【ドバイワールドカップ2015回顧】今年のドバイワールドカップデーには、日本から7頭の馬が果敢に挑戦したが・・・ドバイWC、ドバイSC、UAEダービー、いずれでも優勝することは出来なかった。好走した馬も惨敗した馬もいるが・・・振り返ってみよう。
くーーーっ
悔しいっ!
しかし、これが世界の壁か・・・。
日本最強のダート馬、ホッコータルマエがこの結果だもんなあ。
まずドバイワールドカップを振り返ってみよう。
■ドバイワールドカップ2015回顧
2番がホッコータルマエ、
8番がエピファネイア。
勝ったプリンスビショップが1番、
2着のカリフォリニアクロームが9番である。
レースを引っ張るのは、
予想通りホッコータルマエ。
果敢にハナを切って馬群を引っ張る。
おおお!いいぞ!
後は自分の競馬をするのみ!
米2冠馬、一番人気のカリフォルニアクロームは好位の大外。ドバイワールドカップの今後を占うだけに(今年からダートに変わった)・・・負けるわけにはゆかぬ!と積極的な先行策。
その直後にエピファネイア。
カリフォルニアクロームを見る絶好の位置。
おおお。ええやん!
折り合いは?
ちょっと行きたがってるか?
いや、そんなことはない(ように見える)!
よしよしよし!
いいぞ。いいぞ。
一方プリンスビショップは行き脚が付かずにポツンと最後方。1~2コーナーではムチが入る始末で押しても押しても動かないゴールドシップみたい(笑)。
↑ムチが入る最後方プリンスビショップ(笑)。
しかし、この馬・・・向こう正面で馬群に取り付くと・・・外々から虎視眈々。ここから勝つんだから、展開がハマったとか、上手く乗ったとか、そういう次元を超越してるわ・・・この日はプリンスビショップの日だったってことだろう。
3コーナーからペースが上がり、
手応えが無くなる馬が続出。
次々と馬が脱落して行く。
エピファネイア(赤い帽子)もズルズルと後退して彼方へ・・・あれれ。もう終わりかーい!
しかし、こうやって馬が脱落して行くシーンは日本じゃ見られんなあ。
ホッコータルマエも早々に手応えが怪しくなり・・・
直線出口まで先頭を死守するも、
最内がホッコータルマエ。夢見たのは残り400mまでだった・・・。ここからは「粘れーーーーっ!」と絶叫(ホッコータルマエの複勝を持っている笑)。
好位の外で脚を溜めていたカリフォルニアクロームと、何故か手応え絶好のプリンスビショップ(笑)が、併せ馬の形でアッサリとホッコータルマエを交わして一騎打ち。
かと思ったら、
もう勢いが違い過ぎる感じでプリンスビショップが抜け出すと、あとは突き放す一方。
終わって見れば、
プリンスビショップの圧勝だった。
しかし、異次元の競馬だったなー。
ダートの2000mでこんなに差が付くもんか?
実力が違うのか、馬場のせいなのか、体調のせいなのかは分からんが・・・
世界のダート界とはこんなに差があるもんなのか?
しかし、プリンスビショップは伏兵扱いの7番人気(単勝15倍)なのに、ハチャメチャに強かった・・・(アフリカンストーリーじゃなく、こっちだったかーーー!)。
1着 プリンスビショップ
2着 カリフォルニアクローム
3着 リー
4着 キャンディボーイ
5着 ホッコータルマエ
6着 アフリカンストーリー
7着 ロングリバー
8着 サイドグランス
9着 エピファネイア
馬券はもちろん全て撃沈(涙)。
せめてホッコータルマエが3着に残ってくれればと必死で応援したが(ホッコータルマエが3着だと・・・トリプルの複勝も的中だったのにィィィ)・・・ビールの泡とピーナッツの皮を残し、しばらく暗闇を見つめつつ放心。
いや、よく頑張ったよ。
チャレンジしないと絶対勝てないからな。
来年は・・・
陣営の敗戦の弁はこちら。
→ドバイWCコメント、エピファネイアC.スミヨン騎手「ダートが合わなかった」
■ドバイシーマクラシック2015回顧
6番がワンアンドオンリー。
9番がハープスター。
2番がドルニヤ。
4番がフリントシャー。
五分のスタート。
ジャストザジャッジが引っ張る流れで、
2番手にドルニヤ。
ワンアンドオンリー、フリントシャーが続き、
その後ろにハープスター。
よしよしよし。いいんじゃないの!
と思ったのも束の間。
向こう正面に入ってから・・・
ワンアンドオンリー引っ掛かってね?
行きたがるのを何とかC.デムーロが押さえてるみたいだが・・・
こりゃもうアカンか?
あ、折り合いついたかな?
レースは淡々と流れてダンゴ。
2番手追走がワンアンドオンリー。ハープスターは中団後ろ。
ハープスターの手応えがよく、
こりゃ来たか!
と思ったが追い出してから全く伸びず・・・。
逆に、
直線入り口では
すでに一杯一杯に見えたワンアンドオンリーだが、
粘りに粘って残り200mからもう一伸び。
3着に入線してみせた。
(複勝が的中)
勝ったのは好位のインで脚を溜めてたドルニヤ(単勝7.0倍)。
直線に向くと馬なりのまま先頭に立ち、残り300mまで待ってからスパート。直後にいたフリントシャーも懸命に追ったが・・・その差は最後まで縮まらなかった。
1着 ドルニヤ
2着 フリントシャー
3着 ワンアンドオンリー
4着 デザインズオンローム
5着 シェイクザーイドロード
6着 ジャストザジャッジ
7着 メインシークエンス
8着 ハープスター
9着 トゥルーストーリー
馬券はワンアンドオンリーの複勝(4.2倍)が的中。このレースだけで見ればプラスだが、ドバイWCの馬券が全滅だけんなあ・・・。
しかし、ハープスターはどうしたのだろう。
京都記念の惨敗といい、今回の敗戦といい、ちょっと不可解である。あの位置から凱旋門賞で使った脚を繰り出せれば、勝てないまでも上位には入れたはずである。調子が悪かっただけかもしれんが、もしかしてピークを過ぎてるのかもしれん。
ワンアンドオンリーは是非また海外に行って欲しいな。あれだけ引っ掛かって3着に粘るあたりまだまだ先がありそうだし、海外への対応力ありそうだわ。。。ジャスタウェイだって快進撃が始まったのは4歳秋だもんね。
え?キングジョージ行くんか?
そりゃ楽しみだ!
陣営の敗戦の弁はこちら。
→ドバイSCコメント、ハープスター松田博資調教師「牝馬だけに難しいのかな」
■UAEダービー2015回顧
6番がタップザット。
7番がゴールデンバローズ。
10番がディアドムス
UAEダービーは3歳限定。
日本や欧州のダービーとはちょっと違うんだろうけど(GⅡ扱い)、現時点で3歳ダート王を決めるレースであるのだろう。
レースはタップザットとゴールデンバローズが牽制しながら引っ張る流れ。
と、共倒れになるなよー!
と思いつつ観戦。
このレース単体では馬券を買ってないが、トリプルで日本馬に賭けてるため・・・どの馬でもいいけん3着以内に入って欲しい!と思っていたのだ。
レースはムブタヒージュが圧勝。
圧勝ってか大差勝ち?
こいつ怪物じゃね?
最後の100mはもう全く追ってないのにこの差。
世界は広いわー。
1着 ムブタヒージュ
2着 マフトゥール
3着 ゴールデンバローズ
4着 モター
5着 タップザット
6着 サーフィーバー
7着 フェイスフルクリーク
8着 ディアドムス
9着 マイジョニービーグッド
10着 アルナジェムアルファイズ
ゴールデンバローズが、粘りに粘って3着確保。
しかし、JRAの3歳ダート戦線はショボイけんな。中央の重賞なんてユニコーンSくらいしかないし、どんなに強くても秋まで出るレースないもん。今回は全く歯が立たなかったけど、ナイスチャレンジだったと思う。来年もUAEダービーに出走する馬がいるといいね!
さて、
というわけで、
今年のワールドカップDAYも終わり。
結果は残念だったし、
馬券が外れたのも悔しいが、
この1ヶ月ほどずっと楽しめたので、
良かったと思う。
やはり、競馬は、
あーでもない、こーでもない、頑張れよー、いくら賭けようか、勝ったら祝杯だ!と考えてる時間が至福なのであって、その時間を楽しむためにやっているのだと思う。
お金が欲しいだけなら、
競馬じゃなくてもいいもんなあ。
しかし世界は甘くないわー!
また来年のチャレンジに期待するとしよう。