天皇賞春2016回顧、キタサンブラック春盾制覇!

【天皇賞春2016レース回顧】今年の天皇賞春はキタサンブラックが脅威のド根性を発揮してハナ差4cm差V!2着には8歳馬13番人気のカレンミロティックが入って馬連20,160円の大波乱の結果となった。1番人気ゴールドアクターの敗因は?シュヴァルグランの次は?宝塚記念はどうなる?香港チャンピオンズマイルを勝ったモーリスが参戦?

 

祭りだキタサンブラック、春の盾!

 

キタサンブラック天皇賞春

 

いやー・・・

天皇賞春は騎手の力が大きく左右するレースであるが、

それにしても武豊は上手く乗ったな!

 

馬券的には、

展開読みドンピシャで、武スローの前残り予想。

▲カレンミロティックの激走も予想していたのだが、

◎がサトノノブレスでドモナラズ!

 

天皇賞春2016浅次郎予想

浅次郎の春天最終予想はこちら

 

たわばっ!

 

◎カレンミロティックにしとけば馬単3万馬券ゲットやったのにィィィ!

(後の祭り。笑)

 

しかし、ホントにホントに、直前まで◎はサトノノブレスにするかカレンミロティックにするか迷ったのである。迷った末に調教が抜群だったサトノノブレスにしてしまったのであるが(スタートで後手を踏んでズブズブ)・・・ココらへんが馬券ベタであるなあ。「迷ったら人気薄」の法則に従っておけば良かった・・・(反省)。

 

コメント頂いたみんな有難う。

 

しかしみんな、

 

「浅次郎の言うことも分かるが、カレンミロティックは8歳馬やで?」

 

ということでカレンミロティックを避けたみたいだが、驚くことなど何もない。カレンミロティックは去年の天皇賞春3着馬だし、昨秋の京都大賞典ではラブリーデイから僅差の3着に入っているのだ。能力落ちだなんて誰が決めたのだろう?私なんぞは年齢で人気が落ちればラッキーだとすら思っている。

 

タワバ話はこのくらいにして、

 

簡単にレース回顧をしておこう。

 

■天皇賞春2016結果、着順

天皇賞春2016結果着順

天皇賞春2016払い戻し

netkeibaより抜粋

 

くあ~~~ほんと、この馬単は取れたなー!

(しつこいわ!)

 

■天皇賞春2016映像

 

■天皇賞春2016レース回顧

出遅れる馬はなく、揃ったスタート。好スタートは最内のキタサンブラック、外のゴールドアクター、サウンズオブアース。しかし、ゴールドアクターは出して行かずに先団の外に控えてしまう・・・

 

結果から言えば、ここが勝負どころだったのかもしれん。

 

多少無理してでも前に出してポジションを取れれば・・・キタサンブラックの方に寄せて行ければ・・・そして内目に入れてれば・・・また違った結果になったのかもしれん。終始馬群が切れることはなかったので、外の馬は内に入れるタイミングが全くなかったのだ。

 

内枠のキタサンブラックは馬なりのままハナへ。ヤマニンボワラクテが脚を使って2番手へ。3番のカレンミロティックもキタサンを見る形で絶好位をキープ。サウンズオズアースは一旦控えるも・・・ジワジワっと前に出して好位に取り付く。

 

トーセンレーヴ、アドマイヤデウス、ファタモルガーナと内枠各馬が先団を形成。その外にゴールドアクター・・・さらに運がなかったのは坂の下りでマイネルメダリストが掛かって?ゴールドアクターを交わしていったこと。元々テンションぎりぎりチョップな感じであったが・・・落ち着きたいところで絡まれ、吉田隼人は終始手綱を絞って我慢させていたように見えた。

 

ゴールドアクター天皇賞春道中

(ゴールドアクターはぎりぎり我慢出来ていたが、行きたがっているように見える・・・)

 

中団にシュヴァルグラン、トーホウジャッカル、タンタアレグリア、ファントムライト、アルバート、サトノノブレス。後方にフェイムゲーム、トゥインクル・・・離れた最後方にレーヴミストラル。

 

キタサンブラック武豊のペースは、

 

1000m・・・1:01.8。

 

天皇賞春2016ラップタイム

 

その後、ホームストレッチでは12.0、11.6と速い流れとなるも、1コーナーから12.9、12.6、12.6、12.7・・・とペースはガクンと落ちて、2000m地点で2:03.5。

 

前の馬はかなりラクだったはずであり、後ろの馬にとってはもどかしい流れだったと思う。かと言って、上がり33秒台になるようなヌルいペースでもなく、ペースアップしたタイミングも絶妙であった。

 

激流に変わったのは、坂の下り残り800mから。

 

例年であれば捲っていく馬がいるのであるが、今年はトゥインクルがバックストレッチで仕掛けたくらい。今年は一団のまま全体のペースが上がったため(残り800→600は11.6)、後ろの馬はどうすることも出来ずに直線へ。

 

サウンズオブアースは早々に手応えがなくなり後退。外から上がってきたのがゴールドアクターとトーホウジャッカル!

 

しかし、キタサンブラックはオイデオイデと引きつけて引きつけて、追い出しを待つ。キタサンに合わせてカレンミロティックも追い出す!

 

ゴールドアクターはこのまま突き抜けるか・・・と思わせたが、やはり道中の距離ロス、力みが応えたのだろう。残り200mで止まってしまう。トーホウジャッカルも復活を予期させるような走りを見せたが、前の馬は余力たっぷりであり、追えども追えども追いつけない。逆に、内でずっと我慢していたシュヴァルグラン、外を回して伸びてきたタンタアレグリアに差されてしまう。

 

レースはキタサンブラック、カレンミロティックの叩き合い!

 

天皇賞春2016叩き合い

 

一旦はカレンミロティックが前に出るも・・・

 

天皇賞春2016叩き合い3

 

キタサンブラックが差し返して、

 

最後は首の上げ下げ。

 

4cm差でキタサンブラックに凱歌が上がった。

 

キタサンブラック天皇賞春4

 

キタサンブラック天皇賞春3

 

キタサンブラック天皇賞春2

 

今回のレース、色んな見方があると思うが、キタサンブラックが強い競馬をしたわけではないと・・・私は考える。ひとえに武豊のペース配分が見事であったためで、後ろの馬にはドモナラン流れであった。

 

キタサンブラックは強いというより「上手い」馬だと思う。「センス」が抜群に良いのだ。テンよしナカよし終いよし。爆発的な脚は持ってないが、最後まで力を出しきって走る。もちろん競馬において「レースセンス」というのは大きな武器であり、こういうレースが出来るからこそ安定して成績を残すことが出来ているのだ。あと・・・最後差し返したのにもビックリしたな。「センス」と「根性」・・・これは競馬において大きな武器である。

 

さて・・・この馬、未だに1番人気になってことないが・・・宝塚記念では1番人気になるかな?

 

2着に入ったカレンミロティックについては冒頭でも述べたが、決してフロックではないぞ?宝塚記念でもあまり人気にならないようなら、もう一回狙いたい。いや・・・さすがに人気になるか?

 

3着のシュヴァルグランは将来が非常に楽しみである。しかし過剰評価は禁物。馬場のいい内ラチ沿いを回って追い出しもぎりぎりまで我慢。最後見栄えのいい差し脚を繰り出したが、鞍上福永が最高の騎乗をしてのものであった。ま、あそこから伸びてくるあたり能力だけどな。

 

それよりも評価したいのが、4着のタンタアレグリアである。展開的には最悪であった。後手を引いて後ろからになったし、流れは淡々スロー。4コーナーでは後方の位置取りであったが・・・この流れの中、蛯名の激に応え、外を回してグイグイ追い込んで上がり最速。4着にツッコんできた。宝塚記念もこの馬に向くとは思えんが・・・いつかGⅠで大穴を開けそうな予感。

 

5着トーホウジャッカルは突き抜けそうな雰囲気はあったが・・・最後止まったあたり、まだデキが本来のものではないのであろうか?次は・・・と期待させるものはあったが、管理人はまだ半信半疑である。

 

各馬のレース後コメントはこちら

 

さて、これで宝塚記念がヒジョーに面白くなるな!

 

天皇賞組に加え、海外組(ドゥラメンテ、ラストインパクト、リアルスティール、ラブリーデイ、サトノクラウン、ヌーヴォレコルト、エイシンヒカリ)、別路線組(アンビシャス、ディサイファ、イスラボニータ)。ヴィクトリアマイル組(ショウナンパンドラ、ミッキークイーン、クイーンズリング、ルージュバック)を考えると・・・かなりの豪華メンバーになるでよー!

 

さらに・・・なんとモーリスが宝塚?なんて案もあるらしい。

 

フォォォォォ!

 

フォォォォ

 

馬券の当たりハズレは、兵家の常。

 

しかし、

 

競馬の感動は、浅次郎の常である!

 

競馬やってて良かったぜ!

 

今週はNHKマイルC・・・当然、大ケツ馬券で行く!

 

楽しみにしててくれ!

 

チャンピオンズマイル2016モーリス

 

 

【浅次郎のひとりごと】

【香港・チャンピオンズM】モーリス香港G1連覇!次走は安田か宝塚

モーリス強ええ!モレイラ「今日は誰が乗ってても勝てた!」これはお世辞でもなんでもないな!これでGⅠ4連勝!次は安田記念だと思われるが・・・宝塚記念のプランもある?

 

ちなみに、香港チャンピオンズマイルの馬券はモーリスの単勝が無事的中。今回、海外馬券買った人は、み~~~んな当たったんじゃないかな?

 

たまにはこういうこともないとな!