【朝日杯FS2024データ分析】京都芝1600mで行われる朝日杯フューチュリティS2024!今年はミュージアムマイル、アルテヴェローチェが人気だが当然大穴狙い!今年は京都開催だがデータ的には?枠順・騎手・脚質・血統・前走ローテ・上がり最速は?穴馬候補はタイセイカレント、トータルクラリティ、ランスオブカオス!
さて!
今週は2歳牡馬のマイル王決定戦!
朝日杯フューチュリティS!
■朝日杯FS2024予想オッズ
※netkeibaより抜粋
フルゲートは18頭。登録は19頭だが、
ショウナンザナドゥは先週の阪神JFに出走したんでね。
(コッチに出れば勝ち負けだったんじゃね?)
とりあえず全頭出走可能。
で、その内8頭が1勝あるいは重賞連対なしの馬。
これ阪神JFよりレベル低いんじゃね?
まあ上位の馬はその限りではないが、
全体的なレベルは低いと言って良さそう。
そんな中、
予想オッズ段階での1番人気はミュージアムマイル。
2番人気はアルテヴェローチェ。
3番人気はアルレッキーノとなっておるな。
ふーん。
なるほどね。
しかしこれはさすがにアルテヴェローチェが1番人気じゃないかなー。
とりあえずデータ見てみよう。
※今年は京都芝1600mでの開催。
■人気別成績
うげーーー!なんだこれ?1番人気が猛烈に強いな!過去10年で5勝!複勝率は9割!最低でも押さえが必要ってわけか。2番人気がこれまた強く、基本的に本命党向けのレースやね。ただ、全く荒れないわけではなく、過去10年でも6~7番人気の馬が2勝しているし、二桁人気の大穴も4頭馬券に絡んでいる。2~3着のヒモ荒れはそこそこ期待出来るレースだ。
荒れる確率は・・・25%
しかし今年は・・・これは大物!って感じの馬がいないんだよねー。なんか荒れる気がしているのは私だけ???いやいや、阪神JFも結局荒れたし!今週も荒れるかもよー!
■馬体重別成績
馬体重は最低440kg。出来れば460kgは欲しいところ。馬体の増減は少ない方がいいが、ごチラかと言えば馬体増が優勢。
■枠番別成績
今年はロングラン開催の京都で行われるため・・・参考外。
■騎手成績
関西の騎手が強い。川田・ミルコ・武豊注意。
■種牡馬成績
これも参考まで。
■間隔別成績
休み明けでもOK。理想はゆったりしたローテの1~2ヶ月間隔。詳しく下で見てみよう。
■前走成績
注目ローテは・・・デイリー杯2歳S(8頭)、サウジアラビアRC(6頭)、京王杯2歳S(4頭)。他、オープン特別が3頭、新馬戦が3頭。1勝クラスが2頭、未勝利が2頭。基本は上記3重賞だが、それ以外のローテの馬が割って入ってくるので注意。前走着順はどのローテであれ1着。デイリー杯とサウジアラビアRCのみ2着でもOK。例外は3頭のみだがいずれも大穴。
【激アツローテ馬】
・アルテヴェローチェ(サウジアラビアRC1着)
・タイセイカレント(サウジアラビアRC2着)
・ドラゴンブースト(デイリー杯2歳S2着)
・パンジャタワー(京王杯2歳1着)
・ミュージアムマイル(黄菊賞1着)
今年はサウジアラビアRCが7頭立て、デイリー杯2歳Sも7頭立て・・・と少頭数。京王杯2歳Sは14頭立てと頭数揃ってたんだよね。しかしレベル低いと思われてるのかパンジャタワーの評価低そう。デイリー杯組も勝ち馬のランフォーヴァウが阪神JFで結果出せなかったからか・・・評価落ちそう。
■1番人気の前走成績
1番人気は・・・デイリー杯2歳SかサウジアラビアRCの1着馬。圏外にトンでいるのはファンタジーSからの臨戦だった牝馬のミスエルテのみ。
■脚質別成績
今回コースが変わるので参考まで。ちなみに、京都は今週からDコースだよん。
■位置取り・上がり3F
これも参考まで。一番参考にしたいのは先週の阪神JF。レース回顧見ておいてね。
■1番人気の位置取り・上がり3F
これも参考まで。
■上がり最速候補
上がり最速候補は・・・
・アドマイヤズーム
・タイセイカレント
・ニタモノドウシ
・パンジャタワー
・ミュージアムマイル
・ランスオブカオス
■重馬場適性
週末の天気怪しいので重馬場適性も見ておこう。と言っても・・・ほとんどが道悪の経験なくよく分からんけどね。※【カッコ】内の数字は重馬場以上+馬場指数6以上の馬場での成績
【重馬場が得意そうな馬】
・エイシンワンド【1.0.0.0】
・クラスペディア【0.1.0.0】
・ダイシンラー【1.0.0.0】
・ヒラボクカレラ【1.0.0.0】
■厩舎・生産者・血統
関西馬が圧倒的に強い。関東馬は過去10年でわずか6頭しか馬券になっていない。当然の如く社台系が強いが、ここ2年連続で馬券になっている下河辺牧場。それからケイアイFにも注意。先週の阪神JFで1着だったアルマヴェローチェはハービンジャー×ダイワメジャー。2着のビップデイジーはサトノダイヤモンド×キングカメハメハ。3着のテリオスララはシスキン×マンハッタンカフェ。血統のイメージはキレというより・・・パワー&スタミナ寄り。
■データケツ論。
・今年は京都(パワー&スタミナ)
・前哨戦の3重賞組
・関西馬、社台系
ミュージアムマイルはノーザンF生産のリオンディーズ産駒。栗東・高柳厩舎。鞍上はクリスチャン。母のミュージアムヒルは3勝馬。遡るとキングストレイルなどがいてそこそこ活躍馬が出ている母系。8月中京マイルの新馬戦は大きく出遅れて後方から+前残りの中、外から一頭だけ追い込んで3着。続く10月京都1800の未勝利戦はスタートを決め、馬群の中で流れに乗り、直線鋭い脚を繰り出して快勝。そして前走は京都芝2000の黄菊賞。中団後方に控えて脚を溜め、3~4コーナーから仕掛けて行って3馬身差の圧勝。距離を伸ばす毎に強い競馬をしている印象だし、陣営もクラシックを考えてレース選択してる風なんだが・・・何故にココ?ホープフルSじゃねえの?穿った見方をすると・・・ホープフルSには同馬主サンデーレーシングの大本命クロワデュノールが出走予定なんでね。まあ、いわゆるノーザンFの使い分けかな?いや、使い分けは別に悪くないが、ミュージアムマイルは血統的にも距離があった方がいいと思うなー。まあ、枠順と調教見てからだねー。
アルテヴェローチェはノーザンF生産のモーリス産駒。栗東・須貝厩舎。鞍上は武豊。馬主の大野さんは先週の阪神JFをアルマヴェローチェで勝っており、個人馬主による2週連続GⅠ制覇の偉業に挑むことになるね。しかし馬名が1文字違いで紛らわしいな~。血統を見ると・・・叔母にクルミナル(桜花賞2着)、叔父にセレシオン、いとこにククナなど活躍馬多数の活気ある牝系。デビューは7月の札幌1500m戦。センス良く好位の外に付け、ジワッと上昇して4角先頭。外からヒシアマン(京王杯2歳S4着)が迫って来たがこれを半馬身押さえて快勝。で、問題が前走のサウジアラビアRC。勝ちタイムやゴール前の映像だけ見れば相当強いと言わざるを得ないのだが、実は前半・・・行きたがって掛かってたんだよね。
しかもこのレースはテン34.0とかなり速いペースだったわけだが、これでも行きたがるくらい前進気勢が強いってこと。しかしこの後はなんとか我慢させて後方まで下げ、直線は外に出して見事な差し切り勝ち。瞬発力ハンパねえ&佐々木の剛腕が炸裂したわけだが、今回の鞍上は武豊。新馬戦は武豊の手綱で折り合いついてたんでね。今回は大丈夫っしょ!という見方も出来ると思うが、そう単純な問題じゃないと思ったり思わなかったりするわけよ。まあ、ポテンシャルは最上位だろうから簡単には斬れる馬ではないが、意外と怪しい気がする。
アルレッキーノはノーザンF生産のブリックスアンドモルタル産駒。美浦・国枝厩舎。鞍上はルメール。母はオークス2着のチェッキーノ。姉に今年の牝馬2冠チェルヴィニアがいる超良血。6月東京の新馬戦は完敗ではあったが、負けた相手がクロワデュノールで言い訳はつく。続く未勝利戦を7馬身差で圧勝したんだが・・・問題が前走のサウジアラビアRC(再)。圧倒的1番人気に支持されたんだが・・・まさかの5着(7頭立て)。直線に向いた時はこれ圧勝するんじゃないかという手応えだったのだが、入れる寸前にヘニャッた感じで(笑)ハイペースで先行した前の2頭すら交わせなかったんだよね。控えたのが仇になった?ハイペースで脚が溜らなかった?あるいは調子の問題?敗因はハッキリしないが、今回過剰人気になるのは間違いナシ。チクビを吸うだけ吸ってヘニャッてくれるのを期待したい。
ミポリン(涙)・・・と思った貴方に穴馬候補を挙げておこう。
まず、そこそこ人気になるとは思うがタイセイカレント。ノーザンF生産のモーリス産駒。栗東・矢作厩舎。鞍上は坂井。ガリレオ産駒の母は未出走だが、祖母は欧州でGⅢを3勝してる活躍馬。姉にダート地方重賞戦線で活躍しているキャリックアリードがいる血統。サドラーズウェルズのクロスがありパワー満点の血統だ!9月の中京1600新馬戦は気合を付けてハナに行き、スローに落として瞬発力勝負。直線突き放してラクラクの楽勝。で、続くサウジアラビアRCが問題(笑)。結果だけ見るとアルテヴェローチェに1馬身差完敗の2着だったわけだが、実はスタートで大きく出遅れちゃったんだよね。いや、出遅れ自体はほんの少しだったんだが、その後、隣の馬にタックル食らって大きく後退しちゃったのである。そのビハインドは約3馬身。
レース自体ハイペースではあったが、前に行った2頭が3~4着に残る開幕高速馬場。これを・・・アルテヴェローチェを上回る34.3を繰り出して2着まで来たのである。これ、素質はアルテヴェローチェと互角以上じゃね?オッズ次第だが・・・頭からパンツを被りたい一頭。
次に、これもそこそこ人気になるとは思うがトータルクラリティ。ノーザンF生産のバゴ産駒。栗東・池添厩舎。鞍上は北村友。母系は地味で近親には目立った活躍馬はいない。祖母のスルーレートがフラワーCで2着しているくらいか。そして父はバゴ・・・と来れば更に地味な印象を持つわけだが、この馬・・・もしかしたらバゴ最後の大物かもしれん。現時点で2戦2勝。新馬戦は6月京都のマイル戦。スローの流れで折り合いに苦労しながらもなんとか我慢し、直線開放すると素晴らしい瞬発力を発揮して快勝。そして続く新潟2歳Sがビックリだった。好スタートから控えて中団の外。折り合い面は格段に進歩し、掛かることなく徐々に上昇。大外を回しつつ前との差を詰め、軽く仕掛けるとあっという間に先頭!ただ、加速すると同時に内に大きくヨレちゃってね。これを立て直す間に、外からコートアリシアン(阪神JF6着)が飛んできたのである。一旦完全に前に出られてしまったのだが「毎度おさわがせしました!」という感じでサクッと差し返したんだよね。これはまだ底を見せてない感じアリアリ。頭からストッキングを被りたい一頭だ。
それから、まさかの大穴にランスオブカオス。新ひだか町・フジワラファーム生産のシルバーステート産駒。栗東・奥村厩舎。鞍上は吉村誠之助。血統的にも目立たないし、今回中1週だし、屋根はGⅠ初騎乗のルーキーだし、前走新馬戦は1400m戦だし、時計も目立たないし、こんなん映像見る必要なし!即切り!という方が多いと思う。しかしこれレース見ると「お?」と思っちゃったわけよ。スタートが遅く派手に出遅れて後方。レースはスローの前残りだったんだが、これを大外ブン回しで上がりダントツ!11.7-11.6-11.1という加速ラップをラクラク差し切ってしまったのである。小学校の運動会に一頭だけ中学生が混じっていたようなレースぶりでね。もちろん今回の舞台・このメンバーでやれるかどうかはわからんが、未知の魅力たっぷりの馬だと思う。
他、このくらいの人気なら狙い目となりそうな京王杯2歳S勝ち馬のパンジャタワー。前走は文句なしの勝ちっぷりだったと思うが距離延長が嫌われそうだねえ。それから最低人気クラスの超爆穴となりそうなクラスペディア。京王杯2歳Sでは引っ掛かりながら先行してしまい、惨敗するかと思いきや最後に盛り返しての5着。敗因は折り合いを欠いたことであり、折り合い付けば一発あるかもよ?他、川田騎乗で人気になりそうだが、前走未勝利で好時計圧勝のアドマイヤズーム。盲点になりそうなニタモノドウシも気になるがムーア騎乗で人気になるかな。
というわけで、
データ的には堅いレースであるが、
今年は本命馬不在の大混戦!
荒れる!と信じて予想をして行きたい!
調教チェック、最終予想お楽しみに!
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