日本ダービー2020レース回顧！コントレイル無双！

【日本ダービー2020レース回顧】東京芝2400ｍで行われた3歳頂上決戦日本ダービー（東京優駿）を制したのは断然人気の無敗馬コントレイル！完勝で二冠達成！秋には三冠に挑む！2着には2番人気のサリオス、3着には10番人気のヴェルトライゼンデが入った。菊花賞で狙いたいのはブラックホール？

 

コントレイル、

父の名継ぐ二冠制覇！

 

 

いやー・・・コントレイル強かったねー。

 

もう、脱毛。

 

簡単に回顧しよう。

 

■日本ダービー2020結果

3着ヴェルトライゼンデが入ってこの配当か・・・・悔しいけど穴党にゃどもならんかったね。

 

■ダービー2020映像

 

■ダービー2020レース回顧

スタート！サトノインプレッサ、マンオブスピリットがちょいと出遅れたが、大きく出遅れた馬はいなかった。そして積極的に行く馬はおらず・・・大外からウインカーネリアンがス―――っと前へ！

 

 

よしよし！計画通り！

 

しかし・・・さらに計画通りの馬がいたのである。そう・・・内枠から好スタートし、馬なりのまま絶好のポジションに付けたコントレイルだ。横にはガードマンのように同じノースヒル軍団のコルテジアが並ぶ。サリオスもいいスタートを切ったが外枠が災いして中に入れられない。

 

1コーナーの入りでウインカーネリアンが先頭に。そしてコントレイルは2～3番手のイン！予想で「この馬が好位を取ったらもうゴメンチャイ」と書いたんだが・・・その通りになってもーた（涙）。

 

しかし◎ウインカーネリアンの私にとってはここまで100点の展開！あとはこのまま単騎マイペースでオナシャス！

 

2番手にコルテジア。好位のインにコントレイル。その外にディープボンド。コントレイルを包むようにノースヒル軍団が行く。直後にヴェルトライゼンデ。

 

好位の後ろにヴァルコス、ガロアクリーク、アルジャンナ、ワーケア。

 

ちょうど真ん中にサリオス。インにサトノインプレッサ。ビターエンダー。

 

淡々と進んでいたが・・・ここで事件が起きる。マイラプソディ横典が後方から一気の進出！そして先頭に立つ！ええ？？？

 

 

や、やめてくれー！

 

中団後方にサトノフラッグ、ダーリントンホール。

 

後方にブラックホールとレクセランス。

 

最後方にマンオブスピリット。

 

ラップタイムはこう！

 

 

最初の1000m通過は61.7・・・

 

同日の2勝クラス青嵐賞が61.4、

土曜に行われた3歳1勝クラスが59.5だからねー。

 

今の東京の馬場を考えると・・・

もう超超スローだったわけだ。

 

しかしマイラプソディの一気の進出で状況一変！

 

1000～1200mのラップは11.8と全体のラップが一気に上がったのだ。

 

うう、これは想定外！

 

残り1000m地点。マイラプソディは先頭に立った後は若干ペースを落として平均ペース。これをやられると前の馬は辛い。しかしコントレイル動ぜず好位のインでじっくりと脚を溜める。

 

3～4コーナー。一気に馬群が固まる。ウインカーネリアンはポジションを下げ・・・コントレイルの露払いをするかのようにコルテジアとディープボンドが展開。サリオスは変わらず中団外目。

 

 

もう一度ラップタイムを見てみよう。今年のダービーは確かにスローだったのだが、1000～1200で一旦流れが速くなり、そして落ち着き・・・残り800mからのロングスパート合戦だったのだ。

 

単なるスローのヨーイドンでもなく、

一貫ペースの持久力勝負でもなく、

緩急が繰り返されてのロンスパ勝負だったのだ。

 

こうなると、やっぱり「総合力」がモノを言うわな。

あとはポジション・・・。

 

4コーナーの攻防。ラチ沿いからウインカーネリアンの外に出し直線に備えるコントレイル。

 

さー直線！スーッと外にスライドして行くコントレイル！この時点で邪魔するものは何もナシ！完璧な騎乗！サリオスは大外を回して追撃態勢！馬群の中からヴェルトライゼンデも追って来る！

 

残り400！これから坂越え！マイラプソディが先頭！コルテジアが食らい付き、その後ろからウインカーネリアンが迫るも・・・もうこの地点で一杯（笑）。

コントレイルは外に持って行きつつ馬なり・・・余裕しゃくしゃくの手応え。

 

坂の途中から満を持して追い出したコントレイル！後ろからサリオスとヴェルトライゼンデが迫る！

 

残り200ｍ！サリオスがコントレイルに迫ったのはここまで！ここからはコントレイルの独壇場。

 

残り100！あっという間に突き放すコントレイル！サリオスの2着も確定し、焦点は3着争い！

 

コントレイル、完璧なレースで圧勝！

 

強い！

 

勝ちタイムは2：24.1。

勝ち馬の上がりは34.0。

 

 

 

 

 

 

 

勝ったコントレイルはノースヒル生産のディープインパクト産駒。奇しくも父ディープインパクトが天に召された翌年に・・・父の軌跡を辿る無敗での二冠制覇。今までディープインパクトはその種牡馬としての成績とは裏腹に「絶対的な後継者」に恵まれていなかったわけだが（複数GⅠを勝利した牡馬は少ない）、このまま三冠制覇となればこの馬がそうなる可能性は高いわな。穴党にとってはほとほと困った存在であるが、イチ競馬ファンとしては素直に応援したい。

で、コントレイルをベタ褒めする競馬記者や観戦記が多いだろうから、ちょっと違う視点から今回のレースを振り返っておく。今回のコントレイルの競馬は、一点の曇りもない「完璧なレース」であった。まさにテン良し、中良し、終い良し。スッと絶好位につけ、延々とグリーンベルト上を走り、直線はアッサリ外に出して突き抜けた。文句の付けようがない。そんなレースであった。

しかし逆に言えば、「勝って下さい」と言わんばかりのレースだったわけで。全てが恵まれての勝利だったのも否めないのである。まあ、それがダービーという事であるが、仮にコントレイルが大外枠だったとしたら・・・？仮にもっともっと速いペースだったら？・・・こんな華麗な勝ち方は出来なかったかもしれない。それでも勝ち切るのが凄いことであるのは重々承知のすけ。何が言いたいかというと・・・菊花賞、有馬記念も圧勝して絶対王者であることを証明して欲しいってこと。

3馬身差を付けられた2着のサリオスだが、今回外目の枠からの発走ということもあり、ずっと外々を回らされてしまった。4コーナーから直線に掛けても大外。鋭く伸びたが、ちょっとコントレイルが強過ぎた。個人的にまだ逆転の目は残っていると思う。この馬はまだまだ良くなるぞ。今後は「成長力」がテーマでもある。

3着に皐月賞惨敗から巻き返したヴェルトライゼンデ。コントレイルをマークする位置から素晴らしい競馬をしたが・・・ちょっと上位2頭が強過ぎた。今回好位の競馬が出来たのはかなりの収穫で、距離が伸びて良いからね。菊花賞ではかなり面白い存在になりそう。

惜しかったのが4着のサトノインプレッサ。中団後方からの競馬。インベタを回り、手応え良く直線に向いたんだが・・・進路がなくコントレイルの後ろへ。しかしそこからまたインへ切れ込む・・・というちょっとチグハグなレース振り。真っすぐ走れていたら3着はあったかもしれない。1枠1番恐るべし。

前々で最後まで粘ったのがディープボンド。チームノースヒルの一員としてコントレイルをサポートしつつ、あわよくば自身も馬券に！という感じの騎乗。最後まで和田の激の応えて僅差の5着。この馬は追われてしぶといねえ。

6着のガロアクリークも良く頑張ったと思うが、驚きの末脚を発揮したのがブラックホール。最後の100mの伸びはおそらくこの馬が一番。展開的に厳しかったと思うが、後方待機からあわやの7着（3着から0.1秒差）。スタミナは十分だし、成長力に期待したくなる血統。菊花賞で期待したいねー。

 

人気の一角だったワーケア、サトノフラッグの敗因は私には分からない・・・ちょっと過剰人気気味だったのかも。

 

馬券的には◎ウインカーネリアンで大外れ。

 

でも、

 

 

私はいつでも私なので大丈夫。

 

来週も懲りずに大穴狙いで逝く。

 

あ、安田記念はアーモンドアイかぁ・・・どうすべ（笑）

 

 

【浅次郎のひとりごと】

→【安田記念見どころ】超豪華メンバー集結のマイル王決定戦

さて・・・アーモンドアイの単勝は1.4倍くらいかな？

 

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