阪神JF2022レース回顧！リバティアイランド圧勝！

【阪神JF2022レース回顧】阪神芝1600ｍで行われた2歳牝馬ＧⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ！勝ったのは1番人気のリバティアイランド！2着には大穴のシンリョクカ、3着にも大穴のドゥアイズが入り馬券的にはヒモ波乱の決着！モリアーナ、ウンブライル、ラヴェルら人気馬の敗因は何だったのか？

 

リバティアイランド、

完勝で2歳牝馬の頂点へ！

 

 

いやー、リバティアイランド強かったね。

1頭だけ抜けてた感じで完全なる圧勝劇。

しかしこの馬以外の人気馬は全滅。

さて、各馬の敗因は何だったのか？

2着に激走したシンリョクカは一発大駆けだったのか？

簡単に回顧しよう。

 

■阪神JFS2022結果

1着は1番人気のリバティアイランドであったが・・・2着に12番人気のシンリョクカ、3着に10番人気のドゥアイズが入り、連系は波乱の決着。

浅次郎の予想は5頭まで絞って、△→▲→無印。2着に来たシンリョクカはanatubeでも調教爆穴に挙げており、予想でも厚い印を打っていたが・・・◎や◯が来ずにドモナラズ。3連複じゃなくて馬連のボックスにしておけば良かったなあ。

 

■阪神JFS2022映像

 

■阪神JFS2022レース回顧

スタート！予想通り、1番のサンティーテソーロがロケットスタートでハナへ！大外枠のドゥーラ、ラヴェルは出遅れ。

 

サンティーテソーロが単騎ハナ！

 

2馬身ほど離れて・・・外からジワっと上がって行くイティネラートル。内からキタウイング、アロマデローサ、モリアーナ。アロマデローサは・・・この位置から4着に粘ったのか。凄いな。

 

好位の後ろ、さらに外から上がっていくのが12番のリバーラ。私の◎はこの馬だったわけだが・・・ここで上がって行ったのが致命傷。なぜなら前半鬼ラップのハイペースだったから。スローの時に上がって行くのと、ハイペースの中で上がっていくのでは大違い。この後・・・リバーラは3番手まで押し上げて行くことになる。さらに後ろから上がっていくのがムーンプローブ。間にいる黄色い帽子がリバティアイランド。この馬はこのポジションを取った後・・・脚を溜めに入る。内の3番がシンリョクカ。

 

ちょうど真ん中くらいの位置にミスヨコハマ、ミシシッピテソーロ。その後ろにハウピアとドゥアイズ。

 

後方にブトンドール、エイムインライフ、ウンブライル。

 

最後方待機がドゥーラとラヴェル。

 

ラップタイムはこう。

テンの3Fは33.7・・・1000ｍは57.0。まるでスプリント戦みたいなラップ！ちなみに、前日行われた古馬オープンのリゲルSは3F36.1、1000ｍは59.7。古馬オープンよりテンの3Fで2.4秒も速かったのである。

 

そして勝負所の3～4コーナーで更に加速して11.1。

ラスト2Fは12.5-12.5・・・

とダート戦みたいな上がりになっており、

今回の阪神JFは、

超ハイペースのズブズブ持久力戦！

だったのである。

スローの瞬発力戦が基本の阪神マイルとしては・・・

かなり異様な展開となった。

 

ちなみに、

ラストの12.5は直線半ばで先頭に立った

リバティアイランドが刻んだラップ。

つまり、すごい脚で差してきたように見えたが、

この馬とて最後は止まっていたわけだ。

まあ他の馬はもっとバテてたわけだけど。

 

戻ろう。

 

一見すると楽な手応えで3コーナーに突入していくサンティーテソーロ。馬なりでこのラップを出せるんだから・・・この馬はスプリンターだろうね。展開次第でマイルまではこなすだろうけど、本質はスプリンターだと思う。単騎楽逃げになるとみてこの馬に◯を打ったが・・・逆ベクトルの競馬になってしまった（涙）。

 

残り600を切ってさらに加速していくサンティーテソーロ。イティネラートル、キタウイング、リバーラあたりが積極的に追いかけたため・・・全体のラップも速くなる！

 

さあ直線！見た目サンティーテソーロはまだ手応え十分！私の◎リバーラはここでもう手応えが残ってない（涙）。大外に出したリバティアイランドはまだ持ったまま。内に潜り込んだシンリョクカは内ラチ沿いを徐々に押し上げて行く！ドゥアイズは道中馬の間にいたが、3～4コーナーは内目を回してコースロスを防ぎ、抜群の手応えで馬群の中へ！

 

内回りとの合流地点！後続を突き放しに掛かるサンティーテソーロ！追い掛けるイティネラートルその後ろに忍び寄ってる黒い帽子がシンリョクカ！外に持ち出したリバティアイランドはここでGOサイン。仕掛けのタイミングバッチリだったと思う。ドゥアイズは進路を探しつつ内へ！

 

残り300！まだまだ頑張るサンティーテソーロ！しかし外からリバティアイランドが凄い脚で迫ってくる。そして間から大穴リンリョクカ！内に持っていったドゥアイズは前が壁！ピンクの帽子2頭は外に持ち出すも・・・とても届きそうにない！

 

残り200！まだまだ粘るサンティーテソーロ！リバティアイランドがこの時点で勝ち確！そして間を割ってシンリョクカ！私はこの時点でこの3頭の馬券を持っており（3連複）・・・ウヒョー！これキタかもー！と大興奮！

「そ、そのままぁぁぁ！」

 

残り100！坂を登って突き抜けるリバティアイランド！ここで・・・サンティテソーロがバテて急失速。がびーん！

 

焦点は2～3着争い！外から来てるのなんだ？ドゥアイズ？買ってなーい！

 

圧勝でリバティアイランドがゴール！2着にシンリョクカ、3着にはドゥアイズが入った。

 

リバティアイランド、強し！

勝ちタイムは1：33.1。

勝ち馬の上がりは35.5。

この時計は前日の古馬オープン特別リゲルSより0.5秒速い！

内容も時計も素晴らしいものだったと想う。

 

 

 

 

 

 

 

勝ったリバティアイランドはノーザンF生産のドゥラメンテ産駒。栗東・中内田厩舎。鞍上は川田のゴールデンコンビ。前走のアルテミスSは馬込みで詰まり、脚を余して負けたが、あの経験が今回活きたか。中団の外でバッチリ折り合い、直線は絶対不利を受けないように外へ。そして仕掛けられるとあっという間に前を飲み込んで突き放す圧勝。内伸び馬場でこの内容なんでね。1頭抜けていたということだろう。これで・・・スローの瞬発力勝負もイケるし、ハイペースの持久力戦もイケることを証明。ちょっとこれはつけ入るスキがないですな。今回のレースでスタミナも十分あることがわかったし・・・この後、無事に成長すればニ冠の最有力候補だろう。どちらかといえばオークスの方が向いていると思う。桜花賞はスローになった時に取りこぼす可能性あり。

2着のシンリョクカは日高の下河辺牧場生産のサトノダイヤモンド産駒。美浦・竹内厩舎。鞍上は木幡初也。失礼だが・・・竹内厩舎はお世辞にも有力厩舎ではないし（これまで重賞勝ち0）、鞍上の木幡初は今年まだ3勝。騎乗機会も少ない３流騎手である。だけんどもしかし！調教チェックでも書いたが今回抜群の仕上げ！そして完璧な騎乗！馬場のいい内々を回して脚を溜め、３～４コーナーでもインベタ！直線は力強く前を割って伸びてきた。確かに、枠とか馬場には助けられたかもしれん。しかし、間違いなく能力は高い！成長次第で逆転あるかもよ！anatubeでも調教爆穴に挙げていた馬だが・・・浅次郎さんの邪スカウター恐るべし。特別時計が良かったわけでもないしね。自分で言うのもなんだが、なかなかこの馬は挙げられないと思う。しかし・・・馬券を外したのが痛恨～！

3着のドゥアイズはノーザンF生産のルーラーシップ産駒。札幌2歳Sの時は評価していたんだが、今回ローテと脚質を嫌って切っちゃったんだよね。阪神マイルの瞬発力勝負は合わない！と思っちゃったわけ。その札幌2歳Sは3～4コーナーからマクッて行く競馬で長くいい脚を使うタイプ。これが、今回の厳しい流れにドンピシャだった。今回直線インに持っていって一回詰まってるんだよね。どん詰まりって感じじゃなかったけど外に出すロスがあっての3着。スムーズならもっと際どい2着争いだったと思う。まあしかしこの馬は明らかにオークスや秋華賞向きだねー。桜花賞もハイペースになるなら話は別だが・・・。サンティーテソーロが桜花賞に出てくれば面白いかもｗ

4着のアロマデローサには正直ビックリ。たしかに前走は直線で致命的な不利を受けたが、不利がなくても伸びはどうだったのか？という疑問があったし、血統的に1200～1400の馬なんじゃね？と思ってたんだよね。しかし今回はこの厳しい流れを先団から粘りに粘っての4着。かなり強い競馬をしたと思う。距離はマイルも全然OKだが、今回みたいな厳しい流れが好み持久力タイプ。桜花賞が中山マイルならめっちゃ面白いんだけどね。まあでもフィリーズレビューで3着くらいに負けてから桜花賞に向かって欲しい。本番もハイペースになれば一発あるかもしれん。

ミシシッピテソーロの5着にも驚いたよね。しかしこの馬、調教チェックで特Aに挙げていた通り、状態はめっちゃ良かったのよ。そんでハイペースの持久力戦になったのも良かった。馬体重は－14kgだったが、これも良かったのかもしれん。血統を見れば・・・2歳戦で猛威を奮っているダノンバラード産駒。こういうタイプはまたいつかどこかで穴を開けるんでね。要注意だぜ。

 

さて、人気の一角となっていたラヴェルの敗因はなんだったのか？これはおそらく・・・調教チェックでも書いていた通り「デキ」に問題があったと思う。たしかに大外枠だったし、出遅れたけど、かなりのハイペースだったわけで、展開的には向いたはず。それで上がり36.1しか使えていないし、最後はもうバテバテだった。アルテミスSの時に見せた脚は見る影もなかったよね。前走快勝のダメージがあったんだと思う。ただし、能力が高いのは間違いなし。今回の敗因は分かっているからね。巻き返し注意！

今回気付けば2番人気となっていたモリアーナだが・・・個人的になんでこんなに人気になっていたのか・・・不思議である。良血というわけでもないし、指数は普通だったし、休み明けだったし、前走はデータ実績のないコスモス賞だったし、調教が抜群だったわけでもないし、阪神実績もなかったし、個人馬主だし、鞍上は武藤だったし。いや、この馬が弱いとか騎手が下手とか言ってるわけじゃないよ？前走コスモス賞ではドゥアイズを負かしてるわけだしね。ただ、人気で買う馬じゃないなと思うわけ。なんで人気になってたんだろう・・・？？？裏情報でも流れたか？それとも有名youtuberが本命に推したとか？結果は・・・先行するもハイペースに巻き込まれる形で惨敗。展開は合わなかったと思う。

3番人気に支持されていたウンブライル。この馬が人気になるのはわかる。ノーザンF×サンデーRの期待馬だし、ステルヴィオの全妹だし、木村厩舎だし、前走・前々走ともにルメールが乗って圧勝してたしね。しかし今回は後方のまま全く見せ場もなく15着惨敗。正直敗因がどうこうという問題じゃないかもしれんが、速いペースについて行けなかったか？あるいは距離が長かったか？調子は悪くなさそうだったけどねえ。次走はチューリップ賞？それともフィリーズレビュー？人気になるだろうけど、疑って掛かりたい。

 

今回本命に推した◎リバーラは・・・果敢に先行するも、超ハイペースに巻き込まれ直線早々に手応えを失って失速。最下位に沈んだ。ペースもきつかったが、そもそも1400までの馬なのかもしれない。これはもう走ってみらんと分からんかったわけで、この馬に印を打ったのは後悔していない。スローだったら残ってたかもしれんしね。ただ、シンリョクカを▲で拾っていただけに・・・なんとか馬券は取りたかったなあ。残念。

 

以上、レース回顧終わり。

 

来週は2歳牡馬のマイル王決定戦朝日杯FS。

 

これも荒れそうな気がするなあ。

データ分析、調教チェックともどもお楽しみに！

 

 

【答え合わせ】

→阪神JF2022浅次郎予想note

今回の予想はカスっていただけに・・・悔しい結果だった。うーん。馬券の買い方を失敗したなあ。まあでも3連複で爆裂を狙ってのものだからしょうがなし！来週も爆裂馬券を狙って行きたい！今回は・・・過去最多？の方が買ってくれてとても嬉しかった！買ってくれたみんなありがとうー！来週もモッコリ応援よろしくっ！

 

【浅次郎のひとりごと】

→来日即4勝マークのイーガン騎手「日本は素晴らしい場所であり、人々はとても親切」と感謝

初短期免許のイーガンは私の中ではまだ「謎外人」だが、土日のレースを見るになかなかヤルね。馬質も良かったけど、イーガンのおかげで勝った馬もいたぞ。

 

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