JRA騎手リーディング2023考察!2024年儲かる騎手は?

【JRA騎手リーディング2023考察】2023年の騎手リーディング1位はルメール!2位は川田!3位は横山武!では、芝の騎手リーディングはどうなってる?ダートは坂井瑠星?回収率・単勝適正回収値が高いのは?複勝率で見ると?平均着順と平均人気で見ると買いなのは?穴を開けるのはどの騎手?おまけで重賞成績とGⅠ成績も!

 

今日はちょっと2023年の騎手成績をね。

違う角度から斬りつつ振り返って見ようと思う。

穴党必見だぜー!

 

■騎手リーディング2023

 

周知の通り、

騎手リーディングは165勝を挙げたルメール

2位の川田に14勝差をつけての1位。

特に重賞での活躍が凄まじくトータル18勝(2022年は5勝)。

もう・・・

 

「とりあえずルメール買っとけ!」

 

 

というルメール党が大量に発生した年だったと思う。

 

しかし、そのルメールを勝率や複勝率で大きく上回ったのが川田。

なんと勝率は.305!複勝率は.600を記録。

馬質が高いのはあるとしても5回に3回馬券に絡むってちょっと半端ない。

重賞はルメールに次ぐ14勝。

もうこの男は外人カワーダと見なしてるわけだが(笑)、

穴党にとっては天敵のような男だと思う。

 

3位以下はちょっと離れており・・・

2023年はルメールと川田の年と言っても過言ではなかったわけだが、

果たして彼らを買って儲かったのかどうか?

ちょっと回収率ベースで見てみよう。

 

■騎手リーディング2023回収率ベース

※「単回値」というのは「単勝回収率」でどの馬でも一律(例えば100円ずつ)に買った時の回収率。複回値というのはその複勝版。非常にわかりやすい数値だが、大穴一発で跳ね上がるという性質がある。単回適値というのは「単勝適正回収値」のことで、より現実的な回収率の指標。人気の時には厚く買い、人気薄の時は薄く買った時の回収率。わかりやすく例えると、単勝10倍なら1,000円賭けて、単勝100倍なら100円賭けるように買った時の回収率(どちらも払い戻しは10,000円になる)。

ルメールの単勝回収率は75%。複勝回収率は83%。単複の払戻率は80%なので・・・ルメールの単勝は平均以下の回収率ということになる。ただ、これはルメールが悪いわけではなく、それだけ過剰人気になるってこと。複勝の方が少しマシ。

これに対し川田の単勝回収率は85%。複勝回収率も85%。これは相当優秀な数字。2023年はルメールより川田の方が人気になっていたわけだが(川田の平均人気2.0、ルメールは2.3)、それでもこの数字は驚異的だと言える。単勝適正回収値も上位ではかなり高い87.1%となっているんだよね。つまり、回収率ベースで見ると、ルメールより川田の方が買いということ。

この中で注目の騎手を挙げておこう。

まず、単勝回収率が100%を越えてる佐々木横山和。これは大穴を開けた数が多かった!ということである(回収率を上げるのは大穴である)。リーディング上位の騎手というのはそれだけで人気になりやすいわけだが(下位の騎手は人気になりにくいため回収率も高くなりやすい)、TOP25で100%越えてるのはこの二人だけなんでね。これは今年も注意が必要だろう。特に3年目の佐々木は飛躍の年になりそうな予感。

つぎに、複勝回収率94%でトップの西村淳。2023年はキャリアハイの76勝を挙げてリーディング8位。初めてTOP10に入り、もうトップジョッキーの一人と言っても過言ではないわけだが、世間的にはまだ「有望な若手の一人」といった感じであまり人気にならないんだよね(瑠星や望来の方が人気になりやすい)。しかしこの男は穴馬をよく2~3着に持ってくるのである。それが数字に現れたのがこの複勝回収率。今年はGⅠ勝てるか?個人的に大きく期待している騎手の一人。

それから、「平均着順<平均人気」となっている丹内和田竜。これは上位騎手では二人だけ。二人ともかなり騎乗数が多い騎手であり、その上で平均人気より平均着順が高いというのは「最後までシッカリ追う」「人気薄をしぶとく持ってくる」というタイプだからだろう。丹内は2022年が躍進の年で、2023年は怪我の影響が多少あったと思うが今年は頑張って欲しいね。

あと、とにかくファンに叩かれることの多い藤岡祐だが、勝ち星こそ多くないものの勝率が10%を越えている数少ない騎手であり、なんと単勝適正回収値はTOPの99.9%。馬券的には買って妙味ありの騎手なんだよね。私は相性悪いのであんまり買いたくないのだが・・・見た目の印象より数字はいいので注意。結構穴も開けるしね。

 

次に、芝の騎手リーディングを見てみよう。

 

■芝の騎手リーディング2023

上位はあまり変わらないが、芝になって上昇しているのは、佐々木・丹内・藤岡祐・浜中・吉田隼

単勝回収率が100%越えてるのは、田辺・吉田隼。特に田辺は勝率・連対率・複勝率ともにハイアベレージ。最近は人気薄になることも多く、かなり狙い目だ。田辺は芝で狙おう。隼人は前年に比べると馬質が落ちた印象だが、時々穴を開けるのでこれも要注意!

複勝回収率トップはここでも西村淳!唯一100%を越えており、各馬券率も大幅上昇!複勝率で見ると、戸崎や松山より上!西村は芝が狙い目だね。

単勝適正回収値の1位は永島まなみ!なんと102%!人気になりにくいのがその一番の原因だが、穴馬を頭で持ってきている何よりの証拠だ。この子を狙うならダートより芝!必ず頭で狙うべし。

「平均着順<平均人気」となっているのは・・・やっぱり丹内、それから団野。丹内は芝で狙うべし。

 

次、ダートを見てみよう。

 

■ダートの騎手リーディング2023

なんと!ダートの1位は坂井瑠星!各数値も大きく上昇しており、単勝適正回収値も100%越え!あまり知られていない?が、坂井はダートの方が狙い目なのだ!これは・・・この男がポジションを取りに行くスタイルが得意で、後方から馬群を捌くのは苦手なのと関係があるかもしれないね。あと、川田はダートでもあまり変わらないのだが、ルメールはダートになると結構数字落ちるんでね。これは覚えておくといいだろう。

他、上昇しているのは、武豊・津村・三浦・田口・富田・角田大河など。新人賞を受賞した田口貫太は昨年夏くらいから覚醒した感じなんだが、勝鞍のほとんどがダート。好位付けで粘り込むスタイルが得意だ。貫太ファンは覚えておくべし。あと、これはあまり知られていないが・・・武豊は芝よりダートの成績の方がいい(複勝率31%→41%!)。これは数年前から同じ傾向なんでね。これも覚えておくといいぞ。

単勝回収率が100%を越えているのは、津村・佐々木・横山和・横山典津村は昨年キャリアハイの56勝を挙げて躍進したわけだが、芝よりダートの方が買いだ!あと、佐々木は芝の回収率も高いのだが、より大穴開けるのはダートだ!

複勝回収率で見ると・・・トップは横山典の107%!単勝適正回収値も1位の113%!勝率・複勝率ともに坂井と遜色ない数字であり、いまだトップレベルの成績!ノリさんは極端な戦法を取ることもあるので買いにくいという方が多いと思うが・・・ことダート戦においては猛烈に買いだ!あと、息子の横山和!単勝回収率が200%オーバーと凄い事になっているんだよね。確かに超大穴の一撃もあったが、結構何発も大穴持ってきてたわけ。弟の武史と違ってそこまで人気にならんわけだが、ここ2年くらいで格段に上達した感あるぞ!

「平均着順<平均人気」となっているのは、津村・田口・団野・富田。この辺は基本的にダートで買いの騎手だね。

 

おまけで重賞の騎手成績も挙げておこう。

 

■重賞の騎手成績2023

やはり強いのはルメール川田。存在感あるのは武豊。意外と馬券になってるのは浜中。若手で期待出来るのは西村淳・団野・菅原の3人。望来は重賞でも馬券に絡むようになって来たな。鮫島克は3着が多い。穴で期待出来るのは石川坂井は重賞だとイマイチ?三浦は上位で最低の複勝率。横典も重賞だと買いにくいね。

もう一つおまけでGⅠの騎手成績も挙げておこう。

 

■GⅠの騎手成績2023

「GⅠはもう予想なんかすな!ルメール買っとけ」という言葉が響く成績だね(涙)

 

 

一応言っておくが、

これら全て2023年のデータなんでね。

今年どうなるかなんて誰にもわからん。

分からんが、

予想の幅は確実に広がると思うんでね。

予想の参考にして頂けたら嬉しい!

 

以上参考まで!

 

 

【浅次郎のひとりごと】

昨年の大阪杯覇者ジャックドール、屈腱炎で9カ月以上の休養 今後について藤岡師「オーナーと相談」

あたた・・・サウジCに行く予定だと聞いていたが、これはもう引退しちゃうかな・・・。モーリスの後継はまだいないし需要も結構ありそうだしね。

 

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