宝塚記念2018回顧!ミッキーロケットGⅠ初制覇!

【宝塚記念2018レース回顧】春のグランプリGⅠ宝塚記念を制したのは、これがGⅠ初勝利となったミッキーロケット!鞍上の和田は17年振りのGⅠ勝利!おめでとうミッキーロケット!おめでとう和田ドラゴン!2着には香港馬のワーザー、3着には大穴のノーブルマーズが残る大波乱となったが、サトノダイヤモンド、キセキの敗因は何だった?

 

ミッキーロケット、GⅠ初制覇!

 

 

ご存知の方も多いと思うが、

 

私は、オッパイもケツもフトモモも好きだが、

 

ジョッキーで言えば、

 

和田が好きである。

 

「グラビアが泉里香だから」

 

 

という理由で雑誌を買うことはたまにあるのだが、

 

「鞍上が和田だから」

 

という理由で穴馬を買うことは日常茶飯事なのである。

 

何度も何度もお世話になったから好きなのか?

その積極性、最後まで諦めない追いっぷりが好きなのか?

 

そのドッチもなんだが、

私の中で日本一の穴ジョッキーと言えば、

この男、和田ドラゴンなのである。

(ただし、人気の時はあまり買わない。笑)

 

良かったなあ和田。

 

これで堂々オペラオーに報告出来るなあ。

 

 

簡単にレース回顧する。

 

■宝塚記念2018レース結果

 

■宝塚記念2018レース映像

 

■宝塚記念2018レース回顧

スタート!

大きく出遅れる馬はおらず揃ったスタート。予想通りサイモンラムセスが押してハナへ。タツゴウゲキが二の脚を使って番手へ。そして・・・私の◎スマートレイアーも外からスルスルと前へ。

 

「うお!行け!前に行け!ええぞっ!」

 

阪神競馬場に突撃していた私は、スマートレイアーが馬なりのまま前に行ったのを見て大興奮していた。「前に行って欲しい」と思っていたらその通りになったからである。結果は惨敗であったが・・・それは結果論でね。積極的に走った挙げ句の結果なので、馬券はハズレたが大満足である(4コーナーまで十分楽しめた)。

 

この時内枠のミッキーロケットは完全馬なりのまま絶好のインのポジションを取リ、ノーブルマーズがその直後。外枠だったワーザーは控えつつもスーーーっと内に入れてポジションを確保。今回の宝塚記念は「内のポジション取り」が勝負の決め手だったのかもしれない。

 

ハナに立ったのはサイモンラムセス。しかし1コーナーに入るまえにタツゴウゲキに絡まれたこともあってかなりのハイラップでの逃げ。2番手にタツゴウゲキ。ストロングタイタン、スマートレイアーが好位。

 

先行勢にミッキーロケット、ゼーヴィント、ダンビュライト。

 

中団にノーブルマーズ、サトノクラウン、サトノダイヤモンド、ヴィブロス。

 

中団後方にステファノスとパフォーマプロミス。

 

後方にワーザー、キセキ、アルバート。

 

比較的締まった流れだったからか、

 

掛かってるような素振りの馬はいなかったね。心配されていたキセキも・・・映像を見る限りバッチリ折り合っていたと思う。強いて言えばヴィブロスがちょっと行きたがってたかな?

 

ラップタイムは、

 

 

1000m通過が59.4!

 

かなり回復したとはいえ、

稍重の阪神競馬場にしては結構速いラップだったのではなかろうか?

 

特に400~600mのラップが11.4と速く、

(おそらくサイモンラムセスがタツゴウゲキに突付かれたせい)

この11.4が先行勢に重くのしかかってしまうのである。

 

12.0-12.0-12.0

12.0-11.5-12.5

 

は同じようで大違いなのだ。

 

もちろんタラレバを言っても仕方ないのだが、

もし、タツゴウゲキが大人しくしていたら・・・

最初の1000mのラップが60.5程度であったら・・・

もう少し違った結果になったかもしれん。

 

さらに、サイモンラムセスは3コーナーに入ってからもラップを上げ・・・

(1200m過ぎからが3コーナー)

 

11.8-12.1・・・と厳しいラップが続くのである。

 

こうなると・・・前の馬が苦しくなりだし、徐々に隊列が凝縮。

 

そして3コーナー過ぎで動いていったのはサトノダイヤモンド!

 

黒い帽子が捲って行くと・・・阪神競馬場にも大きな歓声が上がる。

 

そして4コーナーでは先頭に並びかける勢い。手応えもめちゃくちゃ良い!(ように見える)・・・しかし、結果的にはルメールのこの判断は間違いだったことになる。この後、サトノダイヤモンドは直線半ばで力尽きてしまうのだ。

 

あるいは3歳時のサトノダイヤモンドなら、そのまま押し切ったかもしれん。まあ、勝てぬまでも馬券内は確保しただろうと思う。しかし・・・今回のサトノダイヤモンドは使える脚が短かった。能力の衰えなのか?調子の問題なのか?精神的なものかはわからんが、今のダイヤモンドに3コーナーから800mのロングスパートを敢行するのはちょっと厳しかったな。直線だけに賭けていれば・・・と思わんでもないが、それでも3着争いがやっとだったかな。

 

4コーナー。ジッと内で脚を溜めていたミッキーロケットのエンジンに点火。ずっと後方のインに構えていたワーザーも4コーナーから大外に出して追い出しに入る!

 

コーナーワーク+エンジン点火で先頭に立つミッキーロケット!サトノダイヤモンドは意外と伸びない!内からノーブルマーズも伸びてくる!この時、私は「スマートレイアぁぁぁぁぁ!」と絶叫していたが、伸びてこなかった(笑)。

 

残り200m!ストロングタイタン、サトノダイヤモンドあたりが力尽き、ステファノス、ヴィブロス当たりが突っ込んで来る・・・その外をすんごい勢いでワーザー!

 

残り100mを切っても頑張るミッキーロケット!必死の形相で追う和田!それに襲いかかる香港馬ワーザー!勝負はこの2頭の一騎打ちに!

 

和田の執念が勝ち、クビ差残したところがゴール。

 

稍重の勝ちタイムは2:11.6。

 

勝ち馬の上がり35.8。

 

前に行った馬が丸々潰れる中、

 

文句なしの勝ちっぷり。

 

おめでとうミッキーロケット!

おめでとう和田ドラゴン!

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真提供はノリスケさんの同僚の方です。有難うございます)

レース後のジョッキーコメント

 

勝ったミッキーロケットは昨年の日経新春杯以来の勝ち星。ずっと重賞戦線で好走を続けており、前走の天皇賞春でも4着。今回は和田の絶好騎乗もあったが、そもそもこのメンバーでも勝ち切るだけの能力があったってことか?・・・いや、もしかしたらこの春に本格化したのかもしれん。3着以下には3馬身差だから、ワーザーが居なけりゃ圧勝だよ。

確かに、今回、全てがハマった感はある。内々で脚が溜められたのもそうだし、枠順も良かったし、ちょっと時計の掛かる馬場もこの馬にとっては良かった。高速馬場での上がり勝負だと分が悪いだろうからね。しかし、展開的に考えるとかなり厳しい戦いを強いられたのも事実で(前に行った馬は全滅)。つまり、この馬はハイペースのロンスパ持久力戦が得意なのであり、今後の狙い目としては・・・有馬記念や天皇賞春だと思う。秋はジャパンカップを目指すみたいだが、東京2400はどうだろうね・・・?

 

しかし和田の勝利騎手インタビューは泣けるね。

 

2着のワーザーは馬体重が-27kgでね。これに騙された人は多いと思う。阪神競馬場でも馬体重が発表された途端ドヨメキが起こってね。そこかしこで「こらあかん!」と言う声が聞こえとった。しかしあの走りを見るに・・・あれでベストだったんでしょうなあ。教訓。

 

「外国馬の馬体重は信用するべからず」(特に香港馬)

 

きっと前走がおデブちゃんだったんだろう。しかしスゴイ脚だった。調教を見た時にこりゃ日本の芝は合うわ!と思ったが(調教爆穴)、その勘を信じるべきだったか・・・。でも土曜時点で3番人気とかなってたからね。大穴党の浅次郎には軸にすることは出来なんだよ。

 

3着に大穴のノーブルマーズ。この馬も浅次郎調教チェックで調教爆穴。枠も良かったし、内々で脚を溜められたし・・・で、なんかフロック臭い!と思ってる人も多いだろうけど、私は実力だと思うぞ。道中手応えが怪しいところがありながらこの着順は立派の一言。この馬もこの春本格化した一頭だと思う。好走する条件は限られるかもだが・・・是非、天皇賞秋、ジャパンカップに出てきて頂きたい。

 

4着のヴィブロスはさすがの一言。道中掛かり気味になること数回。調教はめちゃくちゃ良かったんでね体調はベストだったと思うが、距離も微妙に長かったんじゃないかと思う中でこの4着は能力の為せる業。秋はエリザベス女王杯より天皇賞秋を目指した方がいいと思う。

 

5着はダンビュライト・・・んんんん?この馬・・・前目にいたはだが・・・?差してきて5着?ああ、なるほど、勝負どころの3~4コーナーで動かなかったのか、動けなかったのか・・・仕掛けが遅れちゃったのね。そして追い出した時には横に勢い抜群のワーザーが居て・・・さらのその外に出さざるを得なかったわけか。しかし・・・勝ちに行く騎乗じゃなかったような気がするのは私だけか?勝ちに行くならサトノダイヤモンドのルメールのような騎乗も一つだったと思うが・・・。

 

6着サトノダイヤモンドの騎乗には賛否両論あると思う。いくら何でも仕掛けが早すぎたという意見もあるだろう。しかし、勝ちに行った騎乗なんでね。私は良しとするけどな。とはいえ・・・いくらなんでも止まり過ぎだとも思う。個人的には今回この馬はぶった斬りだったが・・・秋も買わん。

 

さて、人気の一角だったキセキは見せ場なしの8着。この馬の敗因はなんだったのだろう?同じような位置からワーザーが大外ブン回しで突っ込んできてるわけでね。展開の言い訳は出来ないだろう。折り合いも付いていたし、距離も馬場も問題なかったはず。であれば・・・まだ本調子じゃなかった?浅次郎の調教チェックでは「推せない」と書いたが・・・その通りになったな。

 

私の馬券は・・・◎スマートレイアーでハズレ。

ゴール前で不利を受けたが(かなり危なかった)、

レース結果にはほとんど関係なし(岩田気をつけろい!)。

 

一応▲にミッキーロケットを推していたし、

調教チェックはいい線行ってたんだけどね。

ま、私自身が調教派じゃないのでドモナラズだわ(笑)。

 

阪神競馬場のパドックにて。これは5R新馬戦のパドック。

 

さて、

 

これで春のGⅠも終わり。

 

東京・阪神開催も終わり、

 

来週から本格的に夏のローカル競馬となるが、

 

夏競馬は夏競馬で楽しんで逝くぜ!

 

 

和田おめでとう!

 

【浅次郎のひとりごと】

ワールドカップ2戦目セネガル戦のMVPAは柴崎。大迫あれは決めろや!中途半端ねえ。