菊花賞2020データ分析!2着~3着の大穴馬を探せ?

【菊花賞2020データ分析】京都芝3000mで行われる三冠最終戦GⅠ菊花賞。今年は三冠達成が掛かるコントレイルが断然の人気を集めるが、穴党はこの馬は切れるのか?データ分析では差し・マクリ有利?枠順は?馬体重・騎手・調教師・前走ローテ・位置取り・上がり3Fは?穴馬候補はロバートソンキー、ガロアクリーク、ヴァルコス。

 

さて、秋華賞のデアリングタクトに続き、

菊花賞はコントレイルの無敗三冠チャレンジ。

しかし・・・

コントレイルにはライバルがいない?

 

■菊花賞2020予想オッズ

※netkeibaより抜粋

 

大記録を達成するのに重要なのは、

突出した能力、頑丈な体、強い精神力。

そのどれもが必須だが、

同じくらい重要なのがライバルの存在である。

 

確かに白鵬は強い。

 

 

優勝回数44回はとんでもない大記録である。

しかし白鵬の歴史に本当のライバルと言える存在がいたかどうか?

と言えば微妙だよね(初期は朝青龍がいたが・・・)。

 

それに比べ、

貴乃花・曙・武蔵丸・若乃花の時代はどうだったか。

 

 

4人の大横綱が火花を散らして長期間渡り合ったため、

優勝回数という記録はあまり伸びなかった。

(貴乃花22回、曙11回、武蔵丸12回、若乃花5回)

 

今回のコントレイルは、

曙や武蔵丸がいなくなった貴乃花状態?

 

いや、

 

朝青龍がいなくなった白鵬状態か・・・。

 

これはもう・・・

 

2着、3着の大穴を探す他ないのか???

 

データ見てみよう。

 

■菊花賞2020データ分析、人気別成績

ぶえー。1番人気強いなー。しかし2番人気はイマイチ。だいたい7番人気までに収まる傾向だが、時々ヒモ荒れする感じ。最近の菊花賞は3000m戦とはいえ瞬発力勝負になることが多いからな―・・・

 

■菊花賞2020データ分析、枠番別成績

勝ち馬は1~3枠が多い感じだが、全体的にはフラットか。

 

■菊花賞2020データ分析、馬体重別成績

480~499kgのゾーンが一番多いねー。最低でも440kgは欲しいところ。馬体の増減は圧倒的に「馬体増」が優勢。

 

■菊花賞2020データ分析、騎手成績

関西の騎手が強く、関東の騎手はかなり劣勢。しかし複数回馬券になってる騎手は少なく・・・要注意はルメール、福永、武豊、ミルコ、川田。

 

■菊花賞2020データ分析、調教師成績

菊花賞は得意としている厩舎があるので挙げておこう。ご覧の通り、池江厩舎友道厩舎はかなりの数を出走させている。有力馬を多く預かってるのもあるが、長距離仕様に調教するのが得意なのだろう。今年の池江厩舎はヴェルトライゼンデ、友道厩舎はヴァルコスがスタンバイ。後は角居厩舎はアイアンバローズが登録しているが・・・これは出走出来ないか。

 

■菊花賞2020データ分析、種牡馬成績

ディープインパクト・ステイゴールド要注意。意外と相性悪いのがキングカメハメハ、ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ハービンジャー。結構な数を出走させているが成績は芳しくない。これを見るとハーツクライ産駒のサリオスは違う道に行きたくもなるな。

 

■菊花賞2020データ分析、間隔別成績

最も馬券になるのは4週(中3週)。これはほぼ神戸新聞杯である。あとはセントライト記念ほか1~2ヵ月間隔。休み明けで来たのは・・・フィエールマンのみ。明け2戦目がベスト。

 

■菊花賞2020データ分析、前走成績

注目前走は・・・圧倒的に神戸新聞杯(18頭)、セントライト記念(5頭)、2勝クラス(5頭)。この3つでほぼ全て。神戸新聞杯組は毎年2頭ずつ馬券になってる計算の最重要ステップレース・・・にも関わらず条件は厳しく3着以内!おまけしても5着以内で・・・これは来ても3着まで。セントライト記念も条件厳しく2着以内。2勝クラスは当然1着のみ。しかしこの2勝クラス組も・・・来ても3着までなんだよね。つまり・・・神戸新聞杯の3着以内とセントライト記念の2着以内を買っとけば当たるレース(ええ?)

【激熱ローテ馬】
・コントレイル(神戸新聞杯1着)
・ヴェルトライゼンデ(神戸新聞杯2着)
・ロバートソンキー(神戸新聞杯3着)
・バビット(セントライト記念1着)
・サトノフラッグ(セントライト記念2着)

2勝クラス組は数が多い上に抽選となりそうなので省略。やはり鍵となるのは逃げ馬のバビットか。。。爆穴はロバートソンキー?

 

■菊花賞2020データ分析、脚質別成績

前後互角に見えるがこれは錯覚。なぜなら「3コーナーから上がって行った馬」が先行に分類されているケースが結構あるからだ(下記参照)。実際は、差し・マクリ馬が強い!上がり最速馬強し。上がり2位の馬も強い。上がり6位以下・・・ともなるともうかなり厳しいからね。3000mの長距離戦だが瞬発力も必要なレースだ。

 

■菊花賞2020データ分析、位置取り・上がり3F

馬券パターンは・・・「差し→差し(マクリ)」がほとんどで、たまに「先行→差し」。中団から3~4コーナーに掛けてポジションを上げて行くパターンが多く、純粋な先行馬や逃げ馬は厳しい。

穴馬の脚質は、差し(マクリ)

先行馬が馬券になるパターンは人気サイド。人気薄で馬券になった先行馬となると・・・10年前のビッグウィークまで遡らねばならない。このデータからすると・・・バビットは辛いね。

 

■菊花賞2020データ分析、厩舎・生産者・血統

なんと・・・関西馬が28/30で圧倒的!過去10年関東馬で馬券になったのはたった2頭である。これを見るとサトノフラッグ、ガロアクリーク、ロバートソンキーあたりは買いにくいなあ。まあ、私はあんまり気にしない方なんだが・・・。それからノーザンFが2年連続で表彰台独占中。血統的にはサンデーサイレンス系中長距離型×ノーザンダンサー系輸入牝馬ってのがトレンド。

 

■菊花賞2020ケツデータ論

・神戸新聞杯+セントライト記念組
・差し(マクリ)
・サンデーサイレンス系中長距離型

 

単勝1.1~1.2倍になるであろうコントレイルはノースヒルズ生産のディープインパクト産駒。母のロードクロサイトはマル外として中央で走ったが未勝利。しかし母父はUnbridled’s Songなんでね。おそらくディープインパクトと交配させるためにノースヒルズが輸入したんだと思うが(「ディープインパクト×Unbridled’s Song」は流行りのニックス配合)、この配合が爆裂。デビュー後の活躍は皆知っての通りである。データ的には・・・全くスキなし。関西馬+福永。ディープインパクト産駒で脚質は自在。ローテは最高。折り合いも全く問題ない馬だし、データ的には完璧。唯一の懸念は初めてとなる3000mの距離。まあでもスローで流れるなら何の問題もなさそう。全盛期の白鵬よろしく全勝優勝なるか?

2番人気はヴェルトライゼンデ。ノーザンF生産のドリームジャーニー産駒。ホープフルSでコントレイルと0.2秒差2着、皐月賞は惨敗したものダービーでは3着、そして秋緒戦の神戸新聞杯ではコントレイルと0.3秒差の2着。この時コントレイルは軽く仕掛けただけでゴール前は追っておらず流しただけ・・・レースだけ見れば完敗の内容であるが、この時の枠順はコントレイルが2番、ヴェルトライゼンデが18番。馬群の中から突き抜けたコントレイルに対し、ヴェルトライゼンデは大外に回して追い込んで来たんだよね。つまりヴェルトライゼンデの方がかなり長い距離を走ってるってこと。だからどうした?と言われれば身も蓋もないが、オッズほどの能力差はないように感じる。そして血統的な魅力はこちらが上だ。兄に菊花賞馬ワールドプレミアが居て、父はこのレースに強いステイゴールド系。長距離戦での後方待機からのマクリは・・・この血統の伝統だ!2番人気でも単勝10倍超えそうな予感(笑)。

3番人気はバビット。浦河の大北牧場生産のナカヤマフェスタ産駒。セリ取引価格は500万円。やもすればあっという間に地方行きとなってもおかしくないような馬だったわけだが(母は地方で1勝)、蓋を開ければ4連勝でセントライト記念を制し、堂々菊花賞に駒を進めて来た。おそらく大北牧場は今週ガクガクブルブルの観戦となるだろう。今回の菊花賞の鍵を握る馬なのは間違いなく、この馬がどんなペースで行くのか?・・・によって結果は変わってしまうかもしれない。この馬もステイゴールド系でスタミナは十分。展開の味方は必要ではあるが・・・コントレイルを負かすならこの馬じゃないかと思っている。内田には渾身の大逃げをかまして頂きたい。

 

穴馬パンツ候補を挙げておこう。

まず、データから有資格馬であるローバトソンキー。新冠の長浜牧場生産のルーラーシップ産駒。神戸新聞杯3着馬は過去10年で3勝を上げており、それも春の実績馬ではなく「上がり馬」というポジションの馬なんだよね。その3着は14番人気でのもので・・・みんながアッと驚く激走だったわけだが、改めてレースを見ると、コントレイルの後ろから力強く脚を伸ばしており、前々走から一変しているのが伺える。実際、ヴェルトライゼンデとはクビ差の接戦だったわけで能力があるのは間違いない。まあ、関東馬で伊藤工騎乗となれば全く人気ないだろうが・・・3着候補としてはかなり面白し。

次に、データからはとても買いにくいガロアクリーク。浦河の笠松牧場生産のキンシャサノキセキ産駒。関東馬でこの父・・・となれば菊花賞では難しい・・・という判断をするファンが多いと思う。しかし皐月賞3着、ダービー6着、セントライト記念3着。これを見れば距離不安は全くないし、スプリングSではガチでヴェルトライゼンデを負かしており実力も十分。というか私はこの馬も現3歳世代NO4と見ており、NO2が居ないこのメンバーなら当然能力上位だと思うわけ。まあ、距離は走ってみらんと分からんわけだが、全てがハマった時は飛んでくるかもしれんよ。

あと、コメント欄でも名前を挙げて頂いていたが、ヴァルコスも気になるね。ノーザンF生産のノヴェリスト産駒だが・・・菊花賞に強い友道厩舎。休み明けは走らない叩き良化タイプ。母父は菊花賞馬のダンスインザダーク。そして母母はウインドインハーヘア。つまり、母はディープインパクトの異父妹である。色々と「持ってる」大魔神佐々木がオーナーなのも不気味。青葉賞では相当長く脚を使っていたからねー。ズブイ馬で反応は鈍いが・・・スタミナは半端ないと思う。

 

問題は・・・馬券の買い方やねー。

 

秋華賞もそうだったが、最近はビッグレースでの、

断トツ人気馬→大穴大穴

というフォーメーションが流行っており(笑)、

今回もとんでもない大穴が2~3着に突っ込んできそうな感じするよね。

 

しかし私の場合、

myルールにてコントレイルを◎にするわけにはいかんからね。

どの馬を◎にするかは調教と枠を見て決めようと思う。

 

もちろんコントレイルの3冠チャレンジは心から応援するが・・・

馬券は・・・別だ(笑)。

 

忖度ナシの調教チェックは金曜日の予定。お楽しみに。

 

 

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先週の府中牝馬Sの調教チェックでは・・・8頭立て7番人気のサラキアに特A評価、6番人気のシャドウディーヴァに調教爆穴の印が付いていたぞ!それを馬券に活かせない奴も沢山いるが(私のことだ!)、調教チェックだけでも倶楽部に入る価値がある!と言ってくれる部員もいる(笑)。