エリザベス女王杯2024レース回顧!スタニングローズ復活のGⅠ制覇!

【エリザベス女王杯2024レース回顧】京都芝2200で行われた秋の女王決定戦エリザベス女王杯!勝ったのはスタニングローズ!惨敗続きから見事な復活を遂げ、自身秋華賞に次ぐGⅠ2勝目となった。2着には12番人気の大穴ラヴェル、3着には2番人気のホールネスが入りそこそこ荒れた決着となった。1番人気レガレイラの敗因は何だった?

 

スタニングローズ、

クリスチャン背に復活劇!

 

 

いや、スタニングローズ強かったね。

レースぶりも非の打ち所なし。

馬券はハズレたわけだが、

これはもうどう転んでも取れないヤツだったんでね。

サクッとパンツを裏返して履いて、

来週また頑張ろうと思う!

 

■エリザベス女王杯2024レース結果

単勝は950円。馬連は16,020円。三連複は44,140円。これ・・・単勝はともかく、馬連・三連複は安くねえ?こんだけしかつかんのか?いや、だってダントツ人気のレガレイラがトンでるんだすよ?個人的に・・・ラヴェルはもう完全にノーマークだったのだが・・・結構売れてたということだろうね~。しかし川田とはいえ・・・よく買えたなあ。

まあでもこういうことが起きるから競馬は面白い。

 

■エリザベス女王杯2024レース映像

■エリザベス女王杯2024レース回顧

スタート!ピースオブライフが挟まれる不利があったものの・・・大きく出遅れる馬はいなかったねー。レガレイラも課題のスタートをクリアして五分のスタート。ただ、ゲート内ではソワソワしてたからね。今後も好スタートが切れるとは限らないぞ。

 

注目の先行争いは・・・内からコンクシェル、シンリョクカ、ハーパー。その後ろにスタニングローズ。レガレイラはなんと中団馬群の中!レガレイラの馬券持ってた貴族の方々は・・・

「これは貰った!」

「ナイスルメール!」

「この位置からならもう余裕だろ!」

と思ったのではないだろうか。しかし競馬はそう単純なものではなく、ルメールは魔法使いではないのである。

 

行ったのは想定通りコンクシェル。単騎で軽快に飛ばしていく。番手にハーパー、シンリョクカ。

 

やや間が開いて4番手にスタニングローズ。続いてホールネス。その後ろにコスタボニータ、キミノナハマリア。

 

中団にシンティレーション。その外にラヴェル。中にレガレイラ。ちょうど真ん中くらいだね。そのレガレイラをマークするようにライラック。今回私の本命はこの馬だったわけだが・・・マークする馬を間違ったかもしれんね。結果論だけど。

 

後方にゴールドエクリプス。エリカヴィータ。その後ろにサリエラとモリアーナ。最後方にピースオブザライフ、ルージュリナージュ。

 

ラップタイムはこう。

600mは35.2。1000mは59.6。

目についた競馬記者の考察では

「平均的な流れ」「ミドルペース」

と言ってる方が多いわけだが・・・

 

本当にそうだろうか?

 

こういうのは馬場を考慮せんといかんわけでね。

この日の京都のクッション値は11.1!

と、かなり硬かったんだよね。

 

で、同日6Rの3歳以上1勝クラスのラップが、

600m36.5、1000m60.7で・・・

トータル2:12.4

これは速い!

 

ちなみに、

ブレイディヴェーグが勝った去年のエリ女の時計が2:12.6。

2020~2022年は阪神で行われたので参考外としても、

2019年は2:14.1。

2018年は2:13.1。

2017年は2:14.3である。

しかもこの6Rはかなりのスローだったようで、

逃げたジンセイが1着、番手の馬が2着・3着と完全なる前残り決着だったのだ。

 

つまり、

1勝クラスのスローでも2:12.4の時計が出る馬場だったわけで、

今年のエリ女は1000m59.6でも・・・

スローだったのである!

 

ただし、それは坂の頂上まで。

 

 

残り800~600のラップは12.0となっているが、

これは逃げたコンクシェルのラップであり、

後続は差を詰めて急接近しているからね。

特に早仕掛けで上がっていったスタニングローズは

11秒台半ばくらいのラップだったと思う。

 

つまり、今年のエリザベス女王杯は、

淡々スローからのロンスパ合戦!

だったのだ。

 

これは当然、長く脚を使える持久力タイプに有利な流れだったわけだが、

前半スロー+殆ど動きなしだったんでね。

前の馬に有利な展開だったと思う。

 

戻ろう。

 

坂の下りで後続が差を詰めていく。スタニングローズは外に出して速くも加速体制に入る!レガレイラはなんとか外に出したかったわけだが、ちょうど斜め前に川田のラヴェルが居て・・・外に出せない!これは川田が巧かったねー。この時、1番のホールネスは内で虎視眈々。

 

大迫力のコーナー出口!スタニングローズの勢いが凄く、あっという間に先頭!内に張り付く青い帽子がシンリョクカ。内から離れて中央に持って行った白い帽子がホールネス。レガレイラを内に押し込んだのを確認してから大外に持っていたピンク帽がラヴェル!レガレイラは・・・馬群の真っ只中!これをマークしているライラックはその後ろ!

 

外に出して伸び伸びと脚を伸ばすスタニングローズ!そして馬群の中に突っ込んだレガレイラ・ルメールは・・・かなり狭い所に突っ込んでしまい、おしくらまんじゅうをする羽目に!

このシーンね。パトロールビデオを何度も見たのだが・・・

 

これはルメールが悪い!だって見てみ?隣にいる緑の帽子がシンティレーションなわけだが、眼の前にちょうど1頭分のスペースがあるわな。ここを抜けるべく、マーカンドは至極真っ直ぐ馬を走らせていたのである!

そこに割って入ったのがルメール。結果激しく体当たりして何度も何度も馬体が接触しているのである。結果、ルメールは過怠金5万円の罰を食らったわけだが、これ罰金だけで済ませてええのか?接触したハーパーはすでに手応えなかったが、手応え十分だったシンティレーションは相当な不利を受けてるぞ?さらに前に居たコンクシェルがヨレたもんだからさらに被害が広がった感じ。

これはJRAもちょっと厳しくせんといかんのじゃないの?

ルメールの意図的な斜行はこれが初めてじゃないぞ?

ま、いいや。

 

残り300を切って・・・独走体制に入るスタニングローズ!内から粘り込みを図るシンリョクカ!馬群の中からホールネス!その外から抜けて来るのがライラック!ああ、ここから伸びるか?そして・・・大外からラヴェル!ラヴェル??うそーん!

 

残り200!突き抜けるスタニングローズ!焦点は2~3着争い!馬券はもうダメだけど・・・がんばれライラック!

 

残り100!ぐああ!ラヴェルの脚色がいい!立て直したレガレイラも伸びてきた!ライラックは届かんか~!

 

スタニングローズ快勝。2着はラヴェル。3着はホールネスとなった。

 

スタニングローズ、

復活のGⅠ制覇!

 

勝ちタイムは2:11.1。

勝ち馬の上がりは34.0。

アンタ強かったよ!

 

 

 

 

 

 

 

勝ったスタニングローズはノーザンF生産のキングカメハメハ産駒。栗東・高野厩舎。鞍上はクリスチャン・デムーロ。秋華賞以来一度も馬券に絡んでなかったのだが・・・約2年ぶりの復活勝利となった。レースぶりは文句なしでね。これは完全復活と言っていいだろう。ただ、この馬はサンデーレーシングの馬なんでね。規定により来春の引退・繁殖入りは決定事項。この後、出られるレースがあるとすれば有馬記念だが・・・さて、ノーザンFがどう判断するか?個人的にはね。今回この馬切っちゃったんだけどね。来ないと思って切ったのではなく、人気馬を斬る過程で仕方なく斬ったのである。人気馬切らないと穴馬買えないからね~。まあどうせ馬券は当たってないし。致し方なし。

2着のラヴェルにはほんと驚いた。だって・・・2歳時のアルテミスS以来ずっと惨敗続き。4着とか5着とかはあってもいずれも0.5秒以上離された負けであり、惜しい競馬すら一度もしてないのである。もう完全にノーマークだった。改めて見ても買い材料が見当たらない。しかし今回はいい競馬だったからねー。見直さないといけないだろう。

3着のホールネスにも驚いた。マーメイドSは3着とはいえ52kgの軽量だったし、前走の新潟牝馬Sもレベルの怪しい一戦。中2週で調教もかなり軽かった。いや、大穴としてなら面白いかもだが、2番人気とか嘘でしょ?チクビ吸ってトンでくれーい!と思ってたのである。まあ今回は私の目が節穴だったわけだが、今後もこの手の人気馬はザクザク斬って行く。この手の人気馬が来てしまったらもうしゃーないのである。

シンリョクカはもうちょいで3着という惜しい競馬。展開が向いたとはいえ、いい粘りだったと思う。力は出し切ったのではないか。しかし今後はレース選択が難しいねー。愛知杯とかピッタリっぽいけど斤量背負わされるだろうしなー。

ダントツ人気だったレガレイラは5着。敗因は上でも書いた通り。まず川田に蓋をされて外への道を閉ざされたこと。それから直線でムリな進路を取ったこと。この2点だろう。じゃあ・・・川田に邪魔されず、大外に行ってたらどうだったのか?直線ゴチャつかず、スムーズだったらどうだったのか?それは私にはわからん。わからんが、今回は・・・いつもの豪脚レガレイラじゃなかったような気がする。いや、そもそも手応えに自信があれば・・・川田をやり過ごしてからその外に行けば良かったわけで、いつもの冷静なルメールならそうしたと思うんだよね。しかし今回のルメールはなんか焦りがあったというか余裕がなかった。だからコースロスの少ない内目に行ったのではないか。まあ、まず間違いないのは次走も間違いなく人気になるってこと。有難いことでおじゃる。

ライラックはいい競馬したと思う。今回はやや展開が合わなかったが、最後までジリジリと伸びて上がり最速。写真判定の末6着だったが、3~6着は団子だったからね。もうちょっと前がキツイ流れになっていれば馬券内も十分あったと思う。やっぱり京都の2200は見違えるように走る。この馬はまだ来年も現役だろうからね。また人気のないどこかで狙うことになると思う(笑)。◯サリエラもちょっと後ろ過ぎたね。この馬も上がり最速タイをマークしたが・・・前が崩れる展開じゃないとこの位置からじゃ厳しかった。

 

予想的にはハズレであったが、

後悔はない。

来週も大穴狙って行きたいと思う。

 

以上レース回顧終わり!

 

来週はマイルCSですな。

データ分析、調教チェックお楽しみに!

 

 

【note予想結果】

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というわけで、今回ハズレだったわけだが、ちょっと今回はラヴェルが難しすぎたんでね(カワーダ党の方たちは買えたんだろうけどねー)。これはこれで致し方なしと割り切って来週股頑張ろうと思う。予想買ってくれたみんな!本当に有難うね!今後も大穴狙って逝くんで応援してくれると嬉しい!では股来週!

 

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