秋華賞2025レース回顧!エンブロイダリー牝馬2冠達成!

【秋華賞2025レース回顧】京都芝2000mで行われた3歳牝馬GⅠ秋華賞!勝ったのは桜花賞馬のエンブロイダリーで牝馬2冠達成となった。2着には逃げたエリカエクスプレス、3着にはパラディレーヌが入り、ダントツの1番人気におされたカムニャックは16着に大敗。その敗因は入れ込み?発汗すごかった?エンブロイダリーの勝因は?

 

エンブロイダリー捲土重来!

秋の華咲かす!

 

 

いやー。エンブロイダリー強かったね。

まさか道中ポジションを上げる競馬で勝っちゃうとは!

個人的にはもう色々と不安アリアリだったんでね。

バッサリ切ったんだが・・・

1㍉も後悔していない。

不安アリの人気馬は切ってなんぼだと思ってるからである。

もちろん今回の結果はダメダメだったわけだが、

長期的に見ればこれで正解だと思っている。

ちなみに、

今年のルメールのGⅠ成績は【2.1.2.5】である(秋華賞含む)。

去年は【3.2.0.15】。

これをどう考えるかはその人次第だが、

全盛期からすると落ちてる感アリアリ?

しかしルメール人気は健在なんでね。

今後も積極的にぶった斬って行こうと思っている。

あ、買うべき時は買うからね。

全部斬るわけじゃないぞwww

 

さて、簡単にレースを振り返っておこう。

 

■秋華賞2025レース結果

2番人気→5番人気→6番人気の組み合わせで馬連5,280円。これは結構付いた感があるが、複勝を見るとエリカエクスプレスは9番人気だったのね。つまり、単勝は売れてたけど、連系ではあまり売れてなかったわけだ。三連複は29,560円。これは妥当な気がするねー。もうちょい付いてもいいか。

まあ今回は、ルメ党とレジェンド党が大儲けしたレース。それでいいと思う。

 

■秋華賞2025レース映像

 

■秋華賞2025レース回顧

パドックでは外々を回して踏み込み力強く鶴首。発汗もなく集中力があって気合十分!といった感じで良く見えたカムニャック。しかし、ゲート裏の輪乗りではかなり入れ込んでて発汗目立ってたんだよね。オークスの時はこんなことはなかっただけに・・・怪しい感じ満々。これはスタンド前発走が影響したという説もあるが詳しいことはわからない。

 

そしてゲートに入るとパニックになった感じで暴れちゃってね。スタート直前も立ち上がってご覧の通り。スタートこそ五分に出たものの、立ち上がった瞬間にゲート開いてたら大出遅れだったと思われるし、メンタル的にこの時点で終わってたのかもしれん。競馬はこれがあるから怖いよね。

 

スタート!出遅れた馬はおらず五分のスタート。スタートが良かったのは、1枠のダノンフェアレディ、赤帽子のケリフレッドアスク、オレンジ帽のインヴォーグなど。さあ、行くのはどの馬だ?やっぱりケリフレッドアスクか?

 

やはりケリフレッドアスク!行ったれ西塚!若武者らしく思い切って行け!

 

と、思いきや!外から二の脚を使って武豊エリカエクスプレスがハナへ!西塚は競ることもなく押さえる感じで引いてしまう・・・おまえ!前走逃げて勝った馬じゃろがい!なんで引くんじゃボケー!!

私の予想はケリフレッドアスクとエリカエクスプレスがそこそこ競り合う展開でハイペースが前提だったのでねー。ここでひとつ展開予想が外れることになった。

 

結局エリカエクスプレスの単騎逃げ。このパターンは「魔法が掛かる」と予想でも書いたが・・・そのとおりになってしまった。番手にインヴォーグ、ダノンフェアレディ。

 

その後ろに付けたのがなんとカムニャック。この位置取りにはビックラこいたが、さてこれが正解だったのかどうか?そもそもこの馬、折り合いに不安があるのであり、1~2コーナーではやや掛かり気味だったんだよね。つまり、川田としても付けたくてこの位置になったわけではなく、しょうがなくこの位置になった可能性あり。そしてこれを見るようにシルクの勝負服エンブロイダリー。好位のインにケリフレッドアスク。この馬には結果はどうあれ思い切った競馬をして欲しかった。

 

中団にテレサ、内にルージュソリテール。外に我が◎ビップデイジー。

そして・・・向こう正面に入ったこのタイミングでルメール・エンブロイダリーが動く!カムニャックを交わし、2番手まで上昇するのだ!京都は向こう正面半ばから3コーナーに掛けて激しい上りだからねー。動くなら上りに掛かる前のココ!というのはわからんでもないが、実際にココで動く馬はほとんど見かけない!動けば掛かる可能性があるのであり、勢いが付いたまま坂を登ることになるからだ。この辺はルメールの凄みだわな。

 

中団の後ろにブラウンラチェット、マピュース。内にいるのがジョスラン。その後ろにクリノメイとヴーレヴー。

 

後方にセナスタイル、パラディレーヌ。最後方にレーゼドラマ、ランフォーヴァウ。

 

ラップタイムはこう。

 

 

前半3Fが35.6。1000mは59.4。

ミドルペース、そこそこ流れたんじゃね?

・・・と見る専門家が多いようだが、

実際はスロー。

特に2F目の11.1が遅く、3F目、4F目も馬場を考えると遅い。

 

それはルメールが、

「向正面でペースが遅くなってきたので、ポジションを上げていきました」

コメントしていた通り。

 

・・・・だったのだが、

ルメールが動いて2番手につけた5F目から、

11.7-11.9-11.7

と流れが変わったのである。

ちなみに11.9のところは坂の上りなのでペースが落ちたわけではない。

そしてラスト3Fが、

11.7-11.6-12.0

今の京都の馬場で35.3も掛かっているのである。

(2歳戦でも33秒台とか普通に出る馬場)

 

つまり、今年の秋華賞は、

序盤スローからの中盤ペースアップ。

そのまま坂越えロンスパ戦。

最後の1Fはバテバテ根性の・・・

スタミナ持久力戦だったのだ。

普通に上がり33秒台が出る馬場で、

11秒台前半のラップが一度もないのがその証拠だ(2F目除く)。

 

戻ろう。

 

ルメールが動いたあとは・・・淡々と流れて3コーナー。しかし、ジリジリとした平均的に速い流れは多くの馬からスタミナを奪っていたのだろう。通常はこの辺から動いていく馬がいるのだが、皆動けずにいたのだ。

 

大迫力の4コーナー!隊列は殆ど変わらず、手応えに劣る馬が次々に脱落していく!そんな中、手応え絶好のエリカエクスプレス!そしてそれを追うエンブロイダリー!後方組で手応えがいいのは大外のビップデイジーとパラディレーヌ!カムニャックは・・・すでに手応え怪しい!

 

残り300!後続を引き剥がしに掛かるエリカエクスプレス武豊!これを懸命に追うエンブロイダリー!この時点で・・・「ああ、武豊にヤラれた」と思った穴党ファンは多かったと思う。カムニャックは無惨にも馬群に沈んでいく・・・

 

残り200!これはもうこの2頭で決まりぃぃ!問題は1着はどっちか?3着はどの馬か?外から脚色良く追い込んできたのはビップデイジーとパラディレーヌ。この時はまだ馬群の中に居た3番ジョスラン、そして画面外にいた13番セナスタイルは残り100mから追い込んでくることになる。

 

残り100m!エリカエクスプレスとエンブロイダリーのマッチレース!交わせるかルメール?しのげるか武豊?

 

結局ルメールがキッチリ交わしてエンブロイダリーが1着。惜しい2着にエリカエクスプレス。最後凄い脚で追い詰めたパラディレーヌが3着。

 

エンブロイダリー!

オークスのリベンジ成る!

 

勝ち時計は1:58.3。

勝ち馬の上がりは35.2。

 

バッサリ斬っちゃったけど・・・

あんた強かったよ!

 

 

 

 

 

 

 

勝ったエンブロイダリーはノーザンF生産のアドマイヤマーズ産駒。美浦・森厩舎。鞍上はルメール。個人的にはね。オークスの敗因は距離よりも「引っ掛かったから」だと考えてたからね。秋華賞は人気落とすなら面白い!とオークスのレース回顧でも書いてたんだが、蓋を開ければルメール騎乗でやっぱり人気。それに、一度掛かった馬は再び掛かることも多いし、やはりアドマイヤマーズ産駒の2000mというのはイメージが湧かず(これまで2000m以上を勝ったのは2頭のみ。牝馬では初めて)、もう来たらごめんちゃいでぶった斬ったわけだが、ワタスが間違ってました。強かったし、距離も全然問題なかったれす。というのも、間違いなく今回一番強い競馬をしたのはこの馬。前半の向こう正面で脚を使い、全体のペースを上げつつ息を入れ、直線もただ一頭エリカエクスプレスを追いかけ、キッチリ交わしつつ後続も完封したのだから強いの一言。ペース耐性の高い馬でね。弱点はオークスのように道中のペースが緩むパターンだろう。個人的には2200も持つと思うんでね。次は是非ともエリザベス女王杯に出てきて頂きたい。まあでもルメールに先約がある場合はスルーになっちゃうかな?

エリカエクスプレスの2着には正直ビックリ。オークスの負けっぷりから距離には限界がアリそうだったし、陣営もそれを踏まえて秋緒戦はマイルの京成杯AHを選んだんだろうし、そこでスローの番手追走から11着に負けてるわけでハイペースの2000mで残るのは難しいだろと考えたのである。しかし実際はどうだ?前半3Fこそ単騎スローではあったが、向こう正面からルメールが突付いてくる非常に厳しい展開。実際にペースも上がり、普通ならもう早々に潰されてしまうところだが、最後の最後まで粘るアワヤタワワの内容。思うに、この馬は平均より速いペースを好む持久力タイプ。ルメールが突付いて来たことによって逆に覚醒したのではないかと思う。武豊のペースコントロールも絶妙だった。いずれにせよ今後の評価を改めねばなるまい。しかし、戸崎→武豊の乗り替わりは要注意だねえ。

パラディレーヌは大外からの発走で終始外々の競馬。後方待機から4コーナーでも大外。直線は上がり最速34.4をマークして上記2頭に迫ったが届かなかった。通ったラインを考えればこの馬も強い競馬をしたのは明白。ただ、道中ペースが上がったことで展開的に向いたのは否めないところ(前の2頭は最後の1Fバテて12.0掛かっている)。まあでも惜しい競馬だったよね。個人的に高く評価している馬であるが、今後は賞金足らないのでエリ女などには出られず・・・自己条件からやり直す感じになるかな。また上がってくるのを待ちたい。

ジョスランは最初中団真ん中くらいに居たのだが、ルメールが上昇してペースが上がったところでジワッとポジションを下げ、勝負どころの3~4コーナーでも動かず内でジッと我慢してたんだよね。これが最後に活きた。多くの馬がバテた最後の100mで鋭く脚を伸ばして4着。直線に向いてからなかなか前が開かずに外に出した経緯も鑑みれば・・・着順以上の評価が必要かもしれない。望来上手かったな。

セナスタイルは後方待機からオヤジ得意のイン突きではなく、外差しブン回しを選択。カメラワークで途中画面から消えたが(まじでJRA改善してくれ)、ゴール前100mで急襲!バテたビップデイジーを交わしての5着。今回かなり過剰人気になってたんでね。馬は怖いが馬券に妙味なし!と見て馬券からは切ったが、やはり能力は高い馬だねー。この馬は2勝クラスから出直しかー。まあ、すぐ勝ち上がってくるだろうと思う。

我が◎のビップデイジーは6着まで。思ったよりも前目の位置取りになったが、ほぼほぼ想定した通りのレースぶり。4コーナーで外から上がってきた時の手応えは一瞬「おお!」と思わせてくれたし、直線もパラディレーヌと一緒に伸びてきたが、最後の100mで止まってしまった。もしかしたら2000mはやや長いのかもしれん。あるいはちょいと仕掛けが早かったのかもしれん。まあしかし勝ちに行くならあのタイミングか。予想はチラリもピクリもなく外れたが、この馬に◎を打ったことに悔いはない。出られるのであれば次はエリザベス女王杯で頼む。

さて、ダントツ人気だったカムニャックの敗因は何だったのか?これはもう、巷でも言われてるように「入れ込み」だと思う。発汗すごかったし、ゲートでも暴れてたしね。じゃあ、なぜ入れ込んだのか?これも・・・スタンド前発走が原因だとか、川田が乗ったらスイッチが入ったとか、色々言われてるが定かではない。他にも前走ローズSのダメージが抜けていなかったという説もある。川田が乗ると目一杯の競馬をするので疲れが残る説である。

まあこれも馬に聞いてみないと分からん話だが、大事なのは・・・競馬はこういうことが起きるってこと。特にキャリアの浅い2歳戦や3歳戦ではこういったアクシデントが起きる確率が上がるわけでね。「入れ込んで敗戦」なんてのは我々の預かり知らぬところで多々発生しているのだと思う。

まあ、今回、仮に◯カムニャックが好走していたとしても馬券はハズレなので清々しいパー馬券。ルメール党の皆様方には来週も是非ルメールにドカンと賭けて頂きたいと思う。

 

さて、来週は菊花賞ですな!

世代最強決定戦ではなくなってしまったが・・・

馬券的には面白そう!

データ分析、調教チェックお楽しみに!

 

憎たらしいことこの上ないがルメールは上手いわなあ。

 

【note予想】

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というわけで、今回は◎も◯も爆散してハズレ。馬券は絞って勝負したが、見当違いの絞り方だった。しかし今後も斬るべきは斬って行くし、絞るべきは絞って行きたいと思う。予想買ってくれたみんな!本当にありがとうねー!!今回全然ダメだったが、折れることも凹むこともないんでね。また応援してくれると嬉しい!では股来週!

 

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