦について調べてみたがどうだったろうか?
競馬は勘も情報もチンコも大事だが、データも大事。
とりわけ「買うレースを絞る」というのはとっても大事である。
全てのレースを買って勝つのはまず不可能だからね。
今日の記事が貴方の股に響けば幸いである。
では股!
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