コパノリッキー、
フェブラリーS連覇!
※レース後の検査で左前脚の骨折が判明。以下の記事は骨折判明以前に書いたもの。今回のレース、私がコパノリッキーにインパクトが欠けたと感じたのは、この骨折の影響があるのかもしれん・・・。
いや、この馬やっぱ先行すると強いわ。
しかし、スタートしてから行き脚が付くまで時間掛かったから・・・
ヒヤッとした人も多かったろうな。
簡単に回顧しておく。
■フェブラリーS2015レース結果、払い戻し(netkeibaより)
私の馬券は、ワンダーアキュート軸だったのでドモナラズ。
ま、どっちにせよ1番人気、5番人気の組み合わせで馬連1570円。
穴馬券オヤジにゃドモナラズレースだったな。
もう一回レースを見てみよう。
さて、
コーリンベリーがハナに立つだろうと言われていたが、
当のコーリンベリーが致命的な出遅れ。
その後ろに付けたかったコパノリッキーにとっては、アンラッキー。そして、当のコパノリッキーは五分に出たものの出脚が付かず・・・外の馬たちから1馬身ほど遅れてしまう。
「お、こりゃ包まれるかもよ!」
と好発したワンダーアキュートを見てヨシヨシと頷きつつ、
コパノリッキーが馬群に包まれるのを期待していたが、
二の脚がついてからはハナに立つ勢いで前へ。
これは逆に内枠が幸いしたなー。
外枠の各馬は揃っていいスタートだったんで、
仮にコパノリッキーが外枠だったら
こうスムーズに先行出来なかったと思う。
しかも自分より内のシルクフォーチュンは追い込み馬、
競る予定だったコーリンベリーは出遅れ、
最内のローマンレジェンドはすぐ控えたから、
内がぽっかり開いたのもラッキーだった。
そして勢いそのままハナに立つかと思いきや、
外のアドマイヤロイヤルが行ってくれたのが2つ目のラッキー。
ラップタイムを見ると、
最初の3Fは34.3。
芝スタートとはいえ、かなりのハイペース。
しかし、
アドマイヤロイヤルがハナに立ってからからは
ドーンとラップが落ちて12.6、13.1。
帳尻があって1000m通過は60.0だった。
(むしろスローになった)
ここで息が入ったコパノリッキー。
アドマイヤロイヤルの後ろにつけて脚をタメることに成功。
手応え抜群のまま
直線入り口でアドマイヤロイヤルに並びかけると、
残り400mでスパート開始。
反応が素晴らしく、
あっという間に1馬身、2馬身とリードを拡げる。
残り200mで脚色が鈍ったが、
インカンテーション、ベストウォーリアの猛追を振りきってゴール。
史上初のフェブラリーS連覇達成であった。
2着のインカンテーションはチャンピオンズS10着からの立て直し。
好位の外を追走し、鞍上ウチパクの気合に応えて破壊力満点の末脚を繰り出したが、半馬身及ばず。現状コパノリッキーとは力の差があるな。
3着のベストウォーリアは過剰人気だと思ってたが、人気通りの3着。中団前目で流れに乗り、直線は外に出していい脚を繰り出した。力は出しきったと思うが3着まで。
4着グレープブランデーもやっぱ実力あるよなー。
人気薄だったが、内々で我慢して直線も良く伸び、最内を急襲したローマンレジェンドを差し返したが、現状これが精一杯。次GⅢなら人気になるよね(笑)。
2番人気だったワイドバッハは直線不利を受け6着に敗退。
スピードに乗ろうとした所で痛恨だったが、これは追い込み馬の宿命でもあるわな・・・。
・・・
さて、
これから先は、管理人浅次郎の私見である。
読み物としてご覧頂きたい。
テレビ中継ではヒロシが
違うわ!
てか懐かしすぎるわ(笑)!
こっちのヒロシ。
が、
「コパノリッキー強い!
こりゃホッコータルマエも超えたかもしれませんねー」
なんて言ってたのである。
まあ、「再戦が楽しみ!」「豊リッキー強い!」とかね、
どのメディアも似たようなこと言ってるんだけど、
確かにコパノリッキーは強い競馬したんだけど、
そもそも、
今回相手が弱かったんじゃね?
という話である。
2番人気はGⅠ勝ち無し、重賞は武蔵野S勝ちしかないワイドバッハ。
3番人気は昨年の南部杯勝ちがあるものの重賞勝ちは3つしかないベストウォーリア。
というメンバー構成だったのである。
2014年のダート王だったコパノリッキーからすれば、
(ほぼ、ホッコータルマエにしか負けてない)
勝って当然だったのである。
ファンはそのことが良くわかっていて、
スタートに難があるは承知之助で・・・
単勝2.1倍という圧倒的な人気だった。
今年のレースレベルが低かったんじゃね?
という証拠の一つに・・・
今年のフェブラリーSの勝ち時計が遅かったことが上げられる。
過去10年と比較しても2番目の遅さ(今年は1:36.3)。
テン3Fが速かったにも関わらず、去年より遅かったのである。
ちなみに、同日に行われた3歳ダートオープンのヒヤシンスSは1:37.1。もちろん時計が全てではないが・・・ヒヨッコ3歳のレースと0.8秒しか変わらなかったのである。
つまり、
コパノリッキーの実力からすると、
もっと強い勝ち方をしてもおかしくないのであり、
ゴール前詰め寄られたシーンからすると、
今後に一抹の不安がよぎるのである。
もちろん、前半あれだけ脚を使っておきながら直線もしっかり伸びて後続を封じてしまったあたり、この馬の強さも尋常ではない。
しかし、ゴール前は明らかにインカンテーション、ベストウォーリアの脚色の方がよく、仮にワイドバッハが不利なく追い込んできたなら・・・届いていたかもしれん。
今回の結果で、
現在のダート界がホッコータルマエとコパノリッキーの2強というイメージを抱いた方が多いと思うが・・・私の中では全然まだまだ如何ともしがたく・・・
ホッコータルマエ1強である。
というわけで、
ヒロシの意見には賛同しかねる(笑)。
ちなみに、ある板では「ヒロシが本命を打つ馬は来ない」と言われており、実際に彼の本命馬が1着に来るのは非常にレアである(笑)。→松本ヒロシの本命馬
そのホッコータルマエはドバイワールドカップへ。
好走を期待する。
(管理人はホッコータルマエの馬券購入済)