【宝塚記念2015回顧】ゴールドシップが飛び、超超スローとなった宝塚記念。6番人気のラブリーデイが勝ち、10番人気のデニムアンドルビー、11番人気のショウナンパンドラが3着。大波乱の結果となったが、ゴールドシップの敗因はなんだったのだろうか?もちろん出遅れもあるが・・・
は、
は、はうあ!
という細江純子の声が聞こえてスタートした宝塚記念。
やらかしたのはご存知ゴールドシップ。
立ち上がった時にゲートが開き、
世紀の大出遅れ。
競馬には・・・これがある。
さて、
簡単に宝塚記念を回顧する。
◆宝塚記念2015結果、着順
※netkeibaより抜粋
一番人気のゴールドシップも飛んだが、2番人気のラキシスも見せ場なく惨敗・・・他、ワンアンドオンリー、カレンミロティックといった実績馬も惨敗・・・が原因だったのだろうか?
◆宝塚記念2015払い戻し
複勝を見れば分かる通り、デニムアンドルビーは意外と人気で、3着のショウナンパンドラはかなりの人気薄であった。
◆宝塚記念2015映像
◆宝塚記念2015回顧
波乱はゲートの中ですでに渦巻いていた。先入れでゲートに入ったゴールドシップだが、素直に入ったし、入った後も大人しく他馬のゲート入りを待っている。多くのファンが胸をなで下ろしていただろう。
だけんどもしかし!
大外のラブリーデイが入った瞬間に様相が一変!いや、おそらくラブリーデイのせいではない!隣の隣・・・ラキシスがまずゲート内でウルサイところを見せ、それが隣のトーホウジャッカルに伝播して暴れ・・・それでいきなりスイッチが入ったのだと思う。
「我慢ならん!早く出せィィィ!」
ということだったのかもしれん。ゲート内で立ち上がり、一旦落ち着いたかに見えた瞬間スタートが切られたが、まさにその時もう一度立ち上がってしまったのだ。
推定、10馬身の出遅れ。10馬身というのはだいたい2秒くらい。
多少の出遅れは想定していたが、
この出遅れは致命的。
せめて速い流れになればまだ分からんかったが・・・
レースはレッドデイヴィスが果敢にハナを切る展開。
これは予想してなかったが、
レッドデイヴィスからの馬券も握っていた私としては、
ゴールドシップの出遅れにショックを受けつつ、
松若行ったれ!
と思いつつ見ていた。続いてラブリーデイが2番手。トーセンスターダム、オーシャンブルーが続き、その後ろにヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラは内で虎視眈々。
団子の中団はワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、カレンミロティックは後ろになってしまったなあ。ディアデラマドレは想定より前。ラキシスは中団後方の外目。
離れた後方にデニムアンドルビー。
さらに離れた最後方にゴールドシップ。
行ったれレッドデイヴィス!と思っていたが・・・
若松は超スローに落とした逃げ。600mは36.0で、1000mはなんと62.5!これは宝塚記念としては異例の超スローである(大概600m34秒前後、1000mも58~59秒である)。馬場が緩かったとはいえ、これはいくらなんでも遅すぎ。ちなみに、同日同条件の7R(500万条件)の1000mが62.6である。最高峰のGⅠと500万条件のペースが同じって・・・
しかし、このラップで・・・
ゴールドシップは後方のまま。
確かに10馬身のビハインドはキッツイ。しかし、このペースなら前半の内に馬群に取り付くのは難しくなかったはず。横典も腹をくくって後方からの競馬に徹したんだろうが・・・
3コーナー過ぎ。横典の手綱が動き仕掛け始める!しかし行き脚がついてからも馬群後方に取り付くのが精一杯。いつもならここからグーン!と捲っていくのだが・・・(期待していたが・・・)
もう、ゴールドシップに走る気がなかったのかもしれん・・・
と、多くの解説者が言ってるが・・・
違う!
レースは様相が変わったのは800m過ぎ、ここから11.7、11.0、11.6、12.4と11秒台のラップが続くのだ。800~200の3Fは34.3。つまり、瞬発力が要求される流れ。ゴールドシップはタフな流れでこそ力を発揮する馬である。みんなが36秒掛かる所を35秒で行くのが得意な馬なのだ。特にこの11.7、11.0の所で、これを上回る脚を使えるはずもない。
もちろん、今回のゴールドシップの敗因の一番は出遅れである。あれは致命的であった。しかし、管理人は、例えゲートを五分に出ていても、今回の流れでは勝てなかったのでは?と考えている。
ま、ゴールドシップが前にいれば流れも変わったと思うけどな。少なくとも中団~後方でこの流れに乗っていたら、瞬発力自慢の馬達には敵わんかったと思う。
直線はもう手応えがなく、横典ももう追っていない。
・・・
レースは800mからの瞬発力勝負。
そして最後の200m急坂の我慢比べとなった。
果敢にハナに立った松若デイヴィスは坂下までよく頑張った。馬券を持ってたから言うわけではないが、残り100mまで・・・ちょっと夢を見た(ショウナンパンドラとのワイドを持っていた。笑)。
そして、今回最も展開が向いた馬がラブリーデイ。
正攻法の競馬でレッドデイヴィスを一気に交わすと早め先頭。
この馬の一瞬の脚はスゴイわー!
そして離れた後方にいたデニムアンドルビーの一気の追い込み!
これには驚いたなー!
ダントツの上がり34.0を駆使してラブリーデイに迫るも、
クビ差届かぬところがゴールであった。
浜中の追い方は一心不乱で好感持てるわー。そんでデニムアンドルビーはやっぱり、阪神が合うわ。今回瞬発力勝負になったのも良かったが、超スローで脚が溜まると末脚半端ないわー(…φ(..)メモメモ)
3着にはインで死んだふりをしてたショウナンパンドラ。ば、馬券的にはこの馬を▲にしてたんだが・・・◯にしておけば、デニムアンドルビーとのワイドが的中だった・・・とか、タラレバを言いたくなるほど管理人はこの馬を狙っていたのである(レッドデイヴィスの調教が良すぎたタメに浮気してしまった)。
上手く脚が溜まったし、最短距離を走れたし、力の要る馬場も良かったと思うが、鞍上池添も直線狭い中よく抜けだして来たと思うぞ。
トーホウジャッカル、ヌーヴォレコルトは流れに乗ってなだれ込んだ感じ。本当はもっと速い流れでこその馬達だと思う。ラキシスもスローに殺された口かな。見せ場なしであったが、見限る必要なし。
とにかく今回の宝塚は特殊であった。
500万条件と同じような流れで、
同じような時計(前述の500万下と0.4秒しか変わらず)。
勝ったラブリーデイはもちろん称えるべきであるが、
秋につながるかどうかは微妙だなあ・・・。
しかし、行く馬がいないとこんなになるんやねー。
これも競馬。あれも競馬。
個人的にはゴールドシップの三連覇が見たかったけど、
そんなに甘くないってことで。
とりあえず、春競馬もこれで終わり。
夏競馬を楽しむことにしましょ。
レッドデイヴィスがもうちょい粘って3着なら・・・
(しつこい!)
浅次郎さん、こんにちは。
娘と現地で観戦しましたー。
スタートの瞬間、悲鳴とも罵声ともとれるなんとも言えない声がこだましてました…
これも競馬、これもゴールドシップなんですが、歴史が変わるレースがああいう形で終わってしまったのはなんとも残念でした。
馬券の方もカレンミロティックの複勝を買ったんですが、スタート行き脚つかずに、後方からでthe end。
疲れが溜まっていたのでしょうか。スローの瞬発力勝負にされるとどーにもならんすね…
本当に、ゴールドシップは単勝1倍台になると飛びますね(結果論ですが)
くるパパさんども!浅次郎でっす!
む、む、娘さんと現地で観戦ですと!
何とも羨ましい・・・
うちの娘は今9歳ですが、
あまり競馬に興味を示しません(当たり前だ!)
今から仕込んでおきたいのですが・・・
うーむ。毎週100円だけ馬券を買わせてみるか。
しかしゴールドシップは本当に残念です。
後10秒我慢してくれれば・・・
せめて立ち上がる前にゲートが開けば・・・
ゴールドシップが普通に出れば
レース展開も変わってたんじゃないかなーと思ってしまいます。
こうなったら、
来年もう一回・・・(爆)
いや、非社台ですし、個人馬主ですし、キレないし、
種馬としての人気は低いでしょうから
(血統的にオルフェーヴル・ドリジャニと被ってしまう)
来年も現役あるかも・・・よ?
浅次郎さん、こんにちは!
ゴールドシップには驚かされました!
スタートの瞬間は細江さんの悲鳴が印象的でしたね
3連覇の伝説は作れませんでしたが
別の伝説は作ってくれました!
レースのはまさかの超スローペースからの瞬発力勝負!
デニムアンドルビーの末脚が光っていましたが
ラブリーデイのレース運びが1枚上だったようです。
秋も楽しみな馬たちですね。
馬券のはこっそり馬連500円で美味しくいただきましたヨ!(喜)
サイレンスシズカさんども!浅次郎でっす。
馬券お見事です!スゴイわー!羨ましいわー(笑)
しかし、ほんとにまさかの超スローでしたね~。
阪神2200で瞬発力勝負になるとは思ってもいませんでした。
ほんとラブリーデイはレース運びが上手かったですよ。
レッドデイヴィスが前にいたのも良かったと思います。
しかし、秋の勢力図はどうなるんですかねー。
ゴールドシップはどうすんだろ?
想定よりもペースが遅く、ラキシス頭で買っていた私は3コーナー過ぎでハズレを確信しました。
スローの緩い馬場ではデニムアンドルビーは強いですね!
というか、宝塚記念→天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念→阪神大賞典→天皇賞春→宝塚記念って、なにこの90年代の一流牡馬ローテw
それでいて主な勝ち鞍がフローラステークスとローズステークスてw
どっかで一つ大きいの勝って欲しいです。
Kenさんども!浅次郎です。
ラキシスはスローに殺されたにせよ負け過ぎな感じはあります。
馬場が合わなかったはずはないし、距離もベストだったろうし・・・
もしかして+10kgが微妙に影響したのかもしれませんね。
結構迷ったのですが、馬券的にはデニムアンドルビーが正解でした。
(ラブリーデイは完全に軽視してましたが。笑)
この秋も王道ローテで行くとなると、
天皇賞秋、JCあたりは人気になりそうですね!
個人的には、秋天惨敗→JC惨敗からの・・・
有馬記念で2着!に期待しています(笑)。
ラブリーデイは、オールカマーあたりに内枠で出てきたら狙うかも知れませんが、天皇賞やジャパンカップだと厳しそうですね!
kenさんども!浅次郎でっす。
そうですねー。これで東京のGⅠを勝つようなら本物かと。
と言っても、多くの有力馬が故障中ですので何とも言えませんけどね~。
(そういえばイスラボニータはいつ復帰するんだ?)
手薄になりそうな秋天あたり勝っちゃうかもしれませんよ(笑)。