【ジャパンカップ2021レース回顧】東京芝2400mで行われた国際GⅠジャパンカップ!ラストランとなった三冠馬コントレイルが突き抜けて有終V!2着には3番人気のオーソリティ、3着には3歳ダービー馬のシャフリヤールが入って堅い決着となった。コントレイルの勝因は?シャフリヤールの敗因は?今後の勢力図は?
府中のターフを切り裂いた一筋の飛行機雲!
コントレイル圧勝で有終V!
いやー・・・まいった!
馬券もチンコもまいった!
まあ、馬券内は外さんだろうと思っていたが、
ココまで簡単に突き抜けるとは!
もう回顧とかチンコカバーとか要らんだろうけど・・・
簡単に振り返っておく。
■ジャパンカップ2021結果
馬連530円、3連複510円、3連単1780円。妬みでも嫉みでもやせ我慢でも何でもなく、こげな配当は要らんわーい!1点とか2点とかでガッツリ取った方はおめでとうございまっす!
■ジャパンカップ2021レース映像
■ジャパンカップ2021レース回顧
スタート!ガッツリ出遅れたのはブルーム!あう~~~!実はこれが私の◎!普通に予想したら堅い決着にしかならんかったので・・・未知の外国馬に賭けたわけだが、この出遅れはキツイ!それからロードマイウェイも出遅れ。キセキは大きく出遅れたわけではなかったが、行き脚がのんびりしてて後方へ。
行ったのはなんと武史アリストテレス!これは予想外!
軽快にハナに立ったアリストテレス!明確な逃げ馬不在だったからね。行く馬がいないのなら行くと決めていたのだろう。結果はともかくこういう思い切った騎乗は好感が持てる!日本の競馬はとかく折り合い重視になりがちだが・・・もっと動かして行って欲しい。続いてワグネリアン。これもちょっと想定外。3番手のシャドウディーヴァはその可能性あると思っていた。
その後ろにオーソリティとシャフリヤール。シャフリヤールのポジションもちょっと想定外。コントレイルより前で瞬発力を活かす作戦か。
前を見る形でサンレイポケット。いいポジション取ったなー。
中団真ん中にポツンとコントレイル。もう痺れるような手応え。コントレイルの斜め後ろからプレッシャーを掛けるのはミルコ騎乗ユーバーレーベン。しかし・・・他の騎手は何やってんだ?コントレイル楽に走ってるぞー。マークしないのかー。それとも暗黙の了解?
中団後ろにグランドグローリー。ここまで追い上げてきたブルーム。ウインドジャマー。そして・・・外からキセキが上がって行く!さすが和田ドラゴン!これまた結果は置いておいて・・・こういう動かして行く競馬は見ててワクワクするよね。あとで詳述するが・・・キセキが動いたことでペースが一変する。これはコントレイルにとっても幸便だったかもしれない。
後方の集団にジャパン、ロードマイウェイ、ユーキャンスマイル、モズベッロ・・・この辺はもう追い込み勢なんでジッとするしかなかったのかなー。
後方2番手にマカヒキ、最後方がムイトオブリガード。
ラップタイムはこう!
テンの3Fは37.0・・・
そして1000m通過は62.2!
こ、これは遅い!
どのくらい遅いかというと、
同日4R、2歳未勝利戦のラップより遅い!
この未勝利戦は2000mではあったが・・・
それでも1000m通過は59.2なのである(勝ちタイムは1:58.5)。
ジャパンカップの1000m通過は62.2。
なんと3秒も遅いのだ!
3秒つったら20馬身近くあるよ???
まあ、この未勝利戦はレコード決着で勝った馬がとてつもなく強かったわけだが、
じゃあ9Rの2勝クラスを見てみると、
これも1000m通過58.9なのである。
やっぱり速いペース。
で、勝ちタイムは1:58.4。
つまり、日曜の東京は土曜と打って変わって・・・
かなり速い時計の出る高速馬場!
だったのだ!
しかしJRAの頂点に立つレースであるはずの
ジャパンカップが超スロー。
これはひとえに
逃げた武史アリストテレスが原因なわけだが、
この馬にはこの馬の言い分があるわけだから
しゃーないわな。
当然ワグネリアンもシャドウディーヴァも同じ考えだからユッタリ行く。
この位置から上がり33秒とかを繰り出せば・・・
さすがのコントレイルも届かないだろう。
武史も戸崎も横典も金玉袋の中で
ニンマリしていたかもしれない。
だけんどもしかし!
その思惑を全てをぶち壊したのがキセキドラゴン!
外目を回してズンドコと上がって行き、
3コーナーで堂々先頭に立ったのだ!
あっという間に5~6馬身の差を付ける!
ラップタイムを見るとね。
ちょうどキセキが行ったタイミングでラップが激変!
12秒台のヌルいラップだったのが、いきなり11秒台に!
もちろんこれはキセキのラップであるが、
当然後ろのラップも上がるからね。
3コーナーから一気に激流となったのだ!
これで一気に苦しくなったのが先行勢。こんな所から11秒台になるなんて想定外!しかし馬は群れで走る生き物だからね。馬群そのものペースが上がってしまうからどうにもならない!
期せずして今年のジャパンカップは
超ロングスパート合戦に!
イメージとしては、
「12.0-12.0-11.0-11.0-11.5」といった通常の後半ラップではなく、
「11.5-11.5-11.5-11.5-11.5」という感じ。
そんな中、
コントレイルだけが、
「11.5-11.5-11.0-11.0-11.5」で走った感じだね。
あくまでイメージね。
実際は3F33.7でラスト12.2でなんで
「11.5-11.5-10.8-10.7-12.2」くらいかな?
さあ、直線!アドバテージを取るキセキ!ここから粘れるか?アリストテレスは苦しい!そして好位にいたオーソリティが抜群の手応えで追い出す!その後ろにシャフリヤール!そして・・・誰に邪魔されることなくスムーズに外に出したコントレイル!完璧過ぎる!福永にはビクトリーロードが光って見えたことだろう。
残り400!坂を上って行く!まだまだ頑張るキセキだが、脚色が衰え始め・・・内からシャドウディーヴァ!この馬もかなり頑張ったね。外からオーソリティが襲いかかる!そしてその外からシャフリヤールとコントレイル!
坂を登ってコントレイルが一気に加速!馬場の真ん中を切り裂いていく!
残り200!飛行機雲のように一直線に伸びるコントレイル!シャフリヤールを千切捨て、オーソリティに並びかける!
並ぶ間もなく交わし去り、府中のターフに最後の蹄を刻む。
完勝!
さらば!コントレイル!
勝ちタイムは2:24.7。
上がりは33.7。
コントレイルはノースヒルズ生産のディープインパクト産駒。説明不要の三冠馬。早熟説とか世代間レベル説とか色々と雑音もあったが・・・今回のパフォーマンスで全てをかき消して有終V。あと1年走れば最多GⅠ勝利も目指せると思うけどこれで引退。福永がインタビューで「調教によっては1200でも走れる馬」って言ってたが、春はドバイターフとか安田記念とか走らせてみたい。秋は秋天→JC→有馬記念。これで引退。だめ?まあ、この馬の場合、ディープインパクト後継としての期待がデカイからね。しょうがないと言えばしょうがなし。ぜひまた無敗の三冠馬を出して頂きたい。一つの時代が終わった感じあるね。
2着のオーソリティは完璧な競馬をしたと思う。敗因と思われる点は何もなく・・・ただ、ただ、相手が強かった。今後の中距離GⅠ戦線はこの馬と3歳馬が中心か?この後はどうするんだろう?有馬記念出てこい!
3着のシャフリヤールは為す術なく完敗の3着。しかし逆に言えば立派な3着とも言える。よく前走の惨敗から立て直したし、やはり東京の軽い芝なら相当走る。ただ、100%のデキにあったかどうかはちょっと疑わしい。あと、キセキドラゴンの動きも影響したかも。あのままスローで瞬発力勝負になれば・・・もう少し違った結果だったかもしれない。
4着のサンレイポケットはいい競馬したと思う。ちょっとエンジン掛かるのが遅かったが、最後までしっかり伸びたし、3~4馬身はあったシャフリヤールとの差を最後は1馬身差まで詰めたから立派。もうちょいで3着だったねえ。調教チェックでは特A評価に推してたんだが・・・惜しかった。次はどうするんだ?
5着のグランドグローリーは海外勢で最先着。マークした上がりは34.2。コントレイルの33.7は別格としても全体では上がり2位。最後ゴール前の伸びは際立っていたし、実は海外勢で最も東京適正があったのはこの馬だったということか。軽視しちゃってすんもはん。
このむふふなお姉さまは何者でありますか?しかしねー。やっぱり海外から馬が来ると盛り上がるよね。来年も来ない?お姉さまも一緒に?え?もう引退?
私の◎ブルームは見せ場なく11着。出遅れは痛恨だったが、出遅れなくても結果はそう変わらなかっただろう。BCターフで見せた脚の片鱗もなかったので・・・馬場のせいというより調子の問題だったかもしれない。外国馬は日本で結果出すのほんと難しい。
予想買ってくれたみんな有難う!もうこの結果じゃどうにもドモナラズだったわけだが、来週も懲りずに大穴を狙って逝く。
以上、レース回顧終わり。
来週はチャンピオンズCだねえ。
ソダシ・・・どうする?
【浅次郎のひとりごと】
コントレイルは社台SSにて種牡馬入りするらしい。社台がノースヒルズから買ったのか?それとも共同権利の種牡馬なのか?種付け料はいくらになるのか?どういう形なのかは分からんが、社台系の良血肌馬がたくさん集まるのは間違いあるまい。コントレイルの血統を見るとサンデーサイレンスが3段目。つまりサンデーサイレンスを持つ牝馬とも交配出来るし、牝系が結構マニアックなんでディープインパクト用に買ってきた海外の良血牝馬も付け放題だ!産駒デビューは2025年。楽しみだね。
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一つの時代が終わった・・・すべてが圧倒的過ぎてそんな感じですね。
コントレイルの上がりは最速の33.7。
上がり2位が34.2ですから、コントレイル1頭力が抜けてましたな。
無敗の3冠馬が弱いはずがありません。ディープインパクトの後継に文句なしの能力と実績です。
で、私の◎シャフリヤール。
直線、馬場の真ん中を切り裂いていくコントレイルに並びかけここから追い比べじゃー!
と思った瞬間イってしまい、萎えるチンコを懸命にこすって3着でゴールイン!完敗。
立派な3着。でもこれ以上の成長はないかも。来年の主役はエフフォーリアかな。
来年の秋、エフフォーリアを脅かすほどの3歳が現れていることを期待。
シャフリヤールどうすかねえ。ダービーのあの時がピークだったのか?
ディープインパクトのダービー馬はそういうタイプ多いからなあ。
今回コントレイルが勝ったことで社台はホッとしたでしょうね。
菊花賞と言いJCと言い
武史が逃げたらスローになりがちですね
それだけ上手なのかただただ逃げ馬不在のレースで逃げてるだけなのか
最後の最後にあんなに強い競馬が出来るならと思ってしまうコントレイル
スタンドに福永がお辞儀した瞬間コントレイルもたまたま頭を下げたのが印象的でした。
ブルーム・・・
確かに、武史が逃げたら超スローになりますな・・・。
今回はキセキが途中で行ったからペース激変したけど、
行かなかったらどうなってたんだろう??
ブルームは残念でしたー。BCターフとは別馬でしたねー。
浅さん、こんにちは。
回顧あざす!遅くなりました。でもあっちの方は遅いわけではありません(笑)
コントレイル強かったすなー!わたしはキセキの軌跡から奇跡を狙いましたがハズレ。実況の『キセキは完全に後退』が切なくも、ガチで狙っていただけにショックでした。。
来週はソダシが登場。買っても押さえまでにして、穴狙いを『まだまだー!(サラ金)』上乗せ狙いじゃー!
結果はドモナラズでしたが、キセキは競馬を面白くしてくれたと思います。
後ろに居ても厳しかったでしょうしねー。
>でもあっちの方は遅いわけではありません(笑)
押忍!ぐーたっち。