NHKマイルC2018回顧!ケイアイノーテック3歳マイル王!

【NHKマイルC2018レース回顧】今年のNHKマイルカップを制したのは、後方一気の追い込みが決まったケイアイノーテック!鞍上の藤岡佑介は悲願の初GⅠタイトル!タワーオブロンドンの敗因はなんだったのか?レッドヴァイロンの斜行が原因か?ギベオンの斜行は?なんで審議にならなかったのか?他に不利を受けた馬は?簡単に回顧する。

 

ケイアイノーテック、

3歳マイル王に!

 

 

いやあ、ケイアイノーテック、見事な末脚だったねー!

 

その末脚を引き出したのがハゲニイこと藤岡佑介。

 

 

このブログでも

 

何度も何度も

 

「藤岡佑介、確変中!」

 

 

と書いてきたが、

 

ユリアのエクスタシーポイントを探し当てたかのようなハゲっぷり。

 

じゃなかったバケっぷり。

 

15年目で初GⅠ。

 

今までGⅠでの2着が7回。

 

こういう時こそ「悲願」という表現をするべきですな。

 

さて、簡単に回顧しよう。

 

■NHKマイルC2018結果、着順

 

■NHKマイルC2018映像

 

 

■NHKマイルC2018レース回顧

・・・とその前に、

 

ロックディスタウンが今回のパドックにて

 

一人バックドロップして壮絶にコケたのをご存知だろうか。

 

 

ななななんだ?

 

いきなり立ち上がってジャンプして尻もち?

 

なんかに驚いたのか?

 

それともいきなりテンションが上がったのか?

 

パドックで立ち上がったり、

尻っ跳ねをする馬は見たことあるが、

ジャンプして尻もち付いた馬は初めて見たぞな。

 

問題はこの後の対応である。

これだけ派手にコケて馬にダメージがないはずないんだが、

(490kgの体重がケツに掛かったわけだから)

 

テレビ中継でもこのシーンは映されなかったし、

競走除外といった対応もされずそのまま出走。

 

レースは大差の殿負け。

 

馬券買ってたファンはちょっと納得いかないだろうね。

 

あ、

 

いや、

 

ある意味納得したかもだが(笑)。

 

怪我がないようで何よりだが・・・

ちょっとこの馬が競走馬として復帰するのは難しいかもしれない。

能力は高いんだけどねえ。

 

スタート。1番のカツジと5番のプリモシーンが出遅れ。ケイアイノーテックは普通に出たんだが、藤岡佑が押しても進まず・・・ここで早々に前に行くのを諦めて後方から(当初、前のポジションを取る作戦だったらしい)。この判断が良かったね。

 

行ったのはダノンスマッシュとテトラドラクマ。その後ろにファストアプローチとフロンティア。ギベオンが好位の後ろ。

 

外から掛かり気味にミスターメロディ・カシアスが上がって行く。ギベオンも掛かりそうな雰囲気あったが、ここで我慢出来たのが最後の伸びに繋がったと思う。

 

内からカツジが巻き返してポジションを上げる。リョーノテソーロ、パクスアメリカーナが中団の前。その外に掛かりまくってるロックディスタウン。

 

中団後方のインにタワーオブロンドン。ルメールは多分外に出したかったと思うが、被せられて全くスペースなかった。ん・・・?ちょっと掛かってるか?ルメール後ろ体重だねえ。ギリギリ我慢してるようにも見えるが・・・。外にレッドヴェイロン、アンコールプリュ。その後ろにプリモシーン。

 

後方からルーカス、ケイアイノーテック。

 

最後方からデルタバローズ。

 

600m通過は34.4。

 

これは3歳GⅠのマイル戦としては平均的なラップだったと思う。

 

 

問題は3~4コーナーの600~1000m地点で。

ここで多少は緩んだものの、

11.9-11.7と厳しいラップが続いたんですな。

 

これは前に行った馬は辛かったと思う。

 

800m地点の隊列がこんな感じ。タワーオブロンドンは後方のイン。外に出したいが出せない!ケイアイノーテックは後ろ2番手!ギベオンは好位でレースを進める。

 

4コーナー、残り600m!前の馬はどの馬も手応え良さそうだったが・・・

 

ケイアイノーテックは大外へ!まさかここから届くとはね!タワーオブロンドンは意を決してラチ沿いを回し、前が開くのを待つ!

 

ギリギリまで待ったテトラドラクマが追い出すがイマイチ伸びない!ダノンスマッシュも頑張る!ミスターメロディの手応えが良く突き抜けるかと思ったが・・・間を割ってギベオンが伸びてくる!ケイアイノーテックはまだ後方!レッドヴェイロンの脚色がいい!ココから東京の坂!

 

残り300m!坂を上がってギベオンが抜け出す!しかし・・・

 

残り200m。先頭に立ったギベオンが大きく内に斜行。テトラドラクマはすでに一杯だったが、ダノンスマッシュはまだ止まってなかっただけに、大きな不利を受けたと思う。

そしてこの時、外から伸びてきたレッドヴェイロンと真ん中を突いて伸びてきたパクスアメリカーナが、2頭併せる形で内側へ斜行。パクスアメリカーナはすぐ横にいたカシアスと挟まれる形になってブレーキ。カシアスは横のカツジに接触し、カツジはタワーオブロンドンの進路を防ぐ形となった。

元凶はレッドヴェイロンなんだが、この馬自身が他馬の前をカットしたわけじゃなく、この程度の接触は日常茶飯事だと思う。しかし、横にいたパクスアメリカーナはレッドヴェイロンの斜行圧力をモロに受け・・・懸命に左ムチを振るって真っ直ぐ走らせようとしたが、結局カシアスと接触してバランスを崩してしまったのだ。

 

 

え?

 

そっち?

 

ああ、なるほど。そっちもなんかゴチャゴチャしてんな。しかし、そっちのは手応えからして馬券になりそうな馬は居なかったけどなあ。。。

 

ギベオン、レッドヴェイロンの斜行は審議の対象にすらならなかったが・・・ダノンスマッシュは決して止まってなかったし、パクスアメリカーナの脚色はレッドヴェイロンと遜色なかったからね。着順は変わらないにしろ審議のランプは灯すべきだったと思う(カシアス、カツジは脚色からして上位入線はなかったかもしれんが、ダノンスマッシュとパクスアメリカーナはあったかもしれん)。

 

残り100m。抜け出したギベオンにミスターメロディが必死で食い下がる。外から襲いかかるレッドヴェイロン。そして・・・レッドヴェイロンが掃除した後をゴイゴイと伸びてくるケイアイノーテック!

 

クビ差で差し切ったところがゴール。

 

タイムは1:32.8。

 

勝ち馬の上がりはダントツの33.7。

 

ケイアイノーテック、豪脚一閃!

 

 

 

 

 

 

レース後の騎手コメント

 

勝ったケイアイノーテックはこれが重賞初制覇。ただ、朝日杯ではタワーオブロンドンとハナ差だったし、ニュージーランドTもアタマ差の2着。オッズほど能力差があったわけではなく、これくらい走っても全く不思議なかったのである。今回の勝因はまずもって藤岡佑介の好騎乗。展開がハマったのもあるが、じっくり脚を溜めて直線勝負に賭け、この馬の良いところを存分に引き出したと思う。今回の勝利で馬が化けた可能性あるけんな。秋は距離を伸ばすって言ってるんでおそらく毎日王冠から天皇賞秋の路線だろう。古馬との対戦が楽しみだな。

あ、なんか「レースレベル」を疑うような人もいるみたいだが(不利を受けた馬が多かったからね)、同日の古馬準オープンの時計が1:33.9だけんな(超スローだったけど)。レース自体のレベルは申し分なかったと思うぞ。

 

2着ギベオンは相当強い競馬をしたと思う。正直言って過剰人気だと思ってたんだが(笑)、このペースを前目で進め、直線は前が開くや力強く抜け出し、ミスターメロディが追いすがるともう一回伸びた。ただ、ミルコのコメントにもあったが、抜け出してから「フワッとして」内に斜行してしまった。この点は若さなのか苦しかったのかは分からんが、ちょっと気になるところである。次はダービーという話だが・・・激戦の疲れも気になる。

 

3着のレッドヴェイロンは、前走のアーリントンカップでも上がり最速で追い込んで来ており、末脚の鋭さはトップクラス。今回内の馬に迷惑を掛けてしまったが、真っ直ぐ走っていればあわや・・・という内容であった。将来はマイル路線の重賞常連になりそうな器だと思うね。あ、でもこの馬、まだ身分は500万下なんやね。この後どうすんだろ?

 

4着のミスターメロディだが・・・この馬も相当強い競馬してるね。この馬、前走もそうだったんだが、ずっと掛かり気味だったのである。福永は「ペースが遅く、行きたがりましたが・・・」とコメントしているが、いやいや、少なくとも遅くはないから(笑)。おそらく、この馬は掛かるくらいの感じで行っても問題ない馬で。じゃないと最後の粘りとか説明出来んもんね。距離的には1600も問題ないが、本質的には1200~1400の馬だと思う。秋はスプリンターズSを目指して欲しい。

 

5着のプリモシーンはね。密かに凄い騎乗だったよ。出遅れて後方からになったのはまあしょうがないとして、3~4コーナーは内々を回し、直線は内が開かないと見るやブイーンと大外に出し、そこから矢のような伸び。タラレバを言っても仕方ないが、出遅れなければ・・・あるいは内が開けば・・・と思わせる内容だったと思う。

 

6着のパクスアメリカーナと7着のダノンスマッシュは今回もっとも不利を受けちゃっったね。競馬なんでしょうがないと言えばしょうがないのだが、不利がなければ掲示板はあったんじゃないかなと思う。

 

カツジも不利を受けた一頭だが、最後の脚は止まってたぽいからね。私の見立てでは道中ポジションを上げたのが余計だったと思う。後方で脚を溜めてれば・・・笑ってたのはケイアイノーテックじゃなく、この馬だったかもしれない。

 

 

さて、タワーオブロンドンの敗因だが・・・もちろん直線で不利があったし、内が開かなかったのは大きい要因と思う。ただ、それがなくても大して変わらなかったんじゃないかな?と思うのは私だけではあるまい。というのも、手応え良く見えなかったし、直線追い出してからもあまり伸びてないように見えたからだ。

「掛かり気味だった」というのが正解だと思う。決定的に掛かっていたわけじゃないかもしれんが、我慢させていたのは間違いないだろう。この、タワーオブロンドンの掛かり癖については戦前から指摘されていたことで。前走のアーリントンCの勝ち方が鮮やか過ぎたんでね。その指摘も掻き消されたいたわけだが、やはりこの馬にマイルは長いと思う。掛かる心配のないコース・距離の方がレースはしやすいだろう。今後は1200~1400のレースを使った方がいいんじゃないかなー。

 

以上、回顧終わり。

 

私の馬券は、

 

◎アンコールプリュ17着でドモナラズ(ズコー)。

 

 

ま、

タワーオブロンドン軸でハズしても、

アンコールプリュ軸でハズしても、

 

同じハズレだしぃ。

 

全くノープロブレム。

 

 

来週も懲りずに大穴狙いで逝く。

 

佑介、おめでとさん。

 

 

 

【浅次郎のひとりごと】

「国民民主党」午後、結党へ 議員から不満噴出も

小池人気に便乗して希望入りした、信念も政策もない二枚舌の旧民進党のカメレオン達が、今度は希望の党・民進党を捨てて集まるんだねー。完全左巻きの人たちはもう立憲民主党や共産党に行きゃいいのにさ。コッチの方がまだ言ってること分かりやすいわ。国民民主党じゃなくて国民自大党にすればいいのに。そのこころは?国民より自分が大事。