【愛チャンピオンS2024予想】アイルランド・レパーズタウン競馬場芝2000mで行われる愛チャンピオンステークス!今年はダービー3着のシンエンペラーが出走!というわけで馬券も発売されるわけだが、オーギュストロダンは買い?強いのはどの馬?海外の穴馬は・・・ルクセンブルク!ファクトゥールシュヴァル!コンティニュアス!
今週は魔の3日間開催だが、
土曜の夜には海外馬券発売もあるってんだから忙しい!
しかも日本人にとってはあまり馴染みのない・・・
愛チャンピオンS!
日本からはシンエンペラーが参戦!
発走は土曜の23:25!
これって・・・どんなレースなん?
■愛チャンピオンS2024予想オッズ
※netkeibaより抜粋
わかりやすく言うと・・・
日本の天皇賞秋みたいなレース。
で、凱旋門賞がジャパンカップ的な位置づけ。
凱旋門賞のステップレースとしては、
・GⅡニエル賞(3歳)
・GⅡヴェルメイユ賞(3歳以上牝馬)
・GⅡフォワ賞(4歳以上牡馬)
この3つが有名であり、日本馬が本番前に一回使う場合、
このいずれかを使うケースがほとんど。
何故なら、
本番と同コース・同距離で行われるから。
これは馬にとってもメリットは大きいし、
環境変化や輸送のリスクも大幅に減るよね。
だけんどもしかし!
愛チャンピオンSはアイルランドのレパーズタウン競馬場で行われるのであり、
凱旋門賞とは距離もコースも条件も違う。
GⅠ格で賞金も高く、
頭数もそこそこ集まりそうだし、
上の3つの前哨戦に比べると全くメンバーレベルが違うのである。
ニエル賞やフォワ賞みたいに簡単には行かない一戦。
シンエンペラーおまえやれんのか?
ブックメーカーのオッズ見てみよう。
■愛チャンピオンS2024ブックメーカーオッズ
※ウィリアムヒルより抜粋(→最新オッズはこちら)
netkeibaの予想オッズだとシンエンペラーは2番人気で3.1倍。
ブックメーカーのオッズを見ると5番人気で13.0倍。
相当オッズ乖離があるわけだが、
個人的には・・・
13.0倍でも買いにくい!買いにくいよ!
シンエンペラーは凱旋門賞馬ソットサスの全弟であり、
欧州の馬場が合う可能性は高い。
しかしそれは可能性の話であり、
実際に走ってみるまで分からんのである。
さらに言えば、
シンエンペラーは国内3歳トップクラスの馬ではあるが、
GⅠだとワンチンコ足りない馬でもある。
欧州のGⅠ馬が多数集まるこのメンバーでやれるのかどうか?
当然アウェイの不利・環境の不利もある。
ちなみに、シンエンペラーはフランスのシャンティイにある清水厩舎で調整しており、直前に飛行機輸送でアイルランドに向かうらしい(→【愛チャンピオンS】高まる注目度!シンエンペラーが凱旋門賞のパリロンシャンで追い切り)
それから、鞍上の坂井瑠星も不安材料。
いや、瑠星が下手とか早漏とか言ってるわけではなく、
レパーズタウン競馬場はかなり特殊なコース形態なのであり、
欧州の一流騎手に比べれば圧倒的に経験不足だろう。
ワンターンの2000m、向こう正面の距離は約800mとかなり長くほぼ平坦。直線距離は約400mで延々と上り坂。
それなのに・・・
13.0倍はちょっとオッズ辛い気がするねー。
最低でも20.0倍くらいは付いて欲しいところ。
そして1番人気はというと・・・
ディープインパクトが最後の最後に欧州に遺した至宝オーギュストロダン!
英愛ダービーやBCターフを含めGⅠ6勝。
欧州ディープインパクト系の礎になっていただきたい名馬であり、
日本でも馴染みが深いし、
鞍上は多分ムーアだし、
まあまず間違いなく人気になるだろう。
しかしこの馬ねー・・・
戦績が示す通り、ピンかパーかのタイプで。
それはペーかパー。
強い時は強いが負ける時は惨敗!という馬なんだよね。
まあ確率的に3回に1回くらいは負ける馬なんでね。
この人気ならもうペーの方に賭けるのもアリだ!
なので、
今回美味しくなるのは・・・
人気薄の海外馬!
これだ!
JRAだとオーギュストロダンとシンエンペラーがチクビを吸うだろうからね。
盲点となる海外の実力馬がオッズ的に美味しくなる!
というわけで、
ちょっとピンクチクビ探しの旅に行って来たんでね。
以下、参考にしていただけると幸いだ。
■愛チャンピオンS2024穴馬候補
まず、上記2頭以外で人気になりそうなのは、今年の愛ダービー馬ロスアンゼルス。斤量的に有利な3歳馬であり、現在の戦績は6戦5勝。負けたのは英ダービーの3着のみ。快勝した愛ダービーの映像を見ておこうか。エンジと青の勝負服に注目。
好位から早め抜け出しの王道競馬。直線途中ではアンビエンテフレンドリーに一度交わされてるのだが・・・ど根性で差し返し、最後は突き放して快勝。いや、これは強いっしょ・・・。
それから、次に人気になりそうなのが英国の3歳馬エコノミクス。現在の戦績は4戦3勝。GⅠ勝ちはないんだが、現在GⅡを連勝中。ちょっと前走のレースを見てみようか。黒っぽい藍色の勝負服に注目。
後方待機から直線大外一気!破壊力抜群の末脚で完勝!これ・・・強くね?
この2頭も相当強そうなんだが
他にも面白そうな馬がいるんだよねー!
というわけで、
穴馬候補を挙げておこう!
まず、一昨年の当レース勝ち馬ルクセンブルク!5歳牡馬で現在の戦績は【7.3.1.6】。これまでGⅠは4勝!何と言っても一昨年の当レース勝ち馬であり、昨年はオーギュストロダンの2着!つまり、コース適性はバッチリ!この馬・・・昨年の香港カップではロマンチックウォリアー、ヒシイグアスと大接戦を演じた2着だったので覚えてる方も多いと思う。その後、ドバイターフは惨敗だったが、英コロネーションCを勝ってGⅠ4勝目。前走のキングジョージは6着に惨敗したが、去年もこのレース4着からの巻き返しだったし、この秋はココが目標って感じのローテ。そうだな。去年の当レース見ておくか。オレンジとブルーの勝負服がオーギュストロダン。エンジと青がルクセンブルク。
内ラチ沿いを一杯に粘るルクセンブルクを・・・オーギュストロダンが好位のインから交わして1着。やっぱオーギュストロダン強いねー。しかし、ルクセンブルクの粘り腰も怖い!怖いぞー!ちなみに、有力どころで逃げそうなのはこの馬だけ。あとはペースメーカーが出走してくるかどうかだが、展開は向きそうな予感。
次に、超大穴となりそうなファクトゥールシュヴァル!5歳せん馬。これまでの戦績は【6.4.4.2】。これまでマイル戦を中心に使われていてね。GⅠでは好走するも2~3着まで・・・という成績が続いていたわけだが、距離を伸ばした今年のドバイターフで1着!この時の2着がナミュール、3着がダノンベルーガだったのでね。これも覚えてる方は多いと思う。改めてレース見てみよう!緑と赤の勝負服に注目。
中団の外に構えて流れに乗り・・・直線は大外から追い込んできたナミュールと壮絶な叩き合い!これをわずかに制してGⅠ初制覇!このレース振りを見るに・・・能力的にはナミュールと同レベル。そしてベスト距離はマイルじゃなくて1800mだったんじゃね?と思うわけだが・・・さらに距離延長で2000mとなると確かに微妙な感じはある。しかしそこが盲点になるわけでね。まあわかりやすく言うと「ナミュールがこのレースに出走する」と考えるといいと思う。超大穴馬として挙げておきたい。
それから、馬場が重くなった時に狙ってみたいのがコンティニュアス。4歳牡馬。この馬、なんとハーツクライ産駒なのである。詳しい経緯は知らんが、母が日本に輸入された後にハーツクライが種付けされ、海外の馬主に買われたんだろうね。母系は重厚な欧州血統で、重い馬場にはめっぽう強く、重馬場だった昨年の英セントレジャーを快勝。このレースは日本で言う所の菊花賞に当たるレースだが、現代ではあまり権威のあるレースではない(ダービー馬などが目指すレースではない)。しかしその後、稍重の凱旋門賞で5着に入線しているように実力は確か。そうだね。セントレジャーのレース見ておくか。紫と白の勝負服・・・は沢山いるので紫の帽子に注目。
なんだこれドンカスター競馬場の直線めっちゃ長えな。スタミナタイプなのは間違いないだろうけど・・・タフな馬場は相当得意っぽい。当日の馬場が悪くなるようなら一考。もう一頭、ドロドロの馬場になった時限定でロイヤルライムにも注意しておきたい。この馬、道悪は鬼らしい。
というわけで、
シンエンペラーにはガチで頑張って欲しいが、
今回ブックメーカーでの馬券はナシ・・・
なんだがまあ応援馬券だけ買っとくか。
あとはJRAで大穴狙って行こうと思う。
土曜は忙しいので予想を挙げるかどうか分からんが、
もしかしたらnoteの方に挙げるかも?
【浅次郎のひとりごと】
仮にシンエンペラーが愛チャンピオンSを圧勝するようなら・・・速攻で凱旋門賞の単勝を買う予定www。ちなみに、ブックメーカーの現在の凱旋門賞オッズはこうだ!
※ウィリアムヒルから抜粋(→詳細はこちら)
シンエンペラーのオッズは17.0倍。期待と不安が入り混じったオッズだが、愛チャンピオンSで好走すれば期待の方が大きくなるだろう。サクッと10倍くらいまで落ちそうな予感。血統的には凱旋門賞の方が合いそうだしねえ。しかし英ダービー馬でGⅠ3連勝中のシティオブトロイ、今なら11.0倍つくんだ・・・これは買っとくのはアリかもなあ。