府中牝馬Ｓ2025データ分析！大穴はこの馬じゃい！

【府中牝馬S2025データ分析】東京芝1800mで行われるハンデGⅢ府中牝馬ステークス！今年はカニキュル、赤兎馬イースト、カナテープが人気になりそうだが当然大穴狙いで逝く！データ的にはどうなん？年齢・馬体重・枠順・騎手・脚質・血統・前走ローテ・上がり3Ｆ最速候補は？大穴候補はラヴァンダ、ウンブライル、フィールシンパシー。

 

今週で春の東京開催も最終週なんだが、

ラストを飾る重賞は府中牝馬S。

これって秋に行われてたGⅡ戦なわけだが、

この時期に移動した上で

GⅢのハンデ戦になるという。

なんでこんな意味不明なことするんじゃ？

 

■府中牝馬S2025予想オッズ

※netkeibaより抜粋

 

どんな意図があって、

府中牝馬Sをこの時期に移したのか？

そして・・・この時期、穴党恒例のお楽しみハンデ戦だったマーメイドS（阪神芝2000m）が消滅。

いやね。

牝馬限定の2000m以上の重賞って、

数えるほどしかないのよ。

3歳戦を除くと、たったの3つだけだったのだが・・・

 

・エリザベス女王杯
・愛知杯（今年から小倉牝馬Sに変更）
・マーメイドS（今年消滅）

 

マーメイドSが消滅して二つだけに。

これ、おかしくね？

古馬牝馬頂点のレースがエリザベス女王杯なのに、他に2000m以上の重賞が小倉牝馬Ｓだけっておかしくね（しかも小倉、しかも1月）？必然的に・・・スタミナタイプの牝馬は出世の道が限られるし、牡馬混同のレースに使うしかなくなるわな。いやもう全体的にレースの距離を短縮する！っていうのなら話はわからんでもないが、オークスやエリザベス女王杯はそのまま。頂点をこれらのレースにするなら、これらと同程度の距離のレースがないと・・・おかしくね？

 

一体・・・何がしたいんだJRA！？

 

もういっそのことエリザベス女王杯は

芝1800m戦とかにしたらどう？

そしたらマイラーも参戦してくるだろうしホントの牝馬NO1決定戦になるんちゃう？

オークスも2000mでいいんじゃない？

2400だとあからさまに参加馬が減ってレベルが下がるだろ。

もう優先出走権とか意味なくなってるし。

 

ちなみに、

英・愛オークスは2400mだが、

仏オークスは2100ｍ、

独オークスは2200ｍ、

米オークスは2000ｍである。

日本も2400にこだわる必要はないと思う。

 

ま・・・ＪＲＡの意図は大体分かるけどな（察し）。

 

しかしレースが移動すると過去データの多くが使えなくなるのでね。データ派にとってはもう大迷惑なんだが・・・とりあえず、時期とレースの格とハンデ戦であることを重視してマーメイドSの過去データを見ておこう。

※マーメイドSの過去10年のデータ。

 

■人気別成績

1番人気弱し！2番人気も弱し！最も成績が良いのは10番人気！過去10年で6～10番人気が7勝！むしろ2着の方が堅い印象で、頭が荒れやすいレースである。ただし、馬券になっているのは10番人気まで。11番人気以降は全滅。

荒れる確率は・・・50％！

穴党向けの穴レースだねー。ただ、今年は東京1800となるので（コース的に堅い傾向）・・・過大な期待はしにくいかも。阪神内回りの2000mが良かったよ～。

 

■年齢別成績

中心は4歳と5歳。6歳以上は割引き。3歳は一頭しかいない。

 

■ハンデ別成績

牝馬限定のハンデ戦。ザックリ見ると・・・50kgが3勝。51kgが2勝を挙げており、軽ハンデ馬の活躍が目立つねー。逆に55.5kg以上の重ハンデ馬はかなり厳しい。今年の重ハンデはラヴェル56.5kg、ミアネーロ55.5kg、セキトバイースト55.5kgなど。

 

■馬体重別成績

馬体重の最低ラインは420kg。馬体の増減はやや馬体増が優勢か。変動は少ない方がいいね。

 

■枠番別成績

コースが変わるのでこれは参考まで。ちなみに、先週までCコースだったが、ラスト週はDコースで行われるぞ。

 

■騎手成績

関西のB級・C級騎手注意だが・・・今年は東京なんでね。関東の騎手が多く騎乗する予定。

 

■種牡馬成績

これもコース変わるので参考まで。

 

■間隔別成績

休み明けでもOK。間隔詰まってる組にも注意。

 

■前走成績

注目ローテは・・・福島牝馬S（5頭）、その他重賞（5頭）、オープン特別（5頭）、準オープン（11頭）、2勝クラス（3頭）。構図としては準オープン組vs重賞組＋オープン特別組。福島牝馬S含め、前走重賞なら着順不問。オープン特別は5着以内。準オープンは4着以内条件。2勝クラスは1着限定。

【激アツローテ馬】
・フィールシンパシー（福島牝馬S3着）
・アスコルティアーモ（福島牝馬S9着）
・タガノエルピーダ（阪神牝馬S7着）
・ウンブライル（阪神牝馬S10着）
・シングザットソング（ヴィクトリアマイル10着）
・ラヴェル（ヴィクトリアマイル12着）
・セキトバイースト（都大路S1着）
・ラヴァンダ（準オープン2着）
・カニキュル（2勝クラス1着）

ふーむ。福島牝馬Ｓ組はマーメイドＳだとベクトル同じだが、東京1800となると逆ベクトルだねえ。ただ、だからこそ狙い目かもしれん。あとは阪神牝馬Ｓ組も注意。

 

■1番人気の前走成績

そもそも1番人気が弱いレースだが、前走重賞の1番人気はアテにならんなー。

 

■脚質別成績

コースが変わるのでこれは参考にならず。

 

■位置取り・上がり3F

これも参考にならず。

 

■上がり最速候補

今回の舞台は府中の1800m戦！というわけで瞬発力必須！このデータは重要。上がり最速候補は、

・カナテープ
・カニキュル
・ラヴァンダ
・ミアネーロ
・グランドスラムアスク

なるほど、カニキュルは東京向きの瞬発力型。軽ハンデも手伝って人気になりそうだね。あとはカナテープ、ラヴァンダ、ミアネーロあたり狙い目か。

 

■厩舎・生産者・血統

関西馬優勢だが・・・今年は東京開催。社台系強いが最近はそうでもない。コース変わるので血統面は参考にならず。

 

■データケツ論。

・今年は東京芝1800ｍで開催。
・準オープン組vs重賞組＋オープン特別組
・ハンデは効く！たぶん。

 

netkeibaの予想オッズで1番人気になっているのはカニキュル。いや、こんなに人気になるかどうかわからんが、とりあえず見てみよう。社台・白老F生産のエピファネイア産駒。美浦・菊沢厩舎。鞍上は戸崎。4歳の牝馬で現在の戦績は【3.2.1.2】。一応昨春にフローラS3着の実績はあるが・・・まだ2勝クラスを勝ったばかりの身。確かにその前走はほぼ持ったままで3馬身差と強い競馬だったが、開幕2週目の超高速馬場でね。展開や枠や馬場が向いた感は否めないし、少頭数で相手が弱かった疑惑有り。あと行きっぷりが抜群に良かったので絶好調だった可能性も有り（行きっぷりが良すぎてやや掛かり気味だった）。一見、東京マイルで1：33.0も上々の時計に見えるが、この日の3歳未勝利戦の時計が1：33.3。そこまで強調出来る時計じゃないんだよね。しかし東京1800の持ち時計は1：45.3と今回のメンバーでは1位タイだし、東京得意な瞬発力型だし、何と言っても52kgだからね。まあ有力っちゃ有力だが、過剰人気必至。そこそこ付くなら考えるが人気になるなら斬鉄剣。

セキトバイーストは新ひだか町・タイヘイ牧場生産のデクラレーションオブウォー産駒。栗東・四位厩舎。鞍上は浜中。一つ下の弟にジョバンニがいる血統。これまでの戦績は【3.4.1.5】。昨年はチューリップ賞2着、ローズＳ3着とトライアルで好走した馬。3走前の中山牝馬Ｓ、2走前の福島牝馬Ｓは惨敗したものの、前走の都大路Ｓを3馬身差で圧勝！しかも速いペースを大外から先行しつつ、早仕掛けでの押し切り！と、相当強い内容だったんだよね。問題は、このレースが強すぎたという点。これまでの実績からも・・・この馬がムラ駆けタイプであると想像出来るわけだが、前走は走る時のパフォーマンスでね。連続して強い競馬が出来るかどうか。ハンデも55.5kgとラヴェルに次ぐ2位タイの重さ。調教見てからの判断になるが、人気になるならスカートめくりの予定。

カナテープはノーザンF生産のロードカナロア産駒。美浦・堀厩舎。鞍上はレーン・・・じゃなくて大野。当初はレーンの予定だったがこの男、53kgだと乗れないらしい。で、あれば人気落ちるかな。1年半ほど準オープンで足踏みした馬。これまで戦績は【4.3.3.5】と、ほとんど崩れたことがないのは評価するが、いつもワンチンコ足りずに勝ち味に遅いタイプ。前走の初音Ｓは東京1800で鋭い決め手を発揮したが、この時はキング姐さんのパーフェクト騎乗だったからねー。今回4ヶ月の休み明けだし、昇級戦で前走のようなレースが出来るかどうか？つか、大野騎乗だとそこまで人気にならない予感。穴としてなら一考。

 

最近、AIと現実の区別がつかない・・・これ、どっち？と思った貴方に大穴候補を挙げておこう。

 

まず挙げたいのはラヴァンダ！新冠・森永さん生産のシルバーステート産駒。栗東・中村厩舎。鞍上は岩田望来。これまでの戦績は【1.3.4.5】。オークスの時に◎を打った馬でね。この時は11着に惨敗したのだが、秋華賞では13番人気で4着に好走し、2走前の阪神牝馬Sでも馬群を切り裂いてゴール前強襲しての3着（ハナハナ差）。現4歳世代でもトップレベルの能力があるのは間違いないが、身分的にはまだ準オープンクラス。というわけで、GⅡ好走歴があるにもかかわらず54kg！これは正直かなり恵まれたと思う！あとは人気がどうなるかだが・・・激アツの一頭！

次に、盲点になりそうなウンブライル！ノーザンF生産のロードカナロア産駒。美浦・木村厩舎。鞍上は石川。全兄にマイルCSを勝ったステルヴィオがいる良血。自身もNHKマイルC2着の実績はあり、古馬になってからも阪神牝馬Sでマスクトディーヴァと0.1秒差の2着がある実力馬。その後惨敗続き＆実績のない1800m戦で今回は大穴扱いになりそうだが・・・もともとムラ駆けタイプで走る時と走らない時の差が激しい馬。もちろん、距離延長は微妙だし、今回走るかどうかなんてわからんわけだが、ハマれば頭まである馬だし、GⅠ2着の実績があって54kgは恵まれたと思う！このくらいのオッズなら賭ける価値ありだ！ネックは出遅れ癖。

それから、これも大穴になりそうなフィールシンパシー！新ひだか町・岡田スタッド生産のベーカバド産駒。美浦・小島厩舎。鞍上は横山琉。6歳の牝馬であるが、これまでの戦績は【4.4.2.15】。重賞での好走はターコイズＳ2着、福島牝馬Ｓ2着・3着。ＧⅢならいつ勝ってもおかしくない馬である。ただ、好走は中山や福島に集中しており、東京はどうなの？という不安は当然ある。しかし昨年の府中牝馬Ｓでは6着とそこそこ好走しているし、準オープンを卒業する時は東京マイルで1：31.9の時計をマークしているんだよね。つまり、最近はあまり東京を使ってないだけで、苦手と決めつけるのは早漏。斤量の54kgも恵まれたと思う！これまた穴チクビの一頭だ！

他、人気になりそうではあるが、タガノエルピーダ。前走の阪神牝馬Ｓは結果7着であったが、直線で二度前が詰まる不利があったからね。度外視していい。それからヴィクトリアマイル取り消し明け＋55.5kgではあるが、ディーの追い込みがハマればぶっ飛んできそうなミアネーロ。あと52kgが不気味なエリカヴィータ。

 

というわけで、

揃いも揃って人気馬が怪しいレース！

なんか大穴決着になりそうな気がする～～～！

最終予想をどうするかわからんが、

とりあえず楽しみですな～

 

 

【浅次郎のひとりごと】

→【府中牝馬S】マイケル・ディー　ミアネーロで“有終の美”飾る「間違いなく馬は良くなっている」

今週で最後か。穴タイプの外人は大歓迎！来年も股来い！

 

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