あなたが選ぶ名馬ベスト10。1位はディープインパクト!

あなたの「未来に語り継ぎたい馬」はどの馬?

 

という企画を優駿誌上でやったのだそうな。

 

結果は、

 

1位 ディープインパクト
2位 オルフェーヴル
3位 オグリキャップ
4位 ウオッカ
5位 サイレンススズカ
6位 ナリタブライアン
7位 シンボリルドルフ
8位 トウカイテイオー
9位 ダイワスカーレット
10位 エルコンドルパサー

 

だったんだそうな。

 

管理人の1位は、ずっと変わらない。

 

サイレンススズカである。

 

サイレンススズカが最強

 

サイレンススズカの話は後からにして、

 

まず1位から見てみよう。

 

音速の貴公子ディープインパクトが納得の1位。14戦12勝。敗戦はハーツクライに敗れた有馬記念と失格になった凱旋門賞のみ。国内全てのレースで一番人気(全て単勝1.3倍以下)となり、国内全てのレースで上がり最速を計時した。3冠馬でありGⅠ7勝馬。そのほとんどのレースを2馬身以上の圧勝で飾ったスーパーホース。この馬が史上最強と論じるファンも多い。また種牡馬としても優秀な馬を数多く送り出し、リーディングを独走。サンデーサイレンスの最も優秀な後継として一時代を築きつつある。

 

 

ちなみに、管理人は「どの馬が史上最強か?」という議論は不毛だと思っている(面白いけど)。なぜなら競馬は「競べ馬」であり、一緒に走らないとどっちが強いか?なんて分からないからだ。また、時代によって馬場も変わるし、血統も変わる。どんなにシンザンが強かったと言っても・・・現代のスピード競馬に適応出来るか?といえば難しいのではないだろうか(シンザンの皐月賞勝ちタイムは2:04.1、ダービーの勝ちタイムは2:28.8である)

 

2位はオルフェーヴル。この馬の場合、ディープインパクトのような優等生じゃなかったから・・・記憶に残る馬なら1位だったと思う(笑)。3冠馬にしてGⅠ6勝。凱旋門賞2年連続2着。もっとも世界の頂きに近づいた馬なのは間違いないが・・・勝利の女神はあと一歩で捕まらなかった。この馬の話をし出すと止まらないのでこの辺にしておく(笑)。

 

 

3位は元祖怪物オグリキャップ。私が競馬を始める以前に活躍した馬なんで、リアルでその強さを実感したわけじゃないんだよなー。しかし、オグリキャップに票を入れた人は少なくとも25年以上の競馬キャリアがあるわけで、なかなか競馬を25年続けるのは難しいわけで、そんなオールドファンにも今も愛されてるオグリキャップはスゴイなと思う。当時トライアルを圧勝しながら出走出来なかったダービー(当時クラシックは地方馬に開放されてなかった)。マイルCSを勝ち、連闘で臨んだジャパンカップではホーリックスと世紀の叩き合い。有馬記念でのラストラン・・・うーむ。やっぱりスゴイ馬だ。

 

4位は女傑ウオッカ。この馬は本当にスゴイ牝馬だった。牝馬でGⅠ7勝ってだけでも意味不明だが、そのうち牝馬限定は2つだけ(阪神JFとヴィクトリアマイル)だもんよ。この馬が牡馬だったらブライアンズタイム系が残ったかもしれんのに・・・。勝ったGⅠはダービーを始めほとんどが東京。他の競馬場では全く走らないという・・・極端な馬だった。しかし、このメンバーに入って4位は驚き。ああ、何度も言うが、この馬が牡馬だったらなあ。

 

 

 

5位は悲劇の逃亡者サイレンススズカ・・・(名前を聞いただけで涙が溢れる)。さっき、「どの馬が史上最強か?といった議論は不毛である」と言った舌の根が乾かない内に言ってしまうのだが、管理人は「1800~2000」であればサイレンススズカが史上最強馬だと思っている。マイルだと短くて、2200~2400だと長いんだよなあ。その最大の根拠が今でも語り継がれる毎日王冠。その後、ジャパンカップを圧勝して世界に飛び立つエルコンドルパサーを子供扱いしたこのレース。やっぱり1800~2000ならサイレンススズカが史上最強である。せめて、天皇賞秋は最後まで走らせてあげたかった・・・。

 

私の1位は永遠にサイレンススズカである。

 

6位は豪脚ナリタブライアン。私が競馬を始めた時に絶大な人気を誇っていた三冠馬。。この馬、ケガさえなければあとGⅠの2~3個は勝っていたと思う。クラシックロードのこの馬の強さは抜きん出ていた。惜しまれるのは種牡馬として成功出来なかったこと。種牡馬2年目で急逝してしまい・・・残された産駒からはめぼしい活躍馬は出なかったのだ・・・血統的には母の一族からファレノプシスやキズナを輩出してるだけに、生きていれば種牡馬としても活躍出来たかもしれん。非常に残念である。ちなみに、この馬のラストランは当時新設された高松宮記念(1200m)。大きな物議を呼んだ(結果4着だったからスゴイ)が、現代競馬ではやはり距離の壁は厚いということだろうと思う。

 

 

 

7位に皇帝シンボリルドルフ。無敗の3冠馬にしてGⅠ7勝を上げた名馬。種牡馬としてもトウカイテイオーを出したが・・・現在その系譜は残りそうもない。正直、私が競馬を始めるずっと前の馬(3冠を取ったのが1984年)だから印象は薄い。しかし戦績見ると凄まじいな。「最強はシンボリルドルフ」ってオールドファンが多いわけだ。

 

 

 

8位は皇帝の息子トウカイテイオー。無敗でダービーを制しながら、ケガに泣いた幻の3冠馬。この時代くらいから多少は分かるんだが、まだ私の競馬歴とは被らないんだよなあ。しかし、戦績だけ見るとたいしたこと無いっていうと失礼だけど、GⅠ3~4勝レベルの馬は他にも一杯いるし、この馬より沢山GⅠを勝った馬もいる(テイエムオペラオーとかね。笑)。しかし、ラストラン有馬記念での復活優勝があまりにも鮮烈。

 

し、痺れるわ~~~~~!

 

 

9位は女傑ダイワスカーレット。幸か不幸か、同世代にウオッカという化け物がいたのだが、この馬も負けず劣らず化け物であった。GⅠ勝利は4つであったが、なんせ生涯成績【8.4.0.0】、連対率100%である。体質があまり強くなかったから休みがちであったが、もし出走していたら牝馬3冠は余裕だったろうし(ウオッカはオークスではなくダービーに出走)、GⅠもあと2~3は取れていたと思う。果敢にハイペースで逃げ・先行を打つのがこの馬のスタンス。そして最後までバテずに粘り切るのがいつものパターン。私もこの馬は大好きであった。印象に残ってるのは天皇賞秋でのウオッカとの死闘。何度スローで見ても勝ったか分からんかった。

 

ウオッカ対ダイワスカーレット

 

 

 

10位はエルコンドルパサー。不思議なことに、この馬にも同世代に強烈な馬がいた。そう、化け物と言われたグラスワンダーである。しかし、グラスワンダーは朝日杯後骨折。当時マル外の為に作られたと言われたNHKマイルCはエルコンドルパサーの圧勝となる。当時クラシックはマル外に開放されておらず・・・この馬は3歳にしてJCに駒を進め、これを圧勝。タラレバを言っても仕方ないが、もしこの時代、クラシックがマル外に開放されていたら、この馬は3冠馬になってたのではなかろうか(ちなみに天皇賞もマル外は出走出来なかった)。その後、フランスに拠点を移し、フランスのサンクルー大賞も圧勝。最大目標である凱旋門賞に出走したが2着であった。ちなみに、化け物対決は毎日王冠だけであり、グラスワンダーはその後グランプリを3連覇することになる。

 

 

タラレバを言っても仕方ないが(笑)、もしエルコンドルパサーが国内にいたら何度も何度も戦うライバルになっていただろうと思う。海外にも挑戦して欲しいけど、日本の競馬も盛り上がって欲しい・・・ファン心理はいつもワガママだ。

 

というわけで、ベスト10の馬たちを見てきたが、

 

なかなか面白かったな。

 

またやろうっと!