【2016年種牡馬リーディング予想】2015年のリーディングサイアーは、ディープインパクトとキングカメハメハがぶっちぎってワンツーであったが、2016年はどうなるのであろうか?現時点のクラシック戦線を見てみると、またこの両頭のワンツーになりそうな(笑)。しかし、常穴馬券術を提唱する私は・・・穴種牡馬を探す!
「2016年のリーディングサイアー予想」とタイトルに書いたが、
そんなもんは・・・
1位ディープインパクト
2位キングカメハメハ
でほぼ決まり(笑)。
仮に、
リオンディーズが3冠を制す!
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ラブリーデイがGⅠを勝ちまくる!
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なんてことになったら逆転もあるかもしれんが、
ディープインパクトは層が厚いけんな。
ほぼこの並びで決まりだろう。
ま、そんなことはどうでもよろしい。
(ど、どうでもええんかい!)
この稿では、
ディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒は・・・
それだけで人気になりやすいよね?
じゃあ、
人気にはなりにくいけど
馬券になりやすい穴種牡馬は?
という点に焦点を当てたい。
まず、2015年の種牡馬リーディングを振り返ってみよう。
■2015年種牡馬リーディング
※netkeibaより抜粋
私が競馬を始めた頃は、輸入されたサンデーサイレンス・ブライアンズタイム・トニービンが種牡馬御三家と言われていたが、今、JRAリーディングサイアー上位のほとんどが内国産。そしてそのほとんどがサンデーサイレンス系。2015年の上位25位の中で・・・サンデーサイレンス系が11頭。ブライアンズタイム系はタニノギムレット一頭。トニービン系はジャングルポケット一頭である。
世界の主流であるノーザンダンサー系は、フレンチデピュティ→クロフネのラインとメイショウサムソン(サドラーズウェルズ系)、最近輸入したハービンジャー(ダンチヒ系)がいるくらいで・・・日本では衰退著しい。先を見据えて、欧州からノーザンダンサー系の大物を輸入するべきだと思う。
これまた世界の主流であるミスタープロスペクター系は、大物キングカメハメハがいるものの・・・アドマイヤムーン、サウスヴィグラス(いずれもエンドスウィープ産駒)、エンパイヤメーカー、アグネスデジタル・・・と、大物が出てきそうにない感じ(笑)。やはり、アメリカからミスプロ系の大物を輸入するべきだと思う。
というわけで、
現代日本競馬はサンデーサイレンス系一色と言っても過言ではない。
参考になるので2014年、2013年も見てみよう。
■2014年種牡馬リーディング
■2013年種牡馬リーディング
ちなみに、2012年もディープインパクト、キングカメハメハのワンツーであり、2011年は入れ替わりのワンツーであるからして、ここ5年はこの両頭のワンツーが続いているわけだ。うーむ。これが2頭とも個人馬主(金子オーナー)の馬だってんだからスゴイ。しかし、ココ数年上位の顔ぶれはほとんど変わっていないな。
軽く上位の馬に触れておこう。
ディープインパクトについてはアレコレいう必要もあるまい。パワーよりも瞬発力に優れており、芝のマイル~中距離戦では鬼のように強い。今年の3歳世代にも、ハートレー・サトノダイヤモンド・マカヒキ・ロイカバード・ブランボヌール・キャンディバローズ、シンハライトと有力馬がスタンバイ。ただ、ディープインパクトは複数GⅠを勝つ牡馬の大物が出てこないのが悩み(牝馬だとジェンティルドンナとかショウナンパンドラがいるんだけど)。今年はどうかな?あ、注意点が一つ。ディープインパクトには未だに多くのファンがついており、ディープインパクト産駒というだけで人気になりやすい。ま、穴党向きの種牡馬ではないわな。
キングカメハメハの種牡馬としてのストロングポイントは何と言っても多くのサンデー系良血牝馬と交配出来ることであろう。その点ディープインパクトの場合は、海外から良血牝馬を買ってこないといかんから金が掛かるわな。さらに、昨年ドゥラメンテを出したように血の爆発力もあるし、ホッコータルマエといったダートチャンピオンも出すし、ロードカナロアといった短距離馬も出す万能種牡馬である。今年は大物2騎リオンディーズ、エアスピネルがスタンバイ。あ、考えてみると・・・キンカメって牝馬の大物は出さないよね・・・
2強から大きく離れてハーツクライ。しかし、ジャスタウェイやヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーの活躍などもあって現在サンデー系の中ではナンバー2の地位を固めつつある。ディープインパクトが比較的早熟なのに対し、古馬になってから強くなる馬が多く、キレだけでなくパワー兼備の種牡馬である。今年はロジクライ・アドマイヤエイカンがスタンバイ。しかし、ちょっと分が悪いな。
短距離~マイル路線のサンデー系代表がダイワメジャー。スピードとパワーに秀でたタイプが多く、スタミナ的はちょっと不足気味。種牡馬デビュー以来コンスタントに活躍馬を出し、カレンブラックヒル・コパノリチャードといったGⅠ馬も出た。ただ、大物が出てくるか・・・と言ったら微妙。・・・と思ってたら今年はメジャーエンブレムという桜花賞候補が出現。2016年のリーディング争いの目になるかも?
5位にステイゴールド。パワーとスタミナに富んだ種牡馬で気性に難有りな馬を多く出す(笑)。国内GⅠ勝ちがなく、決して肌馬に恵まれていたわけではなかったが、2年目の産駒からドリームジャーニーという大物を出し、続いてナカヤマフェスタ、オルフェーヴル、ゴールドシップと超大物を立て続けに輩出。少ない出走頭数にも関わらずランキング上位に顔を出すようになった。今後に期待されたが、昨年死亡。今年はオルフェーヴルが活躍した直後のクロップであり期待されたが牡馬の大物はおらず、牝馬のウインファビラスに期待。
全頭やろうと思ったが、
キングダムの立ち読みをしにいかんといかんので、
気になった馬だけピックアップする。
まず、凋落が激しいのがシンボリクリスエスである。2009年~2014年までずっとトップ5をキープして来たが、昨年トップ10から落ちてしまった。目立った活躍馬が出ておらず2016年のクラシック戦線でも大物ぽい馬は見当たらん。おそらくであるが、社台が押しているハービンジャーに良い肌を取られたのではなかろうか?どちらも非サンデーであるが・・・今まではサンデー牝馬の受け入れとしてキンカメの2番手であったが・・・今後苦しくなるかもしれん。
それからクロフネである。この種牡馬は元からパワー寄りで・・・ダートの方で勝ち星を量産してたのだが、ココ最近芝での勝ち星がドンドン減っている。42勝→37勝→28勝→29勝→18勝。カレンチャンやホエールキャプチャのイメージが強く、芝でも十分やれると思っていたが、ちょっとイメージを変えた方がいいかもしれん。
ゼンノロブロイ、ネオユニヴァースはそろそろクラシックで大物を出したい所だが・・・リスペクトアース、メートルダールあたりはまだ皐月賞出走出来るかも分からん。このままだと徐々に落ちていくような気がする。
ええと、今までは前フリだったのだが、
以下は、
管理人が考える
2016年の穴種牡馬である。
「浅次郎さん、穴種牡馬ってなんですか?」
うむ。
それは・・・
出馬表の父名を見た瞬間・・・
「こんなんケシやわ」
と思わず消してしまいそうになるけど、
実は結構馬券になりやすい!
って種牡馬のことである。
常穴馬券術を行使するにあたり、参考にして貰うと嬉しい。
いつも通り、独断と偏見と欲目によるジャッジである。あしからず。
※EI・・・アーニングインデックスとは
※勝率・・・勝利回数/出走回数
参考までに上位サイアーの勝率を挙げておく。
ディープインパクト 10.9%(224/2053)
キングカメハメハ 9.9%(224/2254)
ハーツクライ 8.2%(123/1483)
ダイワメジャー 8.4%(133/1583)
ステイゴールド 7.9%(115/1439)
マンハッタンカフェ 8.2%(90/1095)
ゼンノロブロイ 7.7%(103/1337)
ネオユニヴァース 7.8%(94/1203)
クロフネ 7.0%(90/1274)
ゴールドアリュール 8.2%(84/1016)
■美味しい穴種牡馬2016!
・スクリーンヒーロー 勝ち馬率.259 IE:2.90 勝率11.0%
わずか54頭の産駒で16位に食い込んだスクリーンヒーロー。もちろん、モーリス・ゴールドアクターという大物の活躍があったればこそであるが、全くと言っていいほど肌馬に恵まれない中で勝率11.0%であるから清原もビックリのポテンシャルである(勝率で言えばディープインパクトと同等。ゴールドアクターに至っては母父キョウワアリシバという謎の血統である)。
なぜ肌馬に恵まれないかというと、父母父にサンデーサイレンスが入ってるからだ。つまり、良血サンデー系牝馬に付けられないのである!もちろんそれは数多く居るサンデー系種牡馬と同じであるが・・・当然、非サンデー系良血牝馬を持ってる生産者はサンデー系人気種牡馬を付けたいわけで・・・。2流、3流どころではなく、4流、5流の牝馬しかこの馬には回って来ないわけだ。それでモーリスのような化物が出てくるわけだから父グラスワンダーのワンダー血統恐るべし!という他ない。
しかし、2015年の活躍で今年の種付けは増えるであろう。多少は良血牝馬も回ってくると思う。つまり3年後にはそれなりの地位を築くかもしれん。それまでは「モーリスはたまたまじゃね?」という認識が多いと思われる。少なくとも「スクリーンヒーローだから買いだよね!」とはならん。つまり、過小評価されやすいわけで・・・是非積極的に狙いたい種牡馬である。また芝でも走るが・・・ダートでも結構走る。この馬のポテンシャル・・・結構バレ始めていると思うが・・・バレないことを祈る。
・サクラバクシンオー 勝ち馬率.330 EI:1.58 勝率9.6%
貴重なプリンスリーギフト系、サクラユタカオーの血を引く種牡馬であるが、残念ながら2011年に心不全で死亡している(後継にショウナンカンプ、グランプリボス)。2016年はどのくらいの馬が走るのかは分からんが、2015年は残った94頭の産駒が47勝を上げ・・・勝ち馬率は驚異の.330、勝率は9.6%である。これはキンカメと遜色ない数字であり、引き続き注意が必要である。
・メイショウサムソン 勝ち馬率.302 EI:0.98 勝率8.1%
日本の馬場には合わないとされるサドラーズウェルズ系。しかし!勝ち馬率は3割を超え、勝率も8.1%と上位種牡馬と遜色なし。肌には恵まれてないだろうに種牡馬デビュー以来、徐々にランクを上げトップ20入り。昨年はデンコウアンジュで初の重賞制覇。これはメジャーエンブレムを破っての勝利で・・・桜花賞が楽しみな一頭である。何となく重いイメージがあると思うが・・・そんな感じしないな。非サンデーの上、ミスプロも持っていない。楽しみな種牡馬である。
・キンシャサノキセキ 勝ち馬率.321 EI:0.83 勝率8.8%
2014年デビューの種牡馬なのでまだ分からん部分もあるが、勝ち馬率.321、勝率8.8%ともにかなり優秀である。フジキセキの後継一番手。ただ、ちょっとダート寄りなのかもしれん。ダートの短距離で買いたい感じ。芝の大物が欲しい。
・パイロ 勝ち馬率.313 EI:0.78 勝率9.2%
シアトルスルー系×ワイルドアゲインなのでパワー寄りの短距離血統ぽいな。成績もその通りで、短距離ダート専門になりそうな感じ。しかし芝の成績も侮れず、今年の3歳にはフェアリーSを勝ったビービーバーレルがスタンバイ。オークスはないだろうが桜花賞は面白い存在だぞ?
・ディープスカイ 勝ち馬率.280 EI:0.65 勝率8.9%
アグネスタキオンの後継として期待していた人も多かったと思うのだが・・・弱小牧場生産、弱小馬主の悲哀か、良い肌馬に恵まれているとは到底言えぬ(ウオッカやダイワスカーレットと好勝負したダービー馬なのに)。血統からは「芝」でこそ・・・と思うが、種牡馬成績はダート寄り。私のように芝馬なイメージが強いと思うが、ダートでディープスカイ産駒はかなり狙い目である。大物が出てきて欲しいなあ・・・。
・ステイゴールド 勝ち馬率.265 EI:1.16 勝率7.9%
この産駒が道悪の鬼であるのは周知の事実であるが、この馬、実はダートは苦手なのである(知らんかった!)。芝の勝ち鞍は97勝(勝率8.6%)。芝の勝利数で言えばキンカメに次ぐ数字であるが、ダートはわずかに11勝(勝率3.8%)である。この傾向は毎年そうであるからして間違いなし。つまり、ステイゴールドは芝でこそ買い!なのであってダートで買ったらダメ!な種牡馬である。大物産駒たちのおかげで知名度は高く人気になりやすいが、ダートはスルーでOK!それから、ステイゴールドは「惨敗からの巻き返し」が多い種牡馬である。この点にも注意しておきたい。
・・・
もう少し色々と書きたいが、
今回はこの辺にしておく。
2016年は、
スクリーンヒーロー、メイショウサムソンに注目したいと思う。
やっぱりね。
ディープインパクトやキングカメハメハ産駒の高額馬より、
マイナーな血統の泥臭い馬を応援したい・・・
と言いつつ、
POGではリオンディーズを指名してるけどな(笑)。
さて、ヤンジャンとチャンピオンと漫画ゴラク読みに行こうっと。
【浅次郎のひとりごと】沖縄の米軍基地について。
沖縄に米軍基地は必要である。
必要かどうかの議論は、
自衛隊を国防軍にし、核を持ってからやるべきである。
現状それは現実的ではない(憲法改正が必要)のだから、
沖縄には米軍基地が必要なのである。
沖縄を、日本を守るためにね。
浅次郎さんこんばんは(__)イメージって怖いですよね。知り合いがディープ、キンカメ産駒出てたらそのボックス買えば収支アップと言ってマイナスになってました(笑)彼に忠告はしたんですが。
私はハービンジャーが上位に顔出すかなと思ってます!
虎の松さんども!浅次郎でっす。
ぶっ!ディープとキンカメボックス・・・そりゃマイナスになるでしょーよ(笑)。
的中率は上がるでしょうけどねえ。
ハービンジャーは2年目の今年が勝負でしょうねえ。
クラシックを勝つような馬が出てくれば・・・
浅次郎さん❗勉強になります❗
ステイゴールドの芝2000以上もすごい勝率ですよね❗
とくマネージャーさんども!浅次郎でっす。
芝2000m以上だとステイゴールドかハーツクライでしょう。
条件を絞ると色々と面白そうっすね!