天皇賞秋2020データ分析!大穴馬を探せ!

【天皇賞秋2020データ分析】東京芝2000mで行われるGⅠ天皇賞秋。今年は女王アーモンドアイが断然の人気を集めるが死角はあるのか?当然穴狙いで逝く。データ分析では内枠有利?脚質は差し有利?馬体重・騎手・厩舎・血統・前走ローテ・位置取り・上がり3Fは?穴馬候補はキセキ、ダノンプレミアム、ウインブライト、カデナ。

 

フルゲート18頭なのに・・・

 

12頭立てかあ。

 

■天皇賞秋2020予想オッズ

※netkeibaより抜粋

 

毎日王冠を圧勝したサリオス(次走謎)、

京都大賞典を快勝したグローリーヴェイズ(JC)、

札幌記念を勝ったノームコア(エリ女)、

大阪杯勝ち馬のラッキーライラック(エリ女)、

復権が待たれるサートゥルナーリア(JC直行)・・・

 

この辺も出て来てくれれば・・・

大盛り上がりだった思うんだけどねえ。

 

 

ちなみに、グローリーヴェイズ以外は

全てノーザンFの生産馬。

(グローリーヴェイズの馬主はアーモンドアイと同じシルク)

 

牧場サイドの使い分けが悪いとは言わん。

大人の事情や股間の都合もあるんだと思う。

もちろん馬の適正や体調面もあろう。

仮に私が馬主なら「使い分け賛成!」と言うと思う(←)。

 

だけんどもしかし!

 

 

「強い馬同士のガチ勝負が見たい」

 

というのが競馬ファンの願いなのであり、

 

「どの馬が一番強いんだ?」

 

ということを我々は知りたいのである。

 

そして、多少の適正の差があるからこそ

馬券も面白いのである。

 

最近はマイル路線を歩んでいるアーモンドアイ。

馬体が完成して・・・より父の適正が出ているのは分かる。

この後は香港という噂だが、もし、この馬が、

ジャパンカップ有馬記念に出走したら?

なんて・・・考えるだけでもムスコがムクムクするじゃないか。

 

現役最強馬無敗の牡牝三冠馬

大一番で戦う姿が見たい・・・。

これは競馬ファンの総意だと思う。

 

もちろん馬の適正を見極めることは大事だし、

しっかり賞金を獲得するのも大事。

馬の消耗を押さえるという考え方も大事だろう。

 

しかし

「ファンあっての競馬」

というのを忘れて頂きたくない。

 

先週の菊花賞は・・・

適正外と思われる舞台で勝ち切ったからこそ

コントレイルが光り輝き、

ファンは拍手を送ったのである。

ちなみに、菊花賞の売上は前年比130%だったのだとか。

 

最盛期からするとかなり減ってるJRAの売上だが・・・

注目を集める面白いレースがあれば、

ファンは馬券を買うのである。

 

何が言いたいかというと、

 

今年の天皇賞秋は少々勃起不全気味だってこと。

せめてサリオスが出て来てくればなー。

 

さて、データ見てみよう。

 

■天皇賞秋2020データ分析、人気別成績

どへー。1番人気強し!2番人気も馬券率高し。その代わり3~4番人気がかなり弱く、5~7番人気の小穴~中穴ゾーンが狙い目?大穴狙いはかなり望み薄・・・

 

■天皇賞秋2020データ分析、年齢別成績

今年は3歳馬の出走ナシ。斤量的にも有利なんで出て来て欲しかったけどなー。馬券の中心は4~5歳。データ的には6歳以上は斬りでOK。ま、私は気にしないけどね。

 

■天皇賞秋2020データ分析、馬体重別成績

東京芝2000m戦。最低でも440kgは必要。理想は480~519kg。馬体の増減は・・・かなり「馬体減」が優勢。と言っても-10kg以上減るのはダメ。ちょっと減るくらいがいい。

 

■天皇賞秋2020データ分析、枠番別成績

東京芝2000mは2コーナーポケットからのスタート。スタートしてすぐ2コーナーとなるため、内枠有利が定説。このレースでも外より内の方が良く・・・特に大外枠はヒドイ成績になっている。今年は12頭立てなんでね。そこまで気にする必要ないかもだが・・・アーモンドアイにはハンデの意味も込めて大外枠を引いて頂きたいと思うのは、私だけではないはずだ(笑)。

 

■天皇賞秋2020データ分析、騎手成績

ルメール、ミルコ注意。他、外人注意のレースなんだが、今年はコロナの影響で短期免許の外人がいないんだよね。例年だとオフシーズンになる欧州の騎手がワラワラと来日するんだけど。他、戸崎、川田、岩田あたりも注意。

 

■天皇賞秋2020データ分析、調教師成績

このレースを得意としているのが藤沢厩舎、池江厩舎、堀厩舎、藤原英厩舎。ただし今年は・・・堀厩舎(ジナンボー)のみ。

 

■天皇賞秋2020データ分析、種牡馬成績

1着に関してはかなりバラバラなんだが、サンデーサイレンス系orキングマンボ系のどちらか。面白いのがディープインパクト。2着が6回なんですな。今年も大挙出走するが・・・やっぱり2着まで?

 

■天皇賞秋2020データ分析、間隔別成績

最近のトレンドは「休み明け」。というかジャパンカップの賞金が跳ね上がったことで(ジャパンカップの1着賞金3億円、天皇賞秋は1億5千万円。なんでこんなに差があるんだ!)・・・「ジャパンカップの前哨戦」的な位置づけになった感あり。それからローテ(消耗)的な問題もあって、現在は「秋2戦(多くて3戦)」が主流なんだよね。昔とは違うんだわさ。

しかしそれでも3週(中2週)が有力なのは間違いない。これはもちろん、ほとんどが「毎日王冠組」。そして半年以上の休み明けはかなり厳しい。該当するのはウインブライト、それからフィエールマン。

 

■天皇賞秋2020データ分析、前走成績

注目前走は・・・毎日王冠(11頭)、宝塚記念(7頭)、安田記念(3頭)、札幌記念(4頭)。オールカマーや京都大賞典から馬券になるのはマレ。最近は安田記念や宝塚記念からの直行が目立つ。毎日王冠組は基本3着以内条件だが、惨敗からの巻き返しもアリ。宝塚記念も好走しているに越したことはないが・・・馬場適正で敗れた馬が巻き返してくる。安田記念も惨敗OK。札幌記念は2着以内条件。

【激熱ローテ馬】
・クロノジェネシス(宝塚記念1着)
・ブラストワンピース(宝塚記念16着)
・アーモンドアイ(安田記念2着)
・ダノンキングリー(安田記念7着)
・ダノンプレミアム(安田記念13着)
・ダイワキャグニー(毎日王冠2着)
・カデナ(毎日王冠4着)

最も有力なローテはクロノジェネシス。アーモンドアイももちろん問題ナシ。データだけ見れば毎日王冠のダイワキャグニーは面白い存在なんだが・・・サリオスに3馬身千切られてるからなあ。であれば、面白いのは安田記念組のダノン2騎か。しかし明らかに適正外のブラストワンピースを出走させて来るところに「シルク×ノーザン」の闇を感じるなあ。まあ、この馬を狙うなら有馬記念かな。

 

■天皇賞秋2020データ分析、脚質別成績

差し勢優勢。ただし、中団前目の馬が差しにカウントされてる傾向にあり・・・全体的には前後互角と見ていい。上がり1~2位馬が猛烈に強い。瞬発力必須のレースだ。

 

■天皇賞秋2020データ分析、位置取り・上がり3F

馬券パターンは・・・「差し→差し」「差し→先行」「先行→差し」。逃げ馬は厳しく3着までのデータ。最近は馬場の高速化が進んだからか・・・中団前目から上がり1~2位を使って勝ち切る・・・という競馬が多いね。去年のアーモンドアイの勝ちタイムは1:56.2だよ。ただ、今年は開催序盤が道悪だったため・・・馬場は結構荒れているんだよねー。去年みたいな高速馬場にはならないと思われるが・・・天気はずっと晴れ予報。

穴馬の脚質は、逃げ・差し。

キセキクラスの逃げ馬が逃げるとやっぱり怖いわけだが、キセキは今回行かないのかな?完全に脚質変えたのか?アーモンドアイを負かすには前の方がいいと思うが・・・。あとは、レインボーライン、ステファノス、トーセンジョーダンといった感じの差し馬を探したい。

 

■天皇賞秋2020データ分析、上がりデータ

上がり1位候補は・・・

・キセキ
・クロノジェネシス
・スカレットカラー
・フィエールマン
・アーモンドアイ
・カデナ

 

■天皇賞秋2020データ分析、厩舎・生産者・血統

若干関西馬が優勢も・・・そこまで気にしなくていいレべル。それより気にしたいのが「社台か否か」。もうとんでもなく社台系が強いのである。過去10年で非社台は5頭しかおらず・・・モーリス、キタサンブラックといった名馬級の馬じゃないと社台系に勝つことは出来ない。今年も社台系は6頭が出走。上位人気を独占しそうな感じで・・・ちょっともう誰かどうにかして欲しい。

血統的には主流のサンデーサイレンス系、あとはキングマンボ系。あと、デピュティミニスター~クロフネの血に気を付けたい。マレに東京に特化した高速馬場の専用馬が出現するんだよね。あとはリピーター注意。今年で言うと・・・アーモンドアイとダノンプレミアム。そしてキセキ。

 

■天皇賞秋2020データケツ論。

・春GⅠから直行or毎日王冠
・前後互角。穴は差し。
・瞬発力必須。

 

1番人気確定のアーモンドアイはノーザンF生産のロードカナロア産駒。シルクレーシングの持ち馬で現在GⅠ7勝。今回は新記録であるGⅠ8勝目が掛かっており、さらにメディアの注目を集めると思われる。現状ベストの距離は1600~2000mと見られており、このレースは許容範囲内だと思われるが、ここ2戦はマイル戦を使われているし、5歳秋を迎えてさらにマイル色が強くなっている可能性もある。当然能力最上位だが、足元を掬われる可能性無きにしも非ず。今の東京の馬場もどうか。

2番人気は宝塚記念を圧勝したクロノジェネシス。ノーザンF生産のバゴ産駒。サンデーレーシング。力の要る馬場で能力を発揮するパワー型だが、それと同時に高速馬場もこなす万能型。東京は【2.0.1.0】。2歳時のアイビーSでは上がり32.5をマークして圧勝している。負けたのはオークスだが、この時はまだ完成の域になかった。この馬の母父がクロフネ。ダートでの活躍馬が多い種牡馬だが・・・稀に東京芝でキレキレの馬を出す(アエロリット、ホエールキャプチャなど)。クロノジェネシスは父バゴからスタミナを受け継いでいるが・・・スピードと切れ味は母から受け継いでいるのだ。アーモンドアイを正攻法で負かすならこの馬だろう。

3番人気はフィエールマンか。ノーザン×サンデーレーシングのディープインパクト産駒。この馬は謎が多くてね。その戦績を見ると「長距離GⅠ3勝」。そのいずれも道中が緩む展開でヨーイドンの瞬発力勝負。昨今は長距離レースにレベルの高い馬が集まらない傾向にあるし、そのレースレベルにも疑問。つまり、比較的低レベルの長距離の瞬発力勝負で勝って来た馬だと私は見ている。中距離だと・・・ブラストワンピースと同じくらいの能力ではなかろうか(実際、昨年の札幌記念でブラストワンピースに負けている)。ただ、「本質は軽い馬場の中距離瞬発力型」という可能性もある。東京は・・・新馬戦以来走ってないんだよね。

 

穴馬候補を挙げておこう。

まずもって挙げたいのが2年前の3着馬キセキ。この馬・・・GⅠ勝ちは菊花賞だけなんだが、徹底して運がない馬なんだよね。4歳時のジャパンカップは後続に3馬身半差を付けながら・・・絶頂期の軽量アーモンドアイに差されての2着。5歳時の大阪杯はアルアインの一発に屈してクビ差2着。さらにその年の宝塚記念は無双状態のリスグラシューに負けての2着。去年の秋は凱旋門賞に出走して不在だったが、今年の宝塚記念は無双状態のクロノジェネシスに負けての2着。こうやって見ると・・・ほんとに運が悪いとしか言いようがない(涙)。私はこの馬の本質を「高速東京向けの持久力タイプ」と見ており(じゃないと東京2400を2:20.9で走れない)、ココは超チャンスじゃないかと思う。問題は脚質。是非逃げの手で行って欲しいんだが・・・後ろから行くのも面白いかも。惨敗したら、ジャパンカップでもう一回狙う(笑)。

次に、昨年の2着馬ダノンプレミアム。昨年はアーモンドアイには3馬身差を付けられたものの好位からキッチリ脚を伸ばしアエロリットをクビ差交わしての2着。その後マイルCSでもインディチャンプの2着に入り、高い能力を持っているのは間違いない。今年は春に香港のクイーンエリザベスSに出走して3着。帰国して安田記念は13着惨敗だったが、これは調整の問題だろう。鉄砲駆けするタイプだし、人気が落ちそうなココは狙い目だ。2~3着候補だけどね。

あとは・・・超大穴にウインブライト。8ヵ月の休み明けだし、東京は苦手ということもあって(中山の鬼。東京は【1.0.0.5】)、全く人気ないと思うわけだが、香港GⅠを2勝している実力馬。まさかの一発があるのがステイゴールド産駒であり、仕上がりや枠次第では警戒しておきたい。ちなみに、父のステイゴールドは2度、天皇賞秋で2着に入っているぞ。

他、展開大ハマりした時のカデナ。どうしても後方からになってしまうためGⅠで届くイメージはないが・・・全てがハマった時は大外からぶっ飛んで来るかもしれん。3着に(笑)。

 

まあ、今回はクロノジェネシスがいるから、

先週のようなオッズにはならんと思うわけだが、

やっぱりアーモンドアイの単勝はかなり売れそうだねー。

 

さて、そろそろ大きな馬券を当てて

乙牌を眺めに行きたいところだが・・・

 

金曜日の調教チェックお楽しみに。

 

 

【浅次郎のひとりごと】

アーモンドアイ 暮れの香港に登録

今年はコロナ禍の影響で香港遠征は無いかと思っていたが・・・かなり状況変わって来たみたいだね。これで、アーモンドアイがジャパンカップや有馬記念に出走する可能性が限りなく低くなったなあ。有馬記念はともかくジャパンカップならやれると思うんだけど・・・。

 

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