
【エルムS2025データ分析】札幌ダート1700mで行われる別定GⅢエルムS!今年はロードクロンヌ、ドゥラエレーデ、ウィリアムバローズが人気になりそうだが、大穴狙いで逝く!データ分析では、1枠全滅?脚質は?馬体重・年齢・斤量・騎手・血統・前走ローテ・上がり最速は?穴馬候補はテーオードレフォン、ペリエール、マテンロウスカイ!
札幌では別定GⅢのエルムSが行われるわけだが、
こりゃ堅いかな??
■エルムS2025予想オッズ
※netkeibaより抜粋
ってあれ?
1番人気予想はロードクロンヌ?
いやさすがにドゥラエレーデじゃね?
あるいはウィリアムバローズだと思うけど・・・
まあ、両馬ともココが目標じゃないし、
ベストの舞台ってわけでもないし、
斤量も背負うけどさ。
このメンバーなら明らかに実績上位じゃね?
ああ・・・なるほど。
ロードクロンヌは札幌適正【2.0.0.0】を評価されてるのか。
あ、いや、違うな。
前走は直線で前が壁になって外に出すロスがあったんだこの馬。
直線に向いたところで外から被せられてこのポジション。前にいる青い帽子の7番アウトレンジが勝ち馬なんでね。これについて行けばよかったんだが、外の13番と15番をやり過ごしてから外に出したんだよね。結果ゴール前猛追するも2着まで。
これは実際に強い競馬だったと思うし、
浅次郎メモにも「直線外に出すロス。強い内容での2着。次走注意」と書いてたわけだが・・・
こういうロス馬や不利馬を見つけた時の対応は大きく二つ!
・人気馬なら軽視するべし。
・穴馬なら狙うべし。
今どきは誰でも過去のレース動画をチェック出来るのであり、
評論家や専門家も度々アピールするからね。
こういう馬は過剰人気になりがち。
しかし、まれに気づかれなかったり、
気づかれたとしても実績や鞍上で拒否されて人気にならないことがあるからね。
こういう時は買い。
今回のロードクロンヌは前者に当たるわけでね。
こりゃもう、サクッと・・・
斬鉄剣かな。
ハゲニイとは相性悪いし~
まあ、枠と調教見てからの判断になるけどね。
さて、データ見てみよう!
■人気別成績
1番人気は今ひとつだが、2番人気と4番人気が強く、人気馬の強さは標準的。6~7番人気くらいの小穴~中穴は期待出来るし、大穴もちょいちょい来てるね。
荒れる確率は30%!
これだけあれば十分じゃあ!
■年齢別成績
4~5歳が強い。7歳以上は割り引き。
■斤量別成績
一昨年から斤量改定が入ってるので注意が必要なわけだが、58kgで勝ってるのは去年のペイシャエス。この58kgは+1kgの58kgなのであり、つまり+2kgの58kgは来ても2~3着まで・・・というデータ。で、57kgはココ2年のデータを引くと【1.2.2.?】。勝ち馬の多くは56kgであり(今年で言うところの57kg)、結論を言えば、
斤量は結構効く。
と言っていいだろう。なるほど59kgのウィリアムバローズは確かに怪しい人気馬かもしれんね。
■馬体重別成績
馬体重の最低ラインは460kg。馬体の増減は・・・互角か。
■枠番別成績
1枠は全滅!かといって外枠が良いわけではなく、3~6枠くらいの中枠が吉。
■騎手成績
横山和注意報(ペイシャエス)!岩田康、武豊(ジャスティンアース)も注意!
■種牡馬成績
普通にダート系。あとは芝の中距離系。
■間隔別成績
休み明けでも問題なし。4週(中3週)の成績が抜けていいわけだが、これは多くがマリーンS!下で詳しく見てみよう。
■前走成績
注目ローテは・・・マリーンS(13頭)、平安S(4頭)。あとは大沼S、マーキュリーC、プロキオンSなど。準オープンからは2頭のみで劣勢。前走距離は1700~2000m。構図としては函館組(マリーンS・大沼S)vsGⅢ組。もっとも馬券に絡むマリーンSは好走条件。ほとんどが3着以内だ。平安Sは着順不問。他のローテも好走条件。惨敗からの巻き返しはほとんどない。
【激アツローテ馬】
・テーオードレフォン(マリーンS2着)
・ハビレ(マリーンS5着)
・ロードクロンヌ(平安S2着)
・ブライアンセンス(平安S9着)
・スレイマン(平安S11着)
・ペリエール(大沼S1着)
・ジャスティンアース(大沼S3着)
超激アツはテーオードレフォンだねぇ。去年の3着馬でもあり札幌適性は高いぞ!穴は平安S惨敗組?あとは大沼S組!
■1番人気の前走成績
ドゥラエレーデは昨年も休み明けの一戦で2着。当然今年も有力でしょうな。マリーンS好走組の1番人気もそこそこ信頼度高し。
■脚質別成績
先行馬が圧倒的・・・ただし、これには「3~4コーナーでポジションを上げた馬」が含まれるので実際は差し系も相当来るぞ。これは上がりデータを見ても分かる。上がり1~2位がかなり強く、上がり6位以下は壊滅的。詳しく下で見てみよう。
■位置取り・上がり3F
脚質パターンは・・・「先行→先行」「差し→差し」「差し→先行」。良馬場なら1分43~44秒台の決着。36秒前後の速い上がりになることが多い。35秒台の決着になることも。
穴馬の脚質は・・・何でも有り!
逃げ、先行、差し、追い込みなんでもオッケー。こうやって見ると結構荒れてるよね。
■1番人気の位置取り・上がり3F
どちらかと言えば、前に行く方が安心感あるか。
■上がり最速候補
上がり最速候補は、
・ハビレ
・ヴァルツァーシャル(1年4ヶ月振り)
・ブライアンセンス
・ジャスティンアース
・ロードクロンヌ
・ドゥラエレーデ
ドゥラエレーデは前でも後ろでも競馬出来る馬だが、3走前のGⅠチャンピオンズCでは上がり3位をマークして3着に食い込んでおり末脚能力はかなり高い。まあ今回は前で競馬しそうだけど。
■重馬場適性
今週の札幌は、水・木・金と雨模様。土曜は雨が降るかわからんが・・・ダートは道悪となる可能性あり。というわけで道悪適正も簡単に見ておこう。
【道悪ダートが得意そうな馬】
・ウィリアムバローズ【1.2.0.1】
・ショウナンライシン【1.1.0.0】
・ペリエール【0.0.2.0】
・ワールドタキオン【1.1.0.0】
ロードクロンヌはこの数字だけを見れば得意ぽいが、条件戦時代の成績であり、得意とは断言出来ない。逆に良馬場希望なのはテーオードレフォン、ドゥラエレーデ、ブライアンセンス、ペイシャエス。これは馬場によって予想が大きく変わって来そうだねー。
■厩舎・生産者・血統
関西馬がやや優勢。社台系弱し!個人零細牧場でも全然オッケー!血統的にはストームキャット系(ヘニーヒューズ、ドレフォンなど)、ミスプロ系。あとはサンデーのダート系・芝中距離系に注意。
■データケツ論。
・函館OP組vsGⅢ実績組
・脚質は何でも有り!
・今週は雨?馬場注意!
ロードクロンヌは新ひだか町・ケイアイF生産のリオンディーズ産駒。栗東・四位厩舎。鞍上は藤岡佑。4歳の牡馬。これまでの戦績は【4.1.2.4】だが、ダートに限れば【4.1.1.0】と全て馬券内。相当の能力馬であるのは間違いないわけだが、2走前のマーチSでは今回同レースに出走するブライアンセンス、マテンロウスカイに負けてるんだよね。しかもこの3頭の中では一番斤量が軽かったんでね。これは力負けと言っていいのではないか。そして前走の平安Sは確かに直線ロスのある競馬であったが、スムーズだったら勝ててたか?と言えばそれは分からんし、展開的に恵まれた感もある。まあもちろん有力な一頭であるが、このメンバーで1番人気となるならスカートめくり案件かなと思う。
ドゥラエレーデはノーザンF生産のドゥラメンテ産駒。栗東・池添厩舎。鞍上は松山。2歳芝GⅠのホープフルSを勝っている馬だが、その後の戦績を見ればやはりダート馬だろう。GⅠチャンピオンズCは2年連続で3着。去年の当レース2着馬であり、実績は抜けてる。前でも後ろでも競馬出来るのは強みだし、鞍上の松山も強力。問題は、5ヶ月振りの休み明けでここが目標ではない点、2~3着タイプである点、道悪は微妙な点・・・ですな。
ウィリアムバローズは日高・中原牧場生産のミッキーアイル産駒。栗東・上村厩舎。鞍上は坂井から横山武にスイッチ。7歳の牡馬。これまでの戦績は【8.6.1.7】。ダートに限れば【8.5.1.4】。重賞はGⅡを2勝。圏外に敗れたのはほとんどがGⅠで安定感はピカイチ。実績的にはドゥラエレーデとともに最上位。問題は、この馬も休み明けで目標がここでは無い点。そしてなにより・・・ハンデが59kgである点。道悪は大歓迎の口。
これはチラケンでもいいか・・・と思った貴方に穴馬候補を挙げておこう!
まずはテーオードレフォン。日高町・WingFarm生産のドレフォン産駒。栗東・梅田厩舎。鞍上は丸山。兄にGⅠ9勝のエスポワールシチーがいる良血。6歳の牡馬。これまでの実績は【6.3.2.14】。オープン特別を2勝しており、昨年のエルムSでは10番人気で3着に激走。この時はマリーンS3着からの臨戦だったが、今年はマリーンS2着からのローテ!さらに58kgのトップハンデを背負っていたからね(勝ったピュアキアンは56kg)。去年より期待が持てる臨戦と言っていいだろう!陣営もココを狙って来てる感アリアリで激アツの狙い目だ!問題は週末の天気。稍重位までなら問題なさそうだが、道悪になるのはあまり歓迎しない。真ん中位の枠が欲しいね。
次に、ペリエール。新ひだか町・チャンピオンズF生産のヘニーヒューズ産駒。美浦・黒岩厩舎。鞍上は佐々木。5歳の牡馬。これまでの戦績は【5.1.4.5】。3歳時に東京マイルのユニコーンS勝ちがあり、武蔵野S3着やオアシスS2着など好走の多くも東京マイル。軽い馬場が得意なワンターン専門のマイラーだと思っていたが、前走では函館ダ1700の大沼Sを快勝。このレースは向こう正面でペプチドソレイユが一気のマクリで先頭に立つ非常にタフなレースでね。これを2番手追走から直線突き放して2馬身半差の圧勝。58kgを背負って1:43.3(稍重)と時計も速く文句なしの内容。この馬、東京マイラーではなく、中距離ミドラーなのかも。鞍上の剛腕佐々木もピッタリな印象で積極的な競馬を期待したい。道悪も歓迎。
それから、ダート2戦目のマテンロウスカイ。ノーザンF生産のモーリス産駒。栗東・松永厩舎。鞍上は横典。せん馬の6歳。2024年にはGⅡ中山記念を勝ち、ドバイにも遠征(ドバイターフ15着)、秋には天皇賞秋で5着に善戦した実力馬であるが、前走のマーチSで青天霹靂のダート路線変更。そして59kgを背負いながらあわやの2着に激走したのである。この時は行きっぷり良く好位につけて流れに乗り、3コーナー手前から先頭に立って自らロンスパ戦に持ち込み、直線は追いすがるロードクロンヌを押さえ切って勝った!と思ったところに外からブライアンセンスの急襲に遭ったんだよね。しかし、このブライアンセンスとはハンデ1.5kg差、ロードクロンヌとも2kg差あったからね。相当強い競馬をしたのは間違いない!鞍上は典さんなのでナニをするか分からん怖さはあるが、まだ色々バレてないここは絶好の狙い目と見る!道悪適性は不明。
ほか、昨年のエルムS勝ち馬ペイシャエス!鞍上はこのレース鬼の横山和。実際に昨年ドゥラエレーデを負かしており、今年も普通に有力だろう。問題は今回休み明けで目標は先という点と道悪微妙な点。それから、展開ハマればだが鬼脚持ちのハビレ。しかし鞍上がキング姐さんなのでそこそこ人気になっちゃうかな?あとはスレイマン、ワールドタキオン、ブライアンセンスあたりも気になるところ。
というわけで、
調べてみると意外と荒れそうな気がして来たねw
しかし堅いと判断したらチラケンでもガチケンでもオッケーだ。
予想はちょっとどうするか分からんが、
とりあえず土曜日にupする予定!
お楽しみに!
【浅次郎のひとりごと】
→クロワデュノールが凱旋門賞挑戦へ向け本格始動 7日に栗東トレセンへ帰厩
おお、順調みたいやな!フランスで一回叩くのか。いいね。やっぱり現地で一回使った方がいいと思う。プランスドランジュ賞?フォア賞じゃないのか?ああ、3歳限定の前哨戦か。もちろんクロワデュノールの凱旋門賞チャレンジも楽しみだが、この馬が不在の菊花賞路線も楽しみだね~!
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