有馬記念2022レース回顧!イクイノックス伝説の始まりか!

【有馬記念2022レース回顧】中山芝2500mで行われたグランプリGⅠ有馬記念!勝ったのは1番人気のイクイノックス!2着にはボルドグフーシュ!3着にはジェラルディーナが入線し、比較的平穏な決着となった。2023年はイクイノックス時代となる?2番人気タイトルホルダーの敗因は何だったのか?ヴェラアズールの敗因は?

 

イクイノックス、

伝説の始まりを圧勝で飾る!

 

 

いやー、イクイノックス強かったねー。

この舞台でこれだけ強い競馬が出来るとなると・・・

ちょっと弱点が見当たらない。

いや、むしろ軽い瞬発力勝負より

タフな持久力勝負の方が向いてるのかも。

 

簡単にレースを回顧しよう。

 

■有馬記念2022レース結果

単勝230円、馬連は1,320円、三連複は2,520円・・・常に万馬券を狙ってる穴党からすると難しい結果だったね。ただ、今回浅次郎の◎はボルドグフーシュだったのよ。狙いは良かっただけに・・・せめて馬連は押さえておくべきだったか。いや・・・イクイノックスとの馬連を買うなら一点とか二点とかにしないとダメだわな。押さえで取ってもトントンにしかならん。今回は三連系でヒモ荒れ爆裂を狙いに行ったのでしゃーなし!

 

■有馬記念2022レース映像

 

■有馬記念2022レース回顧

スタート!好スタートを切ったのはタイトルホルダー。大外のディープボンド。そして出遅れたのがジェラルディーナ、ボルドグフーシュ、アカイイト。ジェラルディーナの出遅れがクローズアップされているが、ボルドグフーシュも出遅れてるんだよね。しかし2頭ともよくココから来たね。

 

行ったのは想定通りタイトルホルダー。押して押して前へ。ただ・・・かなり押してるにも関わらずあまり差が開かない。

 

1周目の3~4コーナー。単騎ハナになると思われたが・・・外からブレークアップ、ディープボンドに突かれる形。イクイノックスは中団馬群の中。ボルドグフーシュは本当は中団に構えたかっただろうけど・・・意を決して後方のインで脚を溜める。ジェラルディーナは盛り返して後方の外目。アリストテレスはブリンカー付けて行きっぷりが良すぎたのか・・・掛かってしまった。

 

隊列が決まってからは淡々と進む。そして1コーナーの手前から向う正面に掛けて・・・タイトルホルダーはペースを落としにかかる。

 

 

この12.5-13.1-12.7のところですな。

これは和生の計画通りだったと思う。

 

しかし序盤1000mは1:01.2のペース。

これは今の馬場を考えると平均ペースだったか。

 

いつものタイトルホルダーなら、

前半ハイペースで行って後続の脚を削り、

中盤ペースを落として溜めを作り、

後半の持久力戦に持ち込む!

というのがオハコの作戦。

しかし今回は「前半ハイペースで後続の脚を削る」が出来なかったんだよね。

 

先頭を行くタイトルホルダー。

 

2馬身ほど離れてブレークアップ、内にジャスティンパレス。外にディープボンド。その後ろにボッケリーニ。

 

中団前目にエフフォーリア。内にイズジョーノキセキ。ポタジェ。そして丁度真ん中くらいにイクイノックス。タイトルホルダーがペースを落としたので馬群が凝縮していく。

 

中団後方にウインマイティー、アリストテレス、ラストドラフト。そしてヴェラアズール。

 

後方にジェラルディーナ、ボルドグフーシュ。

 

最後方にアカイイト。

 

もう一回ラップを見てみよう。

 

レースは・・・

序盤:ミドルペース
中盤:スローペース

で流れたのだが・・・よく見て頂きたいのが、

後半1000m!

ここから激流となってハロン11秒台に突入しているのである。

つまり、今回の有馬記念は・・・

ラスト1000mからの

超ロンスパ勝負だったのである。

 

これは辛い。

特に前に行った馬は辛い。

競走馬が全力で走れるのは・・・長くても500~600mくらいである。

どこかで息を入れないとムリなわけで、

そのまま全力で走ってしまうと・・・

バテるのである。

 

そして、ポイントはラスト3F(3~4コーナー)の12.2。

これはもちろん先頭を行くタイトルホルダーのラップなわけだが、

和生はここで一旦息を入れようとしたのだ。

本来ならここで突き放したかったが、

今回はそれが出来なかった。

 

そして、この12.2のところで楽に上がって行ったのが・・・

 

イクイノックスとボルドグフーシュ。ジェラルディーナはツーテンポ遅れて馬群の中へ。

 

さあ直線!馬なりのまま外から上がっていくイクイノックス!その外から猛然と襲いかかるボルドグフーシュ!ボルドグフーシュの単勝をチンコに巻きつけて応援していた私は・・・この地点でイクイノックスとの一騎打ちになると確信!

「いけぇぇぇ!福永ぁぁぁぁ!」

頭でカモーン!3着にはヒモで買った馬が来てくれぇぇぇ!

 

残り200!あ、あ、あ・・・・つ、強えええ。一騎打ちになると見た確信は脆くも崩れ去り、あっさり突き抜けていくイクイノックス。

 

残り100!もう完全に勝負有り。2着もボルドグフーシュで決まり。焦点は3着争いだが・・・ディープボンドぉぉぉ川田頼むぅぅぅ!

 

先団の争いを尻目に・・・馬群の中から外に出して猛然と脚を伸ばしてきたのがジェラルディーナ!し、しまったァァ!ジェラルディーナは持ってなーい!

 

イクイノックス、圧勝でゴールイン!抜け出す時も速かったし、抜け出してからも盤石(実際はラスト1F12.3掛かってるので多少はスピードが落ちてるんだけどね)。

 

怪物、誕生か。

イクイノックス圧勝で有馬制覇!

 

勝ちタイムは2:32.4。

勝ち馬の上がり35.4。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の勝ち方はヤバいね。イクイノックスはノーザンF生産のキタサンブラック産駒。美浦・木村厩舎。鞍上はルメール。これがキャリア6戦目。春は皐月賞2着、ダービー2着であったが、この秋は天皇賞秋でパンサラッサを撃破し、GⅠ馬7頭が集まった有馬記念を圧勝。父キタサンブラックも3歳秋から急激に強くなったが、この父の血を明確に継いでいるのだろう。だとすれば来年はもっと強くなる?血統を見ると母父キングヘイロー。その父はダンシングブレーヴ。母母父はトニービンという重厚な凱旋門血統。今回の有馬記念でタフで上がりの掛かる持久力勝負もこなせることが判明。この点において一抹の不安を感じていたのだが、むしろ持久力勝負は得意だったのである。東京の瞬発力勝負もドントコイだし・・・馬場や競馬場を選ばないオールマイティ型。近年の名馬は馬場やコースを選ぶことが多かったが(例えばアーモンドアイやコントレイルは東京の良馬場向きだった)、イクイノックスはどんなコースでもイケる。おそらく道悪も鬼。というわけで・・・来年はもう海外での活躍を期待したい。春はドバイ!秋は凱旋門賞でオネシャス!

2着のボルドグフーシュは社台F生産のスクリーンヒーロー産駒。栗東・宮本厩舎。今回出遅れて後方からの競馬。3~4コーナーでは大外を回して大マクリ!ゴールドシップやオルフェーヴルを思い出した方もいたと思う。めちゃくちゃ長く脚を使って最後までキッチリ伸びた。使った上がりはイクイノックスを上回る35.2。素晴らしいレースをしたが、今回はちょっと勝ち馬が強すぎたね。菊花賞も相当強い競馬をしてたんだが今回はさらにその上を行く内容。成長力半端なし。タイプ的には・・・上でも挙げたゴールドシップに似たスタミナマクリタイプなんでね。来年は天皇賞春から宝塚記念のローテでお願いしたい。

3着のジェラルディーナはノーザンF生産のモーリス産駒。栗東・斎藤崇厩舎。あ、この馬・・・ボルドグフーシュと血統構成似ているね。同じくグラスワンダーの系譜だし、サンデーサイレンスのクロスがあるのも同じだ。この秋に一気に本格化した馬だが、もしかしたら母のジェンティルドンナより父方の方に似てるのかもしれん。今回スタートで出遅れてしまったため「出遅れなければ」という議論がされているようだが、競馬は足し算や引き算で勝負が決まるわけではない。たしかに出遅れは痛かったが、じゃあ好スタートから先行してたらどうだったか?今回の流れからすると、脚が溜まらなかったかもしれんし、潰れていたかもしれん(タイトルホルダーやディープボンドでさえ今回惨敗だった)。タラレバを言っても仕方ないが、今回は出遅れてむしろ良かったような気がしている。これはボルドグフーシュにも言えることだけど。しかしまあ今回強い競馬をしたよね。来年は大阪杯から宝塚記念でオネシャス。ヴィクトリアマイルに出てくれたら嬉しいけどね。馬券的にね。

ビックリしたのが4着のイズジョーノキセキ。いや、私もこの馬は鞍上込みで怪しいとは思っていたが、実際に買えたか?というと買えなかったわけで。今回この馬の馬券を買った方には最大級の敬意を払いたい。しかしなんとも適正を測りづらい馬だなあ。この後、どこに出てきたら買えるんだ?

5着に昨年の覇者エフフォーリア。馬体重は+12kg。パドックを見る限り太くは見えなかったし、状態もそこそこ良かったのだろう。今回好位追走から早め先頭で堂々勝ちに行く競馬。今回展開的に相当厳しかったはずだが、よく頑張ったと思う。もう少し反応良ければ3着はあったよね。これを持って来年は復活!と行きたいところだが、まだ絶好だった昨年のデキにはないと思う。次戦が鍵だね。

 

さて、人気投票1位の2番人気に支持されていたタイトルホルダーの敗因はなんだったのか?展開的な話は上でもしたが、根本的なところで・・・デキがイマイチだったのではないか。だからスタートしてからなかなか逃げ足を伸ばせなかったし、飛ばす予定の序盤で脚を伸ばせなかった。1000mからのスパート開始は苦肉の策。ペースを落としたまま3~4コーナーに飛び込むわけにも行かなかったから、ロンスパ勝負に賭けたのだろう。これは多くの先行馬を巻き込み、その多くが直線途中でバテてしまった。調子イマイチで逃げ足を伸ばせない・・・というのは逃げ馬にとってよくある話である。天皇賞秋で軽快な大逃げを打ったパンサラッサも香港では重苦しい逃げとなった。タイトルホルダーも・・・実は海外帰りのダメージがまだあったのかもしれない。

ヴェラアズールは見せ場なく流れ込んだだけの11着だったわけだが、敗因は不明。調教を見る限りジャパンカップ激走の疲れなく今回もイケるとみたが・・・これは邪スカウターが壊れていたかもしれんなあ。あるいは、考えられるのは中山適正。タフな中山2500は適正外だった可能性あり。

 

以上、レース回顧終わり。

 

しかし今年の有馬記念はいいレースだったね。

 

来年は・・・

「1番人気→2~11番人気→2~4番人気」

で買うかな。

高田純次バリに適当なことを言うけど今年もこれで当たりだったw

 

ええと、

次がほんとに今年最後。

ホープフルSの予想お楽しみに!

 

 

【答え合わせ】

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◎ボルドグフーシュは良かったのだが・・・相手がダメだった。いや、買い方がダメかったか。いやしかし馬券の買い方は難しいね。参考になった!おかげで馬券取れた!という毒者が少しでも居たら嬉しい!買ってくれたみんなほんとに有難う!!!ホープフルSも穴狙いで逝くぜ!

 

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