高松宮記念2016回顧。ビッグアーサーが短距離王に!

【高松宮記念2016回顧】春のスプリント王に輝いたのは重賞未勝利、前走5着に敗れていたビッグアーサー!レコード1:06.7のおまけ付きで混戦を制してみせた。2着にはミッキーアイル。3着にアルビアーノが入り、人気順の決着。私の馬券はカスリもせず・・・ドモナラズ!

 

GⅠ初制覇!ビッグアーサー!

 

ビッグーアーサー高松宮記念2

 

ビッグアーサーは過剰人気になったなあ・・・うっしっし。

 

とほくそ笑んでいたのは、

 

何を隠そう私である(笑)。

 

いやね。まだ重賞すら勝ってないし、前走のシルクロードSも5着に負けてたし・・・素質を考えて4~5番人気なら分かるけど1番人気はないやろ!

 

と思っていたのである。

 

もちろん、私の見立てが間違っていたわけだが、

それにしてもビッグアーサーは強かった。

 

簡単に回顧する。

 

■高松宮記念2016結果、着順

高松宮記念2016結果、着順

高松宮記念2016払い戻し

netkeibaより抜粋

 

1番人気→2番人気→3番人気の決着で馬連890円。

 

私の馬券はカスリもせず(笑)。

 

ま、890円じゃね・・・・ドモナラズだわさ。

 

■高松宮記念2016映像

 

土曜から時計が速い・・・と思っていたが、日曜日もレコード連発の高速馬場。中京でこんなに時計が速くなるのはちょっと記憶にないなあ・・・。まるで京都の超高速馬場である。Aコース→Bコースってだけでこんなに速くなるのだろうか?うーむ。

 

レースは戦前の予想通り、ローレルベローチェとハクサンムーンとミッキーアイルのハナ争い。しかし、ローレルベローチェの鞍上中井は譲る気毛頭なし!という勢いで先頭に立つのを見ると、ミッキーアイルは早々に先頭争いを避けて3番手に控える。外からハクサンムーンが追いかけて2番手へ。300m地点の隊列はこんな感じ。

 

高松宮記念2016隊列

 

離れた4番手にビッグアーサー。しかし、この馬は前の3頭と違い・・・押して押してこの位置につけたわけではなく、馬なりのままこの位置。内の馬場が良かったのもあるかもしれんが、最も無理せずに絶好の位置に居たのがこの馬であった。

 

以下は団子。みな、追走に必死な感じ。

 

何故かと言えば、なんといってもローレルベローチェのペースが鬼であったのだ。なんとテンの3Fが32.7。高速馬場を考慮してもこれは速い!前も辛かったが後ろも辛かったと思う。

 

高松宮記念2016ラップタイム

 

そのままラップが緩むこと無く直線へ。早々にローレルベローチェとハクサンムーンの手応えが怪しくなると、脚をタメていたミッキーアイルが力強い足取りで先頭へ。

 

しかしその外から更に脚をタメていたビッグアーサーが

残り100mでミッキーアイルを交わして・・・

 

ビッグーアーサー高松宮記念3

 

突き放したところがゴール!

 

高松宮記念2016ゴール前

 

タイムは1:06.7。

中京1200のコースレコードであった。

 

3着には中団から脚を伸ばしたアルビアーノ。

頭差の4着に16番人気のアクティブミノル。

 

アクティブミノルの馬券を持ってた人は

 

悶絶

 

悶絶しただろうなー(笑)。

 

で、一つ問題提起しておく。

 

今回の高松宮記念はレコードのハイレベル決着であった!

という意見に私も大きな異論はない。

 

しかし、

 

超超ハイレベルであったのだろうか?

 

という疑問があるのだ。

 

疑問の根拠は同日に行われた500万条件のレースである。

 

4歳500万下高松宮記念同日

 

言うまでもなく500万条件というのは1勝馬が殆どレースである(もしくは降級した馬)。その500万条件でも1:07.3という好時計が出ているのだ(従来のレコードは1:08.0。ちなみに前日の1000万下でも1:07.4という時計が出ている)。高松宮記念が1:06.7なのでその差0.6秒。約3馬身差。

 

もちろん、競馬は競べ馬であり、タイムによってレースレベルが決まるわけではない。しかし、参考にはなる。何が言いたいかというと、今回のレースをあまり過剰評価しない方がいいのでは?ということだ。

 

なぜそんなことをわざわざ言うのかというと、

 

あとで、必ず、

 

「レコード決着の高松宮記念」と言われるからだ。

 

ビッグアーサーは強かったし、ミッキーアイルはあのペースで残ったわけだから負けて強しである。レコードタイムも評価していいと思う。しかし、実は500万条件でも好時計が出ているのであり・・・先々のレースを検討する場合に、あまりこのレースを過剰評価しない方がいいと思うのだ。

 

また、今回上位に来た馬というのは「高速馬場適正」が高い馬であり、「時計のかかる重い馬場」で走るとは限らないのである。

 

例えば、サマースプリントシリーズや重い中山で同じように走るのか?と言えば、そのまま信じない方がいいと思うのだ。特にケツ穴党の方は、こういうヒネクレタ考えた方を持っていた方がいい・・・かもしれん。

 

ちなみに高松宮記念過去10年の勝ちタイムがこんな感じ。

 

高松宮記念勝ちタイム過去10年

 

2008年の1:07.1が最速であるが(2010年以前は改修前)、他の年はだいたい1:08前後である。

 

これは能力云々ではなく、馬場差が大きいと思うのだ。

 

同じような疑問は私だけではなく、他のコラムでも散見される。

おいおい今週の中京の芝はどうなってんだ?超高速で決着した理由

 

しかし、ビッグーアーサーは、非サンデーの上、貴重なサクラバクシンオー後継。もちろん今度のスプリント界も盛り上げて欲しいが・・・種牡馬としての価値を落とさないようにして欲しいな。理想は今秋のスプリンターズSを勝って香港スプリントを勝って引退!みたいなね。

 

さて、

 

私の馬券はカスリもせんかったが、

(◎サクラゴスペルであった。笑)

 

懲りずにケツ馬券を買って行きたいと思う。

 

たまには、

 

逆悶絶したいもんだ。

 

 

ビッグーアーサー高松宮記念

 

【浅次郎のひとりごと】

競走馬なぜ撃たれた 新冠で死骸発見から1カ月 馬産地に不安

考えたくもないが・・・誰かが馬の殺害目的で撃ったのだろうか?だとしたらそいつは競馬関係者だろうか?それとも何の知識もない悪漢だろうか?関係者であるとは考えづらい(見つかった時のリスクが半端ない)ので、何も知らないヤツの仕業だろうか・・・?しかし、馬の体内から銃弾が見つからないってどういうことだ?金田一の事件簿か?何でもいいから全力を挙げて解決して欲しい。