高松宮記念2022レース回顧!丸田涙のGⅠ初制覇!

【高松宮記念2022レース回顧】重馬場の中京芝1200mで行われたスプリントGⅠ高松宮記念!勝ったのは伏兵ナランフレグ!鞍上の丸田とともにGⅠ初制覇となった!2着に5番人気のロータスランド、3着には17番人気のキルロードが入って大波乱の決着!レシステンシア、メイケイエール、グレナディアガーズ、サリオスらの敗因は?

 

ビックリのイン強襲でGⅠ初制覇!

ナランフレグ&丸田おめでとう!

 

15年目にしてGⅠ初勝利。おめでとう丸田!

 

いやー、

ナランフレグが勝ったのも、

キルロードが3着に来たのも正直ビックリしたんだけども(笑)、

こういうことが起きるのが競馬。

 

そして私の◎トゥラヴェスーラは惜しい4着(涙)。

くそう、惜しかったなあ。

 

簡単にレース回顧しよう。

 

■高松宮記念2022レース結果

※netkeibaより抜粋

荒れ過ぎ(笑)。さすがにこれは大穴党の浅次郎さんでも想像していない荒れ方。しかし、よく見るとナランフレグの単勝27.8倍は安いような気もするし(前走勝ってるジャンダルムが65倍なのに)、この馬連で135.6倍ってのも安すぎるような気がするなあ。3~4万馬券くらい付いてもいいような気がするんだけど。ナランフレグには大口投票が入ってたのかな?

しかしキルロードはほんとに人気なかったんだねー。今回キルロード絡みで馬券取った人は凄いわ。

 

■高松宮記念2022レース映像

 

■高松宮記念2022レース回顧

スタート!比較的揃ったが、14番のダイアトニック、17番のメイケイエール、18番のグレナディアガーズが1馬身ほど出遅れ。さらにダイアトニックはバランスを崩してダッシュ付かず・・・これはもう致命的だった。

 

行ったのは好スタートを切ったレシステンシア。内からレイハリア、外からジャンダルムが二の脚を使って前へ。さらに内からライトオンキュー、外からキルロードが殺到。すぐ後ろにロータスランド、シャインガーネット。1番のサリオスはスタートこそ抜群に良かったものの・・・付いて行けなかったのか?それともペースが速イと判断したのか・・・ジリジリとポジションを下げる。

 

外からファストフォースが上がって行き、クリノガウディーがその後ろ。出遅れた17番メイケイエールがポジションを上げてこの位置。掛かってる素振りはない。インに下げたサリオス。3番シャインガーネットも下げてこの位置。

 

中団後方にダイメイフジ。インに入れてトゥラヴェスーラ。トゥラヴェスーラの鞍上鮫島克は「最初からインを狙っていた」とのこと。この枠だし外差しを狙うかと思ってたんだが・・・なるほどこの日は馬場こそ「重馬場」だったが・・・天気が良く、馬場が乾いていく過程で「インが伸びる」感じだったんだよね。実際このレースを勝ったのもイン強襲のナランフレグだったわけで。この判断は英断だったと思われる。結果は惜しい4着だったけど。

 

後方待機組はグレナディアガーズ、サンライズオネスト。ナランフレグはココだ。

 

最後方は・・・末脚に賭けるエイティーンガールと出遅れてダッシュつかなかったダイアトニック。

 

ラップタイムはこう。

前半3Fは33.4、後半が34.9。

前後半で1.5秒の差がある前傾ラップ。

馬場を考慮に入れると・・・

かなりのハイペースだったと言えるだろう。

 

「だから逃げたレシステンシアには辛かった」

 

と解説している競馬評論家が沢山いるわけだが、

はっきり言って的外れもいいところだ。

 

こういう流れはダートでもよくある話だが、

だから逃げ・先行が不利になるとは限らないよね。

むしろそのまま前の馬が残ってしまうことが多い。

 

芝であれダートであれ、

こういうスプリント戦では特に、

ハイペースだから前が不利とは限らないのだ。

 

実際、3番手で競馬をしたキルロードが残っているのであり、

レシステンシアの敗因は他にあると思う。

 

4コーナー。先頭を行くレシステンシア。その外から終始プレッシャーを掛けるジャンダルム。その外にいる黄色い帽子がキルロード。その後ろに要るのがロータスランド。ナランフレグは後方のイン。

 

直線の攻防!突き放しに掛かるレシステンシア!手応え絶好のジャンダルム!そしてすぐ後ろにスルスルと忍び寄るトゥラヴェスーラ!この時私は・・・「こ、これはジャンダルム来たわ!トゥラヴェスーラも来た来た!この3頭で決まれぇぇぇ!」と思ったわけだが(笑)、3頭とも最後にバテることになる(涙)。

 

残り300!粘り込みを計るレシステンシア!その外から交わしに行くジャンダルム!そしてその外からキルロードが迫る!その後ろにロータスランドが外に切り替えて伸びてくる!内から抜けて来たのはトゥラヴェスーラとナランフレグ!外差し勢はどうだ?伸びない?

 

残り200!伸び案外なレシステンシアを捕まえたジャンダルムが先頭に!間を割って伸びて来たのは私の◎トゥラヴェスーラ!

「パンツそのままぁぁぁ!」

この時、私は・・・まさかキルロードが最後まで残るとは微塵も思ってなかったし、まさか内からすくわれるとも思ってなかった(笑)。

 

残り100!一杯になりながらも粘っていたレシステンシアが止まる!一旦先頭に立ったものの伸び脚が止まったジャンダルムが急激に垂れる!外からキルロードが頑張っているがいずれ止まるだろう(と思っていた)。間を割ってきたトゥラヴェスーラの脚色がいい!これは最低でも馬連は取っただろ!(と思っていた)。しかしその内から不気味な白い帽子が・・・

 

残り50m!え?え?え?一瞬突き抜けるかに見えたトゥラヴェスーラだが最後の最後で伸びが止まる!その内から現れたのはナランフレグ!そして止まらないキルロード!その外からロータスランドが迫って大激戦!

 

最後に抜けたのはナランフレグ!クビ差の2着にロータスランド。ハナ差の3着にキルロード。そして私の◎トゥラヴェスーラは惜しい4着であった・・・。

 

重馬場の勝ちタイムは

1:08.3。

勝馬の上がりは33.9。

 

ナランフレグ初GⅠ制覇!

そして丸田よ!やったな!

 

 

 

 

 

 

勝ったナランフレグは日高・坂戸さん生産のゴールドアリュール産駒。美浦の宗像厩舎所属。人馬も厩舎も牧場も全てGⅠ初制覇となった。生産者は日高の個人牧場だろうけど・・・大牧場がほとんどのGⅠをかっさらって行く中・・・夢と希望を与える勝利だったと思う。今回の勝因は、ダート的な前傾ラップになったこと。それから重い馬場だったこと。そして、伸びる最内を突き、一切詰まることなくスムーズに抜け出したジョッキーのファインプレーだったと言えるだろう。あと、馬自身も相当良くなっていたんだろうね。今後も個性的な追い込みスプリンターとして活躍して欲しい。

2着はロータスランド。私はどちらかといえばこの馬はマイラーじゃないかと思っており、また前目に行く馬のほとんどはレシステンシアに掃除されるだろうと考え、面白い馬とは思っていたものの馬券からは切ったんだよね。しかし今回のレースを見るに、この馬はスプリンター寄りだね。あとパワー型で道悪は鬼。今回ダート的な前傾ラップになったのも好走要因だったと思う。しかし微妙に人気になっていたし・・・ちょっと買いにくかったなあ。

もうビックリだったのが17番人気3着のキルロード。「総流し」とかじゃないと買えない馬だったのはオッズが示す通り。レシステンシアでさえ最後バテたのに、この馬は3番手追走から最後勝ち負けのところまで激走したんだからもう一番強い競馬をしたのはこの馬だと思う。激走の理由はよくわからない。前々走の信越Sでは重馬場で惨敗しているし、重賞実績もなかったし・・・レース前まではるか格下馬であったのは間違いないと思う。ただ、この馬、浅次郎さんは「調教爆穴」に挙げていたんだよね。つまり状態は良かったんだと思う。

非常に惜しかったのが4着トゥラヴェスーラ。鞍上の鮫島克は「最初からイン突きを狙っていた」のだそうな。今回外を回した馬の多くが伸びを欠き、内を回した馬が上位を独占しているんでね。この狙いはストライクだった。めっちゃいい競馬したと思う。最後に伸び負けしたのはもう・・・ちょっとした仕掛けのタイミングの差だろう。この馬はもしかしたら良馬場の方が良かったのかもしれない。

外を回した馬で唯一掲示板に上がったのがメイケイエール。スタート後はちょっと行きたがっていたが、スッと落ち着いて折り合いもバッチリだったと思う。池添上手し。外を回してゴール前良く伸びたが・・・この馬場バイアスだと5着が精一杯だった。この馬も強い競馬をしたと思う。しかしこれだけ折り合いが付くようになったらマイルでも行けるんじゃね?次はヴィクトリアマイルかな?

さて、レシステンシアの敗因だが・・・上でも書いたとおり「ハイペース」は敗因ではない。元々ハイペース志向の持久力型であり、厳しいラップは望むところ。また、重い馬場も得意なパワー兼備の馬であり、馬場が敗因でもない。そもそもこの馬は最も馬場がいい内ラチ沿いを走っているのであり、バイアス的な恩恵を一番受けたのはこの馬なのだ(あ、ナランフレグもね)。では、敗因はなんだったのか?鞍上の武史も「なんで負けたのか分からない」と首を捻っていたが、考えられるのは一つ!+18kgの馬体重だろう(調教後の馬体重は+30kgだったので輸送で12kg減っている)。見た目は太く見えなかった。しかし、見た目と中身は違うのであり、やはりフィジカル面でなんらかの影響があったのではないかと思う。この後どういうローテになるのか分からんが・・・馬体重には要注目だ。

それから、グレナディアガーズにも触れておこう。全く見せ場ナシの12着に惨敗したわけだが、多くの評論家は「展開が合わなかった」「外枠が辛かった」と言っている。しかしそれにしても負けすぎだろう。レースを改めて見ると、追走が辛かったし、勝負所の反応イマイチ。これはやはり1200の経験がないのが大きかったのではないか。いや、そもそも1200の馬じゃなく1400~1600の馬なんだと思う。

同じようなことがサリオスにも言える。道中付いていくのがやっとという感じだったし、直線は全く手応えがなかった。短距離適正の有る無しは置いておいて、やはり1200の経験がなかったのは辛かったのではないか。この辺は今回危険な人気馬だったねー。

あと個人的に期待して◯を打っていたダイアトニックだが・・・出遅れていまい競馬にならんかったね。次にまた期待したい。

 

以上、レース回顧終わり。

 

来週は大阪杯だねえ。

 

これはさすがに・・・堅いか?

 

今回トップレベルの馬の多くはドバイに行ってるからねー。

メンバーからして一枚落ちるんだよねー。

谷間に挟まる馬はいるのか?いないのか?

夜のお店でお尻を触るのはセーフか?アウトか?

 

データ分析お楽しみに。

 

 

【答え合わせ】

高松宮記念2022note予想

狙いは悪くなかったと思うが・・・ちょっと今回難し過ぎたねー。しかし、こういうとんでもない結果になることだってあるのが競馬。今後もブリブリと大穴を狙って行く。予想買ってくれたみんな!有難うー!

 

マーチS2022note予想

穴党の正解はケンシンコウだったわけだが・・・これはムリー。予想的にはアサッテの馬を指名してしまい全然ダメだった。だけんどもしかし。来週も大穴狙いで行くぜ。

 

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