NHKマイルC2022レース回顧!カ、カワキタレブリー?

【NHKマイルC2022レース回顧】東京芝1600mで行われた3歳マイル王決定戦NHKマイルC!勝ったのは4番人気ダノンスコーピオン!2着には3番人気のマテンロウオリオン。そして3着には最低人気のカワキタレブリーが入って3連系は大波乱となった。1番人気セリフォス、2番人気インダストリアの敗因は?カワキタレブリーはフロック?

 

ダノンスコーピオン、

黄金タッグで3歳マイル王に!

 

 

か・・・・

 

かか・・・

 

 

カワキタレブリー?

 

ダノンスコーピオンはそりゃ強かったけども。

もうビックリしたのがカワキタレブリー。

という毒者も多かったのではないだろうか?

 

簡単に回顧しよう。

 

■NHKマイルC2022レース結果

馬連は24.9倍・・・まあこれでもそこそこついた印象だが、3連複はなんと4167.5倍。おったまげ。そして三連単は15323.7倍。これはもう総流しとかじゃないと基本取れないやつだったと思う。

 

■NHKマイルC2022レース映像

 

■NHKマイルC2022レース回顧

スタート!なんと逃げ馬候補のジャングロが出遅れ!スタート前にゲートに突進してしまい・・・スタートが合わずに出遅れてしまったのだ。これで・・・展開予想すべて台無しw

 

好スタートを切ったのはフォラブリューテであったが、二の脚を繰り出してキングエルメス、トウシンマカオ、オタルエバーが前に行ってハナを争う。これが結構激しくなった。

 

先行勢は内からソネットフレーズ、ソリタリオ、セリフォス、タイセイディバイン、フォラブリューテ。セリフォスは・・・やはり厳しい位置取りになった。この後、挟まれてゴチャつき、ちょっと力んでしまい、掛かり気味になっているように見えた。

 

中団前。ステルナティーア、外にダノンスコーピオン。ダンテスビュー、アルーリングウェイ。

 

中団の後ろにインダストリア、プルパレイ。

 

馬群から離れたところにカワキタレブリー・・・ここにおったんか。。。

 

 

さらに離れてセイクリッド。マテンロウオリオン。

 

最後方に出遅れたジャングロ。

 

ラップタイムはこう。

 

テンの3Fは34.1。後半は34.9。

1000m通過が57.4。

GⅠのマイル戦にふさわしい締まったハイラップ。

 

ラストが12.3掛かっているからね。

直線は力を出し切った上に、

ラストの1Fはド根性が必要な総合力勝負だったと思う。

 

まあしかし緩むところがほとんどなかったので、

先行して粘り切るには厳しい流れ。

基本は差し馬に有利な流れだったと思う。

 

迫力満点の4コーナー!トウシンマカオが手応え良く堂々先頭!セリフォスはいつのまにかラチ沿いに入れ最内を突く算段!結果は4着だったが、思い切りの良い判断だったと思う。ダノンスコーピオン、インダストリアはスムーズに外へ。マテンロウオリオン、カワキタレブリーは脚を溜めたまま大外へ。

 

さあ、直線!まだどの馬も余力有り!特にトウシンマカオやキングエルメスの馬券を持ってた方はドキドキしたのではないだろうか?

 

坂を登って残り300!まだトウシンマカオ先頭!最内を突いてセリフォスが伸びる!その間からキングエルメス!馬場の真ん中を切り裂いて来るのがダノンスコーピオン!ダノンスコーピオンの脚色がいい!インダストリアはちょっと伸びない?そして大外からマテンロウオリオンとカワキタレブリーが飛んでくる!

私の◎タイセイディバインはここで・・・抵抗すら出来ずにダノンスコーピオンに交わされてジ・エンド。あう・・・ここまでいい感じだったが・・・直線伸びなかった。残念無念。

 

残り200!粘るトウシンマカオ・キングエルメスにダノンスコーピオンが並びかけて行く!内からセリフォス!ココから伸びるか?そして外から迫るマテンロウオリオンとカワキタレブリー!

 

残り100!セリフォス×ダノンスコーピオン×マテンロウオリオンの3連系馬券を持ってた方は「取ったァァァ!」と思ったことだろう。

だけんどもしかし・・・

マテンロウオリオンの影に不気味な黄色い帽子が・・・

 

最後の100mはド根性勝負!バテても必死に粘るダノンスコーピオン。騎手には二通りあってね。「走る馬に力を与える」タイプと「走る馬の邪魔をしない」タイプ。どちらがいいという話ではなく、合う合わないの話。そして川田は「走る馬に力を与える」タイプだ。ケツに鞍が着きそうなほどグワグワと体重移動をしつつ、渾身の力を馬に注ぐ。

 

マテンロウオリオンとカワキタレブリーの猛追を凌いでクビ差残したところがゴール。鞍上が川田じゃなかったら・・・差し切られていたかもしれない。

 

ダノンスコーピオン、

黄金の絆針一刺し!

 

勝ちタイムは1:32.3。

上がり3Fは34.3。

 

 

 

 

 

 

勝ったダノンスコーピオンはケイアイF生産のロードカナロア産駒。安田隆厩舎。つまり、父ロードカナロアと同じ生産者・同じ厩舎。川田は安田調教師の弟子。ダノン×安田×川田は度々見かける黄金タッグであり、陣営の喜びもひとしおだろうね。今回勝ちっぷりも見事だったし、2歳時に負けたセリフォスにも雪辱したし、名実ともに3歳マイル王に君臨したと言っていいだろう。ただ、展開や馬場一つで変わるのが競馬。今後の成長の度合いで序列が変わる余地は十分あると思う。

今回の勝ちタイムは1:32.3。パンパンの良馬場でのタイム。実は9Rに行われた準オープン・湘南Sと全く同タイムだったんだよね。で、レースレベルはどうなの?という話になるわけだが、この湘南Sは1番人気だったジャスティンカフェが上がり32.9をマークして3馬身ブッちぎって快勝しており、おそらく重賞でも即通用するレベルの馬。NHKマイルCもなかなかレベルの高い一戦だったのではなかろうか。

というのも・・・ダノンスコーピオンあるいはセリフォスには・・・安田記念参戦プランがあるとかないとか?まあ、出てきたとして実際に馬券を買うかどうかは置いておいて・・・世代間の対決は面白いんでね。是非出てきて欲しい。54kg(古馬は58kg)なら十分戦えるんじゃね?

2着のマテンロウオリオンはハマるか?ハマらないか?の後方待機から大外ブン回しで末脚に賭ける決め打ち騎乗。横山典は9Rでもジャスティンカフェに騎乗して同様のレースをしており、最初から狙っていたものと思われる。展開も向いたし、完璧な騎乗だったし、馬もよくそれに応えたが・・・クビ差届かなかった。惜しい競馬だったと思う。ノリさんはほんとこの乗り方をすると鋭い。この後はどうするんだろうね。休ませて秋はマイル路線かな?

 

さて・・・もう、

かぺぺぺ・・・としか言いようがないのがカワキタレブリー。よく馬柱を見ればデイリー杯2歳Sでセリフォスの3着があり、2歳時に能力の片鱗は見せていたわけよ。しかし、シンザン記念では見せ場なく離された8着。アーリントンCでは3番手追走から瞬発力勝負に対応できずに11着・・・と、重賞では通用しない感じで能力の底を見せていたわけ。その底は本当の底ではなく、2重底になっていたわけだが・・・しかしもう、かぺぺぺ・・・としか言いようがない。今回マテンロウオリオンと同等の競馬をしているわけで、スカートがめくれるどころの騒ぎではなく、あわやパンツが脱げるかどうか?の競馬だった。フロックではないと思うが「絶好調DAY」だった可能性はある。競走馬にはとんでもなく調子がいい日が稀にあるのだ。

しかしこの馬、生産者が「川島牧場」となっていて、馬主が「川島和範さん」となっているのだが、もしやご自身で生産してご自身で走らせてるのかな?「牧場の命運、背負ってます!」みたいな馬だったりしてね。あるいは売れ残ってしまった馬だったりして。いずれにせよ・・・・川島さんにとっても驚天動地の快挙だったことだろう。きっと凄い宣伝になったはずw

4着のセリフォスの敗因はなんだったのか?一つには枠順。そしてスタートが良すぎたこと。これで激しい先行争いに巻き込まれてしまった。上下左右からかなりプレッシャーが掛かるポジションに入ってしまい、馬も結構力んで走っていたと思う。それでも後半はラチ沿いに入れて脚を溜め、直線も最内を突いて良く伸びた。最後に力尽きたのは前半に力んでしまった分ではないか。仮にもうちょっと外の枠なら違った競馬になったんじゃないかなー。まあしかし、ブッツケが直接の敗因とは思わんが・・・やっぱり一回使った方がええんちゃうかなー。

5着のインダストリアの敗因はなんだったのか?ほぼ完璧なレースをしたように思う。ダノンスコーピオンの真後ろのポジション。展開も向いたし、直線もスムーズに外に出したんだが・・・前を行くダノンスコーピオンに並ぶ事も出来ず、伸びそうで伸びなかった。レーンのせいじゃないと思う(笑)。考えられるのは「一流マイラーではなかった」あるいは「GⅠでは足りなかった」ということだろうか。しかし、逆の見方をすると「1着とはわずか0.4秒差」だからね。悲観することはないし、これからの馬なんじゃないかと思う。一つだけ言えるのは・・・レーン騎乗で過剰人気だったってこと。適正オッズは15倍くらいだったのではなかろうか。

あと、出遅れたジャングロについても触れておこう。最後方からの競馬となったわけだが、直線はマテンロウオリオンの後ろから上がり2位の33.8を繰り出して7着まで追い上げた。展開が向いたのはあるし、勝負には全く絡めなかったが・・・正直東京マイルでココまでの末脚を使えるとは思わなんだ。anatubeでは「イマイチ馬」として取り挙げていたわけだが、実は調子良かったのかもしれん。あるいは調子イマイチでもこれだけの脚が使えたのか?しかし・・・仮にこの馬が出遅れずに逃げていたら・・・レースはどうなったろうね?着順も全然違うものになっていたかもしれない。

 

最後に、

私の◎タイセイディバインは好位を追走して直線に向いたが、直線は伸びることなく10着。確かに展開は不向きであったが、前走や前々走のように弾けるような手応えが全く無かったからね。やはり連戦の疲れがあったんだろうと思う。結局・・・前走で僅差だったダノンスコーピオンが勝ったわけだが、今でも能力的な差はないと思っているからね。また、人気がない時に狙いたい。とりあえず秋は京成杯AHあたりでどう?

懲りずに予想を買ってくれたみんな!有難う!

カワキタレブリーはちょっとムリだったけど(笑)、今後も大穴狙って行くんでね。引き続き応援してくれると嬉しい!

 

以上、レース回顧終わり。

 

次週は・・・ヴィクトリアマイルだね。

なんか人気馬に不安たっぷりなんだけどw

これまた荒れそうな気がする。

もう・・・最低人気は来ないかな?

 

ダノンの野田オーナーと川田。

 

【答え合わせ】

NHKマイルC2022の予想

 

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