スプリンターズS2025レース回顧!三浦GⅠ初勝利おめでとう!

【スプリンターズS2025レース回顧】中山芝1200mで行われた秋の短距離王決定戦GⅠスプリンターズステークス!勝ったのは11番人気の大穴ウインカーネリアン!鞍上の三浦は127回目のチャレンジで初のGⅠ制覇となった!2着はジューンブレア、3着にはナムラクレアが入って波乱の決着となった。1番人気サトノレーヴの敗因はいかに?

 

秋の短距離王は、

8歳の老雄ウインカーネリアン!

 

 

いやー。色々と言いたいことはあるが、

三浦おめでとう!

127回目のGⅠ騎乗での快挙だったわけだがもう、

ドリカムのあの歌が頭に浮かんだよ。

 

 

悔しくて苦しくて、頑張ってもどうしようもない時も。

やっぱり三浦、どうせ三浦と言われても。

何度も何度も何度も乗り続けて、

今回が101回目のプロポーズだったねえ(それはチャゲアス

 

きっと、

同じような境遇の馬券オヤジの金玉に

グッと来るものがあったんじゃないかと思う。

 

さて、簡単にレースを振り返っておこう。

 

■スプリンターズS2025結果

単勝は5,000円、馬連は60,830円、三連複は116,720円。三連単は帯で1,301,150円!いやー!荒れたねえ。これ取った人はもうお見事と言うしかない!もう脱毛。凄すぎる!

 

■スプリンターズS2025映像

 

■スプリンターズS2025レース回顧

スタート!大きく出遅れたのはヤマニンアルリフラ。なんかゲートが開かなったとかで話題になってたが、これはゲートが開く前に突進したのが原因らしい。詳しいことは知らんけど。前にもあったなこういうの。他は五分のスタートだが、大外のウインカーネリアンは抜群のスタート!

 

これを押さえてハナに立ったのはなんと武豊騎乗のジューンブレア。控えてウインカーネリアンが2番手。内からピューロマジックだが・・・これは控えたのが裏目。明らかに掛かり気味。力んで走ってますな。外の緑の帽子がトウシンマカオ、間の黒い帽子がママコチャ。その直後にいる青い帽子がサトノレーヴ。

結論から言えば・・・今回は超スローの前残りだったわけだが、腑に落ちない点がある。それは有力馬の多くが前とは差のない好位置に居たという点。これらの馬はなぜ、まんまと前の2頭にヤラれてしまったのか?この点を鑑みつつ先に進もう。

 

ピューロマジックも掛かっていたが、ママコチャも折り合いに苦労していた風だった。ペースが遅すぎた点、それから外からトウシンマカオに被せて来られた点がその原因だと思われるが、ココで手綱を引かざるを得なかったのが致命傷。そして、その直後にいたサトノレーヴだが・・・この馬もモレイラにガッチリ押さえられてたんだよね。スタート後に接触もあったし、ややゴチャ付くシーンもあったし、この馬もやや行きたがっていたのかもしれない。外にいるのがカピリナ、内にいる2番がヨシノイースター。サトノレーヴの後ろにいる黄帽が香港のラッキースワイネスだが、3コーナー手前で挟まれる不利があって後退。このシーンはちょうど不利を受けてる所みたいね。

 

中団後方に構えたのがナムラクレア。外にいるのがルガル。この馬は前に行くと予想してたが行けなかったなあ。続いて内からダノンマッキンリー、ドロップオブライト。ダノンマッキンリーはやっぱり掛かっちゃったねえ。それでも6着に来たのは能力だろう。デキ次第だが、この馬は暮れの阪神カップで買いたい。赤い帽子がカンチェンジュンガ。この馬は上がり2位で追い込んだがさすがに展開向かずだった。

 

後方にヤマニンアルリフラとペアポルックス。

 

ラップタイプはこう。

前半3Fが33.7。後半が33.2。

これを見て「あー、スローだったのか」という判断をする方が多いわけだが、

とんでもない。

スローではなく、

超スローだったのだ!

 

いや、予想でも書いたが、

土曜9Rの2勝クラスのラップが33.8-33.8。

(日曜の1200m戦は2歳戦しかなく参考外)

このラップでも超スローの前残りだったのである。

 

つまり、今回のスプリンターズSは、

超スローだった2勝クラスとコンマ1秒しか違わないラップだったわけ。

 

そもそも!

前半下りハイペース必至のスプリンターズSで

前半より後半が0.5秒も速いのが異常。

過去のレースを見てもだいたい前半の方が1~2秒速いのが普通でね。

前半より後半の方が速かったのは過去10年で2017年のみ。

それでも33.9-33.7と0.2秒しか変わらなかった。

10年に一度あるかないかの異常なペースだったのだ。

 

こうなってしまった理由は何か?

 

犯人は・・・

 

 

そう、武豊だ!

 

今まで多くの女性がこの男の口説き文句にハマったのである。

 

じゃなかった(ウラヤマシイ)、

 

今回、多くの馬がこの男の術中にハマったのである!

 

昔からこの男が逃げると皆金縛りのようになって動きがなくなるのだが、

まさに今回もそう。

 

これだけ遅いペースなのに全くどの馬も動かず!

団子のまま直線に向かったのだ!

 

この豊マジックに一役買ったのが

2番手にいたウインカーネリアンと3番手にいたトウシンマカオ。

この2頭は願ったり叶ったりのペースなんでね。

差を詰めたりせず、

適度な距離を保ったまま後続をブロックする形で4コーナーへ。

 

 

この2頭が動けば後ろも動きやすかったんだろうけど・・・

 

もう「見て見ぬフリ状態」。

 

 

さすが武豊!

 

奥様もマジカルラブリー!

 

そしてそのまま4コーナーに入って行くのだが、

 

4コーナーで満を持して武豊ジューンブレアに並びかけていったのがウインカーネリアン三浦!しかし何故かトウシンマカオはここで手応えが怪しくなって後退!ママコチャ、サトノレーヴにとってのもう一つの誤算は、このシーンでトウシンマカオが下がって来たことだろう。内にはピューロマジックが居て壁。そして外にいる戸崎のカピリナが蓋になっててね。

言うなら鳥カゴ状態だったのだ。

中山の直線は短い。この位置で動くに動けず加速出来なかったのは致命傷だったと思う。今回戸崎のカピリナは最下位であったが、助演男優賞的な騎乗だったと思う。

 

鳥カゴにハマってる間に2頭が後続を突き放して抜け出す!この区間のラップは10.6!舞台は超内有利の前残り馬場!これでは差が詰まるはずもなし!

今回私の◎はピューロマジックでね。前半掛かってはいたが、このシーンでは見せ場十分の3番手。レース見てる時はラップタイムなんて分からんわけでね。さすがに前の2頭は最後の坂で垂れるだろうし、後ろからは◯のサトノレーヴが追って来てるし、こりゃ◎◯本線で来たんじゃね!?と思ったんだが・・・そうは上手く行かなかった。

 

残り200m!前の2頭で熾烈な叩き合い!しかしこれから坂!いけー!ピューロマジック!

 

残り100!熾烈な追い比べが続くが・・・坂を登っても全然差が縮まらない!あかん!これはイッタイッタで決まりや!そして我がピューロマジックはここで急速に手応えが無くなるッ!ぼえー。

 

さすがに最後は差が詰まったものの、2頭が並んでゴール。最後にグイッと出たウインカーネリアンの1着となった。

 

ウインカーネリアン、

8歳の秋にしてGⅠ初制覇!

 

勝ち時計は1:06.9。

勝ち馬の上がりは33.0。

色々と恵まれた点、ラッキーな点はあったとはいえ、

大外枠を克服し、

最後の直線の追い比べは見応え十分!

あんた強かったよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったウインカーネリアンは新冠コスモヴューF生産のスクリーンヒーロー産駒。美浦・鹿戸厩舎。鞍上は三浦。8歳となる牡馬だが、これが9勝目。元々マイラーだったが距離短縮して素質開花。最近は勝ち星こそなかったものの短距離重賞で好走を続けており、ドバイのアルクオーツスプリントでも惜しい2着。前走のキーンランドCで5着に惨敗していた点、そして今回大外枠を引いてしまった点、そしてそして鞍上がGⅠ未勝利の三浦だった点などが加味された11番人気単勝50倍大穴での勝利となった。

私個人は最終的に無印にしたのだが、逃げるならこの馬だと思っていたし、そもそもGⅠ級の馬だと思っていたんだけどね。最後は「大外枠はまだしも三浦だからなあ」と考えて斬っちゃったのである。いや、ほんと今まで何度も三浦には痛い目に遭ってきたし、同じように「三浦だしなあ」と考えた毒者は多いと思う。しかしきっと三浦もこれまで死ぬほど努力して来たはずだし、相当な量のバッシングを何年も何年も受けてきたはずだし、嫁さんからはケツ叩かれたはずだし、なかなか報われない中、歯を食いしばって頑張って来たのだと思う。そんな男が127回目のGⅠ騎乗で報われる姿はなかなか良かったと思う。馬券はカスリもせずにハズレたけど、ドキュメント映画を見に行ったと思えば安いもんやと思うことにする。

さて、今後のウインカーネリアンだが、もう8歳という年齢もあるし、父スクリーンヒーローの後継という大仕事も出来たことだし、現役生活はもう長くないだろう。走ってもあと1戦か2戦か。あるいはこのまま引退してしまうかもしれないね。走るなら暮れの香港スプリント、あとは海外志向の強い陣営だけに年明け海外チャレンジするかどうか。

 

2着のジューンブレアは正直ノーマークですた。まさか逃げるとは思わなかったし、2着だった函館スプリントSにせよ、CBC賞にせよ、そこまでレベルは高くないと考えていたのである。枠も外目だったしねえ。うーん。でもこれは考えを改めにゃならんな。まだ4歳の牝馬。今後の活躍が楽しみだねー。

3着はナムラクレア。この前残りの流れ・内有利の馬場で外に出して凄い脚で突っ込んできたが・・・サトノレーヴを捉えるのが精一杯。前には届かなかった。今回一番強い競馬をしたのはおそらくこの馬だろう。デキ的に例年より劣るのでは?と思ったが全然そんなことなかったね。しかしこの馬は運がないなあ。この後どうするんだろ?来年も現役続行?まだ全然やれる気はするが後世に子を残すのも大事な仕事だからなあ。

1番人気のサトノレーヴは4着まで。私もこの馬は馬券内は堅いと見ていたが、競馬はほんとナニが起きるかわかりませんな。敗因は上で書いた通りだと思う。ただ、それにしても思ったより弾けなかったのは事実。最後はナムラクレアに交わされちゃったしね。もうちょっとモレイラが強引な競馬をして鳥カゴ脱出していれば・・・と思わんでもないが、もしかして先日川田に怒られたのが効いたのかもね。あるいはすでに点数ヤバイのか。

5着ヨシノイースターは枠、展開、馬場を味方につけての好走だったと思う。とはいえ、力がないとGⅠでこの走りは出来ない。今回全く人気なかったが非常に力を付けてる一頭。

6着同着に終わったママコチャの敗因も上で書いた通り。超スローだったんだから、引かずに前に行けば良かったんじゃね?という意見もあると思う。それは私もそう思うし、勝ちに行くならそれしか無かったと思うが、騎手心理としてそれは難しかったかもしれない。この馬ももう6歳。さすがにもう引退か。走るとしてもあと1~2戦だろうね。

昨年の勝ち馬ルガルの敗因は何だったのか?確かに、枠・展開・馬場全てが合わなかったが、そもそもスタート後の行きっぷりが悪くて前に行けなかったし、直線もサッパリ伸びなかった。今回調教的には抜群に見えたし、このラップならウインカーネリアンと同じような競馬が出来たと思うのだが・・・中身が伴ってなかったということか、あるいはもうピークを過ぎたのか。よくわからない。よくわからないと言えばトウシンマカオの敗因もよく分からん。絶好の展開・位置だったと思うが、4コーナーでもう手応え怪しかったもんなあ。結構発汗してたみたいなので当日のメンタル的なものかもしれん。あるいは見えない疲労があったのかも。

ピューロマジックは8着。今回は「控える競馬をする」と決めていたみたいなんでね。それはそれでいいのだがこのスローで掛かってしまったのは残念無念。それでも直線見せ場はあったし、8着とはいえ3着以下は団子で0.2秒しか負けてないからね。仮に折り合いが付いていたらタラレバ。あるいは、いつも通りぶっ飛ばして逃げていればタラレバレバ。一応いつものやつを叫んでおこう!アホー!松山きゅんのアホー!

 

以上、レース回顧終わり。

 

さて、来週から東京・京都が開幕!

重賞は毎日王冠と京都大賞典!

それからフランスでは凱旋門賞!

データ分析&予想お楽しみに!

 

綺麗な方ですなあ。

 

【note予想結果】

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というわけで、今回は全然ダメですた。まさかこんな荒れ方をするとは思わなかったわけだが、仮にウインカーネリアンを買えたとしてもジューンブレアはノーマークだったのでどっちにしろドモナラズ。今回は小穴から絞って勝負したわけだが、今後もこういう極限絞り馬券はたまにやって行こうと思う。予想買ってくれたみんな!ほんとにありがとうねー!沢山買ってくれて嬉しかった!では股来週!

 

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