外れ馬券は経費だ!馬券に税金掛けんなJRA!

【ハズレ馬券経費裁判】2016年4月21日、「外れ馬券は経費になるか?」が争われた訴訟の判決が出たのだが、北海道の天才馬券師が国を相手に逆転勝訴!ハズレ馬券は経費として認められたのだ!そんなもん当たり前だろ!つか、当たり馬券に課税すんじゃねえ!つか、ハズレ馬券って・・・ヤフオクで売れるって知ってた?

 

今日は「ハズレ馬券は経費になるか裁判」について書きたいと思う。

 

30億円馬券裁判については聞いたことがある人も多いだろう。

大阪の会社員「卍」氏の話で、なんと書籍にもなっている(笑)。

 

お、面白そうやなあ・・・(笑)。買ってみようっと。

 

簡単に言うと、自分で作った競馬ソフトを使い、28億7000万円分の馬券を買って、30億1000万円の払い戻しを受け、1億4000万円という莫大なプラスを出したんだがしかし・・・大阪国税局は利益である「1億4000万円」ではなく、払い戻しの「30億1000万円」に対して課税(当たり馬券の購入費のみ経費を認める)。その課税額は5億7000万円である。

 

儲けは1億4000万円、課税額が5億7000万円。

 

は、払えるわけねーだろ!

常識で考えろバカ!

 

こいつバカだ!

 

国税局の方達は法律に従ったまで!とか言いそうだけど、全くもって現実的じゃねーだろ!仮に国税局の言い分が正しいのであれば・・・

 

競馬で勝つことは「事実上不可能」である。

 

どんだけ勝っても・・・

それ以上の金を税金で持っていかれるからだ。

 

的中馬券に課税するかどうかの是非は置いておいても・・・(馬券は最初に約25%控除され、その10%は国庫納付金である)(→馬券と税金についてはこちら

 

課税の基本は「利益」に対してであろう!

 

ハズレ馬券を認めないってことは

「仕入れ」「人件費」「光熱費」などの必要経費を無視して

「売上」に課税するのと同じである!

 

誰がどう考えてもむちゃくちゃな話である。国税局職員の社会通念はいったいどうなっているのであろうか・・・?

 

そんでこの「卍」氏は立ち上がったのだ!焦点となったのはもちろん、

 

「ハズレ馬券が経費になるか否か?」

 

当初、馬券購入費の28億7000万円の内、当たり馬券購入費の1億7000万円は経費として認められたが、ハズレ馬券の27億円は経費として認められたなかったのだ!

 

で、判決は一転二転し、

最高裁判所までもつれたが、最終的に

 

「全額を経費として認める」という判決が出たのである。

 

この時の裁判官が常識のある人で良かった!

 

で、

 

この論争にはまだ続きがあるのだ。

 

卍氏は、馬券購入に「競馬ソフト」を使っており、

これがシステム的な投資行為と見做されたのである。

 

じゃあ、

競馬ソフトを使わない場合はどうなるのか?

 

あまり話題にはなっていないが、

 

北海道に、

アンスラサクス級のプロ馬券師がいたのである。

 

暗黒の破壊神アンスラサクス

 

この暗黒神の如き神馬券師を仮に「アンスラ男」と名づける。北海道札幌の公務員男性(41)。2005年から2010年の6年間で72億7000万円の馬券を購入し、78億4000万円の払い戻しを受け、その利益は5億7000万円。アンスラ男は所得税額を2億1000万円で申告したが、札幌国税局はハズレ馬券を経費と認めずに78億4000万円に課税すべしと主張(当たり馬券の購入費は経費となる)。

 

アンスラ男はこれを不服として(当り前だ!)、

 

国を相手に提訴!

 

東京地裁での一審では経費と認められなかったが、

東京高裁の控訴審判決では・・・

 

逆・転・勝・訴!

 

暗黒の破壊神アンスラサクス2

アンスラ勝利!

 

今年の4月に出た重要判例である。

→「外れ馬券経費裁判」逆転勝訴

 

大阪卍氏の件は「競馬予想ソフトを使って自動的に大量購入」だったんだが、

北海道アンスラ男は、なんと・・・

 

「自力で予想」

 

以下、引用である。

 

男性は休日の土日にテレビの競馬中継を見ながら、年間2000回以上、ネットで馬券を購入したというが、その予想法たるや、天才的。司法担当記者が言う。

 

「大阪の会社員の場合は、競馬予想ソフトを使って自動的に大量購入するシステムでしたが、この公務員男性は自力で予想。独自の馬券理論を構築し、ノウハウを作った。ソフトとして作り上げているわけではありませんが、やっている作業は同様の感じでした」

 

例えば10年の有馬記念では、馬連3点を各10万円、3連複4点を各5万円、合計50万円分の馬券を購入し、5.5倍の馬連と116.1倍の3連複が的中。635万5000円の払戻金を手にしている。この場合、50万円のうち当たり馬券分の15万円だけが経費と認定されることになる。司法担当記者が続ける。

 

「この払戻金をさらに転がして増やすわけですが、例えば1レースで儲かったからそのまま2レースにつぎ込むのではなく、狙ったレースを決めてそこは多めに買うなど、レースごとに配分を変えていました。それを年単位で、まさに投資として位置づけていたということです。それにしても、予想ソフトなどで機械的にやるわけでもなく、レースごとの予想で78億円の払い戻しを受けるとは、天才予想家と言うほかありません」

 

北海道の天才公務員が“78億円”の払い戻しを受けた馬券購入法より抜粋

 

まさに、天才。

 

破壊神アンスラ男と呼ぶに相応しい方である。

 

私の守護神であるケツ神様とは大違いであるな。

 

穴神様2

 

実は、浅次郎にもアンスラ男ほどではないが、100万単位で稼ぐ鬼馬券師の知人がいるのだが、いつか時期が来たら紹介しようと思う。

 

で、

 

今回の暗黒神アンスラ男の判決で、

 

「ソフトを使った馬券購入以外でも、ハズレ馬券を経費として認める」

 

という結論が出た。今回の判決は「ソフトを使った馬券購入か否か?(ギャンブルではなく継続的な投資として捉えていたか?)」という点が焦点だったのであるが、自力で儲けても、ハズレ馬券は経費になるってことが裁判で明らかになったのである。国税局は上告するのかもしれんが、ここまで来れば判決は覆るまい。

 

アンスラ男、グッジョブ!!

 

わ、私の責任だもの

(いい仕事したぜ!)

 

というわけで、

 

今後、

 

私が1億稼ごうが2億稼ごうが、

全く問題ないのであるからして、

アビゲイル・オラオラ大穴馬券を買い続けて行きたいと思う。

 

オラオラオラ

 

え?

 

「浅次郎さん、あんたいつも100円馬券だから関係ないっしょ?」

 

うむ。確かにそうである。

 

しかし、

 

もしかしたら100万馬券が当たるかもしれんじゃないか!

もしかしたらいつかお金持ちになるかもしれんじゃないか!

 

とにかく、「ハズレ馬券を経費として認める」というのは、

夢見るフォーチュン馬オヤジにとって重大な判決だったのである!

 

可愛い子多いなあ・・・2:57の真ん中の娘が好き(笑)。

 

・・・

 

最後にちょっと、根本的なところに戻る。

 

当たり馬券への課税問題である。

 

これが解決出来れば、

新規の競馬ファンも増えると思うし、

多くの競馬ファンがPATで大金賭けるようになると思うし、

(私がPATでは決して大金を賭けない理由もこれである)

 

JRAの売上も増えると思う。

 

当たり馬券に、課税すんじゃねえ!

 

馬券買った時点で10%国庫に行ってるんだから、

的中馬券に課税するのは2重課税だろ!

 

さらに言えば、

競馬場やWINSで購入した人には実質課税出来ないんだから、

法の下の不平等であろう。

 

PATで買った場合は課税され、

競馬場で買った場合はどんだけ儲けてもスルー。

(馬主や関係者は競馬場で馬券買ってるよね?)

 

これはおかしいんじゃないの?

 

これは法律の問題かのように見えて、

実はJRAの問題である。

 

JRAはこの理不尽な問題を・・・知ってて動かないのだ。

 

JRAもこの点はハッキリさせて、

法改正に向けて取り組んで欲しい。

 

JRA天下りの官僚どもよ!

出来ないとは言わせんぞ!

 

 

【浅次郎のひとりごと】ハズレ馬券は売れる?

→ハズレ馬券は換金できる!ダービーの単勝馬券を全種類出品してみた

 

ナリタブライアンの新馬戦のハズレ馬券が14万???・・・

 

あ、あ、確か・・・

 

サイレンススズカが逝った天皇賞秋!

 

その時の単勝馬券持ってたと思う!

 

ど、何処に逝ったぁぁぁぁぁぁ!