桜花賞2016予想!展開はどうなる?有利なのは?

【桜花賞2016予想】阪神芝1600m外回りで行われる牝馬クラシック第一弾桜花賞。今年はメジャーエンブレムに注目が集まるが、さて展開はどうなるのであろう?逃げるのはどの馬?メジャーエンブレムが行くのか?それともハナは譲るのか?ハイペースになったら?超スローになったら?平均ペースなら?

 

アンカツ(安藤勝己)の桜花賞予想が面白かったので紹介しておく。

 

安藤勝己桜花賞2016予想

安藤勝己がズバリ選定!3歳牝馬の桜花賞・オークス番付

 

アンカツは競馬中継でも余計なことはあまり言わない。本当はもっと突っ込んだ鋭いコメントを言いたいのかもしれんが、当たり障りのないコメントしかしない。これは岡部さんを始め殆どの解説者に共通するので、もしかしたらテレビ局もしくはJRAから「余計なことは言わないように」と釘を刺されているのかもしれん。

 

で、このアンカツ番付も当たり障りのないものであるが、興味深かったのが、横綱メジャーエンブレムに対する評価である。

 

自分はお父さんのダイワメジャーに乗っていたけど、(その父に)体つきも含めてよく似ている。お父さんのレースで自分がいつも考えていたのは、道中のペースを絶対にスローに落とさないこと。コンスタントにラップを刻んでいければ少しくらいハイペースでも押し切れるけど、瞬発力で劣る分、スローの切れ味勝負では分が悪かったからね。

娘であるこの馬も、そういうところはあると思うよ。ゆえに、他の馬にハナを抑えられて道中スローに落とされ、最後の瞬発力勝負というレースに持ち込まれたりしたら、自分は危ないと見ている。

それでも、桜花賞は勝つ可能性がかなり高いと思う。オークスはどうだろう……誰もが思っているように、距離延長には不安を感じるよね。

 

アンカツがダイワメジャーに乗っていた時にいつも考えていたのは、

 

「道中のペースを絶対スローに落とさないこと」

 

なんだそうな。実際乗ってたアンカツが言ってるから重みがあるよなー。そう、ダイワメジャーは持久力型の先行馬であり、瞬発力では他の一流馬に劣る。速いラップを継続して刻むのが得意なのであり、スローに落として瞬発力勝負になったら分が悪いのである。妹のダイワスカーレットも同じタイプであったな。

 

相変わらず・・・どんなレースでも「スローだと前有利」「ハイペースだと後ろ有利」と言っている競馬解説者や競馬予想家は多いが、彼らは競馬のことをよく分かってない阿呆・・・、もしくは競馬ファンを洗脳させるべくわざと言ってる確信犯どもである。

 

競馬BEAT確信犯

テレビには、素人レベルの解説者もしくは確信犯の人達がいる。

 

「スローだと前有利」「ハイペースだと後ろ有利」・・・これは確かにある意味真実である。そういう結果になることも多い。しかし、色んなコースがあるのであり(例えば阪神マイルはスローでも差し有利である、中山マイルはハイペースになりやすいが先行有利である)、馬場によっても変わるのであり、どの馬にとってもそうとは限らないのであり、アンカツはメジャーエンブレムをダイワメジャーと同じタイプだと言っているのだ。

 

つまり?

 

メジャーエンブレムがハナに立てず、

道中超スローになればコケるかも?

 

ってこと。

 

この可能性を考えつつ、展開を予想したい。

 

■桜花賞2016展開予想

阪神コース立体図

お馴染み阪神マイル外回りコース。解説は必要ないかもしれんが一応解説しておく。スタートは向こう正面のバックストレッチ。3コーナーまでは約440mの直線で、先行争いするには十分の距離。しかし、テンから速いペースになることは少なくスローの瞬発力勝負がデフォルト。勝負は4コーナー手前からの上がり3F。ここからゴール前の急坂まで強烈な下りとなるのでスピードに乗りやすいのが特徴。最後に2mの坂を上ってゴール。差し馬・追込み有利のコースであり、速い上がりを使えれば位置取りはあまり気にしなくていい。

 

逃げ候補は
アッラサルーテ
キャンディバローズ
ビービーバーレル
メジャーエンブレム

先行勢は
ソルヴェイグ
ウインファビラス
ラべンダーヴァレイ

中団には
ブランボヌール
アットザシーサイド
シンハライト
デンコウアンジュ

後方から
メイショウスイヅキ
ジュエラー
レッドアヴァンセ

※抽選対象の馬は含まず。

 

注目のハナ争いであるが、スピード的にはメジャーエンブレムが抜けているであろう。問題は「何が何でも行く!」という馬がいるかどうかだ。ビービーバーレル、アッラサルーテあたりは瞬発力では分が悪く・・・行くしか法がないのだが、果たしてメジャーエンブレムとハナ争いをするかどうか?このあたりの鞍上の駆け引きも楽しみであるな。

 

ちなみに、メジャーエンブレムがクイーンCで刻んだラップは、テン3Fが34.4、1000mが57.8である。コースが違うので何とも言えんが、前走でルメールは確信を得たのではなかろうか。だとすれば、やはりメジャーエンブレムがハナ。仮に「何が何でも行く!」馬がいれば・・・ゴチ2番手か。

 

で、3パターンの展開を考えておく。

 

ハイペースになった場合と、スローになった場合と、平均ペースで流れた場合だ。

 

■桜花賞2016がハイペースになった場合

1000m57~58秒台のハイペースになった場合は、先述した通り持久力型の馬が有利。典型的持久力型であるメジャーエンブレムはそう簡単に崩れないであろう。問題は相手であるが・・・

 

人気のシンハライト、ジュエラーは瞬発力型なのである!

 

今、目からウロコが落ちた方がたくさんいると思うが、ハイペースで上がりが35~36秒台の消耗戦になった場合に、この両馬が差してくるかはハッキリ言って分からん。もちろん両馬とも総合力は高い。特にチューリップ賞のパフォーマンスを見ると、瞬発力だけじゃなく持久力にも優れているのが分かる(特にジュエラー)。しかし、前のメジャーエンブレムを捉えられるか?は別の話で、他にも前々で粘る穴馬がいるかもしれん。ウインファビラス、ラベンダーヴァレイ、キャンディバローズ、ソルヴェイグ、あたりは要注意だと思う。

 

■桜花賞2016がスローになった場合

特に、1000m通過が60~61秒台の超スローになった場合・・・これがメジャーエンブレムが負けるパターンであろう。その時突っ込んでくるのは瞬発力型の差し馬である。筆頭格がシンハライトとジュエラー。デンコウアンジュ、レッドアヴァンセ、ブランボヌール、アットザシーサイド、メイショウスイヅキあたりも穴馬として面白いと思う。

 

■桜花賞2016が平均ペースになった場合

この場合は穴が開くレースにはならんかも。実力通りでゴメンナサイか。

 

馬券を買う時には、

大概展開を決め打ちして買うことにしているのだが・・・

 

あ、そうそう。コメント欄に「昨年の桜花賞の予想見ました」という嬉しい話があったので(◎クルミナルで珍しく的中)、私も昨年の予想を見直してみたのだよ。昨年は、

 

・スロー決め打ち

・チューリップ賞組

・瞬発力型狙い

 

であった。

 

さて、今年はどうするかな?

 

いずれにせよ、軸は穴馬から行く。

 

ケツ論は日曜日。

 

メジャーエンブレム画像

 

【浅次郎のひとりごと】

マスターズで松山を待ち受ける“姿を変えたオーガスタ”

こ、今週はマスターズ(ゴルフ)も見なあかんし、金曜日は釣りに行くし、土曜日はゴルフだし、日曜日は桜花賞だし・・・ちょっと土曜の競馬は予想出来んかもしれん(馬券は多分買うけど笑)。阪神牝馬Sは引退撤回したストレイトガールが気になるな。あとメイショウマンボはもう引退させてやれ。