【スプリンターズS2015調教チェック】今回のスプリンターズS、順調に来た馬もいれば、ブッツケ本番で来た馬もいる。現在は外厩設備が整っているのでブッツケでも仕上がっている場合も多々あるのだが・・・さて、今回はどうなの?ミッキーアイル、コパノリチャードの仕上がりは?プラス評価はどの馬だ?
スプリンターズSの枠順が出た。
■スプリンターズS2015枠順、馬番
※netkeibaより抜粋
中山1200は基本的に内枠有利。
※小林誠の重賞データ分析より抜粋
というより、外枠不利である。
コース形態からして外枠は明らかに距離損だもんなあ。
しかしスプリンターズSに限って言うと、
外枠の成績が良いのである。
しかしこれは単純な話で、
人気馬が外枠に集中していたかららしい。
たしかに・・・過去のレースを見ると人気馬は外枠が多いな(笑)。
というわけで、
基本的には内枠有利の外枠不利でいいと思うぞ。
さて、
調教をチェックしておく。
■スプリンターズS2015調教チェック
毎度だが、管理人は調教Gメンでもなく、競馬関係者でもなく、田原成貴でもないので、馬を見る目なんぞ全く無い(自信満々)!GⅠの追い切りなんかは特に・・・どの馬も仕上がってて良く見えてしまう(笑)。しかし調教は数字の比較が出来るのであって、そこから調子の善し悪しがある程度判断出来るのだ!以下、管理人の独断と偏見によるジャッジである。悪しからず。
【調教が良さそうな馬】
ストレイトガール CW【66.4-50.5-37.2-11.8】(馬なり)
あれ?坂路じゃねーの?と思ったが、この馬は2014年の高松宮記念(3着)、スプリンターズS(2着)、そして今年のヴィクトリアマイル(1着)でも最終はCWなのね(今年の高松宮記念は坂路で追い切って惨敗)。時計的にも全く問題なし。定石通りに叩いて上昇。
ベルカント 栗東坂路【52.1-37.2-24.3-11.7】(G強)
終い最速11.7で全体52.1。文句なしである!ただし、この馬は調教駆けするので毎回こんな感じである。前走からの上積みは?というと疑問かもしれん。しかし高いレベルで好調キープしているのは間違いない。
ハクサンムーン 栗東坂路【51.7-37.5-24.3-12.4】(一杯)
51秒台来たァ!前走より明らかに良くなってますな!春の高松宮記念2着時が【51.8-37.9-24.4-12.2】(一杯)。この馬は毎年香港には見向きもしない。これは究極仕上げと見る。
レッドオーヴァル 栗東坂路【52.2-37.5-24.0-12.0】(仕掛)
これはいいぞ。最も勾配がきついラスト2Fを12.0-12.0。全体時計も速い。さらに1週前に【50.6-37.0-24.6-12.6】(仕掛)と鬼の好時計を出している。過去の調教を見てみたがこの馬の50秒台は初めてっぽい。人気はないが昨年の3着馬。怖いぞ。
ミッキーアイル 栗東坂路【50.8-37.2-24.3-12.2】(仕掛)
50秒台かィィィ!最も状態が気になる一頭であるが・・・良いぞ。元々調教駆けする馬ではあるが、それにしても50秒台である。そんで全体時計が速くなると終いがバタバタになりがちであるが今回は12.1-12.2でまとめた。今回、外厩のノーザンFしがらきで調整してたようで、仕上がり具合は全く問題なしである。
コパノリチャード 栗東坂路【52.9-38.4-24.9-12.5】(馬なり)
各馬速い時計を出してる中でこの馬は馬なりで52.9。正直目立った数字ではないが、一週前に【50.2-36.9-24.4-12.3】(仕掛)と鬼時計を出しているのである。最終は軽めの調整程度。休み明けだが完璧に仕上がってると見ていい。
ティーハーフ 栗東坂路【56.0-40.3-25.5-11.9】(馬なり)
最後の1Fだけ、という軽い内容は不満だが、この馬も一週前に【50.8-36.8-24.1-12.4】(一杯)という鬼時計を出しているのである。大外を引いたので後ろから一択であるが・・・不気味な存在。
あ、今週の坂路は全体的にかなり時計が速く、CWは時計が掛かっているらしい。過去との比較をする場合は微調整が必要かも。
【調教がイマイチそうな馬】
前置きしておくが、GⅠであるからしてみんな仕上がってる。その中で管理人的にちょっとイマイチじゃね?と思った馬である。決して状態が悪いわけではない。
ウキヨノカゼ 南W【52.2-38.4-12.5】(馬なり)
前走から中4週なのに、追い切り3本(同じキーンランドC組でもレッドオーヴァルは6本、ティーハーフは7本)。1本は15-15なので、速い追い切りは2本。前走は確かに強かったが・・・お釣りはないのかもしれん。
ウリウリ CW【68.1-52.1-38.7-12.2】(仕掛)
中2週だからしょうがないのかもしれんが・・・ヌルく映るなあ。ちなみに前々走のCBC賞時は【67.4-51.9-37.9-11.9】(馬なり)である。この時は重馬場だった・・・。調教だけ見ると評価出来ない。
フラアンジェリコ 南W【67.5-51.7-38.1-13.2】(仕掛)
これはぬるいわ。
よく分からんのが、外国馬のリッチタペストリー、サクラゴスペル、アクティブミノル。
外国馬が分からんのはしょうがないが、サクラゴスペルは今年のオーシャンS時、美浦坂路【57.7-43.2-30.0-16.5】(一杯)を「終いバテ」という調教内容で快勝した馬である(笑)。それに比べれば今回の南W【50.7-37.1-12.6】(馬なり)は素晴らしい内容であるぞ。しかし、ほんとよく分からん馬じゃ・・・。
アクティブミノルは中2週なので追い切りも2本。決して悪くないが、あまり強調するところもない。前走時にかなり乗り込んでるので、あまりやらなくてもいいのかもしれん。
さて、
参考になったかは分からんが、
競馬新聞の調教ジャッジなんぞは頭から信じない方がいいぞ。
大概、人気にしたい馬を「A」とか言ってるだけだし、
ヤツラに従ってると、
人気薄の激走馬を見つけることは出来んからだ。
どんなに良い調教をしても、
人気薄馬は「C」評価。
こんなことは日常茶飯事である。
さてと、
人気も割れてるし、面白い一戦になりそうだ!
【浅次郎よりお知らせ】
今週日曜日、スプリンターズSの後は、
フランスで凱旋門賞だぞ!
(夜22:30~23:30くらい)
今年は日本馬の出走がなく残念であるが、
世界最高峰のレース。
ぜひ馬券を買って観戦しよう!